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SEAdLINNNG:Best of SEAdLINNNG 2020の分析


名勝負 なし
好勝負 高橋奈七永、Sareee vs.中島安里紗、藤本つかさ(5/5/17)

ビヨンド・ザ・シー王座戦:中島安里紗(ch)vs.朱崇花(6/13/20)

中島安里紗、藤本つかさvs.松本浩代、世志琥(6/26/20)

ビヨンド・ザ・シー王座戦:中島安里紗(ch)vs.世志琥(7/13/20)

@中島亜里沙vs.世志琥(1/24/20)
 中島がよしこにペースを掴ませない為の攻め立て。
 よしこが椅子を投げつけると反撃開始。
 噛み付いたりとラフ殺法を見せます。

 適切に自身の長所を押し出して構成していますね。
 
 リングに戻ると一進一退。
 中島が破壊的なストンピングにジャーマン。
 腕攻めも含めたその攻めの厳しさは特筆すべきレベルですね。

 よしこは体格で上回っているとはいえ
 もう少し何か策が欲しかったですね。

 終盤、一進一退は出来ていましたが、
 次のステップに上がることができずに
 無為の時間を費やしていた印象はあった。

 好勝負に少し届かず。

Aビヨンド・ザ・シー王座戦:中島安里紗(ch)vs.朱崇花(6/13/20)
 朱崇花が喉に足を押し当てたりと荒っぽい動きで対応。
 中島のレスリング・スタイルと噛み合っていますね。

 朱崇花は脚攻めを食らってその受け表現をしつつも
 自分の攻め味を失わないように調整出来ていて
 バランス感が実に素晴らしかった。
 リングの空間使いも良く、
 朱崇花の中でもトップ・クラスのパフォーマンスでした。

 この朱崇花に対して中島の豊かな経験も活きていて
 関係性途切れず一進一退の質を担保し続けました。

 ぎりぎり好勝負。 
 (執筆日:8/?/20)

B中島安里紗、藤本つかさvs.松本浩代、世志琥(6/26/20)
 王座戦を控えている中島と世志琥がバチバチ。
 頭部を蹴り飛ばし合って中島がダイブを決めますが、
 世志琥も一歩も引かず場外でブン回します。

 個々のアクション、タッグとしての連携技詰め込まれていますが、
 物量に飲まれないだけのそれぞれの華やかさがありますね。

 力強い松本、華麗な藤本もトップ王座戦線の2人にまったく引けを取っていなかった。

 圧倒言う間に時間が過ぎて20分の試合時間一杯まで残り3分。
 連続でダイビング技を決める等
 ここまで技がオンパレードされる中で軽く見えないための工夫を十分こらして完走。

 カットを防ぐための戦略性だけ少し物足りなかったかな、というぐらい。

 記念大会への前哨戦の位置づけもありましたが、とんでもない。
 この試合だけでも今年の女子を代表する試合に挙げられるくらい素晴らしい試合でした。

 文句無しに好勝負。
 (執筆日:9/?/20)

Cビヨンド・ザ・シー王座戦:中島安里紗(ch)vs.世志琥(7/13/20)
 ベーシックなレスリングから
 世志琥が荒っぽさを出して制すれば
 中島も華やかに動き回って挽回。

 単なるスタイル・クラッシュにするだけでなく、
 ポイントでは世志琥との相同性のある打撃を打ち込んでいるのが素晴らしいですね。

 ビンタをかまして世志琥を挑発したかと思ったら
 丸め込みに切り返したりと
 ストレートな見せ方と変則が上手く混在できています。

 更に終盤では脚狙いまで織り交ぜ、
 世志琥にペースを握らせない王者の強さを見せます。

 中島は安定しているとはいえそこまで飛びぬけていないイメージがありましたが、
 この試合の中島はワールド・クラスの輝きを放っていて惚れ惚れします。

 この中島に対し世志琥も間違いのない食い下がり方ではありますが、
 単なる格下以上の”世志琥”という存在になれるのが、
 世志琥という個性のはずでその点ではもっともっと世志琥なら出来たはず。

 最後の一押しのドラマ性が出来ればエピック・マッチでした。

 文句なしに好勝負。
 (執筆日:8/?/20)

注目試合の詳細

なし

試合結果

@中島亜里沙vs.世志琥(30分時間切れ)(1/24/20)
Aビヨンド・ザ・シー王座戦:中島安里紗(ch)vs.朱崇花(6/13/20)
B中島安里紗、藤本つかさvs.松本浩代、世志琥(20分時間切れ)(6/26/20)
Cビヨンド・ザ・シー王座戦:中島安里紗(ch)vs.世志琥(新チャンピオン!)(7/13/20)