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SEAdLINNNG:Best of SEAdLINNNG 2020の分析


名勝負 なし
好勝負 中島安里紗、藤本つかさvs.松本浩代、世志琥(8/26/20)

ビヨンド・ザ・シー王座戦:世志琥(ch)vs.Sareee(9/24/20)

ビヨンド・ザ・シー・タッグ王座戦:松本浩代、世志琥(ch)vs.ベスト・フレンズ(中島亜里沙、藤本つかさ)(10/3/20)

@中島安里紗、藤本つかさvs.松本浩代、世志琥(8/26/20)
 前回と同じく序盤からダイブを織り交ぜ飛ばしますね。

 しかし前回よりも長い試合時間に挑戦するとあって工夫が必要ですが、
 前回と違って有観客大会ということを活かして
 会場との一体感を高めて楽しませるシーンを織り交ぜていたのはナイスでした。

 女子プロ特有のセコンドの平然とした参加もありましたが、線引きはされています。

 豊富な連携技を武器にテンションを落とさずアクションを続け20分経過。

 前回の試合時間を過ぎた所でテンポを落として
 消耗感を上手く出しながらも
 全く技切れを感じさせず攻防で魅せ続ける。

 中島と世志琥の王座戦カードが鉄板なのも大きいですね。

 前回の高い壁をものともせず、SEAdLINNNGの勢いを感じさせる
 記念大会のメイン・イベントとしました。

 文句なしに好勝負。
 (執筆日:9/?/20)

Aビヨンド・ザ・シー王座戦:世志琥(ch)vs.Sareee(9/24/20)
 世志琥がリングインしたSareeeを不意打ち。
 Sareeも即座に反撃するので序盤から目まぐるしく攻防。

 表面的インパクトだけでなく、
 世志琥の上手いスリーパー使いで深みもある試合に仕上がっています。

 世志琥は今年コンディションを高く保てており、
 間と技の組み合わせ、流れ作りが素晴らしい。

 Sareeeも綺麗なジャーマン・スープレックスのブリッジに激しい頭部へのストンピング。
 荒さと綺麗さを両立させた攻めは良く、
 上手く溜めて爆発させ自分を効果的に輝かせています。

 終盤まで見応えのある攻防で、今年の他の王座戦と非類する内容。

 文句なしに好勝負。

Bビヨンド・ザ・シー・タッグ王座戦:松本浩代、世志琥(ch)vs.ベスト・フレンズ(中島亜里沙、藤本つかさ)(10/3/20)
 2回の引き分けを経て王座戦で3度目の対決。

 冒頭のフレンズのダブル・ダイブなど派手なスポットと同時に
 世志琥と中島のライバリティによる荒々しさも見せていく。

 連携技で客をのせ印象的な場面作り。
 あれだけの試合しているので安定感がありますね。

 少し物量押しになっていましたが、
 15分経過して孤立した中島相手にニア・フォールの追い込みも。
 状況を理解してしっかりとした変調でしたね。

 世志琥絡みの攻防は特に見応えがあり、
 流石団体の顔となる王者といった印象。

 一方でフレンズのコンディションが前2試合と比べると若干落ちる印象。
 藤本の場外ダウン相手へのダイビング・ダブル・スタンプが
 カメラから見て反対側で映りきらなかったりと
 細かな詰めで物足りなさがありましたね。

 前回2試合でやりつくして差別化に苦慮したものの
 単体で見れば今回もトップ・レベルの激戦でした。

 ぎりぎり好勝負。

注目試合の詳細

なし

試合結果

@中島安里紗、藤本つかさvs.松本浩代、世志琥(30分時間切れ)(8/26/20)
Aビヨンド・ザ・シー王座戦:世志琥(ch)vs.Sareee(9/24/20)
Bビヨンド・ザ・シー・タッグ王座戦:松本浩代、世志琥(ch)vs.ベスト・フレンズ(中島亜里沙、藤本つかさ)(新チャンピオン!)(10/3/20)