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Marvelous:Best of Marvelous 2019の分析


名勝負 なし
好勝負 彩羽匠vs.桃野美桜(11/3/19)

@彩羽匠vs.世志琥(5/12/19)
 世志琥がラフ・ファイトを仕掛けつつ4の字を決めたりと
 巧みに二方向から彩羽を攻め立てます。

 彩羽は少しリズムが合っていないものの
 ハード・ヒッターですので見応えは十分。

 がつがつとした攻め合いで
 両ひざを突いて平手を打ち合いシーンも良かったですね。

 激闘感あるニア・フォールでカードの期待値を満たしてきました。

 好勝負に少し届かず。

A彩羽匠vs.神童ミコト(6/23/19)
 一部を除いて彩羽の圧倒的ドミネイト。

 蹴りやサブミッション。
 技の重さは言うに及ばず、
 それ以外の表現も優れていて
 彩羽にドミネイトさせれば世界トップ・クラスですね。

 そしてスカッシュ・マッチで終わらず
 ミコトのリアルに気持ちが折れない、という点が
 見せ場の一つになるのは全女からの流れ。

 ミコトのロー・キックで彩羽が軽く脚を痛める展開を見せつつ、
 それがギブ・アップに絡むレベルにまで無理に譲歩しなかったのも良かった。

 まあまあ良い試合。 

B彩羽匠、高橋奈七永、Sareee vs.神童ミコト、星月芽依、Maria(7/22/19)
 3期生が直談判してメイン・イベントでの挑戦が実現。

 しかし試合が始まるや彩羽がハイ・キック一閃からパワー・ボムで
 他の4人出ることなくカウント3で終了。

 もう1回やるパッションあるのか、と奈七永投げかけ、そのまま再戦することに。

 この前振りがなくても圧倒的な実力差を共有していますが、
 それぞれ彩羽、奈七永、Sareeeがそれぞれの形で3期生を試していきます。

 3期生のムーブは限られていますが、
 不格好さがありつつも躍動感を増して
 誤爆やトリオ・ワークをキーにして後半は予想以上に見応えがありましたね。

 想像以上にブックが上手く回った内容です。

 好勝負に届かずも中々良い試合。

C彩羽匠、優宇vs朱里、朱崇花(20分時間切れ)(10/21/19)
 現役一線で活躍する優良レスラーが集まった好カード。
 
 彩羽と朱里のタフウーマン同士の
 ハード・ヒット対決は見応えがあり、
 この2人のシングルを見てみたいと思わせましたね。

 朱崇花のここぞの場面での嗅覚も良かった。

 優宇もパワフルなムーブで貢献してくれましたが、
 久しぶりに見たので重量級になっていたのは少しショックだったり。

 タッグ・ワークはまだ詰める要素はありましたね。

 中々良い試合。

D彩羽匠vs.桃野美桜(11/3/19)
 桃野は怪我からの復帰戦。

 お帰りなさい、と温かく迎え入れる会場に響く彩羽の強烈な蹴り。

 6月のミコト戦で見せたドミネイトを
 更にバージョン・アップさせてきましたね。

 自分の攻めの凄さと沈黙を混ぜることでそれが引き立つことを良く分かっている。

 桃野は苦しみながらも真っ直ぐ元気に希望を見据えながら攻防。
 分をわきまえた役回りに徹していて
 彩羽の完璧な試合運びの中で踊りました。

 一つ一つムーブがはまっていて
 残り3分彩羽が胸を貸してエルボーを打たせ続けたシーンも良かった。

 圧倒的実力差があるからこそ
 日本的で女子的で、他では決して生み出せないドラマ。
  
 文句なしに好勝負。
 (執筆日:10/?/20)

注目試合の詳細

なし

試合結果

@彩羽匠vs.世志琥(5/12/19)
A彩羽匠vs.神童ミコト(6/23/19)
B彩羽匠、高橋奈七永、Sareee vs.神童ミコト、星月芽依、Maria(7/22/19)
C彩羽匠、優宇vs朱里、朱崇花(20分時間切れ)(10/21/19)
D彩羽匠vs.桃野美桜(20分時間切れ)(11/3/19)