TOP女子プロレスIce Ribbon →Ice Ribbon:Best of 2011

Ice Ribbon:Best of 2011の分析


名勝負 なし
好勝負 なし

@朱里vs.志田光(3/21/11)
 志田が運命を感じた、という煽りPVから
 清い対等な対決になるかと思いきや
 朱里が蹴りとサブミッションで優位に立ちます。
 そして今回印象的だったのは見得を切っている事。
 朱里の目指すべきエースとしての姿がそこにはありました。
 志田は必死に朱里の攻めを凌ぐという展開を技で盛り返していきます。
 今度は朱里も技を出して再び立場が逆転。
 時間としては短かかったものの
 志田のターンになった事を印象付けていたのが素晴らしいですね。
 志田がIce Ribbonならではの悲壮感ある痛がりを見せ、
 両者ダウンを上手く織り交ぜる構築手法と共にドラマチックに盛り上げました。
 中々良い試合。

AIW19王座戦:みなみ飛香(ch)vs.都宮ちい(19時女子プロレス 6/1/11)
 ちいの速攻に対し、みなみが場外に逃げると
 リングと場外でめまぐるしく攻防を繰り広げるというユニークな展開。
 ちいが入場口の段差を使ってゴングへのトルネードDDTを決めるというスポットもありました。
 全女の打ち合いと型のあるプロレスの中間、
 アクション映画の戦いで非常に斬新です。
 リングに戻ってからも都宮の撹乱殺法がネタではなくスタイルとして試合にフィット。
 相手を立たせない、ロープに振らない、といった相手の武器を押さえ込み意識があるのが良いですね。
 みなみも流れでラッシュする選手という印象でしたが
 今回は1つのスポットで主張できており成長を感じます。
 そしてそれ故にちいと無駄なくスイングしている。
 好勝負に少し届かず。

B豊田真奈美vs.つくし(8/21/11)
 豊田が特にいつもと変わらずダイブなどを披露。
 だからこそ定番を利用して分かりやすく攻守を切り替える事が出来ています。
 しかし特別な試合という訳ではない。
 豊田が潰しにかかるような態度ではなく
 つくしも練習したミサイル・キックを4連発打つがそこに戦いとしての意味はない。
 段階付けで時間を稼いで多くの技を使っただけ。
 カードの特殊性を何ら面白さに昇華できていないファン・マッチです。
 悪くない試合。 
(執筆日:12/11/11)

注目試合の詳細

なし

試合結果

@朱里vs.志田光(3/21/11)
AIW19王座戦:みなみ飛香(ch)vs.都宮ちい(新チャンピオン!)(19時女子プロレス 6/1/11)
B豊田真奈美vs.つくし(8/21/11)