TOP女子プロレスIce Ribbon →Ice Ribbon:Golden Ribbon 5/5/11

Ice Ribbon:Golden Ribbon 5/5/11の分析


名勝負 なし
好勝負 なし

約2時間5分です。

@1回戦:りほ、菊タローvs.安藤あいか、矢郷良明
 矢郷はハードボイルドであって欲しいものだけど・・・。
 矢郷の理解しがたい変調のアピール・ファイトと
 菊タローのセクハラ・ネタだけでまともに戦いはないまま5分時間切れ。
 じゃんけん裁定で決着です。
 ひどすぎる試合。

A1回戦:新田猫子、大石真翔vs.みなみ飛香、大家健
 新田の動きがひどい。
 受身も取れず技もかろうじて決めている程度。
 みなみと大石は男女対決にも関わらず普通に攻防しすぎ。
 試合時間が2分なんて短すぎますね。
 もう1,2分使ってそこにストーリーを作るべき。
 最後の大石の逆転丸め込みはフィニッシュとして素晴らしいが、
 新田がもう1試合すると考えるととんでもなく最悪です。
 ひどい試合。

B1回戦:怨霊、たま子vs.くるみ、入江茂弘
 たまこは新田よりひどい。
 何も出来ない状態でリングに上がらされて、何をすれば良いのかと困惑しているだけ。
 仮にたま子に1円もギャラが入らなくてもこれを客の前で見せてはいけない。
 無償の学芸会だってもう少し練習の痕跡があるものです。
 ゴミ箱に捨てたくなるようなひどすぎる試合。
 じゃんけんはたまこが空気を呼んで後出しで負けました。

C1回戦:真琴、澤宗紀vs.内藤メアリ、THE101
 内藤はエア演奏をポーズの一環としてするならまだしも
 戦いを止めてまでしたならそれは只のネタである。
 最悪のネタである。
 そして澤も101もそこに批判的精神を持っていないのは何故。
 ひどすぎる試合。

D星ハム子、宮城もちvs.松本都、成宮夏希
 こちらも低レベルなアピールに走る一同だが
 少なくともアピールに向けて流れを軽くなりとも作ろうという意識がある。
 だからましと言いたい所なのだが、
 アピールのせいで試合が余りに滅茶苦茶で、
 また攻防を主軸に持ってきても試合運びに道筋がまったくない。
 ひどすぎる試合。

E準決勝:新田猫子、大石真翔vs.安藤あいか、矢郷良明
 規律のないタッグの見せ方は精度が低く、
 安藤のお色気に落ちた大石の頭を矢郷がはたくというお笑いネタが最大のスポット。
 時間切れが迫っている中でもマイ・ペースにグダグダな攻防を続け・・・。
 ひどすぎる試合。

F準決勝:真琴、澤宗紀vs.くるみ、入江茂弘
 ようやく普通に攻防を始めるトーナメント・マッチ
 しかしギアがまったく上がらず見所がないという意味ではまともにやった価値がない。
 ひどすぎる試合。

GJWPジュニア& POP王座戦:花月(ch)vs.都宮ちい
 一つ一つ間を持って見せれる程に
 花月は練習量を積んでいる事が分かります。
 ちいの良さを出そうという意図は見えません。
 自分の試合を粛々としそれについてこれないなら捨て置くという向かい方です。
 これに対しちいは何もする事は出来ず、
 花月のレベルに都宮が試合を通して全然近づけなかった内容。
 これでは終盤にニア・フォールを見せても白々しい。
 少し悪い試合。

H決勝:真琴、澤宗徳vs.新田猫子、大石真翔
 猫田は猫じゃらしネタを始め、
 澤は不必要にブラをつけて出てくる。
 真琴は新田が相手で受身になる事なく技の羅列。
 大石は目立たず。
 決勝という事で試合時間は5分ではなく10分だが、それを恨めしく思う。
 このトーナメントの他の試合と同じく中身がない。
 ひどい試合です。

Iインターナショナル・リボン・タッグ王座戦:さくらえみ、Ray(ch)vs.朱里、志田光
 いきなり会場を使った乱闘を始めるが
 荒っぽさを見せるならそれこそ朱里、志田の蹴りに任せれば良い事。
 只観客に媚を売っているだけです。
 リングに戻って志田が孤立するも、
 そこからタッチに至るまでの流れを描かないのは女子の甘さ。
 終盤は志田xRayも朱里xさくらも
 時間を稼ぐためだけの微妙な攻防でしかない。
 カードからするとちゃんとした物になるかと思ったけど・・・。
 悪い試合。

JICEx60王座戦:藤本つかさvs.つくし
 藤本は定番通り低年齢に対して厳しく当たりますが
 それは藤本のカラーに合ってないんだよね。
 優しいお姉さんとして試合を成立させるために動いている感が強い。
 そのため勝敗というものに対する本気度を感じ取る事は出来ない。
 つくしも出来るときと出来ないときで動きの精度がはっきり分かれる。
 出来るときには身体が動くままに勢い良く攻めるけれども
 出来ないときには相手に受けてもらって技を披露している感が強い。
 後楽園メインとして試合を作るための
 構築努力、成果は評価されるべきものだけど
 Ice Ribbonという世界観であっても
 この試合にリアリティーを感じる事は出来なかった。
 最後は見るからに当たりを浅くしたビーナスシュートで決着。
 平均レベル。

総評 
 本トーナメントは見ていてディスクを割りたくなりました。
 実に不愉快なレベルのプロレス群です。
 (執筆日:10/13/11)
DVD Rating:☆☆☆☆☆

注目試合の詳細

なし

試合結果

@1回戦:りほ、菊タローvs.安藤あいか、矢郷良明(時間切れ→じゃんけん)
A1回戦:新田猫子、大石真翔vs.みなみ飛香、大家健
B1回戦:怨霊、たま子vs.くるみ、入江茂弘(時間切れ→じゃんけん)
C1回戦:真琴、澤宗紀vs.内藤メアリ、THE101
D星ハム子、宮城もちvs.松本都、成宮夏希
E準決勝:新田猫子、大石真翔vs.安藤あいか、矢郷良明(時間切れ→じゃんけん)
F準決勝:真琴、澤宗紀vs.くるみ、入江茂弘
GJWPジュニア& POP王座戦:花月(ch)vs.都宮ちい
H決勝:真琴、澤宗徳vs.新田猫子、大石真翔(優勝!)
Iインターナショナル・リボン・タッグ王座戦:さくらえみ、Ray(ch)vs.朱里、志田光
JICEx60王座戦:藤本つかさ(ch)vs.つくし