Ice Ribbon:Vol.270 3/5/11の分析
名勝負 | なし |
好勝負 | なし |
Vol.269と同梱。
約45分。
@宮城もちvs.新田猫子
基礎の基礎から入って
そこから何もステップ・アップしないまま
宮城が腹を押し付ける攻撃をしたりしてグダグダ。
ひどい試合です。
Aみなみ飛香vs.つくしvs.りほ
ダウン状態からの不意打ちカウンター、
みなみが傍観してのりほvs.つくし、
3人目が加わっての技と各シーンに
何を行うのか決め、そのアイディアを出しているのは良いですね。
しかし序盤は同時進行で考えられない苦肉の策である事が見え見えだし、
中盤は今そんな事やる必要があるのか疑問を抱かせる攻防です。
終盤はそれなりに面白いが、表面的に3ウェイなだけ。
少し悪い試合。
B小笠原和彦vs.都宮ちい
小笠原の受けている姿、表情がひどい。
ちいの打撃を耐えて一発で止める、という方法を
只繰り返すだけの試合内容なのでずっと足を引っ張ります。
天龍を素人にして20歳歳とらせたらこんな感じになるかな、という印象。
ひどい試合。
Cさくらえみvs.Ray
それぞれ一方的な攻めを1回行って時間を潰す手抜きな展開。
打撃が浅いRayと違って
さくらがしっかりした打撃、サブミッション、客のせをするので
それに客もRawも引っ張られて少しは熱を帯びましたね。
終盤はお互いの攻防の見せ方の違いを利用し、そのまま盛り上げた形。
悪くない試合。
Dトライアングル・リボン王座戦:藤本つかさvs.真琴vs.志田光
かわし合い、防ぎ合い。
ロープを使って行なうものもその場で動かないものも
頭で考えずに体で動けるようになった。
だからこそ藤本が優位に試合を進めようと姦計を張り巡らせるストーリーを見せながら
豊富な3ウェイ・スポットを披露する事が出来ています。
藤本と志田が真琴にダブル・ミサイルと思わせつつ
藤本が志田にだけ先にやらせ、志田にミサイル・キックを打ったシーンや
志田が真琴にアーム・バーを決め、カットにきた藤本にもアーム・バーを決めたシーンなどが面白かったですね。
ただしカットが多くなる終盤においては
取りあえず動いとけ、と創造性は落ちていて、
技の精度が落ちる場面なども見られました。
いつもよりめまぐるしく、頭を使っていたとはいえ
合計8分に満たないのですから最初の完成度を最後まで貫いてほしかったですね。
Ice Ribbonにおいて3ウェイの一つの到達点ではあるだろうけれども
まだこの到達点ではIce Ribbonというジャンルの域を超えない。
しかしトライアングル王座を設立して頻繁に3ウェイを行っているように、
かつてのIWA-MSのように3ウェイという形式を
現在において一番追及しているのはこのIce Ribbonであることは間違いない。
今後も切磋琢磨して欲しいですね。
平均的な良試合。
総評
メインは2011年最も面白かった3ウェイです。
3ウェイ自体がほとんど行なわれていないからという事情もありますけどね。
しかしこの1試合のために2500円払う価値があるとは言えないですね。
ニコニコ動画のアイスリボンchがもっと充実してくれれば良いのですが。
(執筆日:12/13/11)
DVD Rating:★☆☆☆☆
注目試合の詳細
なし試合結果
@宮城もちvs.新田猫子Aみなみ飛香vs.つくしvs.りほ
B小笠原和彦vs.都宮ちい
Cさくらえみvs.Ray
Dトライアングル・リボン王座戦:藤本つかさvs.真琴vs.志田光