TOP女子プロレスIce Ribbon →Ice Ribbon:KAZENINARE Vol.189 6/5/10

Ice Ribbon:KAZENINARE Vol.189 6/5/10の分析


名勝負 なし
好勝負 なし

約1時間30分です。

@市井舞vs.くるみ
 くるみという低年齢の新人に対して
 それを特別とするアクションが取れない市井。
 少なくとも相手の技に受ける、という選択肢をするか、しないかの二択ぐらいは考えて欲しいものですが。
 ひどい試合。

A志田光vs.帯広さやか
 帯広は意思疎通が出来ない。
 それを志田が緊張感と柔軟性をもって向かいあわなければならない、と考えたなら面白いのですが。
 何の化学反応も起きないまますんなり志田完勝という結末に達する。
 悪い試合。

B真琴、みなみ飛香、安藤あいかvs.松本都、星ハム子、都宮ちい
 3人同時に動くスポットは雑で絵になっていませんが、
 テンポ良く個々が見せ場を作っていくスタイルはトリオの王道ではあります。
 松本側はリーダーが松本のせいでトリオとしての見せ場がどうしても踊りに偏るが
 都宮がみなみ相手にちゃんとした攻防の手数を稼いで救済しています。
 少し悪い試合。

C#1コンテンダーズ・ハードコア・マッチ:王子ミッキー、夏樹☆太陽vs.趙雲子龍、松本浩代
 夏樹はこんな相手で本領のスピードを出せず。
 松本はいつも通りもっさりで、
 ミッキー、趙雲は男同士でさえたいした見せ場を生み出せない。
 ひどいミスこそないもののそれをダラダラやった所で何の価値があるのか。
 アイスリボンは弱い部分もあるけどそれ以上に独自の魅力があるって団体でしょう。
 弱みも強みも潰して時間だけ稼ぐなら他団体のどうでも良いアンダーカードと同じです。
 ハードコア・マッチという事で密度の落ちた延長戦の中で
 ラダー上からのハリケーン・ラナがありましたが、それが何か?
 悪い試合。

DICEx60王座戦:さくらえみ(ch)vs.藤本つかさ
 さくら相手だと藤本の打撃は軽いですね。
 その軽い蹴りによってさくらが脚を痛めるという展開を取るのだから白々しい。
 終盤も大技をばら撒いているだけで改善は見られず。
 悪い試合。

Eしもうま和美vs.牧場みのり
 どちらが高橋のパートナーかを決める試合。
 安直にブル・ファイターを組ませただけかと思いきや
 牧場が予想以上の活躍を見せてくれました。
 ブル・ファイターとしてどう試合を運べば良いか理解しており、
 キャリアの浅い選手らしく同じ技を連発する一方で、
 それが相手を潰す上で効率的に働くように他の技につなげている。
 まだ身体が出来ておらずしもうまを持ち上げれないので、
 終盤は盛り上げ切れなかった部分はあったものの、
 この試合の努力とその成果は賞賛に値する。
 平均レベル。

FICEx60王座戦:さくらえみ(ch)vs.つくし
 さくらの奇襲からハイ・テンポなスタート。
 コーナー上の相手に潰すようにダイビング・クロス・ボディという斬新な技を決めたりと
 つくしがどんな技でさくらを追い込んでくれるのか気になってくる攻防です。
 つくしは無理と見るやすぐに切り替えるのが良いですね。
 3分しかないものの藤本の試合よりも濃密な内容。
 悪くない試合でした。

 みなみが試合後王座挑戦をアピール。

総評
 セミ、メインでアイスリボンならではの頑張りが見られるも
 メインは3分しかないしいまいちですね。
 (執筆日:11/1/11)
DVD Rating:☆☆☆☆☆

注目試合の詳細

なし

試合結果

@市井舞vs.くるみ
A志田光vs.帯広さやか
B真琴、みなみ飛香、安藤あいかvs.松本都、星ハム子、都宮ちい
C#1コンテンダーズ・ハードコア・マッチ:王子ミッキー、夏樹☆太陽vs.趙雲子龍、松本浩代(15分時間切れ→3分時間切れ)
DICEx60王座戦:さくらえみ(ch)vs.藤本つかさ
Eしもうま和美vs.牧場みのり
FICEx60王座戦:さくらえみ(ch)vs.つくし