TOP女子プロレスIce Ribbon →Ice Ribbon:Furure Star 4/28/07

Ice Ribbon:Furure Star 4/28/07の分析


名勝負 なし
好勝負 なし

これまでのマットではなくリングを使うFuture Starというブランドの旗揚げ戦。

@りほ、ホノvs.牧場みのり、聖菜
 たった4年だが10代の4年間は大きい。
 りほはまだドタバタしているし、
 色々アイディアを抱えているが、それを実行するのにかなり無理がある。
 低年齢プロレスの中でも最低限満たすべき体格というものはありますね。
 ホノは普通にコーナー上からムーンサルトを決めていたのは驚き。
 只それが出来るならサード・ロープ、セカンド・ロープ、トップ・ロープと
 ムーンサルトを3連発しないのでトップ・ロープからのムーンサルトだけ使っていれば良い。
 みのりは今と同じで体格が良いものの
 ここまで低年齢だとみのり自らわざと受けてやる必要がありかなり損している。
 聖菜は地味だが控えでちゃんと声を出しているのは良いですね。
 余りに年齢が低すぎても成立しないものですね。
 ひどい試合。

Aランジェリー武藤vs.真琴
 真琴は虚弱ギミックとはいえそのままマイナスとして見せるなら
 それを言い訳にした醒めた笑いでしかない。
 最後は4の字をかけたつもりが逆にかかってしまって決着。
 ひどすぎる試合。

Bあいか、ひなた、きのこvs.さくらえみ、石井美紀
 あいか、ひなたの引退試合。
 といっても低年齢でそんな重みもないし、
 仲間との感情的な結びつきはあるので卒業という言葉の方がしっくりくる。
 一部で使われていましたがこれは全て卒業で統一した方が良いですね。
 試合はさくらが抜群の仕事。
 低年齢が活躍できるようバランスを考えて試合をしています。
 石井はいまいちで1vs.3でも良かったんじゃないと思ってしまいますが。
 そうれなれば石井をCに送り込んでさくらが2試合する必要もないしね。
 まあ2試合するからといってCはそう負担のかかる内容ではないですけど。
 ひなたのジャーマンで終わり、最後の試合としてはくいが残らないものだったと思いますよ。
 少し悪い試合。

きのこが答辞を送り、その後さくらがライブで歌って送り出す。

Cミスター雁之介、さくらえみvs.大家健、みなみ飛香
 雁之介、大家が何の意味もない凡庸な戦い。
 アイスリボンでドラゴン・スープレックスを連発し、
 それを気合で起き上がるなんてどうかしている。
 みなみは技への持って行き方が他よりも分かっている。
 男と混ぜて成長させるのも手だけど少なくとも雁之介、大家は適切じゃない。
 悪い試合。

 雁之介が大家とみなみの交際を認めないといいつつ、
 最後はみなみの真剣な思いを認めるというやり取り。

D伊藤竜二、リボン高梨vs.トウ・ゴー、趙雲子龍
 高梨とトウ・ゴーことディック東郷がじっくり魅せてきます。
 この2人が補佐するのでベースはしっかりしている。
 中核にすえられた伊藤X趙雲は粗いが、
 伊藤の動き自体は良いし趙雲のハードコアな攻防はインディーらしさが出ていて悪くない。
 少し悪い試合。
 
E希月あおいvs.日向あずみ
 希月はとてもメインの顔とは思えませんが、
 JWPの日向と当てられる程の打撃、体重がある選手が当時はいなかったんでしょうね。
 試合はバランス良くポイントを抑えている。
 技を打つときは体を大きく広げているし、
 根性を試す打撃を要所で押さえている。
 また女子プロ的連続技もある。
 希月もちゃんとカウンターで対抗して試合が適切に進んでいきます。
 しかし終盤からついていけない場面が出てきます。
 日向が慌てずそれも含めて追い込みましたが、
 希月の反撃が何もないまま終わったので結局盛り下がる。
 しかもこんな情けない敗北にも対し、
 希月は何もコメントをしないままあっけらかんと大会を締めるマイクに入る。
 これはだめですね。
 少し悪い試合。

総評
 リングを初めて使うという試み云々の前の問題か。
 微妙な内容。
 (執筆日:12/29/10)
DVD Rating:☆☆☆☆☆

注目試合の詳細

なし

試合結果

@りほ、ホノvs.牧場みのり、聖菜
Aランジェリー武藤vs.真琴
Bあいか、ひなた、きのこvs.さくらえみ、石井美紀
Cミスター雁之介、さくらえみvs.大家健、みなみ飛香
D伊藤竜二、リボン高梨vs.トウ・ゴー、趙雲子龍
E希月あおいvs.日向あずみ