ChocoPro:Best of ChocoPro Season Four 2020の分析
名勝負 | なし |
好勝負 | なし |
@アイ・クイット・マッチ:クリス・ブルックス、水森由菜vs.さくらえみ、ルル・ペンシル(ChocoPro #63 11/11/20)
ルルはプロレス技能的には厳しいものがありますが、
絶対にあきらめないキャラを軸に
この試合ではコミカル・レスラーから一歩踏み入った活躍を示しています。
ルルをテープで縛り、目の前でルルの帽子を痛めつけたりと
様々な方法でルルを追い込んでいきます。
その見せ方、アイディア量は素晴らしいですね。
弱みではなく強みで勝負するChocoProらしさが出ています。
ペンシル・アーミー・ギミックの中でさくらえみもやや緩かったものの
それでも後半になると気を引き締めなおして
ChocoProの終盤シチュエーションで盛り上げ。
最後のドラマチックなフィニッシュは
まさにルールの盲点をついたもので良かった。
少し長すぎるもののギミック・マッチを上手く表現しました。
好勝負に少し届かず。
Aバリヤン・アッキ、駿河メイvs.さくらえみ、米山香織(ChocoPro #71 12/5/20)
米山は完全にコミカル・キャラになっていて
突然椅子取りゲームを始めるのはどうかと思いますが、
彼女の粗い動きをアッキがしっかり受け手としてサポートして輝かせています。
アッキ自身もカウンターで自らを十分にアピール。
アッキ、めいのタッグ・ワークは飛び切り。
ロープがなく控えと場との距離が短いChocoProこそが
ハイスパート・タッグの世界最先端とも言えます。
パートナーと鏡合わせで動いたりと
益々完成度が高まっています。
さくら、米山のタッグとしての動きも意外に良かったです。
一部ディティールに不満の残る所はあり、
課題もありましたが、素晴らしい試合でした。
好勝負に少し届かず。
Bクリスマス・デス・マッチ:アントニオ本多vs.ルル・ペンシル(ChocoPro #74 12/25/20)
壁に張ってあるツリーのタペストリーにくじが付いていて
それを取るとプレゼントがもらえて中の物を凶器に使える試合形式。
片言英語やプレゼントをネタにゆるーくやっていますね。
誉め言葉としても批判としても身内のお遊びという表現が適切。
悪くない試合です。
Cブライアン・アッキ、駿河メイvs.佐藤光留、水森由菜(ChocoPro #74 12/25/20)
アッキ、メイ、水森の間の攻防は鉄板です。
ChocoProならではのスリリングさで圧倒されます。
今回はここに佐藤が加わります。
ハードな蹴りにアッキの普段のChocoProでは見せれない一面が見れたり、
またメイに対する強烈な追い込みはドラマチックな展開を付け加えられています。
ただ悪い面でも外様。
存在感を示しつつも踏み込み切らず、
最後は建物外に追い出されて
何とか中に入れないかとメイと鬩ぎ合う展開になっています。
これはこれで良いものの消化不良も残りました。
中々良い試合。
(執筆日:12/?/20)
注目試合の詳細
なし試合結果
@アイ・クイット・マッチ:クリス・ブルックス、水森由菜vs.さくらえみ、ルル・ペンシル(ChocoPro #63 11/11/20)Aバリヤン・アッキ、駿河メイvs.さくらえみ、米山香織(ChocoPro #71 12/5/20)
Bクリスマス・デス・マッチ:アントニオ本多vs.ルル・ペンシル(ChocoPro #74 12/25/20)
Cブライアン・アッキ、駿河メイvs.佐藤光留、水森由菜(ChocoPro #74 12/25/20)