全日本女子プロレス:Best of Joshi Disc 2の分析
名勝負 | なし |
好勝負 | なし |
約1時間35分です。
Highspots製。
@WWWA王座戦:前川久美子(ch)vs.中西百重(10/24/01)
今回唯一21世 紀から収録された試合。
前川はアジャ(表情仕草まで出来ています)、中西は豊田のスタイルを踏襲していますね。
全体の試合構築は女子プロからプロレスに近くなっています。
さてこの試合ですが
まず10分で腰攻め対脚攻めの構図を作り上げると
次の10分で柵やダイブでブーストし
20分〜30分は攻防の再利用で魅せます。
素晴らしい試合で好勝負と言いたい所ですがそれはここで終わればの話。
実はこの試合1時間マッチなんですね。
一極攻めと甚振りを切り替えて持たせようとしていましたが
完全に技術レベルで30分が限界。
同じような攻防を繰り返してダラダラとした内容になり
試合時間が進むにつれクオリティは下がって行きます。
ついでに無理矢理な感が否めない毒霧も40分前に打つのは早すぎた。
結局平均的な良試合にまで落ちました。
A決勝:北斗晶vs.アジャ・コング(11/20/94)
北斗対アジャとあってまずは緊張感のある土台を作り上げまして
その次にアジャが脚攻め。
ここまでは順調だったのですがトペ・スイシーダにいった時に
ロープに引っかかったせいか転落した時に脚を怪我してしまったんですね。
立っているのがやっとで所謂全女スタイルなんて不可能。
率直に言って試合はかなり崩れました。
しかしですよ。
アジャが泣いているんです。
それは脚の怪我からくる苦痛であり
決勝にもかかわらずこんな試合になってしまった悔しさでもありましょう。
とにかく強さを売りにしたアジャが泣きながら・・・
弱さを見せながら戦っている訳です。
北斗も脚攻めで持って試合を成立させようと奮闘している。
そこにこの試合の見所がある。
この2人の思い。
思いがね。
負傷で下げた相当分を取り戻した、とまでは言わないが少なくとも救いとなる物を生みました。
中々良い試合です。
DVD Rating:★☆☆☆☆
注目試合の詳細
@WWWA王座戦:前川久美子(ch)vs.中西百重(10/24/01)前川がいきなりウィール・キック。
起こそうとする。
中西が体勢を入れ替えジャーマン。カウント2。
前川をロープに振る。
前川がジャンピング・キックを決めカバー。カウント2。
中西をロープに振りショルダー・スルーを狙う。
中西は着地すると蹴りもぎりぎりで避ける。
仕切り直し。
前川が力比べを要求。
応じてきた中西の顔を蹴り飛ばす。
ハイ・キックを浴びせサッカーボール・キック。
中西は起き上がるとロー・キック。
スナップ・メアから後頭部にドロップ・キック。
もう1発。
顔面にドロップ・キック。
前川が跳び起きる。
中西がドロップ・キック。
前川が跳び起きる。
中西がドロップ・キック。
前川は跳び起きるとボディ・アタックでロープに押し込む。
両者髪をつかみレフェリーに引き離される。
中西が組むと見せかけ腕を取る。
逃れようとした動きを利用しダブル・アームの体勢。
後ろに投げカバー。カウント2。
脚を攻め4の字を狙う。
前川は防ぐとサッカボール・キック。
ロープを使って背中を踏みつける。
スプラッシュ・マウンテンからボストン・クラブ。
中西がロープを掴む。
前川が腰を攻めボストン・クラブを狙う。
中西が丸め込みに切り返す。
カウント2で返されるやレッグ・ロック。
前川は体勢を建て直し余裕で立ってみせる。
中西はその隙を突き再び倒すとロープを使って脚を攻める。
4の字に捕らえる。
前川が何とかロープを掴む。
脚を攻める。
十分と見たかエルボーを浴びせる。
ロープに振ろうとする。
前川が防いでトラース・キック。
中西が先に回復しジャーマン。カウント2。
前川が倒れながらの蹴りを叩き込む。
もう1発。
10分経過。
ボストン・クラブに捕らえる。
中西がロープを掴む。
前川がロープに走り顔面にジャンピング・キック。
側頭部にジャンピング・キック。
もう1発。
ボストン・クラブに捕らえる。
ロープに這いよられるも中央に戻す。
中西が再び這ってロープを掴む。
アルゼンチン・バック・ブリーカーを狙うも上手くも持ち上げられない。
ならばとパワー・ボムを決める。
蹴りを放ちロープに走る。
ランニング・ハイ・キックへ。
中西は避けると同時にショルダー・スルーを決めて場外に落とす。
三角跳びでスプリングボード式クロス・ボディを決める。
柵に何度もぶつける。
ブレーン・バスターを決めリングに戻る。
前川は何とか起き上がるとリングに入る。
中西はスライディング・キックで落とすとムーンサルト。
リングに戻すとミサイル・キック。
もう1発。
4の字に捕らえる。
前川がロープを掴む。
前川の脚をロープにかけると脚にドロップ・キックを決める。
レッグ・ロック。
前川が殴りつけて逃れる。
20分経過。
前川がもう1発パンチを叩き込むも崩れ落ちる。
それでも中西より先に起き上がりハイ・キック。
中西をコーナーに振る。
前川がコーナーに駆け上がりムーンサルト。カウント2。
コーナー上へ。
前川がハイ・キックで叩き落す。
柵に振ろうとする。
中西が振り返し柵にぶつける。
テーブルの上に持っていくとパイル・ドライバーを狙う。
前川がリバース・スープレックスに返す。
柵に何度もぶつける。
リングに戻ると三角跳びで場外ダイブを狙う。
前川が素早くリングに戻ったので体勢を崩しセカンド・ロープ上で動きが止まる。
前川がそこを捕らえジャーマン。
ロープに固定しハイ・キックを放っていく。
そして顔へのジャンピング・キック。
もう1発。
中西が崩れ落ちる。
前川は後を追うと回し蹴り。
リングに戻すとコーナーに振る。
中西がコーナーを駆け上がりムーンサルトへ。
前川は潜り抜けると着地した中西に毒霧を放つ。
前川は避けると張り手からジャーマン。カウントは2。
腕をぶんぶん回してロープに走る。
前川は中西を打ち上げると崩れながらも着地した所に払い蹴り。
顔面へのジャンピング・トラース・キックでカバー。カウント2。
ウィール・キック。
もう1発決めカバー。カウント2。
中西を起こそうとする。
中西が不意をついてジャーマン。
前川がスピン・キックへ。
避けられるも2段目へ。
中西は受け止めるとジャーマン・スープレックス・ホールド。カウントは2。
ミサイル・キックへ。
しかし避けられ自爆。
腰を強く打ち付けてしまう。
前川がボストン・クラブを狙おうとする。
中西が事前にロープに逃げる。
前川がアルゼンチン・バック・ブリーカー。
前に落とすと同時に腰を蹴り上げる。
もう1回決める。
ロープ際に留まろうとする中西の腰を蹴りつけてから中央に持ってくる。
ボストン・クラブを狙う。
もがく中西を踏みつけるとボストン・クラブ。
中西がロープを掴む。
前川は中央に持ってくるとキャメル・クラッチ。
逆さにして締め上げる。
30分経過。
中西は反転させて逃れるとレッグ・ロック。
前川の頭部をマットに叩きつけるも力なく倒れる。
前川が中西を起こそうとする。
不意の攻撃を受けるもビッグ・ブーツで蹴り倒す。
コーナーに乗せ逆さ吊りにすると腰に蹴りを放っていく。
中西が体勢を起こし抵抗。
前川は蹴りを入れるとコーナー上へ。
中西は殴り落とすとミサイル・キック。
ジャーマンを決めるもカウントは2。
コーナー上へ。
前川が捕らえスーパープレックスを狙う。
中西が抵抗し前川を押し落とす。
前川がコーナー上に戻り蹴りを放つ。
そしてスーパープレックス。
中西を落とすと柵に腰からぶつけていく。
顔にビッグ・ブーツ。
リングに戻る。
何とかリングに戻ってきた中西に毒霧を放つ。
ウィール・キックを決める。
もう1発。
カバーするもカウントは2。
起こして踵落としを放つ。
中西は避けるとインサイド・クレイドル。カウント2。
前川が踵落としを放っていく。
中西はことごとく避けるとエルボーを決める。
しかしそこで一息ついたところに前川が踵落とし。
カバーするもカウントは2。
中西はぐったりしている。
前川は余裕の表情。
中西が意表をついて跳びかかって丸め込みレッグ・ロックに捕らえる。
前川が慌ててロープを掴む。
中西がバックを取る。
前川が下にすり抜けると同時に蹴りを放つ。
中西は受け止めるとレッグ・ロックへ。
前川がその動きに沿ってカバーの体勢に持っていく。
中西はカウント2で返すとそのままレッグ・ロック。
前川がロープを掴む。
中西がジャーマンを決めるもカウントは2。
ダイビング・ボディ・プレスもカウント2。
もう1発決める。カウント2。
3発目へ。
前川が両膝を立てて迎撃するも脚が痛む。
中西は先に起き上がると前川を起こそうとする。
前川が不意をついて踵落とし。
40分経過。
中西は先に起き上がるとインサイド・クレイドルからレッグ・ロックに持っていく。
前川が何とかロープを掴む。
場外に転がり出た前川の後を追うとジャーマン。
もう1発。
リングに戻し起こそうとする。
前川が不意をついてハイ・キック。
中西はふらつきながらもドロップ・キック。
コーナー上へ。
前川が捕らえようとする。
中西が殴り落とす。
前川が起き上がりビッグ・ブーツ。
更にハイ・キック。
コーナーに登っていく。
中西はヘッド・バッドで落とすとミサイル・キック。
前川は起き上がって吼えると踵落としへ。
中西が避けインサイド・クレイドル。カウント2。
ジャーマンを狙う。
前川が下にすり抜け蹴り上げる。
コーナーの中西にランニング踵落とし。
コーナー上へ。
前川が捕らえて雪崩式っドラゴン・スープレックスを狙う。
抵抗する前川の後頭部にヘッド・バッドを決める。
前川も抵抗し蹴り落とす。
中西にミサイル・キックを決めるもカウントは2。
ハイ・キックを放つ。
避けられるも2段目へ。
中西は避けるとバック・スライド。カウント2。
ロープに振ろうとする。
前川が防いでトラース・キックへ。
中西は避けるとドラゴン・スープレックス。カウントは2。
ハリケーン・ラナもカウントは2。
ジャーマン。
もう1発。
3発目を決めブリッジ。カウントは2。
ハリケーン・ラナを狙う。
前川は後ろにそらす形で落とす。
腰にヘッド・バッド。
腰にダイビング・ヘッド・バッド。
ボストン・クラブに捕らえる。
中西が何とかロープを掴む。
ロープに振るとトラース・キック。
ボストン・クラブに捕らえる。
50分経過。
より移動しにくい形に移行。
中西が最後の力を振り絞ってロープに這っていく。
前川は先に根負けして離すと場外に蹴り落とし腰にスピン・キック。
ブレーン・バスター。
テーブルの上に移動する。
踵落としを決める。
エプロンに移動させ踵落とし。
リングに戻すとコーナーに振り踵落とし。
中央に持って行き踵落としを狙う。
中西が避けドラゴン・スープレックス。カウント2。
起き上がった前川にエルボー。
カバーするもカウント2。
ロープに振ろうとする。
前川が防いでトラース・キック。
もう1発決めカバー。カウント2。
コーナーに振る。
中西がコーナーを駆け上がり振り向き様にサンセット・フリップ。カウント2。
ドラゴン・スープレックス。カウント2。
もう1発決めるもホールドできず。
残り5分。
中西がエルボー。
前川がハイ・キック。
中西がエルボー。
前川がハイ・キック。
中西がエルボー。
前川がハイ・キック。
中西がロープに走りエルボー。
ロープに走りハリケーン・ラナへ。
前川は前に落とすとカバー。カウント2。
回し蹴りへ。
避けられるも二段目がヒットしカバー。カウント2。
ハイ・キックへ。
中西は避けるとドラゴン・スープレックス。カウントは2。
前川が蹴りへ。
中西は避けるとコーナーに駆け上がる。
前川が素早く後を追い捕まえる。
エレクトリック・チェアーの体勢に。
中西がサンセット・フリップに切り返す。カウント2。
前川を起こそうとする。
前川がハイ・キック。
もう1発狙う。
避けられるも踵落とし。
カバーするもカウント2。
もう1発決めカバー。カウント2。
3発目を狙う。
中西が避けスクール・ボーイ。カウント2。
ロープに走りハリケーン・ラナへ。
前川が潰してカバーの状態に。カウント2。
前川がウィール・キック。
もう一発。
カバーするもカウント2。
残り1分。
中西をコーナーに振りビッグ・ブーツ。
踵落としへ。
中西は避けるとドラゴン・スープレックス。カウント2。
もう1発。カウント2。
ジャーマンもカウント2。
ハリケーン・ラナを決めるもゴングが鳴る!
60分時間切れで引き分けになる!
A決勝:北斗晶vs.アジャ・コング(11/20/94)
アジャが張り手。
北斗も張り返す。
握手を交わし試合開始。
アジャはロープに押し込むもクリーンに離れる。
北斗がバックを取りタイガー・スープレックス。カウント1。
ロープに振りスピン・キックを放つ。
アジャが受け止めレッグ・ロック・バック・ドロップ。
コーナーに振りクローズライン。
ボディ・スラムからカバー。カウント2。
チン・ロック。
ネック・ハンギング・ツリー・ボム。
エルボー・ドロップからカバー。カウント2。
チン・ロック。
北斗がロープを掴む。
アジャが北斗を担ぎロープの上に落とす。
ブレーン・バスターからカバー。カウント2。
もう1発狙う。
北斗が逃れて脇固めに捕らえる。
アジャは立ち上がると北斗を持ち上げマットに叩きつける。
仕切り直し。
北斗が脚を取る。
アジャが逃れる。
張り手の打ち合いに。
アジャが張り手を連発し押し勝つ。
パイル・ドライバーを決めカバー。カウント2。
ハーフ・ボストン・クラブに捕らえる。
脚攻め。
ハーフ・ボストン・クラブ。
北斗がロープを掴む。
アジャは北斗を持ち上げるとロープの上に落とす。
トペ・スイシーダを狙うもロープに引っかかり変な形で落ちる。
北斗がコーナー上からトペ・アトミコ。
リングに戻る。
アジャは脚を押さえて苦しんでいる。
北斗はリングに仁王立ちして待っている。
アジャが何とかリングに戻る。
北斗は容赦なく脚を蹴りつけ落とす。
アジャがリングに戻る。
北斗がレッグ・ロック。
アジャがロープを掴む。
脚へのサブミッションを決めてはアジャがロープに逃げる展開が続く。
ノーザンライト・ボムを決める。
もう1発。
カバーするもカウントは2。
起こそうとする。
アジャが不意を突いて裏拳。
北斗を起こすとブレーン・バスターへ。
崩れて脳天から落下する。
ノーザンライト・ボムを決めカバー。カウント2。
ダイビング・ボディ・プレスへ。
北斗は避けて自爆させる。
アジャが花道に転がり出る。
アジャがリングに戻る。
北斗が脚をロックして脳天から投げる。
カバーするもカウントは2。
ミサイル・キックを決める。
もう1発狙いに行く。
アジャがカウンターで蹴りを放つ。
脚が痛むも何とか経つと北斗をコーナーに乗せる。
北斗が抵抗し雪崩式チョーク・スラム。
カバーするもカウントは2。
ノーザンライト・スープレックスはカウント1。
レッグ・ロックに捕らえる。
アジャがロープに逃げる。
レフェリーのチェックが入り距離が出来る。
アジャはフェイントを入れると裏拳。
バック・ドロップを決める。
北斗を起こして裏拳。
カバーするもカウントは2。
起き上がった北斗に裏拳を放つ。
北斗は避けるとクルーシーフィックス。
アジャがロープを掴む。
北斗がノーザンライト・ボム。
もう1発。
3発目でカバーし1,2,3!
北斗の勝利!
試合結果
@WWWA王座戦:前川久美子(ch)vs.中西百重(60分時間切れ)(10/24/01)A決勝:北斗晶vs.アジャ・コング(11/20/94)