全日本女子プロレス:Classics #77 (+Toryumon X 3/19/05)の分析
名勝負 | なし |
好勝負 | なし |
1枚、約1時間55分です。
SlamBamJam製。
#77
@オール・パシフィック王座戦:北斗晶(ch)vs.風間ルミ(LLPW)(8/25/93)
北斗は背骨、膝を痛めている状況で早期決着を狙いますが
それを納得させる程の悲壮感を漂わす表現力が見事です。
風間は確かに攻めに重みがありましたが、
それは単純に体重があるからで余り褒められた事ではないですね。
試合も完全に最後まで北斗に引っ張ってもらっており、
北斗レベルでもないのに腰の痛みで動きが鈍くなり
最後は粘り負けする形のクライマックスになったのは情けない事です。
1回見せた脚へのサブミッションをもっと使っていけば良かったのにね。
中々良い試合。
試合後風間が認め、再戦する事になった北斗と神取が火花を散らす。
AWWWA王座戦:アジャ・コング(ch)vs.ダイナマイト関西(JWP)(8/25/93)
(少しカットがあるかもしれません)
アジャが蹴りを打つのですけれど
関西の方がこれと同じくらいの強度しかなく、
いきなり関西の武器がなくなるという状況。
動きに欠けるサブミッション・シーンが多いですが、
表現力がないので停滞していきます。
前半は正直微妙でしたね。
顔面キックを解禁してハード・ヒッティングが出た所でようやく上昇気流。
厳しいやりくりで何とか最低限のレベルにのせて終盤へ。
その終盤だけは他を圧倒して素晴らしかったですね。
アジャの破壊力抜群の攻めは迫力ありますし、
関西もコーナーを使う事で通天閣スペシャルを決める等武器を取り戻し対抗しました。
平均的な良試合です。
2/27/05の大会より。
@ミラニートコレクションat、松山勘十郎、エクストリーム・タイガーvs.ネグロ・ナヴァーロ、ホルヘ・リベラ、ジョー・ライダー
(カットあり)
ナヴァーロ、リベラのベテランは技術を見せれずライガー、タイゲルも動きが粗い。
ミラニートは入場だけ、松山はキャラをアピールできているがそれだけです。
ひどい試合。
A1回戦:キング・アリババ、リトル・チョロvs.バナナ千賀、パッション長谷川
巨漢アリババが試合をドミネイトしようとします。
それに張り合える程の能力は他になし。
アリババの単純な図で終わる。
悪い試合。
B1回戦:岡田和睦、大原はじめvs.TAGUCHI、堀口ひろみ
(カットあり)
多少のアピールは出来ていますが、まったく感心させる動きはなし。
悪い試合。
Cニディアvs.ゲイル・キム
(カットあり)
元WWE対決。
キムは小気味良い動きを見せていますが、ニディアはルチャを意識しすぎてドタドタ。
必殺技がないのでネック・ブリーカーであっさり終了。
悪い試合です。
D3本勝負:エル・ティグレ、アトランティス、ブルー・パンテルvs.ウルティモ・ゲレロ、タルザン・ボーイ、ヘクトル・ガルザ
ルードが仕掛けて1本目はあっさり。
余り意味のない場外乱戦から1対1.
3本目含めスター性を活かした盛り上がりだけで満足し手を抜いている内容。
悪い試合です。
E決勝:TAGUCHI、堀口ひろみvs.キング・アリババ、リトル・チョロ
こんなのがまさかのメイン。
アリババが入場時に襲いかかりそのまま支配。
このアリババをどう排除するかが唯一の見所、という簡易すぎる内容です。
わずか4分。
悪い試合です。
総評
良い試合ではあるけれどもClassicsでリバイバルするには不十分な内容。
当たり外れはなくなったのだろうけど個人的には対抗戦以前の方が好きですね。
おまけで闘龍門Xがついていましたがこちらはすかっすかの内容でした。
(執筆日:9/15/10)
DVD Rating:☆☆☆☆☆
注目試合の詳細
なし試合結果
@オール・パシフィック王座戦:北斗晶(ch)vs.風間ルミ(LLPW)(8/25/93)AWWWA王座戦:アジャ・コング(ch)vs.ダイナマイト関西(JWP)(8/25/93)
@ミラニートコレクションat、松山勘十郎、エクストリーム・タイガーvs.ネグロ・ナヴァーロ、ホルヘ・リベラ、ジョー・ライダー
A1回戦:キング・アリババ、リトル・チョロvs.バナナ千賀、パッション長谷川
B1回戦:岡田和睦、大原はじめvs.TAGUCHI、堀口ひろみ
Cニディアvs.ゲイル・キム
D3本勝負:エル・ティグレ、アトランティス、ブルー・パンテルvs.ウルティモ・ゲレロ、タルザン・ボーイ、ヘクトール・ガルザ(2−1)
E決勝:TAGUCHI、堀口ひろみ(優勝)vs.キング・アリババ、リトル・チョロ