TOP女子プロレス全日本女子プロレス:1993年〜1995年 →全日本女子プロレス:全女vs.JWP 北都激闘編!! 6/3/93

全日本女子プロレス:全女vs.JWP 北都激闘編!! 6/3/93の分析


名勝負 なし
好勝負 なし

1枚、約2時間25分です。
SlamBamJam製。

@GP公式戦:山田敏代vs.みなみ鈴香
 みなみは荒々しさを加えているものの
 付け焼刃で自己の完結したスタイルと融合できていない。
 山田は蹴りの使いどころを絞ったほうが良いですね。
 脚攻めも他との組み合わせが少々緩い所がありました。
 平均より少し上。

A北斗晶、井上京子vs.アジャ・コング、ブル中野
 ブルが京子相手にドミネイトできるほど圧力、獰猛さが戻ってきています。
 しかし逆に京子に元気が無かったという面もある。
 その上相方の北斗が体格からやられ役を任される事が多く、
 その能力を活かす機会に恵まれなかったのも残念です。
 WIN-WINの内容ではないが試合としては一定の面白さを満たしている。
 まあまあ良い試合。

BGP公式戦:豊田真奈美vs.福岡晶
 技の物量押しが基本ラインですが、
 全体的に福岡の動きの入り方など甘さが目立ちます。
 豊田がスプリングボード式ムーンサルトなど
 技を結構出して、返す事を許してあげたから一応良い試合に滑り込んでいるけれど
 福岡自体は決して褒められたものではなかったですよ。
 ついでに衣装が同じ黒でわかりにくい・・・。
 まあまあ良い試合。

Cタッグ王座戦、3本勝負:尾崎まゆみ、ダイナマイト関西(ch)vs.堀田祐美子、井上貴子
 マッチ・メイクのミスですね。
 ”強い”堀田と組まされた貴子はリングの中にいる事が多く、
 アイドル時代の能動性の無さが戻っています。
 長時間前提でまったりと行うので尾崎共々控えからの介入で魅せる事が出来ませんね。
 4通りの組み合わせの内、どれが主軸なのかも明確ではありませんね。
  
 2本目からは関西の重厚なグラウンドがベース・ラインを引き上げているし、
 攻防も繋がり、ハード・ヒットも生まれる。
 しかしそこから爆発したかというと否。
 3本目。
 貴子も良い技を出したりしますが雪崩式合体パワー・ボムを仕掛けた事で尾崎が失神するアクシデント。
 それを最大限に活かす事も出来ず
 攻めてのない泥沼のクライマックスへと突入していきました。

 良い試合である事は確かだが、
 全女で60分時間切れは無理だろう、というイメージ通りになってしまったような内容。
 平均的な良試合。

総評
 悪い試合はないので60分時間切れに惹かれたら手に入れればよいのだろうけど
 この試合から大会が構成されているから大会として成功したイメージは抱けませんでした。
(執筆日:2/11/11)
DVD Rating:☆☆☆☆☆

注目試合の詳細

なし

試合結果

@GP公式戦:山田敏代vs.みなみ鈴香
A北斗晶、井上京子vs.アジャ・コング、ブル中野
BGP公式戦:豊田真奈美vs.福岡晶
Cタッグ王座戦、3本勝負:尾崎まゆみ、ダイナマイト関西(ch)vs.堀田祐美子、井上貴子(60分時間切れ)(1−1)