全日本女子プロレス:ミッド・サマー・タイフーン真夏の髪切り衝撃波!! 8/15/92の分析
名勝負 | IWA王座戦、ヘア・マッチ:豊田真奈美(ch)vs.山田敏代 |
好勝負 | なし |
1枚、約1時間55分です。
SlamBamJam製。
@玉田りえ、長谷川智香子vs.沼田三絵美、鳥巣朱美
長谷川はファンが紛れ込んだかと思うような絶対的に練習量が足りてない段階。
沼田、朱雀はヒールが馬鹿馬鹿しいほど下手です。
玉田はドロップ・キックを無駄に数打つだけの選手。
どの選手にも成長の余地を感じさせない。
ひどすぎる試合。
Aテリー・パワー、神谷美織vs.渡辺智子、前川久美子
神谷がスタイルと関係ないのにムタ・メイクをしているのは意味不明。
テリーは技が試合の一部ではなく技として終わるし、相手2人は関心を抱かせさえしない。
ひどい試合。
Bバット吉永vs.伊藤薫
バットが自分の型で試合を先導。
しかし伊藤が受けで構築せず攻めも1シーンに固まっているので今ひとつ。
悪い試合。
C井上京子、井上貴子、吉田万里子vs.三田英津子、下田美馬、シンティア・モレノ
京子>シンティア>貴子=吉田=三田=下田といった所でしょうか。
下4人が悪くはないのだけど絶対的インパクトに欠けるためベース・ラインが固定。
京子、シンティアの個が与えられる影響も制限され、
トリオとして小さく終盤を盛り上げるだけです。
平均レベル。
Dタッグ・トーナメント決勝:ブル中野、アジャ・コングvs.北斗晶、山田敏代→詳細
ブル、アジャは夢のタッグを楽しみ連携技にも挑戦するのに対し、
北斗、山田は試合前インタビューからゴタゴタ。
好んではタッチせず相手のスタイルも認めない、
最後に否応なく連携技をするも誤爆といった感じです。
このストーリー・ラインが売りでそれは確かに素晴らしいテリングですが、
決勝から想像するような両者の激しい戦いは余り見られなかったのは残念。
決して2戦目がある山田に配慮して手を抜いたという印象は受けなかったですけどね。
中々良い試合。
EIWA王座戦、ヘア・マッチ:豊田真奈美(ch)vs.山田敏代
山田が2戦目という事で小技レベルから疲労感を付随する事に成功しています。
体力的ハンデという状況は山田の蹴りを更に輝かせていますね。
ハード・ヒット、本人の気持ちをのせるという以上に
こつこつ積み重ねて不利な状況を打開しているのが明示され、
同時に観客の気持ちものせる事が出来ています。
また小技レベルから工夫、使い場所の精錬を行っていて完成度の高さには目を見張るものがあります。
前回より激しさを更に上げ、筋道をよりはっきりとさせています。
蹴りに加えて強烈な腰攻めで山田が豊田と対等なレベルにたどり着くと後半は圧巻。
全ての技を特別扱いし、最大限に効果を上げるように使いこなしています。
それはスピードが変わろうと、終盤に向けて疲労感といったサイド・エッセンスをそぎ落として純化していっても変わりません。
完璧、完璧の一言です。
全女といわずプロレス史上に残る名勝負。
歴史的な名勝負です。
試合後のやり取りも女子プロならではの趣がありました。
総評
Highspotsのベスト版でも良いけどメインは必見。
(執筆日:9/12/10)
DVD Rating:★★☆☆☆
注目試合の詳細
Dタッグ・トーナメント決勝:ブル中野、アジャ・コングvs.北斗晶、山田敏代ゴングが鳴るなりブル、アジャが張り手を連打。
2人で山田をロープに振りショルダー・タックル。
アジャがロープに振りボディ・アタック。
ブレーン・バスターでカバー。カウント2。
山田が腹にパンチを連打。
アジャは平然と耐え自陣へ。
ブルがロープに振りラリアット。
ネック・ハンギング・ツリー。
レッグ・ドロップ。
カバー。
山田がロープに脚をかける。
チン・ロック。
ロープに脚をかけるので起こす。
ロープに逃げた山田に前腕を叩きつけて行く。
パイル・ドライバー。
カバー。カウント2。
アジャがネック・ハンギング・ツリー。
エルボー・ドロップ。
起こして張り手。
山田が打ち返し連打。
アジャが殴りつけ黙らせる。
踏みつける。
ロープに絡ませる。
スナップ・メアからチン・ロック。
ヘッド・ロック。
押し込む。
カウント2で返す山田にこぶしを打ち下ろす。
連打。
蹴り。
起こそうとする。
山田がインサイド・クレイドル。
すぐ返されるもかぶさってしがみつく。
アジャが跳ね除けロープに振ろうとする。
山田が振り返しヒップ・トス・スラム。
交代した北斗がアジャをロープに振りスピン・キック。
ロープに振りスピン・キック。
カバー。カウント1。
コーナーに上りミサイル・キック。
カバー。カウント2。
パイル・ドライバーを狙う。
アジャがリバース・スープレックスに切り返しタッチ。
ブルが持ち上げロープにぶつける。
そのまま場外に下ろすと観客席にぶつける。
リングに戻る。
北斗が木刀を手にする。
山田が使わせないぞと立ちふさがる。
北斗は諦めて手放す。
リングに戻るとタックルへ。
耐えたブルを突き飛ばす。
エルボーを打ち下ろしロープに絡め噛みつく。
交代した山田が蹴りを打ち込んで行く。
ブルが蹴り飛ばす。
山田が蹴りを連打し倒す。
脚に蹴りを連打。
脚を頭にかけレッグ・ロック。
ブルがロープを掴む。
山田がブルの脚に蹴り。
脚にレッグ・ドロップ。
脚にエルボー・ドロップ。
スナップ・スープレックスを狙う。
ブルは耐えていく。
脚を掴んで倒し変形シャープ・シューター。
自陣へ。
アジャが蹴り倒す。
蹴り。
スナップ・スープレックス。
ハーフ・ボストン・クラブ。
担ぐとコーナーに叩きつける。
ボディ・アタック。
起こすとバック・ドロップ。
カバー。カウント2。
パイル・ドライバー。
カバー。カウント2。
ボディ・スラム。
ロープに走りボディ・プレスへ。
山田がかわしタッチ。
北斗がロープに振る。
アジャがボディ・アタック。
交代したブルが担ぐ。
ボディ・リフト。
マットに落とす。
カバー。カウント2。
ジャンピング・キック。
ロープの上にのせるとラリアット。
アジャが起こしてもう1発。
起こしてロープを橋ってのラリアット。
リングに引っ張り戻しカバー。カウント2。
ボディ・スラム。
アジャがダイビング・レッグ・ドロップへ。
北斗はかわすと木刀で何度もつく。
コーナー上へ。
山田が掴みかかり邪魔をする。
ブルがアジャを振りボディ・アタックを決めさせる。
北斗、山田がもつれて場外落下。
アジャがコーナー上からダイビング・ボディ・アタック。
ブルが2人にトペ・スイシーダ。
アジャが北斗をテーブルに叩きつける。
観客席に叩きつける。
椅子をたたきつける。
15分経過。
テーブルの上にのってパイル・ドライバー。
リングに戻しパイル・ドライバー。
場外でブルが山田にヌンチャク攻撃。
アジャがカバー。カウント2。
ロープに振りショルダー・スルー。
カバー。カウント2。
ボディ・スラム。
ダイビング・バック・エルボー・ドロップ。
カバー。カウント2。
セコンドが北斗に竹刀を渡そうとするも山田が横取り。
アジャがアジャ缶を北斗に、山田に叩きつける。
北斗をロープに振りラリアットへ。
北斗はかわすとバック・ドロップ。
北斗がブルにノーザンライト・パワー・ボム。
カバー。
アジャが缶を叩きつける。
山田が入りブルにジャンピング・キック。
ロープに走り2発目。
4連発。
ダイビング・バック・エルボーでカバー。カウント2。
押さえつけると北斗がミサイル・キック。
押さえつけると山田がダイビング・キックにいくも避けられ誤爆。
アジャが北斗にボディ・スラム。
ブルが続けてダイビング・レッグ・ドロップ。
カバーするもカウント2で山田がカット。
ブルが北斗にボディ・スラム。
アジャがダイビング・レッグ・ドロップで1,2,3!
アジャ、ブルが優勝!
北斗が山田に木刀を連打。
山田をつれバック・ステージへ。
ブルとアジャは今後もタッグを組む事を約束しハグ。
ただしアジャはWWWA王座は狙わせてもらう、と言いブルも快諾。
EIWA王座戦、ヘア対ヘア:豊田真奈美対山田敏代(8/15/92)
豊田がいきなり腕を取りに行く。
ロープに振りドロップ・キックへ。
山田が同時にニール・キックを狙う。
両者つっかかって離れる。
山田が脇固めを狙う。
逃れられるもバタフライ・スープレックスでカバー。カウント2。
ボディ・スラムからカバー。カウント2。
フロント・ヘッド・ロック。
豊田は逃れるとボディ・スラム。
レッグ・ドロップを決め起こそうとする。
山田が不意をついてインサイド・クレイドル。カウント2。
豊田がロープに走りドロップ・キック。
もう1発。
バタフライ・スープレックスを決めカバー。カウント2。
ボディ・シザース。
山田がロープを掴む。
豊田がロープに走る。
山田がヒップ・トスを決めてチン・ロック。
コーナーに振りクローズライン。
ハイ・キックを叩き込んでいく。
サイド・スラムでカバー。カウント2。
豊田の脚を首にかけてレッグ・ロック。
その体勢でスイングしカバー。カウント2。
ボストン・クラブを狙う。
豊田が蹴り飛ばす。
ビッグ・ブーツを受け止めるとドラゴン・スクリュー。
ロメロ・スペシャルを決める。
ロープに振り攻撃を狙う。
山田はロープを掴んで外すと豊田をロープに振る。
回転して裏に回ろうとした豊田を前に落とす。カウント2。
コーナーに振ろうとする。
豊田が振り返しサンセット・フリップ。カウント2。
ロープに振る。
山田がビッグ・ブーツ。
ハイ・キックを叩き込んでいく。
スピン・キックが顔面にヒット。
ブレーン・バスター。
顔にも強烈な蹴りを叩き込む。
カバーするもカウント2。
ハーフ・ボストン・クラブ。
ロープに振りバック・ブリーカー。
カバーするもカウント2。
腰を蹴りつけていく。
ハーフ・ボストン・クラブ。
セカンド・ロープから飛び技へ。
豊田は避けて自爆させるとセカンド・ロープからドロップ・キック。
2発。3発。4発でカバー。カウントは2。
コーナーに乗せるとそこからバタフライ・スープレックス。
カバーするもカウントは2。
クロス・アーム・ノーザンライトもカウント2。
ムーンサルトを決めるもカウントは2。
クロス・アーム・ジャーマンもカウント2。
ロープに振るとクローズラインへ。
山田は避けるとジャーマン。カウント2。
コーナーに振りクローズライン。
コーナーに振ろうとする。
豊田が振り返しクローズラインへ。
山田は避けるとクローズラインへ。
豊田は避けるとローリング・クレイドル。カウントは2。
コーナー上へ。
山田はエプロンに突き落とすとターン・バックルにぶつけようとする。
豊田は防ぐと逆に山田をターン・バックルにぶつける。
ダイビング・ボディ・プレスへ。
山田は避けるとジャーマン。カウント2。
ドラゴン・スープレックスもカウント2。
コーナーに振りバック・ブリーカーを狙う。
豊田が後ろに逃れてタイガー・スープレックス。カウント2。
山田が不意をついて丸め込む。カウント2。
コーナー上へ。
豊田がドロップ・キックで落とすとエプロンへ。
山田が素早く登ってきて豊田をリングに投げ入れる。
豊田はエプロンの山田にドロップ・キックを決めて落とすとロープ上からムーンサルト。
リングに戻しジャーマン。カウントは2。
タイガー・スープレックス。カウント2。
ボディ・スラムからムーンサルト。カウント2。
ロープに振る。
山田が逆にニール・キックを決める。
バック・ドロップも決める。
両者ダウン。
山田が起き上がりバック・ドロップ。
2発。3発。4発。5発。
カバーするもカウントは2。
豊田がバックを取る。
山田はバック・エルボーをいれるとロープに走りスピン・キックへ。
豊田は避けるとバックを取る。
山田が逃れドラゴン・スープレックスを狙う。
豊田がすり抜け丸め込もうとする。
山田が潰してカバーの状態に持って行くもカウント2。
顔面へのダイビング・キック。
場外に転がり落ちた豊田にダイビング・クロス・ボディで追撃する。
リングに戻る。
豊田もリングに戻ろうとエプロンに上がる。
山田は豊田をコーナーに乗せると雪崩式アーム・ドラッグ。
カバーするも豊田がカウント2でブリッジ。
コップ・キラーを狙う。
豊田は後ろに着地するとオーシャン・サイクロンを狙う。
山田は逃れてコップ・キラーへ。
豊田が体を起こしてヴィクトリー・ロール。カウントは2。
オーシャン・サイクロンを決め1,2,3!
豊田の勝利!
山田が潔く椅子に座る。
豊田は自らの髪を切り頭を下げる。
もう髪は切らなくて良い、と言って暴れる。
若手が豊田を押さえつけ、関係者が山田の髪をそる。
山田と豊田が抱き合う。
試合結果
@玉田りえ、長谷川智香子vs.沼田三絵美、鳥巣朱美Aテリー・パワー、神谷美織vs.渡辺智子、前川久美子
Bバット吉永vs.伊藤薫
C井上京子、井上貴子、吉田万里子vs.三田英津子、下田美馬、シンティア・モレノ
Dタッグ・トーナメント決勝:ブル中野、アジャ・コング(優勝!)vs.北斗晶、山田敏代→詳細
EIWA王座戦、ヘア・マッチ:豊田真奈美(ch)vs.山田敏代