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アメプロ大賞2022投票C:マイレスさん


お世話になっております。
いつも楽しく記事を拝見させていただいております。
今年もアメプロ大賞に参加させて頂きます。

MVP
1位:”スピードボール”マイク・ベイリー
2位:ジョン・モクスリー
3位:ジョシュ・アレキサンダー
1位はベイリー。毎週大小関わらずどの団体でも大活躍。それを年間通してやり遂げれば文句なしのMVP。2位モクスリーは、試合クオリティは勿論のこと、アルコール依存症治療から舞い戻り、GCWのハマースタインボールルーム大会も救い、REVOLVERでは盟友サミとのスウィッチブレイズ再結成、そしてAEWではCMパンクショックの窮地、ハングマン失神のアクシデントも救いと、リング内外で象徴としての活躍を見せました。
3位はジョシュ。インディ出場は減らしたものの、インパクトの看板として大車輪の活躍を見せました。ジョシュと絡めば対戦相手が普段の倍輝きを放てるのが素晴らしい。
フィッシュやカザリアン、テイヴェン辺りがキャリアベスト級を出せたのもジョシュのおかげです。

年間最高試合
1位:”ハングマン”アダム・ペイジ(c)対ブライアン・ダニエルソン(AEW世界王座戦)
AEW/AEW Dynamite #118 1/5/2022
2位:FTR(c)対オージー・オープン(IWGPタッグ選手権試合)
新日本プロレス/Royal Quest 2 Night 1 10/1/2022
3位:FTR(c)対ブリスコ・ブラザーズ(ROH世界タッグ王座戦-ドッグ・カラーマッチ)
ROH/ROH Final Battle 2022 12/10/2022

1位〜3位は特にクオリティ、芸術性の高かった試合を選出。日本も込みならば、オカダ対オスプレイも入りました。

タッグ
1位FTR(ダックス・ハーウッド&キャッシュ・ウィーラー)
2位アクレイムド(マックス・キャスター&アンソニー・ボーウェンス)
3位ブラッドライン(ローマン・レインズ、ポール・ヘイマン、ウーソズ、サミ・ゼイン&ソロ・シコア)

1位、2位はFTRの年。大人気、大躍進を遂げたアクレイムドを抑えたFTRの貫禄。今年は彼らの年。地球上で彼らに勝るタッグチームはいなかった年でした。新日本で生観戦しましたが、スキルが桁違いでした。3位はブラッドライン。ウーソズをタッグで選びたかったところでもありますが、レインズが限定出場になった分、ウーソズ、サミ、ソロと全員で屋台骨を支えていました。ブラッドライン絡みはいつもWWEの本気を見る事が出来ます。

敢闘賞
1位:クリス・ジェリコ
2位:”ハングマン”アダム・ペイジ
3位:マーシャ・スラモヴィッチ
1位は、プロレス業界のゴッドファーザージェリコ。50歳を超えても手を変え品を変え、コンディションを意識しながら超一流とは何たるかを見せ続け、若手レスラーにその背中で教えを与え続けるところは感嘆の一言でした。AEWは今やジェリコ(とブライアン&モクスリー)の団体です。2位は、ハングマン。対CMパンクでのシュートスタイルプロモに代表される様に、脳震盪で欠場した以外は、トップとして重責を張り続けました。上半期は特に印象的。3位は、マーシャ。この後も女子部門で選出していますが、男子とも様々な激戦を繰り広げているのでここでも選出。彼女はずっと凄いので、確実に将来のスーパースターとなるでしょう。

女子
1位マーシャ・スラモヴィッチ
2位ケイシー・カーク
3位ジョーディン・グレイス
1位は、マーシャ。女子というカテゴリでは無敵。2位は、ケイシー。ICW NHBの大エースとしてデスマッチシーンを牽引。男子を入れてもデスマッチシーンのMVP候補でしょう。PWG時代のキャンディスの様なシンデレラ性に加え、ヒールもこなし、プロモや入場曲といった面も芸術性が高いのもポイントでした。
3位は、ジョーディン。身体を絞り、ルックスを変化させただけではなく、レスリング技術もかなり向上。マーシャと共にPWGに継続参戦し、今やWWE入団の噂も飛び出す程。安心してインパクトの女子部門のエースを任せられる存在です。

一押しで賞
1位:グリンゴ・ロコ
2位:クリス・セイビン
3位:ACマック
1位は、グリンゴ。GCWのルチャは彼が元締め。コマンデルのブレイクにも一役買い。AAAに逆輸入されるほど。ハードコアになった時の鬼気迫る振る舞いも印象的でした。
2位は、セイビン。ジェイ・ホワイトですら手玉に取れる程のレジェンド。MCMGも復活しましたが、シングルレスラーとしても深みが増していました。
3位は、マック。IWTV世界王者として印象的な働きを見せました。ヒールもフェイスも何でも出来て、プロモも達者。試合も面白くレベルが高い。黒人のゲイという今までハンデとされていた部分を逆に力に変えてブレイクしたのは、素晴らしかったです。

新人賞
1位コマンデル(コマンダー)
2位レオン・スレーター
3位ジュリアス・クリード
次点チャーリー・デンプシー、ソーヤー・レック
1位、2位は驚愕の身体能力を見せたハイフライヤー2人、3位は、タッグとしてもシングルとしても才気を放ったジュリアスに。

最優秀大会
1位:AEW Revolution 2022 3/6/2022
2位:Impact Wrestling Emergence 2022 8/12/2022
3位:AEW Full Gear 2022 11/19/2022
名勝負があるか、大会の構成や配置、サプライズがあるかを加味した後、個人的には10点越えの大会はこの3大会でした。

最優秀団体
1位:AEW
2位:H2O
3位:Impact Wrestling
WWEはビンス政権があ余りにもつまらなかったので、いくらHHH政権になって盛り返したとはいえ、年間通してクオリティと話題を持って行った3団体を選出。好調を維持し続けたAEWとインパクト。そして2位のH2Oは、GCWとICWの中間を取りつつ、若手育成、女子登用、ベテランの再生を親分トレモントの旗の元で、印象的な動きを見せ続けました。別ブランドも粒揃いなのも興味深い。

がんばりま賞
1位CMパンク
2位ニック・ゲイジ
3位ハウス・オブ・ブラック
1位は、ROH時代のセルフオマージュで熱狂を巻き起こしたのに、自爆した宣教師。2位は、年間通してコンディションが上がらなかったカリスマ。3位は、悲運のダークヒーローユニット。HoBは贔屓目なしでトップを取らせなければいけないですが、トニー・カーンが使い方に困っていたので、他のライターの活躍で復調して欲しいところ。

抗争
1位:ケイシー・カーク対ジョエル・ベイトマン
2位:FTR対ブリスコ・ブラザーズ
3位:グンター対シェイマス
2位、3位はどの試合もハイクオリティで、キャリアの中でも特に印象的な瞬間を作った抗争を。そして1位のICWで生み出された抗争に関しては、デスマッチであろうかなかろうが、実力も彼らよりも凄い選手は山ほどいるとはいえ、丁寧なストーリーメイキングは、全てを飲み込む事を改めて思い知らされた傑作。試合内容も伴っていました。

宜しくお願いします。