TOPアメプロ大賞アメプロ大賞2022→アメプロ大賞2022投票@

アメプロ大賞2022投票@:古城ベニーさん


あけましておめでとうございます。
アメプロ大賞に投票します。


・MVP

1位:ジョシュ・アレキサンダー
2位:マイク・ベイリー
3位:アレックス・シェリー

1位はジョシュ。
2022年はジョナ戦に始まり、ありとあらゆるタイプのレスラーと対峙し、結果を残した1年でしたね。
Impact Wrestling20周年という節目の年に新たな象徴が誕生したといっても過言ではないでしょう。
最高王座を任されながらの防衛戦はどれも文句のつけようのない内容で、
それこそベストバウトは全てジョシュ絡みにしてもいいのでは、と言えるぐらい心技体が充実していました。
また、インディーにおいても精力的に活動し、Impactではできなかったことを成し遂げ続けていたのが印象的でした。

2位はベイリー。
2022年のプロレス界、正直傑出度で言えばベイリー1択だと思います。
毎週のように試合を行い、そのどれもが人々の記憶に残る激しい闘いを展開していたことは素晴らしく、
驚異的なパフォーマンスの連続でした。Impactでの防衛ロードも唸らせるものばかりで、
レスラーとして最盛期に入ったな、という印象です。

3位はシェリー。
2022年のシェリーを語るうえで、MCMGの再始動とシングルでの躍動が挙げられます。
セイビンとのコンビネーションは全く錆びついておらず、むしろお互いの呼気がシンクロするかのような、
見たことの無い境地にまで達しており何と評していいか分からない凄味がありました。
シングルでは年明け早々にIWTV王座を手放したものの、活動が萎びることなく、むしろ伸びやかに咲き誇っていたのが心に残りましたね。
例年だと1位でもおかしくないパフォーマンスを見せていたことをここに記しておきます。


・年間最高試合

1位:ジョシュ・アレキサンダーvsマイク・ベイリー{ノーカット}(Impact Wrestling #957 2022/11/19){放送日:12/8}
2位:FTRvsブリスコズ(ROH Final Battle 2022 2022/12/10)
3位:セス・ロリンズvsコーディ・ローデス(WWE Hell In A Cell 2022 2022/6/5)

1位はジョシュvsベイリー。
2022年の集大成のような内容で、今年の傑物二人が最高の59分を闘い抜きました。
フィニッシュのC4スパイク2連発の2発目に入るときのジョシュの表情を見た瞬間、
これは1位に選ばなければならない試合だ、と確信しました。

2位はFTRvsブリスコズ。
ドリームマッチと銘打たれ、結果的には3戦闘った両者ですが、個人的にはイマイチ乗れないものがありました。
確かに試合内容は素晴らしかったですが、抗争という点では盛り上がりが点になっている、
そんなネガティブな印象を抱いてしまっている自分がいました。
しかしこの3戦目を見た瞬間に白が黒に、黒が白に変わるオセロが如く私の印象は一変しました。
ダブル・ドッグ・カラー・マッチという前例がほぼないであろう形式で、文字通りの激闘。
いや、激闘の更に上、こんな試合が2022年に見られると思っていなかった点を含めて選出すべきだ、と確信に至った訳です。
ただ試合の形式上1位にすることは憚られるので2位に。

3位はセスvsコーディ。
試合内容もさることながら、コーディが重症でありながら出場し、30分近い試合を闘い抜いた、
という人ならざる境地に達していた恐るべき試合です。もちろん怪我人が試合に出ることを批判する人もいるでしょう。
プロフェッショナルとして止める人間はいなかったのか。その気持ちも分かります。
ただ、この試合は恐らくもう二度と見られない空間であり、泡沫の夢でもありました。
リアルをバックボーンにしている、という点でどうしても1位には推挙しがたい為3位にしましたが、上半期のMOTYでしょう。


・最優秀タッグ

1位:サンシャイン・マシーン
2位:FTR
3位:ブラッドライン

1位はサンシャイン・マシーン。
今年のUKタッグ戦線は彼らが中心にいましたね。ハイ・フライを基調とした小気味よい連携で畳みかける二人のスタイルと、
「お互いがお互いの足りない部分を補っている」という、タッグ・チームの本質を彼らから感じたので1位に。
特にTKの成長ぶりは評価するに値しますし、マンボも伸びたな、と感じさせる独自のロープ・ワークでした。

2位はFTR。
普通に考えたら彼らが1位であるべきなんですが、それだけSMが気に入ってしまったので…。
ベビーフェイスとしても通用するぞ、という一面を見せ、どんなスタイルにも対応できる
懐の深さを見せ続けた1年でした。

3位はブラッドライン。
ウーソズ単体と迷いましたが、サミのコミカルな部分が花開いた、という点も含めて
次に何が起こるのか、何を起こしてくれるのかという点においては随一のユニットでした。


・敢闘賞

1位:ジョン・モクスリー
2位:トレイ・ミゲル
3位:アレック・プライス

1位はモクスリー。
彼がいなかったら2022年のAEWは成立していないでしょう。
パンク騒動やBCC結成など、AEWの根幹を支え続けた一年でした。

2位はミゲル。
ラスカルズ第3の男、だと思っていた時期が懐かしく思えますね。
巧さ、独創性、カリスマ性、今年のミゲルはどれをとっても著しく伸びていった1年でした。
Impactでは衝撃のヒール・ターンもありましたが、どんな扉が開かれるのか2023年も楽しみです。

3位はプライス。
1年前は新人賞3位に選びましたが、順調に成長した1年だったと思います。
2023年もNorth East Beastから目が離せません。


・最優秀女性選手

1位:ビアンカ・ベレア
2位:ジョーディン・グレイス
3位:ジゼル・ショー

1位はビアンカ。
ここにラインナップされることに何の違和感もありませんね。
正にWWEのトップ・スター、育成例と称されるべき人物で、パワー、アジリティ、カリスマ性、
どれをとっても磨かれ続けた1年でした。

2位はジョーディン。
元々パワーには定評がありましたが、「プロレスラー」らしくなりましたね。
風格、気品がついてきて、円熟期に差し掛かってきたな、という印象。
ノックアウト部門の旗頭として団体を引っ張りました。

3位はジゼル。
LGBTQ+に属している云々は関係なく、今年のジゼルは成長しましたね。
肉体も見栄えするようになり、技にキレが出ていたのが象徴的でした。
ノックアウト王座戦はTV回でしたが、この状態ならPPVでも王座戦線に絡めるでしょう。
また、上半期はイギリスでの活躍があったことも忘れてはいけません。


・個人的イチオシで大賞

1位:オースティン・ルーク
2位:ケビン・クー
3位:マン・ライク・デリース

1位はルーク。
久々に心の底から推したいと思えるレスラーが出てきましたね。
日本のプロレスをリスペクトしている部分含め、彼は次代のプロレス・シーンを
引っ張ってくれるのではと期待しています。

2位はクー。
VIFとしての活動も勿論、シングルでの輝きが目立ちましたね。
今後もインディーの顔になっていく存在でしょう。

3位はデリース。
0121の切り込み隊長として明るく、会場を盛り上げている姿が印象的でした。
選手としても見どころのあるハイフライヤーで、是非日本に来て01!21!コールをしたいですね。


・新人賞

1位:タイタス・アレキサンダー
2位:ニック・ウェイン
3位:レオン・スレーター

1位はタイタス。
まだまだ西海岸限定な感じもしますが、そのスケール感とインパクトのある技の数々で2022年一気に台頭。
2023年はさらなる飛躍が期待されます。

2位はウェイン。
バディ・ウェインを父に持つ二世レスラーであり、まだ10代と伸びしろしかない彼の空中技には夢を見てしまいますね。
AEWとも契約しているので、いつTVに姿を現すのか今から楽しみでなりません。

3位はスレーター。
こちらもハイフライヤーですが、驚くべきはその跳躍力。
全身バネのような闘いぶりは、新しいトレンドを生みそうな予感すら漂わせます。
UKの選手ですが、USにも進出してきているので2023年は注目ですね。


・最優秀大会

1位:Impact Bound For Glory 2022/10/7
2位:WWE Crown Jewel 2022 2022/11/5
3位:AEW Full Gear 2022 2022/11/19

1位はBFG。
全レスラーが年間最大のPPVを成功に導くんだ、という強い意志が良い方向に転がった大会でしたね。
ジョシュvsエディは20年間の総決算のようで、これもMOTY候補です。

2位はCJ。
サウジ大会は成功例が少ないですが、その中でもうまく進めることが出来た大会だったかな、と。
ローガン・ポールの王座挑戦には驚きましたが、しっかりと内容を残してきたのもレインズの地力でしょう。

3位はFG。
MJFがAEW王座を戴冠する記念すべき大会となりました。
早速リッキー・スタークス相手にまずまずの防衛戦を行ったので、
どういう王者像を作り上げることが出来るか目が離せません。


・最優秀団体

1位:Impact Wrestling
2位:H2O
3位:WRESTLING REVOLVER

1位はImpact Wrestling。
20周年イヤーの2022年、年間通してこれほどクオリティが安定していたという事実に感嘆。
王者のジョシュを筆頭に、盤石の布陣で各PPVにしっかりと見所を作る、
TVプロレスのあるべき姿を見せてくれたことが嬉しい。
どうしても一度空中分解した団体という見られ方をすることが多いので、曇りなき心眼で選手たちの躍動を見て欲しいですね。

2位はH2O。
ボスであるトレモントの下、若手育成に力を入れ、なおかつトレモント自身も精力的に活動していた、
という点では業界への影響力は計り知れない。面子がGCWやICW NHBと比べると一枚落ちるので、
試合の質に関してはやや落ちる部分もありますが、
ストーリーと各々のモチベーションの高さで補っている印象でした。

3位はREVOLVER。
キャラハンの持つ人脈を生かしたユニークなマッチアップが特徴。
それでいて試合内容も高く、またモクスリーとの邂逅もありましたね。
インディーとは思えない規模感で、サミがImpactでできないことを自団体でのびのびとやれているように感じました。


・頑張りま賞

1位:CMパンク
2位:ロデリック・ストロング
3位:リー・モリアーティ

1位のパンク。
これは「期待に添えなかった」というより「期待を裏切った」と評したほうが正確ですね。
衰えを感じさせながらも一定の働きをしていた中で王座獲得、負傷がありながらも復帰して
統一戦へ…という所まではよかったのですが、その後はご存じの通り大放言に大乱闘。
どちらが悪いというより、単純に品位がないですよね。2023年、彼がプロレス続行の意思があるのかないのか、注目です。

2位のストロング。
怪我なのかなんなのか分かりませんが、単純に出番を貰えていないという現状が歯がゆい。
NXTとの契約期間がどれほど残っているのかは分かりませんが、枷を外してあげたい気もします。

3位のモリアーティ。
ヒールターンしたり髪色を変えてみたり(元に戻しましたが)と試行錯誤が続くものの、
IWTV三銃士の中では完全に出遅れをとっている状況。
何かしら浮上のきっかけを掴みたいところではあるが…。


・最優秀抗争

1位:マーカス・マザーズvsオースティン・ルーク
2位:インペリウムvsブロウリング・ブルーツ
3位:コーディ・ローデスvsセス・ロリンズ

1位はマザーズvsルーク。
H2Oで同じ釜の飯を食い育った二人が対決する。
エモい、というのは簡単ですが、お互いに譲れない信念のようなものを感じて、
新しい息吹を見ることが出来ました。正直贔屓目ですが、面白かったので見てない方は是非。

2位はインペリウムvsブロウリング・ブルーツ。
ブッチが単なるピート・ダン(良い意味で)になったのも含め、久々に迫力あるユニット間抗争でした。
大将のグンターvsシェイマスは飛び切りの内容になりましたね。

3位はコーディvsセス。
WWEに戻ってきたコーディがかつて家族一丸で抗争していたシールドのセスというのがたまらない。
3戦とも面白かったです。


以上です。
今年もよろしくお願いします。