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アメプロ大賞2020投票結果発表


それでは結果発表です。

■MVP
1位:ジョン・モクスリー 50P
2位:ジョン・ウェイン・マードック 36P
3位:ドリュー・マッキンタイア 22P
3位:コーディ・ローデス 22P

勢いある団体の顔としてモクスリーが
しっかりと得票し1位に輝きました。
WWE離脱後の理想的な活躍でしたね。

2位はまさかのマードック。
2019年まで名前が挙がっていなかった所から堂々の2位。
それも納得する程体を張った試合の数々でした。

3位はWWEからマッキン。
TNAを経てNXTから再出発の苦労人が
まさか最強レスナーから王座奪取する役回りを与えられるとは思わなかったですね。
コロナ禍もありつつも防衛を重ね、試合でもしっかり魅せました。

同票3位がコーディ。
昨年は敢闘賞3位でしたから、今年はMVPとして評価。
トップ王座ではない中でこのランクインの活躍は見事ですね。

次点はレインズで20P。
欠場期間の長さが響きましたが、来年は有力候補ですね。

昨年MVPのデイヴィッド・スターはSpeaking Outでフェード・アウト。


■年間最高試合
1位:統一ブリティッシュ・ヘビー級王座戦:ザック・セイバー(ch)vs.ウィル・オスプレイ(RPW 2/14/20) 40P
2位:NXT UK王座戦:ウォルター(ch)vs.イルヤ・ドラグノフ(NXT UK 10/29/20) 28P
3位:タッグ王座戦:ハングマン・ペイジ、ケニー・オメガ(ch)vs.ヤング・バックス(AEW 3/1/20) 16P
3位:スタジアム・スタンピード:ザ・エリート(ハングマン・ペイジ、ケニー・オメガ、ヤング・バックス、マット・ハーディ)vs.インナー・サークル(クリス・ジェリコ、ジェイク・ヘイガー、オーティズ、サンタナ、サミー・ゲヴァラ)(AEW:Double or Nothing 5/23/20) 16P
3位:NXT王座戦:フィン・ベイラー(ch)vs.カイル・オライリー(NXT TakeOver 31 10/4/20) 16P
3位:GCW王座戦:リッキー・シェイン・ペイジ(ch)vs.ニック・ゲイジ(2/15/20)


1位はSpeaking out問題勃発前に生まれた英国エピック・マッチがぶっちぎり。

2位はNXT UKから。通常放送ながらこうしてランクインするほどの死闘でした。


3位は大混戦。
タッグからアティテュードな乱戦、テクニカル・マッチにデス・マッチと
被らない色とりどりの試合が同票で並びました。
それほど年間最高試合の候補には困らなかったですね。


■最優秀タッグ
1位:FTR 70P
2位:ヤング・バックス 40P
3位:ケニー・オメガ、アダム・ペイジ 14P
3位:ザ・ノース 14P

AEWが独占。
WWEで飼い殺されていたもののAEWで再始動したFTRがぶっちぎりで1位。

ヤング・バックスと同じく2016年ぶりの大賞以来の1位、2位フィニッシュでした。

3位はタッグ王座獲得から分裂まで2020年描き切ったオメガ、ペイジ。

このAEW勢に何とか一矢報いたのが同票のザ・ノース。
昨年と同じく3位にランクインです。
Impact WrestlingなのでWWE、AEWと比べると不利な環境ですが、
今年はAEWとクロスオーバーしますから一層の活躍が期待されますね。

昨年1位のアンディスピューテッド・エラは解散するでもなく、
オライリーのシングル・プッシュやマカフィー軍との抗争など
今年も一定の活躍の場が与えられましたが、ランクインできず。
来年は挽回を期待です。


■乗り越えようコロナ危機大賞
・シネマティック・マッチの誕生
・GCWを始めとしたインディー団体の試行錯誤
・サンダードームという新たな観戦方法
・GCWのジョーイ・ジャネラ vs. ジミー・ロイド(ソーシャルディスタンス戦)
・PWG
・ソーシャル・アイソレーション・マッチ:TKクーパーvs.チャック・マンボー(ETM73 4/18/20)
・マット・トレモント
・"Show must go on."精神を貫いたWWE、AEW、IMPACTそして感染拡大を防いだバックヤードの関係者たち
・AEWとImpact Wrestlingの提携
・Speaking Outムーブメント/UKプロレス界衰退
・ノーリング・デスマッチの流行/USデスマッチ勢の躍進
・WWE本社を利用したMITB
・燃やされたワイアット
・ジ・アンダーテイカーのラストマッチ
・ザ・フィーンドというレスラー

Speaking Outによる凋落、無興業のPWG、という残念な話題もありましたが、
上記に多く投票頂いたようにコロナ禍に負けじと
様々なアイディアが生まれた一年でもありました。
この流れのまま2021年はより良い一年になって欲しいですね。


■敢闘賞(その選手なりに1年を通して頑張った選手。)
1位:エディ・キングストン 36P
2位:ドリュー・マッキンタイア 20P
2位:MJF 20P

1位はキングストン。
まさかのAEW参戦の流れは素晴らしく、
インディー/AEWの良好な関係性も感じ取れました。

2位はマッキンタイア。
MVPと票が分かれてしまいましたが、両方合算するとマードックと同票。
2021年、今度はゴールドバーグの挑戦を受けることになりましたが、どうなるでしょう。

同票2位はMJF。
新人賞ではなく、こちらに投票される程
熟練味のあるコテコテのヒールっぷりで魅了しました。

昨年1位はジョーダン・デヴリン。
Speaking OutにはWWEから否定声明があり、試合もしていますが、
何分海外移動が制限されているNXT UKなので今年の印象は薄いですね。


■最優秀女子選手
1位:アスカ 56P
2位:サーシャ・バンクス 52P
3位:志田光 18P

サーシャとアスカが熾烈な1位争い。
わずかにアスカが上回り1位となりました。
WWEの活躍で日本人が1位になるとは時代ですね。

サーシャは2位にランクインしていますが、
熾烈な抗争を繰り広げたベイリーも16Pで次点となっていますね。

3位はベイリー、カイリー・レイを抑えて志田がランクイン。
AEW女子はまだまだポテンシャルが余っていると思うので、
2021年は更なる活躍を期待したいですね。

昨年1位のテッサ・ブランチャードもまた不祥事により今年は選外。


■個人的イチオシで大賞
1位:マット・マコウスキー 20P
2位:シェイマス 14P
2位:ノーラン・エドワード 14P
2位:キャメロン・グライムス 14P

今年はインディー壊滅により盛り上がりに欠ける大賞に。
その中で新進気鋭のマコウスキーとノーラン・エドワードが1位、2位に。

またWWE入り後、素晴らしいヘタレっぷりを見せているグライムス。
ルミスとの抗争は面白かったですね。
ただ今の状態では王座戦にはやや縁がなさそうなのが心配。

一方でベテランながらシェーマスも入賞。
一歩引いた立ち位置ですがリドルと20分試合で魅了する等存在感を示しました。

昨年1位のスペンサーはコロナ禍の影響で1-2月の7試合だけで2020年を終了。
インディー・レスラーは活躍の場が限られ本当に残念な1年でしたね。


■新人賞
1位:リー・モリアーティ 72P
2位:ブレイク・クリスチャン 32P
3位:ドミニク・ミステリオ 18P

1位は圧倒的得票数でモリアーティ。
昨年からのシェリーとの数え歌で勢いにのると
今年もインディーで引っ張りだこでしたね。

2位はクリスチャン。
Impact〜NJPW USショー〜GCWとそれぞれの場所で良い仕事を重ねました。

3位はドミニク・ミステリオ。
エディと親権争いのストーリーをしていた時から早や15年。
遂にデビューしましたね。
スタート・ダッシュをアシストした抗争相手セス・ローリンズの仕事も良かったですね。

昨年1位のスコッティ・デイヴィスもまたSpeaking Outによりフェード・アウト。


■最優秀大会
1位:AEW Full Gear 11/7/20 36P
2位:AEW Double or Nothing 5/23/20 30P
3位:WWE Worlds Collide 1/25/20 20P
 AEWが1位、2位受賞。
 WWEのように月1以上のPPV数ではないとはいえ
 その完成度の高さは見事でした。

 WWEはNXT/NXT UKのWMというべき大会が3位にランクインさせ何とか一矢報いました。

 次点はGCW Run Ricky Run 2/15/20でした。


■最優秀団体
1位:AEW 74P
2位:WWE 58P
3位:ICW 28P

1位はAEW。
昨年は活動期間が後半のみでしたので3位に留まりましたが、今年は見事1位を奪還です。
コロナ禍にも負けずプロレス・シーンを引っ張ってくれました。

2位はWWE。
堅調な得票を見せましたが、昨年と違い「NXT」名での投票がありませんでしたね。
少し煮詰まっているNXTを如何に改善できるかに
来年1位に返り咲けるかがかかっていると言えるでしょう。

3位はICW。
Speaking Out/コロナ禍でのユーロ・マット壊滅の影響は無視できませんが、
それでもこのランクインは見事なものです。
MVP、MOTY、最優秀団体にランクインしていることに
改めて2020年のデス・マッチ・シーンの盛り上がりを実感しますね。


■頑張りま賞
1位:デイヴィッド・スター 32P
 昨年のMVPとあってSpeaking Out関連で一括りにされず、名前が上がってきました。
 上記の通り彼含め昨年の大賞受賞者が軒並み不祥事を起こした一年でもありました。
 
2位:ROH
 ROHが意外に票を集め2位に。
 落ち目な状況ではありましたが、特にランクインはしていませんでした。
 それがここでのランクインということで、
 いよいよまずいのではないか、という危機感か。
 何とか挽回して欲しいところです。

3位:Speaking Out関連 14P


■最優秀抗争
1位:ジョン・モクスリーvs.エディ・キングストン 42P
1位:ローマン・レインズvs.ジェイ・ウーソ 42P
3位:サーシャ・バンクスvs.ベイリー 20P

MVPと敢闘賞受賞者の抗争ですからこれが1位にランクインするのは当然か。

同票1位に輝いたのはレインズvs.ウーソ。
非常にストーリー性の強いPPVマッチで印象に残りましたからこのランクインも納得ですね。

3位はサーシャvs.ベイリー。
NXTでの30分アイアン・マン・マッチ以来の大一番でしたが、
見事にこなし歴史に改めて名を刻みましたね。

こうして振り返るとSpeaking Out等の不祥事の言及が多くなってしまいますが、
それでも各賞の受賞者は、それがなかったら二番手だったんじゃないか、とは思わせない程納得のランクインでしたね。
2021年も素晴らしいプロレス・イヤーになるよう祈りを込めて。
今年も一年よろしくお願いします。