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アメプロ大賞2019結果発表


結果発表です。

◆MVP
1位:デイヴィッド・スター 72P
2位:アダム・コール 66P
3位:ジョーダン・デヴリン 26P

寸評:
 WWEでは圧倒的な支持を受けコールが大量得票。
 しかしそのコールを僅差で押さえ、
 MVPに輝いたのはアンチWWEの旗頭、スターでした。
 3位は大きく差をつけられつつもデヴリン。
 WWE入りして早くも活躍しているので2020年も要チェックですね。

 昨年MVPのウォルター、3位のガルガーノは
 良い活躍を見せていましたが、
 上記3人の前では霞んでしまいましたね。
 昨年2位のオスプレイは新日本プロレスがほとんどだったので致し方なし。
 

◆年間最高試合
1位:デイヴィッド・スターvs.メルセデス・マルチネス(Beyond Wrestling 10/17/19) 32P
2位:OTT王座戦:ジョーダン・デヴリン(ch)vs.デイヴィッド・スター(OTT 10/26/19) 30P
3位:コーディvs.ダスティン・ローデス(AEW 5/25/19) 28P
次点:NXT王座戦、3本勝負:ジョニー・ガルガーノvs.アダム・コール(NXT Takeover:New York 4/5/19) 26P

寸評:
 2019年のMOTYは超混戦。
 次点含めて6P差に収まっており、
 一人の投票が変わるだけで結果も変わるぐらい。

 その中で見事に1位に輝いたのはまさかのインタージェンダー・マッチ。
 MVPのスターと女子の大御所メルセデスの試合でした。
 メルセデスは様々な記録に挑戦してきたレスラーなので、
 これでメルセデスを知った方は
 彼女の過去のエピック・マッチも是非チェック頂きたいですね。

 2位はMVPの1位と3位による試合。
 シナvs.パンクのような空気感が素晴らしかったですね。

 3位、次点はコーディvs.ダスティンとコールvs.ガルガーノ。
 メジャーということで有利かと思いきや、
 思ったより点数が伸びずでしたね。
 
 僅差でインディーに軍配が上がりました。

 
◆最優秀タッグ
1位:アンディスピューテッド・エラ(アダム・コール、ロデリック・ストロング、カイル・オライリー、ボビー・フィッシュ) 58P
2位:ルチャ・ブラザーズ(ペンタ・エル0M、レイ・フェニックス) 36P
3位:ザ・ノース(ジョシュ・アレキサンダー、イーサン・ペイジ) 20P

寸評:
 昨年に続きUEが1位。多くの方が1位に選んでおり、ぶっちぎりでした。
 
 2位はLB。
 露出数は圧倒的でしたが、UEには及ばず。

 3位は大穴でザ・ノース。
 上記に比べると実績が少ないものの良質なタッグ・チーム。
 Impactのタッグ・シーンを盛り上げて欲しいですね。
   
 
◆敢闘賞
1位:ジョーダン・デヴリン 20P(MVP:26P)
2位:ウォルター 20P(MVP:10P)
3位:コーディ 20P(MVP:0P)
次点:イルヤ・ドラグノフ 18P

寸評:
 昨年に続き混戦で、まさかの3人同点。
 MVPの得票数で順位づけしました。

 OVER45賞を新設したので昨年の覇者PCOは得票なし。
 新設していなかったらPCOもレースに参加していたか。

 イルヤは昨年に続き今一歩届かず。
 
 
◆最優秀女子選手
1位:テッサ・ブランチャード 78P
2位:クリス・スタットランダー 50P
3位:リア・リプリー 34P

寸評:
 ベッキーが一部得票していましたが、
 ランクインの顔ぶれは皆お初。

 テッサとスタットランダーの熾烈な争いでしたが、
 テッサの方が知名度でも勝ったか、少し上回る結果に。

 WWEではベッキーを押さえてリプリーがランク・イン。
 王座戴冠の時期が早ければ得票数をもっと伸ばしていたかもしれませんね。


◆個人的イチオシで大賞
1位:アルテミス・スペンサー 20P
2位:マシュー・ジャスティス 16P
3位:カラ・ノワール 14P
3位:ブッチャー&ザ・ブレード 14P

寸評:
 本当に賞の名前の通り
 それぞれが思い思いにイチオシするのでほとんど被らず。
 
 たまたま2人から1位を取ったスペンサーが大賞受賞です。

 2位はジャスティス。GCW公演で来日しますね。
 3位ノワールはどの部門に出てくるかな、と思いきやここにチラッと。
 強烈なビジュアルと共に結果も残した一年でしたが、
 他も充実していたので大賞は取れず。

 この賞はランク外のレスラーにも注目して欲しいですね。
 こんなレスラーもいるんだ、と新たな発見があるでしょう。


◆新人賞
1位:スコッティ・デイヴィス 54P
2位:マイケル・オク(OJMO) 48P
3位:クリス・スタットランダー 20P

寸評:
 インディー柄プロレス・キャリアがそこそこある
 レスラーがランク・インしてくることも良くあるのですが、
 今年は本当にキャリア自体がまだ浅い
 デイヴィスとオクが1・2フィニッシュ。
 良くも悪くもWWEにより抑制されつつある
 ヨーロッパ・シーンを盛り上げて欲しいですね。

 3位は最優秀女子を惜しくも逃したスタットランダー。

 昨年新人賞のロンダはWMまでで2019年は物足りず。
 もう終わりでしょうか。もう一度見たい逸材でしたね。

 昨年2位のアレンはAEWにも合流し、着実に活躍している印象。


◆OVER45大賞(新設)
1位:ダスティン・ローデス 52P
2位:LAパーク 42P
3位:PCO 40P

寸評:
 45歳という線引きが良かったのか要精査ですが、
 この賞を新設したいと思わせた3人が予想通りランク・イン。

 どの順位になるのかが気になっていましたが、
 ダスティンが頭一つ抜け出しました。
 年間最高試合候補をやってのけましたからね。
 年間最高試合で入れなくてもこっちで評価できるという機微もあったか。
 
 LAパーク、PCOも良く頑張りました。


◆最優秀大会
1位:NXT Takeover:New York 4/5/19 60P
2位:AEW Double or Nothing 5/25/19 32P
3位:AEW Full Gear 11/9/19 20P

寸評:
 アメプロを変えるAEW伝説の一夜が強いかと思いきや、
 最高のプロレス・パッケージ、圧倒的なクオリティを誇ったTakeover:NYが1位に。

 AEWは1位こそ逃しましたが、2位、3位とランク・イン。
 大会としてのバランス感も優れていることが評価されました。


◆最優秀団体
1位:WWE+NXT 78P
2位:OTT 46P
3位:AEW 44P

寸評:
 昨年に続きWWE+NXTが圧倒的で1位。
 複数の団体みたいなものですからね。これは強い。

 2位はAEWかと思いきや僅差でOTT。
 WWEのレスラー獲得の影響を受ける
 ヨーロッパのプロレス・シーンにおいて
 この団体は一味違うところを見せ付けましたね。
 団体のバックアップもあってこその名勝負が幾つも生まれました。

 AEWは惜しくも3位でしたが、同じ活動期間となる2020年が本番ですね。打倒WWEなるか。

 昨年2位にランク・インしたwXwは得票振るわず。
 悪くはなかったんですけどね。

 昨年3位のGCWも3強の壁が高く、こちらも得票振るわず次点。


◆頑張りま賞
1位:ACH(ジョーダン・マイルズ) 36P
2位:ラシュリー 30P
3位:セザーロ 20P
3位:サミ・ゼイン 20P

寸評:
 1位は随分お騒がせしたACH。
 NXTのシンデレラ・ロードを駆け上がりつつある最中の
 トラブルは一番記憶に残りましたし1位も不思議ではない結果。

 2位は昨年3位に入っていたラシュリー。
 ラナ含めたストーリーの悪さで票が伸びた形でしょうか。
 
 3位はセザーロ。
 余り活躍しなかったものの
 ピンポイントで組まれた試合で
 類まれなるスキルを発揮し再認知させたのが大きいか。

 昨年1位のジェイク・ストロング、2位のシンスケ・ナカムラ。
 2019円年どうだったかというと
 ストロングはMMAとの二束の草鞋という体ですが、
 結局プロレスの試合をしたのは3試合のみ。
 今年は投票すらしてもらえず。

 ナカムラは王座を獲得できなかった2018年からトーン・ダウンしたまま。
 一定の露出は与えられていますが、物足りないですね。
 彼も今年は投票されず。
 コンビのサミの方が不憫さで上回ったか。
 

◆最優秀抗争
1位:デイヴィッド・スターvs.ジョーダン・デヴリン 56P
2位:ジョニー・ガルガーノvs.アダム・コール 46P
3位:NXT vs.AEW 16P

寸評:
 ガルガーノが昨年に続き最優秀抗争を狙うも
 インディーのデヴリンvs.スターが1位に。
 3位はNXTとAEWの視聴率戦争でした。
 (執筆日:1/?/20)