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マレイスさんが選んだアメプロ大賞2017

今年も宜しくお願い申し上げます。
アメプロ大賞2017に投票させて頂きます。

MVP
1 マット・リドル
2 ピート・ダン
3 ニック・ゲイジ
今年の顔というべき三人をチョイス。インディー・シーンで数多くの名勝負・好勝負を生み出し、数多くの団体で王座を獲得したリドルが文句なしの1位。
WWEとインディーの架け橋となり、その両方で物凄い活躍を残したピートが2位。
そしてデスマッチ復興の一部分を担い、まさにデスマッチ・キングという復活を遂げたゲイジが3位。彼がまた復活した事によりシーンが活性化する事となった。

年間最高試合

1位 ブリティッシュヘビー級王座戦
ザック・セイバーJr.(c)対ウィル・オスプレイ
(RPW Global Wars UK 2017 Night2 2017/11/10)
2位 WWE UK王座戦
ピート・ダン(c)対タイラー・ベイト
(WWE NXT Takeover:Chicago 2017/5/20)
3位 マット・リドル対”スピードボール”マイク・ベイリー
(OTT Third Anniversary Show Dublin 17/10/7)
ザックとオスプレイの本気と現時点の完成度を詰め込んだ激闘が1位。2位はWWEにUKシーンの新風を吹き込んだ名勝負。永久に語り継がれる出世試合。
3位はMMAスタイルからカナディアン・デストロイヤー合戦、場外でのサブミッションから王道のハードヒットまでと格闘技のバックグラウンドを持つ両者が織りなすインディーの自由度とハードヒットの激しさを共存させた見事な一戦。彼らにしかできない内容。

タッグ
1位:ブリティッシュ・ストロング・スタイル
(ピート・ダン、トレント・セブン&タイラー・ベイト)
2位:CCK(クリス・ブルックス、トラヴィス・バンクス&キッド・ライコス)
3位:OI4K(oVe)(サミ・キャラハン、デイヴ&ジェイク・クリスト)
1位、2位はUKシーンを彩り、世界に名を残した2チーム。
BSSはWWEとインディー・シーンを繋ぐ橋渡しを行った一年。組んでよし戦って良しというチーム。ユニットとしての活躍、シングルとしての活躍、マスタッシュ・マウンテンとしての活躍と活躍も多岐に渡り見事な実績を残した。
2位、CCKは今年ブレイクの3人組。ブルックス&ライコス、ブルックス&トラヴィスでタッグ王座を獲得。特にブルックス&ライコスはCZWタッグ、PROGRESSタッグ、ATTACK! Proタッグを同時に巻く快挙も達成。連携力なら今年一番のチームであった。
2017年後半にライコスが負傷続きだったのが残念であった。
3位はインパクトにPWG、AAW、CZW、RockstarにWrestling Revolver、Wrestle Circusその他UKの団体にクラッシュと世界を股にかけて活躍し続けたOI4K。デイヴの怪我等もあったが安定してインディー・シーンを支え続けた。


敢闘賞
1 ウォルター
2 トレヴァー・リー
3 サミ・キャラハン
1位はオーストリアの怪物ウォルター。リドルやザックにスターと残した名勝負の数々は圧巻。ホームであるWXWから遂に他団体に進出し、UKのみならずUSにも進出。モンスターらしさを出しながらクラシカルな試合も出来る彼の存在はインディー・シーンを引き上げた。2位は、トレヴァー。インパクトではXディビジョン王座の中心として活躍していて、PWGやAAWでも活躍中だが、何よりも彼のホームであるCWA-MAでの活躍。
クラシカルからハードコア、ベビー/ヒール全開の内容にロイヤルランブル形式の試合とリック・フレアーやROH時代のブライアン・ダニエルソンばりに名勝負連発の名実共に絶対王者として君臨。相手は無名な選手も多いのだが、トレヴァーの手にかかれば関係なし。相手を引き出しその上でなぎ倒す。ある意味一番ストロングスタイルを体現している選手かもしれない。ハイフライングや大技偏重の戦いに飽きたなら、トレヴァー・リーを間違いなく追うべき。
そして3位はサミ。OI4K/キラー・カルトとしての活躍のみならず、インパクトやLUでの活躍に各インディー団体での活躍もあり。殆ど休みなしで毎週どこかの有名団体で彼の姿を見るというまさにワーカホリックな一年を送った。個人ではLUとAAWでの王者時代が印象的。レスラー活動のみならずCZWのクリエイティブに団体運営、スクール運営と何でもこなしてしまう所も評価。

新人
1 ジニー
2 シュラク
3 MJF(マクスウェル・ジェイコブ・フリードマン)
1位はUKシーンのファッショニスタ・レスラー・ジニー。
キャリア2年余りだが、UKシーンを代表するヒールとして君臨。トニー・ストームらと共にシーンを押し上げる活躍を見せた。スタイルズクラッシュやレインメーカーを必殺技に使っているが、決してエディットレスラーではなく、ヒールプレイの上手さで戦っていく選手。間違いなく将来WWEに行くであろう逸材。
2位は、デスマッチシーンからシュラク。遅咲きの37歳だが、CZW、GCW、IWAなどで活躍。ワイフビーターを彷彿とさせる粗野な試合内容は、ロマンを感じさせる。
2017年終盤にはDTU世界エクストリーム級王座も獲得。2018年はトーナメント制覇への期待もかかる。
3位はMJF。CZWワイアード王座を2度巻いた選手で、各インディー団体にも徐々に引っ張りだこになってきている選手。
小生意気ヘタレイケメンヒールというアメプロらしさを既に多く持っている選手。
試合の内容はこれからだが、プロモ力はかなりのものを持っている。

【最優秀興行】
1位:2017年2月4日
OTT「Martina's Gaff Party 2: Back In The Dr. Dre – Dublin」
2位:2017年3月26日
PROGRESS Wrestling
「Chapter 46: I Like To Chill Out Here And Shoot Some Dinosaurs 」
3位:2017年9月16日
GCW 「Nick Gage Invitational 2」
1位はOTTから。アンドリュース対ハスキンス、リドル対マーティ、デヴリン対ベイリー、ピート対スマイルと凄まじいクオリティの4試合が大当たり。どれも違う良さを持っていて、非常に充実しつつも観やすい構成となっていて必見。
2位は、PROGRESSより。トニー・ストーム対ダリア・ブラックの同郷対決。ハスキンス対アクセル・ディーターJr.のテクニカル勝負に因縁のライバルジミー対オスプレイのデスマッチ。更に今年一番ホットな数え歌となったリドル対ウォルターの初戦。そして元パートナー対決となったピート対アンドリュースとバラエティに富んで高クオリティというこれぞPROGRESSという所を見せた大会。
3位は、やっと主催者ニック・ゲイジが参戦したゲイジ主催トーナメントが3位。DTUからシクロペとミエド、FREEDOMSから正岡が参戦しまさにデスマッチ三角貿易を象徴する大会。ゲイジ対シクロペのベテラン対決がショーをスティールし、マーカスやシュラクといった若手も躍進し、最後は、最後のデスマッチトーナメント参戦となったトレモント対主催者ゲイジの2戦目で締めるという濃密なデスマッチ漬けの内容。

団体
1 PROGRESS Wrestling
2 OTT(Over the Top Wrestling)
3 GCW(Game Changer Wrestling)
この三団体以外にもPWG、AAW、RPWにEVOLVE他、今年は各団体凄まじい内容で実に迷ったものの捨て試合の少なさ、完成度、メンバーの多様性、サプライズに富んでいたUK2団体とどの大会も壮絶なデスマッチを生み出し、かつてのIWA、CZW、IWSなどの熱狂をシーンに生み出したGCWが3位。1大会毎の完成度・多様性・メンバーのバラエティ性・サプライズと団体としての完成度はPROGRESS。メジャーとインディーのミックス。男子と女子の共存。今の時代に求められる在り方をPROGRESSは持っている。2位OTTはPROGRESSに続け、追い越せとばかりに躍進を続ける団体。WWEとの貿易を続けるPROGRESSと新日&ROHとの貿易を続けるRPWの良さを両方持っている団体。試合のクオリティもうなぎ登り。今後再注目の団体。GCWは、今年のトーナメント2つが外れなしの名大会となった。日本のデスマッチファンにももっと見てほしい団体。2000年代前半〜中盤の盛り上がっていた頃のデスマッチを見る事が出来る団体。


頑張りま賞
1 205LIVE
2 ランディ・オートン
3 マイケル・エルガン
1位は、人材の墓場205LIVE。2位はもうやる気を感じられないオートン。そして3位はお騒がせエルガン。

最優秀抗争
1位;マット・リドル対ウォルター
2位:キース・リー対ドノヴァン・ダイジャック
3位:ブリティッシュ・ストロング・スタイル対CCK
1、2位は2017年のトレンドであるモンスター&超人ファイト路線を引っ張った2つの数え歌から。もしダイジャックがWWEに行ってなければ1位にもっと肉薄した可能性はある。3位は主にPROGRESSで行われた抗争。主にピートとトラヴィスの抗争なのだが、ユニットを巻き込んだプロモに試合はどれもハイクオリティ。BSSの憎たらしさが光った抗争であった。