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古城ベニーさんが選んだアメプロ大賞2015

あけましておめでとうございます。
今年もよろしくお願いします。

アメプロ大賞に投票します。


・MVP

1位:ティモシー・サッチャー
2位:セス・ロリンズ
3位:ディーン・アンブローズ


サッチャーは試合数こそ少ないですが、貢献度という面においては随一。
Evolveのエースという言葉が相応しいかもしれません。
若手かと思っていたら十年選手らしいですね。
玄人をも唸らせるレスリングで好勝負を「量産」(この言葉は相応しくないですね)してくれました。


怪我により年間通しての活躍は出来ませんでしたが、今年のWWEを牽引したのは紛れもないこの男。
RRではレスナー、シナといった超スーパースターにも負けず劣らずの大活躍。
勢いそのままにWMで王座獲得、負傷するまで王座を防衛し続けました。
シナ、アンブローズ、スティング、ケインとあらゆるタイプのレスラーに対応できたのは流石でした。
かなりの大怪我ということで、復帰前のパフォーマンスができるかどうか不安ですが
彼ならそんな困難も乗り越えてくれると信じたいです。


アンブローズは敢闘賞にしようかとも思いましたが、
会社の信頼も厚そうなのでこの位置に。シールド時代とはまた違う魅力を存分に発揮してくれました。
今の闘い方になり、ファイトスタイルも固まってきた印象を受けますね。
ファンの渇望をより高めてくれた一年でした。来年は是非WWE王座獲得を!


・年間最高試合

1位:ティモシー・サッチャーvsジョニー・ガルガーノ(Evolve 51)
2位:ラシュリーvsカート・アングル(TNA Impact Wrestling 3/20)
3位:ベイリーvsサーシャ・バンクス[30分アイアンマン戦](NXT Takeover Respect)


緊張感。この試合を一言で言ってしまえばこのフレーズが浮かぶと思います。
技をかける、技をかけられるというものの再構築を図ったといってもいいでしょう。
ティモシーのレスリング・マッチに外れなし。

ラシュリーのトータル・パッケージな能力の高さに驚き、
アングルの研ぎ澄まされたここぞの集中力を堪能。
年齢を考えると、カートにとっては最後の煌きかもしれないという事実を踏まえて。
PPVではありませんでしたが、オンリーワン感が一番強かったのはこの試合だと思います。

歴史に残る、という点ではこの試合か。
WWEにおいて女子の試合は久しくまともに行われてきませんでしたが、
下部団体からの突き上げと言う点で非常に意義深い試合だったかと。
WWEにおいてアイアンマン・マッチは一つのブランドであり、一つの誇りであります。
そんなアイアンマン戦がNXTで行われたという事実に驚きと共に喜びを感じます。
女子の試合は見ないよ、と言う人も(事実私がその一人です)是非見て欲しいですね。


・最優秀タッグ

1位:ニューデイ
2位:ヤングバックス
3位:ブライアン・マイヤーズ&トレバー・リー


ダッドリーズの復帰、PTP念願の王座獲得など、今年も話題を提供したWWEのタッグ部門。
その中で一際存在感を放っていたのがニュー・デイではないでしょうか。
クッキー・ヒールがうまくはまっていた印象があります。

ブリスコ兄弟が持っていたインディペンデントの兄弟タッグの象徴。
ここ数年ですっかりヤングバックスのものになった感がありますね。
今年もいつ休んでるんだというぐらい試合に出てましたからね。

WWEというアメリカンプロレスの本流に長年籍を置いてきた
アメプロの申し子(ちょっと褒めすぎか)のマイヤーズと、
ハーディーズを源流に持ち、独創的なファイトスタイルで
インディーから着実にステップアップし続けるリーのタッグは
予想以上の化学反応をもたらしたのではないかと。
タッグとしての試合数は少ないですが、個人的にインパクトが強かったので。


・敢闘賞

1位:クリス・ヒーロー
2位:ケビン・オーウェンズ
3位:トレバー・リー


腹の出っ張りもなんのその。今年のヒーローは正にベテランとしての面目躍如となった一年でした。
EvolveやPWGでの活躍はもちろん、大小さまざまな団体に出場していた印象があります。
選外になってしまいますがNOAHでの活躍もありましたね。

異例のスピードで昇格となったオーウェンズ。
そのファイト・スタイルゆえ1軍でも適応できるか不安視されましたが、
なんのことはない、ミスター・レスリングは健在でした。
シナ相手にいきなり勝利を飾るとIC王座を奪取。来年もその勢いが続くかどうか注目です。

リーが22歳にしてキャリア8年という事実に私は驚きました。
上で述べましたが彼の奇抜な外見と相反する安定した戦いぶりは驚愕の一言。
WWEに引き抜かれがちなインディー界ですが、今後の主軸を担っていくだろうと予期させます。
(そういえばGFWって契約とかどうなっているんでしょうか)


・新人賞

1位:チャド・ゲイブル
2位:トレイシー・ウィリアムス
3位:ドノバン・ダイジャック


アマレス仕込みのテクニックでタッグ戦線に登場したゲイブル。
アングルと比較されることも多いですが彼は軽量級のようなので、オンリーワンを目指して欲しいですね。
もちろん相棒のジョーダンも活躍できれば言うことなしです。

ニュー・サブミッション・マスターの誕生か。
ウィリアムスはその愛称を予見させてくれる試合を見事に成し遂げました。
CAGEMATCHを見てもデビュー年が書いてなかったので若手かどうかは怪しいですが、一応入れさせてください。

インディーには珍しい巨躯を活かした闘いぶりがストロング・ポイントなダイジャック。
なんだか若いころのオートンを見ているようでした。
粗さも武器に出来ればもっと上にいけるポテンシャルを秘めていると思います。


・最優秀大会

1位:NXT Takeover Brooklyn(WWE 2015/8/22)
2位:Wrestlemania31(WWE 2015/3/29)
3位:Money in the Bank(WWE 2015/6/14)


個人的な話になりますが、インディー系は大会全体ではなく試合ごとに見ているので
この賞は必然的にWWEで占められることになります。
そんな中1位にNXTの特番が。PPVとの兼ね合いがあったとはいえ、
WWE並みの大会場で開催、しかもクルーズのデビュー、女子王座戦、NXT王座戦と見所盛りだくさん。

レッスルマニアは近年では一番成功したといっていいのではないでしょうか。
(30はブライアンに2試合やらせるという無茶をさせましたからね)
元シールド勢がいずれも輝いた、大物ゲストが話題だけに終わらなかったと言う点で特筆すべきものがあります。

3位はECと迷いましたがこちらを。
ECは大会としてのバランスと言う点でもう少しどうにかできなかったか、というポイントがあったため。
やはりFCW時代からあるライバリティーが発揮されると言うのはいいですね。


・最優秀団体

1位:Evolve
2位:WWE
3位:PWG


1位にEvolveを選んだのは、DGUSAが興行を行えていない中で
レスラー達がのびのびと自分のファイトを行える環境があったということと、
異例中の異例といえるWWEとの提携を発表、実現させたことが挙げられます。

WWEはNXTの拡大、充実というプラスの点もあった反面、
1時間という放送枠にスーパースターが収まりきらなくなっているなど、
ともすれば膨張・肥大ととられかねない部分があることに加え、
ロリンズをはじめとする怪我人の多さによる適切でないマネジメントがあったので。

PWGは興行数の少なさ、ROHの選手貸し出し禁止(詳しいことは分かりませんが)など
問題点がありながらもそれを乗り越えるようなブッキング、インディペンデントにおける
新しい風をいち早く吸収する姿勢のようなものが感じられましたので。


話題のルチャ・アンダーグラウンドに関しては私自身が殆ど未見であること、
団体と言うよりは番組プログラムといったほうが相応しいために入れませんでした。


・頑張りま賞

1位:ソロモン・クロウ(サミ・キャリハン)
2位:カリスト
3位:TNA


クロウはNXTという巨大戦力の中でいかに輝けるか期待していたのですが、
結局一回も特番に出ることなく退団してしまいましたね。
インディーに戻ってどういった働きを見せてくれるか、というポジティブな意味で選びました。
復帰が11月末でしたが早くも大暴れしているようですね。


カリストはやはりミステリオと比較されてしまうのが常なのですが、
ポテンシャルは随一である事をTLCにおいて発揮してくれました。
来年はシングルプレイヤーとしての活躍も是非見てみたいところ。


TNAはとにかく離脱者が多すぎ、テレビ放送打ち切り寸前など
リング外でのトラブルが多かった1年でしたね。
試合は安定してよかったので来年POPに移っても継続して頑張ってもらいたい。
(ただG+が打ち切られてしまったのは日本のファン的には痛い。これで日本公演の目もなくなったか)


・最優秀抗争


1位:ジョン・シナvsケビン・オーウェンズ
2位:セス・ロリンズvsディーン・アンブローズ
3位:ダーティー・ヒールズvsザ・ウルヴス


衝撃のWWEデビューを飾ったシナvsオーウェンズ、
最高の仲間にしてライバルのロリンズvsアンブローズ、
タッグの限界よもう一度、ヒールズvsウルヴスを選ばさせていただきました。
ちなみにウルヴスは最優秀タッグに入れようかとも思いましたが選外という形に。