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小泉”ダーティ”次郎さんが選んだアメプロ大賞2008

MVP
1 位 ナイジェル・マッ ギネス
ROHを見ていると、この1位、2位は確定で すね。
 ナイジェルは予想以上の成長を見せどの王座戦も外れ無し。
 確立されたスタイルに拠る所も大きいですが、
 そのスタイル自体を複数生み出した事を考えると文句なしにMVPです。
2 位 ブライアン・ダニ エルソン
アメドラは相変わらずの名勝負製造機な上に
 更にWXWのヒール・ムーブ、日本公演時のサブミッションといった
 プロレス道への模索、挑戦が見られたのには感嘆するしかありません。
 かつてプロレスがつまらないと言われた男とは思えません。
3 位 HBK
07年、シナとの抗争以降肉体的限界が見られ たにも関わらず
 まさかの復活でフレアーの送別からジェリコとの抗争まで1年を通して素晴らしい活躍を見せました。
 ジェリコを選んでも良かったのだけれどあの顔芸に痺れたのでここはHBKを選出。

年間最 高試合
1 位 NWA王座戦:ア ダム・ピアース(ch)対ブレント・オブライト
(ROH「DEATH BEFORE DISHONOR VI」8/2)
(ブラックアイ2さんのプロレス大賞では DDTの3 本勝負:ケニー・オメガ対飯伏幸太を選出)
最後まで悩んだけど思い切ってこれを1位にしよう。
 予想値とプロレス史上最も離れた実際値を見せたエピック・マッチ。
 薄汚れたNWAの代紋が黄金の輝きを一瞬取り戻しました。
 見直しが進みながらも平均的なクオリティが期待できず、
 また現代の多様化から遺物と化しつつある80年代アメリカン・プロレス。
 その可能性を思い出させる試合が最もクオリティの高いROHという団体で行われた意味は大きい。
2 位 ROH王座戦:ナ イジェル・マッギネス(ch)対ブライアン・ダニエルソン
(6th Anniversary Show 2/23/08)
抜けた穴を埋めるといっちゃあ失礼だけど2位 はこれにしましょう
 頭部への攻撃禁止というストーリー上頂上対決にもかかわらず
 激戦と言うイメージが残らずサムシングでやや見劣りするんですけれど
 ストーリーの表現も含めて試合のクオリティは間違いなく一番の出来でしたからね。
 ナイジェルが同等に立った中、魅力を失わずに一層の可能性を見せ
 3年連続で年間最高試合ランクの試合をしたので意義もある程度あると言える。
3 位 TNA 王座戦、ケージ・マッチ:カート・アングル(ch)対サモア・ジョー
(TNA Lockdown 4/13/08)
ケージの再定義、斬新なMMA風景の導入。
 米インディーお家芸である創造性をWWEで育ってきたカートが見せるとは思いませんでした。
 只ジョーはレスナーの代役も同然なので3位以外には入りませんけれど。

最優秀 タッグ
1 位 エイジ・オブ・ ザ・フォール(ジミー・ジェイコブス、タイラー・ブラック)
どれも素晴らしいタッグでしたがAOTFは試 合面だけでなく
 ジェイコブスをカリスマ化させ、ブラックをトップ・レスラー化させる、という
 レスラーを化けさせる軍団という側面を持っているため1位に。
2位 ケビン・スティー ン、エル・ジェネリコ
スティーンネリコはファンが待ち望んだROH タッグ王座、戴冠という業績と
 そのつながるスポット回しというブリスコズやMCMGと異なる独自の魅力を評価して。
3位 モーター・シ ティ・マシンガンズ
MCMGは既に完成されているので外部への参 戦数増加が単純に評価へとつながります。
 只09年はシングルで2人の活躍が見たい

敢闘賞
1 位 タイラー・ブラッ ク
ビッグ・マッチはほとんど外さないものの、
それ以外で思わぬ好勝負を見せたりはしないのでMVPではなくこっちに回しました。
ROH王者にしても良いと思わせる程成長しましたね。
2位 カート・アングル
ジョー、永田、JJ、アビスと広範囲の相手に 素晴らしい仕事をしました。
 コンディションが良くなってきたのならカートに再び夢を見られるかもしれない。
 只MEMがだらだら続きそうとか、相変わらずMMA参戦の噂はつきないとか不安要素は結構あるのが心配。 
3位 ジェフ・ハーディ
まず良くぞモチベーションが続いたな、と。
 HHHと絡んでたイメージしかないのだけど
 どれも一定のクオリティを満たしていて王座戴冠まで漕ぎ着けたのは評価したい。

新人賞
1 位 ケニー・オメガ
これ程の逸材がインディーのメジャー・シーン に出てこなかったのは不思議というしかないです。
 キャリア9年ってのは分かっているのですが私の中では新人扱いです。
2位 ジェイソン・ヘイ ズ
どインディー化しているIWA-MSのスター 候補。
 彼にはちょっとしたカリスマ性があるように思います。
3位 ブロディ・リー
そういや彼もいました。
 いつぞやのデス・マッチでの輝きが忘れられません。
 素材としては面白いものがあります。

最優秀 大会
1 位 ROH Death before Dishonor IV 8/2
全てROHから。
 ほとんどインディー・オールスター状態ですから当然と言えば当然ですね。
 DbDは雰囲気は素晴らしいく2つのMOTY候補を生み出しました。
2位 ROH Supercard of Honor III 3/29
Supercard of Honor IIIはクオリティが高すぎる事がパッケージ面で問題という異常な大会。
3位 ROH 6th Anniversary 2/23
6th Anniversaryは他ほど強烈なインパクトこそ無いがバランス、クオリティは文句なしです。

最優秀 団体
1 位 ROH
全然揺らがないね。
 ブッカーの変更や噂のTV放送が不確定要素としてあるも
 全て上手く転びそうな感じがする。
2位 WWE
WWEはベテランによる長期抗争の成功を初め として、中堅のトップ・レスラー化、
 ECW改造による新人育成、と団体として歯車が回った感じで将来に期待させる1年だったと思います。
3位 Chikara
Chikaraは独自の世界観を築いている点 を評価。
名物興行にはKing of Triosには日本からDDT、着ぐるみプロレスからKaiju Big Battelが参加、
大日との対抗戦をやったかと思えばヨーロッパに進出し忘れ去られたヨーロピアン・レスリングを復活、と
素晴らしいごちゃまぜっぷりです。
定期観戦する程でもないけど時々見たくなってしまい、見れば大抵満足させてくれますね。
シベルネティコとガントレットの特殊試合を成功させたのもポイント。 
次点 PWG
PWGは大小、大会がはっきり分かれており カード変更が多すぎ。
ついでにBoLAが未見なので次点止まりですね。

頑張り ま賞
1 位 ミッキー・ナック ルズ
なんと言っても彼女のデス・マッチが見られな いのは寂しい限りなんですよ。
 女性で体に傷がついたら大変でやれやれというのもアレなんだけど
 CZWの多人数マッチとか名折れのQotDMに出るぐらいなら
1試合、1試合だけでもじっくりとしたデス・マッチみたい。
 頑張りましょう、と言うか完全に期待ですね。
2位 ザンディグ、もと いCZWズ
こちらはまあひどいブッキングをするなぁ、と 呆れました。
 ウルトラヴァイオレンスと言われていたのは遠い昔のよう・・・
3位 ネクロ・ブッ チャー
ソリッド・ワーカーになって試合ではパッとせ ず
 CZWから撤退しROHでも20カウント・ルールに疎外される。
 ハードコア・ジーザスに明日はあるのか。

最優秀 女子レスラー
1 位 ベス・フェニック ス
我ながら難しい部門を作ってしまったな、と。
下の2人には1位にしがたい理由があるので順繰りで1位にしちゃいましょう。
中々相手、時間に恵まれませんが試合、コントの両方でインパクトを残しました。
マレラとのコンビは良く思いついたなぁ。
2位 サラ・デル・レイ
今年は本領を発揮した素晴らしい試合こそな かったものの
ヒール・ターンやS&Sでの演技、TPI,GPに参戦して男性と対戦と
将来につながる良い経験を積んだのではないでしょうか。
3位 キャンディス・ラ レー
本当は彼女を1位にしたかったんですよ。
でもあのキスが・・・(しつこいですね苦笑)。