Wrestling Heart:Match of the Year 70's part1の分析
名勝負 | 旗揚げ戦:アントニオ猪木vs.カール・ゴッチ(NJPW 3/6/72) US王座戦:デストロイヤー(ch)vs.ミル・マスカラス(AJPW 7/25/74) |
好勝負 | トーナメント決勝:ガイ・メルシエvs.ペーテル・ケイセル(French Catch 8/22/70) 3本勝負:ル・ペティット・プリンス、フランシス・ルイスvs.ダニエル・ノセド、ジャッキー・リチャード(French Catch 2/22/71) US王座戦、3本勝負:ザ・デストロイヤー(ch)vs.ミル・マスカラス(10/9/73) |
◆1970年
@トーナメント決勝:ガイ・メルシエvs.ペーテル・ケイセル(French Catch 8/22/70)
ペーテル細かな所作でブラフを利かせます。
力を込めている様子の見せ方も良く、今はその技が決まっていないだけ、と
ガイのレスリングにやられながらも弱さを感じさせません。
中盤ふと気を緩めた瞬間にガイの首を絞め一気に逆転。
高低使い分けたペーテルの攻めは良く、
ガイも絵作りを意識できていますね。
激しいアッパーカートの打ち合いを織り込んだり、
レフェリーの注意を混ぜながらエスカレートする様を強調し、
1本勝負の中で上手く高めていきました。
最後のフィニッシュも絵になっていましたね。
しっかり考え抜いて綺麗に作られた試合でした。
ぎりぎり好勝負。
(執筆日:4/?/21)
◆1971年
A3本勝負:ル・ペティット・プリンス、フランシス・ルイスvs.ダニエル・ノセド、ジャッキー・リチャード(French Catch 2/22/71)
ダン、ダン、ダンと軽快に受け身を取っていく
ライト・ヘビー級らしい韻踏みが心地よいですね。
プリンスの動きは相変わらずキレキレ。
序盤からドロップ・キックに場外転落受け身したりとサービス満点。
プリンス以外も良かったですね。
フランシスも中々鋭い動きで、
後半の昇竜拳のようなアッパーカートは気持ちが入っていました。
ダニエルはタイミング測る感覚よく、
フェイスをしっかり引き立てていましたね。
ジャッキーはダニエルと共にレフェリーの目を盗んでノー・タッチで交代したり、と
ヒール・タッグの王道で盛り上げましたね。
ただ煽るだけでなくてダウンするプリンスの頭部をマットに叩き付けたりと
思わず心配になる程の攻撃性をぶつけて熱量を高めました。
スーパースターのプリンスが鉄柱にぶつけられて流血?する等
最高にドラマチックな流れでした。
しかし最後がタオルが投げ入れられる形で、
その熱量の火炎樽が爆発しきらない悲劇的演出なのが、
味わい深いと言えば味わい深いですが、やっぱり勿体なく感じます。
1971年のMOTYです。
文句なしに好勝負。
(執筆日:4/?/21)
◆1972年
B旗揚げ戦:アントニオ猪木vs.カール・ゴッチ(NJPW 3/6/72)
70年代の新日。
それが目指すべき防御のレスリングを提示しています。
ゴッチが鬼神的表情、見得を見せているのは興味深いし、
ショルダー・タックルやアブナミドル・ストレッチといった技があくまでそのレスリングの世界観の中で描かれているのも面白い。
猪木が全編を通してリアルであったスポーツのレスリングです。
この仕切る作法のあるスタイルの最大の欠点はストーリー・テリングの弱さですが、この試合は時間配分が絶妙です。
スタイル上パッと見は同じ風景が並ぶので
試合時間を増して60分時間切れとか狙う傾向があるのですが、
この試合は20分弱という試合時間を設定し絶妙の試合時間配分で試合を展開させていく。
ゴッチが脚攻めの展開を(足を引っ張る1回→仕切る)X繰り返しで実行していたのには感心しましたね。
ゴッチは新日スタイルにおいては確かにプロレスの神様と称されるだけの技術とセンスがある。
終盤は猪木の受け表現が光りぐいぐいと試合に惹きつけて行きましたね。
ただフィニッシュがいまいち。
敢えてエースの猪木を勝たせないのなら考えて考え抜いてフィニッシュを用意しなくては。
非常に中途半端です。
その点が惜しまれますがぎりぎり名勝負に入れましょう。
充実度はピカイチです。
(執筆日:10/24/10)
◆1973年
CUS王座戦、3本勝負:ザ・デストロイヤー(ch)vs.ミル・マスカラス(10/9/73)
4年前にフルタイム・ドローをやっている両者の激突。
組み付いた状態で相手がどのような体勢にあるかを観察し、どう切り崩せるかを思考している。
常に緊張感を持って臨むレスリングは何も誇張していなくても見応えがあります。
ロープ・ワークやアーム・ドラッグで緩急をつけると
デストロイヤーは大技ブレーン・バスターを力強く行い、
それを凌いだマスカラスが華麗なフライング・クロス・チョップでフィニッシュ。
充実且つ王道の展開です。
1本目の勢いを引き継いだ2本目の中で試合は変質していく。
当時の限られた中で徐々にエキサイトさせ、スタイル・クラッシュを実現させる繊細さは目を見張るものがあります。
4の字でフィニッシュ。
3本目はデストロイヤーが引き続き脚攻め。
その前の本の内容を引き継ぐというのは簡単な事に見えますが
ダメージ癒えぬまま同じ事を決めればそのまま決着するはずです。
そのジレンマを感じさせずに試合を面白くさせるのは技量のなせる業です。
大技、及び当時それ以上にダメージの大きなスポットとされていた場外転落で
クライマックスは必死の感情のこもった一進一退を鬩ぎあいを見せてくれました。
レスリング、大技の位置づけ、ストーリー、三拍子揃った完成度の高い内容。
文句なしに好勝負。
(執筆日:9/1/11)
◆1974年
DUS王座戦:デストロイヤー(ch)vs.ミル・マスカラス(AJPW 7/25/74)
レスリング。
細かいリズムと緊張感を持って対面する中で
アーム・ドラッグに切り返されてもアーム・ロックを放さなかったりと攻守は表裏一体と化し、
グラウンドでは体重をのせてずっしりと重みを増し、
スポーツ的観点からは意味のない場所で跳ね起きて見得を切っている。
前年はアマレス思考がベースにあったけれど
この試合にはエキシビション的立場から抜け出した真善美がある。
1本目はマスカラス柔軟な体を使ったリアルな動きでデストロイヤーのサブミッションをかわしていくと
デストロイヤーがレフェリーの目を盗んだラフ殺法に。
前年ならそこで沈む流れですがマスカラスが同じ戦法でやり返します。
そしてマスカラスがフライング・クロス・チョップにいった所で
見事なカウンターを持ってデストロイヤーが先取しました。
豊かに発展していてこの1本目だけでも好勝負といえるぐらいです。
2本目はデストロイヤーの首攻め。
全体の動きが落ちてじっくり見せる形の中で
マスカラスはまず自分の体を大きく見せるアピールで注目を集めます。
そこからがこれまた妙をついていましたね。
フライング・クロス・チョップが必殺技ながら1本目の敗北のきっかけになった事で使いづらいというジレンマの中で
掟破りの4の字を仕掛け、防がれるもヘッド・ロックを決めてコーナーにぶつけるという戦略で1本取る所まで持っていく。
当時は必殺技が設定により成り立っていった事もあって
必殺技を封じられた状態での攻防は中々難しかった事を考えると随分先進的な内容でしょう。
3本目は遂に4の字が炸裂。
何とか逃れたマスカラスがしっかり足を引きずってダメージを伝え、激戦の趣へ。
デストロイヤーがまさかのフライング・クロス・チョップを打ち相打ちになるという名場面もありましたが、
最後はアクシデントでデストロイヤーの頭部がリープ・フロッグにいったマスカラスの股間にぶつかり試合続行不可能。
余りにひどい結末ですが、それによって評価を落としても尚この試合は名勝負と言わざるを得ない。
ぎりぎり名勝負。
(執筆日:10/11/11)
注目試合の詳細
@NWA王座戦、3本勝負:ドリー・ファンクJr(ch)vs.アントニオ猪木(8/2/70)組むと猪木がバックを取ろうとする。
ドリーが腕を押さえて防ぎロープ・ブレイク。
がっぷり組む。
猪木がヒップ・トス。
バックを取ろうとするもドリーが回転して逃げる。
組むと猪木がフロント・ヘッド・ロック。
転がす。
ドリーが起き上がりスナップ・メア。
仕切りなおし。
組むとドリーがヘッド・ロック。
グラウンドに倒す。
猪木が両肩をつけにいく。
返されるもグラウンド・ヘッド・シザース。
ドリーが跳ね除ける。
組むと猪木がコーナーに押し込む。
クリーンに離れる。
組むと同時に猪木がアーム・ドラッグでアーム・ロック。
ドリーが起き上がりヒップ・トスへ。
猪木がロックを離さず。
ドリーはロープに振ると伏せる。
猪木がその前で止まる。
組むと猪木がロープに押し込む。
クリーンに離れる。
組むとドリーがヘッド・ロック。
ハンマー・ロック。
回転した猪木を潰すようにアーム・ロック。
猪木がブリッジで起き上がる。
ドリーが脚をかけて倒す。
猪木が回転し蹴り飛ばす。
猪木がハンマー・ロック。
逃げようとするドリーについていき倒す。
ドリーが起き上がりドロップ・トー・ホールド。
レッグ・ロック。
インディアン・デス・ロック。
猪木がロープに逃げる。
組むと猪木がヘッド・ロック。
ドリーが転がし両肩をつける。
猪木が元に戻す。
ドリーは起き上がると低いバック・ドロップのように両肩をつける。
猪木がカウント2で返して元に戻す。
ドリーは起き上がると持ち上げようとする。
猪木が首投げでグラウンドに倒す。
10分経過。
ドリーは起き上がるとレッグ・ブリーカー。
レッグ・ロックを狙う。
猪木がもがいて逃れる。
組むと猪木がコーナーに押し込む。
クリーンに離れようとする猪木にドリーがタックル。
レッグ・ロック。
猪木が逃れてアーム・バー。
ドリーが逃れてSTF。
ヘッド・ロック。
ロープに脚をかけ威力を強化する。
腰にニー。
レッグ・ロック。
セコンドと手を繋ぎ強化しようとするもチャンスが得られない。
インバート・インディアン・デス・ロック。
レッグ・ロック。
猪木が下から腕をとる。
ハンマー・ロックで倒すと腕にストンピング。
ハンマー・ロック。
ドリーは起き上がるとロープに振りドロップ・キック。
猪木もドロップ・キック。
アーム・ドラッグでアーム・ロック。
ドリーは起き上がるとロープに振りボディ・スラム。
猪木がボディ・スラム。
アーム・ドラッグでアーム・ロック。
ドリーがロープの反動でヒップ・トスを狙うも猪木はロックを離さず。
ドリーが起き上がりロープに振る。
猪木がショルダー・タックル。
ロープに走る。
ドリーがドロップ・トー・ホールドからレッグ・ロック。
猪木がリスト・ロック。
ストンピング。
ハンマー・ロック。
両肩をつけにいく。
ドリーが防ぐ。
ロープ・ブレイク。
組むとドリーがヘッド・ロック。
アーム・ロック。
回転して倒す。
猪木が回転してハンマー・ロック。
アーム・ロック。
ドリーが起き上がるとロープに振りヒップ・トス。
キー・ロック。
体勢を変えた猪木を元に戻す。
元に戻す。
25分経過。
元に戻す。
猪木がロープに逃げる。
ドリーが腕にストンピング。
猪木が場外に逃れる。
ドリーは戻ってきた猪木の腕を取る。
ロープに絡め殴り蹴りつける。
ストンピング。
猪木が場外に転落する。
リングに戻る。
ドリーが場外に出て間を置く。
ドリーがコーナーに押し込みエルボー。
猪木が殴りつけていきターン・バックルにぶつける。
ヘッド・ロック。
ドリーがコーナーに押し込み腹にエルボー。
猪木が殴り返しヘッド・ロック。
ドリーが起き上がりバック・ドロップに切り返す。
スナップ・メア。
エルボー・ドロップ。
カバー。カウント2。
チン・ロック。
ターン・バックルに2度ぶつけバタフライ・スープレックス。
カバー。1,2,3!
ドリーが先取!
ドリーがコーナーに振りニー。
エルボー。
スナップ・メア。
チン・ロック。
バタフライ・ロック。
起き上がった猪木の脚を蹴りつける。
猪木がバタフライ・ロックに返そうとする。
ドリーが更に回転させ戻す。
回転しあって猪木が体勢を入れ替える。
バックを取ると後ろに転がす。
ボディ・シザース。
ドリーが体勢を変えエルボー。
上にのる。
ジャンプする。
猪木がボディ・シザースに捕らえる。
ドリーが上から殴りつけナックル・ロックで押し込む。
猪木が起き上がる。
ドリーがロープの反動からモンキー・フリップ。
上にかぶさろうとする。
猪木がボディ・シザースに捕らえる。
ドリーが逃れレッグ・ロック。
ニーを落とす。
ストンピング。
場外に落とす。
場外に下りると椅子に叩きつけていく。
リングに戻る。
猪木を引き入れると反対に投げ落とす。
場外に下りるとテーブルに叩きつける。
リングに戻る。
猪木を引き入れるとバタフライ・スープレックスを狙う。
猪木がこらえてリバース・スープレックスを狙う。
ドリーがこらえて狙う。
猪木が防いでリバース・スープレックス。
カウント2で返されるもジャーマンで1,2,3!
猪木が追いつく!
猪木がバックを取る。
ロープ・ブレイク。
猪木がアーム・ドラッグで倒しアーム・ロック。
ドリーが起き上がりヘッド・ロック。
猪木がロープに振りフライング・ヘッド・シザース。
ドリーが逃れニー。
ニー。
ヘッド・ロック。
ロープに振られショルダー・タックル。
ロープに走りショルダー・タックル。
ロープに走る。
猪木がフライング・ヘッド・シザース。
ドリーが体勢を変えてすり抜けヘッド・ロックへ。
猪木がグラウンド・ヘッド・シザースにすぐ返す。
ドリーがすり抜けエルボー・ドロップ。
エルボー・ドロップ。
カバー。カウント2。
エルボー。
エルボー。
ロープに振る。
猪木がハリケーン・ラナを狙う。
耐えられるも強引に決める。
ドリーが上体を起こし両肩を押し込む。
ロープを掴む。
ブレイク。
エルボー。
両脚を取って倒しボストン・クラブを狙う。
猪木が回転して投げる。
ドリーがボストン・クラブを狙う。
猪木が回転して投げる。
猪木が逆にボストン・クラブを狙い決める。
ドリーが上体を起こして押さえこむ。
猪木が体勢を入れ替えるもロープ・ブレイク。
ドリーが場外に逃れる。
リングに戻す。
組むとドリーがフルネルソン。
猪木がミュール・キック。
カバー。カウント1。
ヘッド・ロック。
ドリーがロープに振ると両者激突。
両者ダウン。
ドリーがロープにのってのボディ・シザースで落とす。
ストンピング。
45分経過。
リングに戻る。
猪木をエプロンに引き上げるとエルボー。
猪木が場外へのスナップ・メア。
椅子にたたきつける。
リングに戻る。
戻ってきたドリーにスナップ・メア。
4の字を決める。
ドリーがロープに逃げる。
ドリーがニー。
ヒップ・トスからキー・ロック。
体勢を変えた猪木を元に戻す。
元に戻す。
元に戻す。
猪木は起き上がると殴りつける。
ドリーが髪をつかんで倒しアーム・ロック。
腕にニーを落とす。
リスト・ロック。
猪木が起き上がり殴りつける。
ドリーが髪をつかんで倒しリスト・ロック。
猪木は脚を掴んで倒すとレッグ・ロック。
ドリーがふくらはぎを叩きつける。
エルボー。
エルボー。
猪木がアブナミドル・ストレッチを狙う。
ドリーがロープに逃げる。
エルボーで猪木を倒すとストンピング。
ロープに振る。
猪木がロープの間から場外に転落。
リングに引き戻すとエルボー。
ヘッド・ロックにきた井の木をロープに振る。
セコンドが脚を掴んで猪木を倒す。
ドリーが猪木を場外に落とす。
ドリーがレフェリーの注意を逸らしている隙にセコンドが猪木を殴りつける。
ドリーは猪木をエプロンに引き上げるとターン・バックルにぶつける。
平手。
リングに引き入れ殴りつける。
猪木が殴り返しブレーン・バスター。
カバー。カウント2。
場外に落とす。
エプロンから飛び殴りつける。
ドリーが猪木をエプロンに叩きつける。
もう1回。
リングに戻る。
戻ってきた猪木にエルボー。
ヘッド・ロック。
猪木がロープに振ると両者激突しダウン。
ドリーがスナップ・メア。
エルボー・ドロップへ。
猪木はかわすとカバー。カウント2。
ドリーがヘッド・バッドを決めるが自分も倒れる。
猪木が先に起き上がりダイビング・ニー・ドロップ。
カバー。カウント2。
もう1発狙う。
ドリーはかわして自爆させると脚にエルボー・ドロップ。
カバー。カウント2。
コーナー上からダイビング・ニー・ドロップ。
カバー。カウント2。
ストンピング。
コーナー上へ。
猪木が捕まえデッドリー・ドライブ。
カバー。カウント2。
残り5分。
ヘッド・ロック。
ドリーがバック・ドロップに切り返す。
カバー。カウント2。
猪木がカバー。カウント2。
返された勢いで猪木が場外に落ちる。
ドリーも場外に。
殴りあう。
ドリーがエプロンに叩きつける。
同時にリングに戻る。
猪木がボディ・スラムからカバー。カウント2。
ボディ・スラムを狙う。
猪木が潰す。カウント2。
ドリーがバタフライ・スープレックス。
ちょっとしてからカバー。カウント2。
ロープに振りショルダー・スルーを狙う。
猪木が蹴り上げカバー。カウント2。
ドリーがヘッド・ロック。
ロープに振られショルダー・タックル。
ロープに走る。
猪木がアブナミドル・ストレッチ。
ドリーがロープを掴み場外へのヒップ・トス。
残り2分。
ドリーは猪木をエプロンに引き上げ張り手。
猪木は脚を掴んでドリーを場外に引き摺り下ろすとリングに戻ろうとする。
ドリーが脚を掴んで引っ張るとテーブルに叩きつける。
リングに戻る。
戻ってきた猪木にフルネルソン。
猪木は起き上がるとミュール・キック。
ボディ・スラム。
カバー。カウント2。
起こそうとする。
ドリーがインサイド・クレイドル。カウント2。
殴り合う。
猪木がアブナミドル・ストレッチ。
ドリーがロープに逃れ場外へのヒップ・トス。
猪木がリングに戻るも時間切れ!
CUS王座戦、3本勝負:ザ・デストロイヤー(ch)vs.ミル・マスカラス(10/9/73)
デストロイヤーがタックルへ。
マスカラスはかわすと組み付いてロープに押し込む。
クリーンに離れる。
組む。
デストロイヤーは力負けして腰が落ちる。
ロープ・ブレイク。
組むとマスカラスがヒップ・ドロップを狙うもかわされる。
組むとデストロイヤーがスクール・ボーイ。
マスカラスが両肩がつかないように耐え両脚で首を挟む。
ロープ・ブレイク。
ナックル・ロック。
デストロイヤーが後ろに投げかぶさる。
マスカラスがブリッジ。
体勢を入れ替えかぶさる。
ブリッジするデストロイヤーを潰す。
デストロイヤーが体勢を入れ替える。
マスカラスが体勢を入れ替える。
ロープ・ブレイク。
組むとマスカラスがロープに押し込む。
ロープ・ブレイク。
デストロイヤーが腕を取り倒す。
マスカラスは起き上がると腕を押し上げようとする。
デストロイヤーが脚をかけて倒そうとする。
マスカラスが裏に回る。
デストロイヤーが回転してグラウンドに倒す。
ロープ・ブレイク。
マスカラスは腕を挟むと上に覆いかぶさる。
バックに回る。
デストロイヤーが腕を取って前に投げようとする。
マスカラスは腕を取って防ぐ。
デストロイヤーがロープに逃げる。
ナックル・ロック。
マスカラスはロープに押し込んで勢いを付けると巴投げ。
ナックル・ロック。
マスカラスがロープに押し込む。
ロープ・ブレイク。
組むとデストロイヤーがヘッド・ロック。
ロープに振られショルダー・タックル。
グラウンド・ヘッド・ロック。
マスカラスがグラウンド・ヘッド・シザースに切り返す。
デストロイヤーが跳ねてすり抜ける。
組むとデストロイヤーがハンマー・ロック。
閂ロック。
マスカラスが脚を取って倒す。
裏返そうとするもデストロイヤーは手で脚を押さえて防ぐ。
マスカラスは両脚を取る。
後ろに倒れて戻してで締め上げる。
2人共両脚を締め上げる。
2人共離す。
マスカラスがデストロイヤーをロープに押し込むも離れる。
ナックル・ロック。
かぶさるように組み付くと転がす。
デストロイヤーの両肩をつけにいく。
デストロイヤーがブリッジ。
マスカラスがフロント・ヘッド・ロック。
デストロイヤーがロープに逃げる。
組むとデストロイヤーがハンマー・ロックで後ろに回りバタフライ・ロック。
マスカラスが脚を取ろうとするも読んだデストロイヤーが離れる。
ナックル・ロック。
マスカラスが股下から脚を押し上げようとする。
デストロイヤーが逃れる。
組むとデストロイヤーがアーム・ドラッグ。
マスカラスがグラウンド・ヘッド・シザース。
デストロイヤーは左右に跳ねてすり抜ける。
フロント・ヘッド・ロックへ。
マスカラスが回転して逃れる。
マスカラスがヘッド・ロック。
ロープに飛ばされショルダー・タックル。
ヘッド・ロック。
グラウンドに倒す。
腕も巻き込んでいる。
デストロイヤーは体勢を直して起き上がるとロープに振りキッチン・シンク。
ショルダー・ブロックを叩き込む。
デストロイヤーをロープに押し込むとショルダー・ブロック。
両腕を挟んでグラウンドに倒すとニー・ドロップへ。
マスカラスは避けると低いながらもブレーン・バスター。
カバー。カウント2。
デストロイヤーがブロー。
マスカラスが張り手。
デストロイヤーがエルボー。
マスカラスが張り手。
デストロイヤーがヘッド・ロック。
ロープに飛ばされショルダー・タックル。
ロープに走る。
マスカラスがフライング・クロス・チョップ。
もう1発決め1,2,3!
マスカラスが先取(12分)!
指が入ったかデストロイヤーは目を気にしている。
ナックル・ロック。
マスカラスがロープに振りフライング・クロス・チョップ。
カバーするもカウント2。
スナップ・メアから首の上に座るように変形バタフライ・ロック。
デストロイヤーは頭を落として体勢を変えると起き上がりリバース・スープレックス。
マスカラスが体勢を入れ替えデストロイヤーの両肩をつけようとする。
体勢を変えるもロープ・ブレイク。
組むとデストロイヤーがスナップ・メア。
ニー・ドロップ。
チン・ロックからクルーシーフィックス。
カウント1で戻されるも再び両肩をつける。カウント2。
マスカラスを仰向けにするも自分の脚がロープにかかる。
体勢を変えあい離れる。
ナックル・ロック。
デストロイヤーが後転し手を捻る。
マスカラスは倒立すると両脚で首を挟んでグラウンド・ヘッド・シザースに引きずり込む。
デストロイヤーが逃れて4の字を狙う。
マスカラスが逃れる。
デストロイヤーが裏に回りバタフライ・ロック。
マスカラスが反転させようとする。
デストロイヤーが寸前で押し戻す。
マスカラスが一気にひっくり返し閂ロック。
デストロイヤーが下にすり抜け丸め込もうとする。
マスカラスは後ろに下がって防ぐと転がして起こしバックを取る。
そこから後ろにロール・スルー。
バックを取って離さない。
ロープ・ブレイク。
マスカラスがロープに押し込む。
敵じゃない、というかのように顔をやさしく叩く。
組むとマスカラスが腕を取ろうとするもロープに逃げられる。
デストロイヤーが軽くエルボーを入れて離れる。
組むとマスカラスがロープに押し込む。
胸をやさしく叩いて離れる。
組むとデストロイヤーがロープに押し込みエルボー。
マスカラスがすぐ張り手。
組むとデストロイヤーがロープに押し込むクリーンに離れる。
組むとデストロイヤーが腕を挟み捻る。
マスカラスがヒップ・トスで倒し後ろに回ろうとする。
デストロイヤーが回転して逃れる。
組むとマスカラスがフルネルソン。
締め上げていく。
デストロイヤーが何とか外し脚を取ろうとする。
マスカラスが転がすもロープに触れる。
デストロイヤーが起き上がる前にエルボー。
エルボー。
エルボー。
マスカラスが張り手。
デストロイヤーがエルボー。
マスカラスがパンチ。
デストロイヤーはロープで勢いを付けてヒップ・トス。
続けてモンキー・フリップ。
4の字へ。
マスカラスが蹴り飛ばしフロント・ヘッド・ロック。
グラウンドに転がしカバー。カウント2。
フロント・ヘッド・ロック。
デストロイヤーがロープの外に脚を出す。
組むとマスカラスがヘッド・ロック。
デストロイヤーはロープに振るとリープ・フロッグからドロップ・キック。
脚にヒップ・ドロップを落としてから4の字。
マスカラスがもがいて起き上がるもデストロイヤーは離さず倒す。
マスカラスが耐え続けるもレフェリー・ストップ!
デストロイヤーが追いつく(11分)!
しっかりロックされていたためセコンドが入って外す。
マスカラスはすぐには起き上がれない。
デストロイヤーはコーナーで休んでいるマスカラスにとびかかる。
脚を掴んで場外に出るとエプロンに脚を叩きつける。
リングに戻るとスナップ・メア。
4の字へ。
蹴りを警戒するもマスカラスがパンチで逃れる。
マスカラスは満足に起き上がれず場外に転落。
リングに戻ってくるとエルボー。
エルボーの打ち合い。
マスカラスが脚で支えられず倒れる。
デストロイヤーが4の字を狙う。
マスカラスが蹴り飛ばそうとするもかわされ跳ね除けられる。
マスカラスが何とか体を動かし逃れる。
組むとデストロイヤーが脚を取って倒し4の字を狙う。
マスカラスが回転してデストロイヤーを場外に落とす。
リングに戻ってきたデストロイヤーにぐるぐるアッパーカート。
起こそうとする。
デストロイヤーが脚を取って倒す。
脚をロープにのせヒップ・ドロップへ。
マスカラスはかわして自爆させるとコーナーに振る。
ダブル・アームから脚をかけて締め上げる。
しかし痛めた脚を軸にしているため威力半減。
デストロイヤーがロープに逃げる。
デストロイヤーが先に起き上がり蹴り上げる。
起こそうとする。
マスカラスが胸に張り手。
デストロイヤーがエルボー。
マスカラスがエルボー。
エルボー。
ロープに振り低空ながらフライング・クロス・チョップ。
カバー。
カウント2で返されそのままエプロンに転がり出る。
デストロイヤーがエルボー。
マスカラスがヘッド・バッドで倒しロープ越しにボディ・プレスへ。
しかしかわされ左足から着地し自爆。
デストロイヤーがニー・ドロップへ。
マスカラスはかわして自爆させるとヘッド・ロック。
コーナーにぶつけようとする。
押し飛ばされるもセカンド・ロープにのりクロス・ボディ。カウントは2。
ロープに振るとロープに走りフライング・クロス・チョップ。
ロープに走りもう1発狙う。
デストロイヤーはロープ際に誘い込むと場外へのショルダー・スルー。
マスカラスが戻ろうとするも寸前で10カウント!
デストロイヤーが2−1で防衛(5分)!
DUS王座戦:デストロイヤー(ch)vs.ミル・マスカラス(7/25/74)
マスカラスがロープに押し込むもデストロイヤーが入れ替え離れる。
デストロイヤーが腕を取る。
マスカラスが足をかけて倒しレッグ・ロック。
デストロイヤーがハンマー・ロックに返すも逃れられる。
組むとデストロイヤーがアーム・ドラッグで倒すもロープ・ブレイク。
デストロイヤーが腕を捻って倒す。
クルーシーフィックス。
マスカラスは食らったまま持ち上げるとマットに叩きつける。
レッグ・ロック。
頭も抱え込もうとする。
デストロイヤーがヘッド・バッドで逃れる。
マスカラスがヘッド・ロック。
グラウンドに倒す。
デストロイヤーがブリッジして耐えている。
起き上がったデストロイヤーはヒップ・トスでカバー。カウント1。
ナックル・ロック。
マスカラスがロープに押しモンキー・フリップ。
ボディ・シザースを食らうもボストン・クラブに持っていく。
デストロイヤーが丸め込む。
マスカラスが体勢を入れ替えロープ・ブレイク。
マスカラスが足を取って倒す。
デストロイヤーが跳ね除ける。
足を取ろうとするもロープに逃げられる。
マスカラスがヘッド・ロック。
デストロイヤーはロープに押すとドロップ・トー・ホールドから4の字を狙う。
マスカラスが蹴り飛ばして逃れる。
マスカラスがアーム・ドラッグで倒す。
跳ね起きたデストロイヤーにバタフライ・ロック。
フルネルソン。
転がすもデストロイヤーが裏に回りバタフライ・ロック。
マスカラスが返そうとしてロープ・ブレイク。
10分経過。
デストロイヤーがマスカラスをロープに押し込むも離れる。
デストロイヤーがフルネルソン。
転がしてボディ・シザースから両肩をつけにいく。
マスカラスが逃れ上にかぶさるもロープに逃げられる。
マスカラスが両足で首を挟んで回転して倒す。
起きられるもツイストで倒す。
デストロイヤーが外して股裂き。
4の字へ。
蹴り飛ばされ防がれる。
組むとデストロイヤーがロープに押し込みショルダー・ブロック。
ロープに押し込みエルボー。
マスカラスがヘッド・ロックからパンチ。
コーナーに押し込み軽く顔に手をかける。
ドロップ・トー・ホールドから股裂き。
4の字を狙う。
デストロイヤーが回転して逃れる。
15分経過。
デストロイヤーがヘッド・ロック。
ロープに飛ばされショルダー・タックル。
ロープに走る。
マスカラスがカウンターでフライング・クロス・チョップ。
ボディ・プレスもカウント1。
コーナーに振りフライング・クロス・チョップ。カウント2。
コーナーに振りもう1発狙う。
デストロイヤーがかわしてコーナーに自爆させニー・ドロップ。カウント2。
ボディ・スラム。
ダイビング・ニー・ドロップを決めカウント3!
デストロイヤーが先取!
マスカラスは組むと後頭部にエルボーを打ち下ろしていき倒す。
ネック・ブリーカー。カウント2。
ロープに振りドロップ・キックへ。
マスカラスは何とかかわして自爆させるとボディ・スラム。
変形バタフライ・ロック。
ロープに逃げられる。
デストロイヤーは時間を稼ぐ。
マスカラスがロープに振りショルダー・スルー。
ロープに振りショルダー・スルーへ。
デストロイヤーがサンセット・フリップへ。
マスカラスがこらえてスリング・ショットのような構え。
お互い揺り動かしてブレイク。
デストロイヤーがコーナーに押し込みエルボー。
ヘッド・ロックを決めコーナーへ。
マスカラスが押し飛ばしてコーナーにぶつける。
ヘッド・ロックを決めコーナーにぶつける。
ロープに振りフライング・クロス・チョップ。
4の字を狙うも身体を反転させられる。
起こしてヘッド・ロック。
ロープ・ブレイク。
組むとマスカラスがロープに押し込み離れる。
マスカラスがヘッド・ロック。
コーナーにぶつける。
ブレーン・バスター。カウント2。
ダイビング・クロス・ボディを決めカウント3!
マスカラスが追いつく!
マスカラスがヘッド・ロック。
コーナーにぶつけブレーン・バスター。カウント2。
パイル・ドライバー。カウント2。
もう1発狙う。
デストロイヤーがリバース・スープレックス。
4の字を狙うもマスカラスが転がって逃れきる。
デストロイヤーが足を取って倒すもマスカラスがボディ・シザース。
デストロイヤーが後ろに体重をかける。
返された勢いで立ち上がり4の字を決める。
マスカラスがもがき苦しむ。
転がってエプロンに出る。
ブレイクとなるもマスカラスは足の痛みで立ち上がれない。
デストロイヤーがロー・キック。
足を取って倒す。
ロープに足をのせヒップ・ドロップ。
4の字を狙う。
マスカラスが回転して防ぐ。
デストロイヤーがマスカラの足をロープにのせる。
マスカラスが尻を蹴り上げデストロイヤーを場外に落とす。
エプロンに上がってきたマスカラスにリング内へのブレーン・バスター。カウント2。
デストロイヤーがヘッド・ロック。
ロープに振られショルダー・タックル。
ロープに走りもう1発狙う。
マスカラスがリープ・フロッグでかわすとデストロイヤーは場外転落。
マスカラスが起こしてボディ・スラム。
セカンド・ロープからフライング・ボディ・プレス。カウント2。
ロープに振るとフライング・クロス・チョップへ。
しかしデストロイヤーもフライング・クロス・チョップを狙い相打ち。
マスカラスはデストロイヤーをロープに振るとリープ・フロッグにいくも
股間部にデストロイヤーの頭部が激突し両者ダウン。
デストロイヤーが先に起き上がる。
レフェリーはマスカラスの状態をチェックし続行不能となる!
デストロイヤーの防衛!
試合結果
@トーナメント決勝:ガイ・メルシエ(優勝!)vs.ペーテル・ケイセル(French Catch 8/22/70)A3本勝負:ル・ペティット・プリンス、フランシス・ルイスvs.ダニエル・ノセド、ジャッキー・リチャード(2-0)(French Catch 2/22/71)
B旗揚げ戦:アントニオ猪木vs.カール・ゴッチ(NJPW 3/6/72)
CUS王座戦、3本勝負:ザ・デストロイヤー(ch)vs.ミル・マスカラス(2-1)(AJPW 10/9/73)
DUS王座戦:デストロイヤー(ch)vs.ミル・マスカラス(AJPW 7/25/74)