TOPコラム他 →東京スポーツ新聞社:Match of the Year 00's Part2

東京スポーツ新聞社:Match of the Year 00's Part2の分析


名勝負 小橋建太vs.佐々木健介(Noah 7/18/05)

GHC王座戦:丸藤正道(ch)vs.KENTA(Noah 10/29/06)

世界Jr王座戦:丸藤正道 (ch)vs.近藤修司(全日本プロレス 11/3/08)
好勝負 小橋建太復帰戦:小橋建太、高山善廣vs.三沢光晴、秋山準(Noah 12/2/07)

カミソリ十字架ボード+α:伊東竜二vs.葛西純(大日本プロレス 11/20/09)

2005年
@小橋建太vs.佐々木健介(Noah 7/18/05)
 (時々映像にブロックが入ります) 
 小橋が佐々木の 不器用さを肯、と迎え入れ
 四天王プロレスにより真っ向からぶつかりました。
 そのハードさはこの際言及しません。
 何しろ、この試合の肝は中盤に設置された
 187発ものチョップの打ち合いにありますからね。
 肯定しようが否定しようが
 圧倒的なエネルギーでその迫ってくるシーンは
 サムシングに満ち溢れ年間最高試合(最もクオリティの高い試合ではない)を取ったのも納得です。
 ぎりぎり名勝負。
 (執筆日:?/?/09)


2006年
AGHC王座戦:丸藤正道(ch)vs.KENTA(Noah 10/29/06)
 始めの方から飛 びついてエプロンでのDDTが出て
 後半には場外ダウンの丸藤にスプリングボード式ダブル・ストンプ(スパドラでも滅多にやらない。)等
 かなり激しい技が繰り出されました。
 それでも四天王プロレスみたいに
 スーサイド・パフォーマンスに見えず
 何より面白かったのは
 グラウンド・サブミッションを挟んだりと
 緩急をつけ、息の合った攻防含め素晴らしい完成度の高さ故か。
 そこまで完成度が高いなら技の過激度を1段階落としても良い気がするけれども
 ヘビーの王座でメインという事でする必要が求められたのでしょう。
 またラ・ケプラーダで双方共に大ダメージを負う事故もありながら
 最後までまったく体力の衰えが見えなかったのは凄まじすぎる。
 逆に言えば疲れとかそういうのも合わせて表現しても良い気がします。
 アスリート的で色気が足りない。
 悪い点なんて挙げるとしたらこのぐらいの物ですね。
 各所で見せる丸藤の天才的発想からくるムーブが良いポイントになっていた事も付け加えておきます。
 文句なしに名勝負。
 世界的にも、これが年間最高試合である事は確実。
 (執筆日:1/5/09)


2007年
B小橋建太復帰戦:小橋建太、高山善廣vs.三沢光晴、秋山準(Noah 12/2/07)
 まずは小橋もそれを見守る観客も一つ一つの小橋の動きをかみ締めます。
 続いて小橋と高山の幻のタッグが連携技を見せて盛り上げます。
 このターンは完全に秋山が受け役に達していて通常よりも反撃頻度控えめ。
 三沢が小橋にカウンターでエルボーを叩き込み小橋孤立の中盤へ。
 ある程度加減をしながらも容赦ない攻め。
 その微妙な按配から攻めている方も辛いが、
 厳しい攻めをしてこそ復帰を迎えるレスラーというものだろう、という
 彼らレスラーの心情がひしひしと伝わってくる結果になっています。
 再びこの孤立で小橋の一挙手一投足をかみ締める形に。
 孤立を脱した小橋が高山の指示から200発近いマシンガン・チョップ。
 ムーンサルトまで披露した時、小橋がこれからも見られるんだ、本当に復帰したんだ、と
 小橋に対する思いが確信に変わりました。
 その後は王道に小橋勝利へのお膳立てかと思いきや
 三沢が雪崩式エメラルド・フロージョンで小橋を沈めフィニッシュ。
 これはこれで素晴らしいフィニッシュでしたね。
 小橋以外の個々の働きの重み付けが小さく、
 タッグとしても決してトップ・レベルの構成ではないですね。
 尤も主役は小橋ですし、その小橋復帰という特殊な状況を
 最大限までスケール・アップして見せたという点では
 タッグとしての完成度は意外に高い。
 文句なしに好勝負で名勝負とは言えませんが、
 それでもMOTYに選ばれる資格のある試合です。


2008年
C世界Jr王座戦:丸藤正道 (ch)vs.近藤修司(全日本プロレス 11/3/08)
  異妙の攻防で観 客の心を掴むと
 首攻め、首攻め、脚攻めと
 ゆったりとしたテンポの一極攻めで試合を構築し
 重厚な大技の打ち合いへと持って行きます。
 前半攻防の基点に必ずロープ・ワークが関わるように
 動作種への深い理解を伴った構築で
 四天王プロレス並みの激しさに達したのにも
 何ら嫌味な物はなく自然な流れに見えます。
 スーパー・キックとラリアットの頻度の高さも問題ではありません。
 美しい試合でぎりぎり名勝負に値するクオリティです。
 しかしまだ論ずべき問題が1つ残っているのであります。
 それはこれが年間最高試合に選ばれたという事実。
 形骸化しているプロレス大賞とはいえ見過ごすには足りません。
 さて、では何が問題かと言いますとその無目的性にあるのです。
 丸藤のヒール・ムーブで顕著ですけれども
 観客に受ければやるけど受けなければそれでも良いや、というスタンスなんですね。
 良く言う観客に媚を売っている訳ではないけれど
 彼ら自身の譲れない部分、芯というか表現欲のパトスが感じられないのです。
 それ故、世界はリングの中だけで完結していて
 見る側が感じ、美化する余地がありません。
 これをどうして年間最高試合と呼べましょうか。
 わたくしここで大いに疑問を呈する次第であります。
 (執筆日:1/?/09)


2009年
Dカミソリ十字架ボード+α:伊東竜二vs.葛西純(大日本プロレス 11/20/09)
 大物の初対決、というだけでなく
 6年前越しの夢が叶って実現する、というストーリーが素晴らしい。
 それが事実から人為的に作ったのではない事が、
 6年間蓄積してきた思いが伝わってきます。
 それはやっぱり葛西のベスト・マイク・パフォーマンスのおかげでしょう。
 いやはや、ほんと葛西は格好良過ぎるぜい。
 今年一番のストーリーである事は間違いありません。
 
 ただ試合は大日村の内容。
 まずカミソリボードについて。
 過去に2度しか行われていないレアな物なんですが
 そんなに最上位に位置づけられる形式でしょうか。
 1つの十字架を使いまわしますし、カミソリが見えにくいです。
 基本的に技って絵な訳で、
 そんな中スラッシュ系+炸裂系の反する組み合わせ、
 傷口を見て初めて過激さが伝わるのは良い凶器とはいえません。

 次に試合運びですね。
 下手に通常プロレスの技術を持っているために考えすぎなのか、
 運命的なストーリーにふさわしい
 俺はこんな事ができるぞ、お前はどうだ、っていう気持ちのぶつかり合いが語れていません。
 キーになっていない特別版バルコニー・ダイブなど
 スポットがスポット以上の物にはならず、
 無用のカバーや馴れ合いの攻防があります。
 2人の試合なんですから制限時間との3ウェイにする必要もありませんでした。
 その時間で言えば、残り5分までは適当でも良いけど
 残り3分、せめて残り1分はリアル・カウントをしようよ、と言いたいですね。
 
 後はこれが結構大きな事なんだけど彼らはスーパー・マン過ぎる。
 バルコニー・ダイブの後も信じられない程動いているんですよね。
 それを凄い、と大日ファンは盛り上がっているのだけどこの感覚が良く分からない訳です。
 デス・マッチってメジャーが出来ない、
 身を削る血と肉の所業によりサムシングを生むものじゃない。
 確かにデス・マッチはジャンル的に異端と位置づけられる。
 けれど死を表現として扱う目的は、
 生を光らせるためなんだから決して引け目を感じる必要はなく、
 プロレスにコンプレックスを抱かなくたって良い。
 万人に公平な死という秤の前で
 スーパーマンを演じる必要はないのです。
 デス・マッチ・ハイという現実のカラクリが働いているとはいえ
 それは無用の奇跡で、救われません。
 十字架をしっかり背負って、痛みに耐えながら
 一歩一歩その歩みを進めていく、それが大事なんです。
  
 ストーリー、盛り上がりに比類する内容のデス・マッチではなかったですが
 本人達は楽しんでやっていたのでひとまずのハッピー・エンドですね。
 東スポの年間最高試合に選ばれた事で
 デス・マッチのあり方に対して論議が為されると
 アピールされていた次回の対決にも期待が持てると言う物ですが
 既得権益を支えてるような東スポでさえ
 諸手を挙げて選出したのだから難しいかな。 
 ぎりぎり好勝負です。
 (執筆日:11/14/09)

注目試合の詳細

@小橋建太vs.佐々木健介(7/18/05)
  健介がいきなりバック・ドロップ。
  小橋が起き上がりチョップ対決。
  小橋がバック・ドロップ。
  健介が起き上がりラリアットを決める。
  健介が力比べを申し出る。
  応じてきた小橋を投げ飛ばす。
  小橋がキッチン・シンクから各種チョップ。
  ブランチャを決めリングに戻す。
  健介が反撃しチョップにコーナーへのラリアット。
  そして雪崩式ハリケーン・ラナ。
  ダイビング・ラリアットを決めカバー。カウント2。
  場外に逃れた小橋にブランチャ。
  リングに戻しカバー。カウント2。
  小橋が起き上がりチョップの打ち合い。
  とにかく打ち合う。
  結果両者ダウン。
  健介がパワー・スラムを決める。
  スーパープレックスからラリアットへ。
  小橋は避けるとハーフネルソン・スープレックス。
  もう1発決める。
  エプロンに逃れた健介は追ってきた小橋を捕らえ場外へのブレーン・バスターを狙う。
  小橋も逆に投げようとする。
  抵抗する健介にチョップ。
  健介は場外に落ちるもエプロンの小橋を捕まえ場外へのノーザンライト・ボム。
  小橋は何とかカウント19で戻ってくる。
  健介がタイガー・スープレックスを決める。カウント2。
  ならばとラリアットを決めるもカウント2。
  投げようとする。
  小橋が首投げに返しラリアット。
  健介はキッチン・シンクから逆1本背負い。
  ストラングル・ホールドに捕らえる。
  小橋の脚がロープにかかる。
  ならばとラリアットを狙う。
  小橋はチョップで迎撃。
  健介がノーザンライト・ボムを狙う。
  小橋が逆に持ち上げリアル・ブレーン・バスター。
  健介が起き上がりノーザンライト・ボム。
  起き上がりラリアットで相打ち。
  健介が延髄ラリアットからラリアットへ。
  小橋はスリーパーに捕らえスリーパースープレックス。
  そしてショート・レンジ・ラリアットでカバーするもカウント2。
  ムーンサルトもカウント2。
  ローリング・チョップ連発からラリアットで1,2,3!
  小橋の勝利!


AGHC王座戦:丸藤正道(ch)vs.KENTA
  バックの取り合いから離れる。
  ヘッド・ロックを食らったKENTAは丸藤をロープに振ると伏せる。
  そこに丸藤がドロップ・キックを放つ。
  KENTAは避けるとロープに走りリープ・フロッグに行った丸藤にドロップ・キック。
  蹴りを放つ。
  丸藤は避けると距離を取る。
  レスリング後張り手の打ち合い。
  丸藤がソバット。
  KENTAのビッグ・ブーツを受け止めると突き飛ばしアックス・ボンバー。
  エプロンに逃れたKENTAに飛びつきエプロンでのDDT。
  5分経過。
  戻ってきたKENTAに首狙い。
  場外に落とすと柵にぶつける。
  柵の前に座らせるとエプロンからドロップ・キック。
  肩から鉄柱にぶつけリングに戻すと肩と首を攻める。
  フォア・アームズの打ち合いからKENTAが蹴り。
  両者崩れ落ちる。
  KENTAが先に起き上がり腹に蹴りを叩き込んでいく。
  場外に逃れた丸藤を腹から柵の上に落とす。
  リングに戻ってきた丸藤をロープの上にのせるとダイビング・ダブル・ストンプ。
  張り手の打ち合いになるもKENTAの蹴りに丸藤は崩れる。
  セカンド・ロープからダブル・ニー・ストンプ。
  ロープを背にブレーン・バスターの体勢。
  丸藤が体勢を入れ替え持ち上げる。
  エプロンに着地したKENTAに正面ロープを使ってのスプリングボード式ドロップ・キック。
  ランニング・ブランチャへ。
  KENTAが避け着地した丸藤に蹴りを放っていく。
  丸藤は避けるとKENTAを観客席に蹴りいれスプリングボード式ムーンサルト。
  KENTAが流血するが丸藤も柵に喉を激突。
  カウント15でKENTAがリングに戻る。
  丸藤がパワー・ボムを狙う。
  逃れられるも蹴りを受け止めフィッシャーマンズ・スープレックス。
  カバーするもカウント2。
  コーナー上へ。
  KENTAが丸藤を捕まえスーパープレックスを狙う。
  丸藤がKENTAを殴りつけサンセットフリップ・パワー・ボムを狙う。
  防がれるもロープに飛びのりKENTAの額を鉄柱にぶつける。
  スーパー・キックへ。
  避けられるも倒してスライディング・キックへ。
  KENTAは避けると蹴りを入れる。
  KENTAが飛び技を狙った丸藤にエース・クラッシャー。
  20分経過。
  連続蹴りからスプリングボード式ラリアット。
  カバーするもカウント2。
  フィッシャーマンズ・スープレックスからカバー。カウント2。
  ブサイクへの膝蹴りの流れへ。
  丸藤が同ロープに走りアックス・ボンバー。
  丸藤がセカンド・ロープを使って横に飛んでコーナーのKENTAにエルボー。
  パワー・ボムはカウント2。
  スーパー・キックから不知火へ。
  KENTAは丸藤を場外に投げ捨てる。
  KENTAが花道から場外へのブレーン・バスターを狙う。
  逆に持ち上げられるも後ろに着地しジャーマン。
  丸藤は着地するとスーパー・キック。
  花道を使って不知火を狙う。
  KENTAは押し飛ばして防ぐもダウン。
  丸藤はリングに戻ろうとしたKENTAを捕まえるとエプロンでジャーマンを狙う。
  KENTAがロープを掴んで耐える。
  狙いを変え不知火の体勢に。
  KENTAはこらえるとエプロンから場外へのファルコン・アロー。
  25分経過。
  更に場外でダウン中の丸藤にKENTAがスプリングボード式ダブル・ストンプ。
  カウント14で戻ってきた丸藤にミサイル・キック。
  コーナーへのダブル・アーム・スープレックス。
  タイガー・スープレックスもカウント2。
  ブサイクへの膝蹴りを決めカバーするもカウント2。
  抱え挙げようとする。
  丸藤は逃れると不知火。
  両者ダウン。
  コーナー上へ。
  飛びかかってきたKENTAを蹴り飛ばすと飛び技へ。
  KENTAが抱え挙げた状態にキャッチしようとするも崩れる。
  もう1度抱え挙げようとする。
  丸藤が後ろに逃れジャーマン。
  KENTAが起き上がりバック・ドロップ。
  丸藤が起き上がりジャーマン。
  KENTAが起き上がりジャーマン。
  丸藤が起き上がりジャーマンへ。
  KENTAが着地しローリング・ラリアット。
  丸藤は耐えるとスーパー・キック。
  両者ダウン。
  丸藤がスーパー・キック。
  アーム・ロック不知火。
  カバーするもカウントは2。
  30分経過。
  不知火・改を狙う。
  KENTAが防ぎ雪崩式ジャーマンの体勢に。
  落とされるも跳躍し雪崩式タイガー・スープレックス。
  カバーする もカウントは2。
  蹴り倒してカバーするもカウントは2。
  G2Sを狙う!
  丸藤が逃れてロープに走る。
  KENTAは打ち上げて担ぎ上げるとG2S。
  カバーするも丸藤の脚がロープにかかる。
  ロープを往復。
  丸藤も同ロープに走りアックス・ボンバーへ。
  避けられるもスーパー・キック。
  KENTAは食らいながらもブサイクへの膝蹴りを放つ。
  両者ダウン。
  張り手の打ち合いから丸藤がスーパー・キック。
  KENTAが蹴りを打ち返していく。
  丸藤は避けるとスーパー・キック。
  ソバットに顔面への払い蹴り。
  カバーするもカウント2。
  ならばと不知火・改を決めるもカウントは2。
  新技ポールシフトを決め1,2,3!
  丸藤の防衛!


C世界Jr王座戦:丸藤正道(ch)vs.近藤修司(11/3/08)
  軽くグラウンドを仕掛ける。
  近藤がロープに押し込む。
  離れ際にチョップの構え。
  丸藤もガードの構え。
  今度は丸藤が離れ際にトラース・キックを放つ。
  今度が避けクローズラインを放つも避けられる。
  腕の取り合い。
  丸藤がグラウンドに押し込みヘッド・ロック。
  近藤は起き上がるとロープに振る。
  丸藤がショルダー・タックルを決めるも近藤は倒れない。
  ドロップ・キックでも同じ。
  丸藤は近藤をロープに振る。
  近藤が振り返し打ち上げる。
  丸藤は空中で蹴りを入れる。
  場外ダイブを狙うかロープに走る。
  近藤がリングに入りロープに走る。
  丸藤が同ロープに走りアックス・ボンバー。
  近藤は場外に転がり出て間を置く。
  丸藤はエプロンに上ってきた近藤にサンセット・フリップ・パワー・ボムを狙う。
  近藤は耐え切ると丸藤をエプロンに持ち上げる。
  丸藤が払いスーパー・キック。
  近藤は耐えて丸藤をリフト・アップすると柵に投げつける。
  リングに戻る。
  丸藤も何とかリングに転がり入る。
  近藤は首に狙いをつけて攻めていく。
  コーナーに振り突進。
  カウンターの蹴りを受け止めるとクローズライン。
  10分経過。
  丸藤をコーナーに乗せ投げようとする。
  丸藤がトルネード・ブレーン・バスターに切り返す。
  頭部への低空ドロップ・キックでカバー。カウント2。
  場外に落とすと柵にぶつける。
  柵の扉を近藤の頭にぶつける。
  リングに戻る。
  近藤はカウント9でリングに戻る。
  丸藤は近藤の頭をロープにのせ踏みつける。
  ロープに走り頭部を踏みつける。
  カバーするもカウント2。
  首4の字を決めるとマットに叩きつける。
  近藤がロープに脚をかけ場外に出る。
  丸藤もリングに降りると柵に振ろうとする。
  近藤が振り返し柵にぶつける。
  リングに戻ろうとエプロンへ。
  丸藤が場外から低空ドロップ・キック。
  近藤の脚を柵に引っかけドロップ・キック。
  近藤が何とかリングに戻る。
  丸藤が脚攻め。
  脚を蹴りつけていく。
  近藤は起き上がるとエルボー。
  丸藤は脚を蹴りつけるとロープに振ろうとする。
  近藤が振り返す。
  丸藤はロープを掴んでタイミングを外すと脚を蹴り飛ばす。
  4の字に捕らえる。
  近藤が反転しても元に戻す。
  近藤がロープを掴む。
  丸藤はコーナーのロープに近藤の脚をかける。
  レフェリーの隙をついて股間へのソバット。
  ランニング・バック・エルボー。
  コーナーに振る。
  近藤は足を引きずりながらコーナーに激突する。
  丸藤が突進。
  近藤はカウンターで蹴りを入れるとスピアー。
  近藤は何とか起き上がるとドラゴン・スクリュー。
  シャイニング・ウィザードを決めカバー。カウントは2。
  ロープに振ろうとする。
  丸藤が振り返す。
  ロープを掴んで止まった近藤に突進。
  ショルダー・スルーを食らうもエプロンに着地しロープ越しにエルボー。
  近藤が耐えラリアットを叩き込む。
  20分経過。
  丸藤は場外でダウンしている。
  丸藤がカウント8でエプロンに上がる。
  近藤がリング内へのブレーン・バスターを狙う。
  丸藤はしりもちをつきながらも逃れるとロープに走る。
  クローズラインへ。
  近藤は受け止めると担ぎ上げデス・バレー・ドライバー。
  カバーするもカウントは2。
  スピアーへ。
  丸藤は飛び越えるとコーナーに走りセカンド・ロープから飛ぶ。
  近藤がキャッチしベア・ハグ。
  丸藤は耳を叩きつけ逃れると後頭部を蹴る。
  頭を脚でハサミコーナーにぶつける。
  頭部にニー・ストライクを決めパワー・ボムを狙う。
  近藤がリバース・スープレックスに返す。
  パワー・ボムを狙う。
  丸藤は着地すると頭部を張り頭部を踏み下ろす。
  スーパー・キックからカバー。カウント2。
  不知火を決めカバー。カウントは2。
  挑発するように近藤の頭部を蹴りつけていく。
  近藤が起き上がる。
  丸藤がロープに走りビッグ・ブーツ。
  近藤が耐えロープに走る。
  丸藤が同ロープ走りから後頭部へのアックス・ボンバーを狙う。
  近藤は避けるとジャーマンへ。
  丸藤は避けるとスーパー・キックへ。
  近藤は避けるとバック・ドロップ。
  続けてラリアットへ。
  丸藤は避けるとバック・ドロップ。
  近藤は起き上がると丸藤にバック・ドロップ。
  丸藤はふらつきながらも近藤にバック・ドロップ。
  続けてトラース・キック。
  近藤がラリアットを決める。
  両者ダウン。
  25分経過。
  丸藤がエルボー。
  近藤もエルボー。
  エルボーの打ち合い。
  丸藤が張り手からロープに走る。
  近藤は打ち上げるとキャッチしてパワー・スラム。カウント2。
  スプラッシュ・マウンテンもカウント2。
  パワー・ボムを狙う。
  丸藤は逃れると不知火へ。
  近藤は防いでコーナーにのせるとドラゴン・スリーパーの体勢。
  耐えられたので狙いを変え雪崩式ネック・ブリーカー。
  背中に担ぎ上げると前へのドライバーでカバー。カウント2。
  丸藤を起こすとラリアットへ。
  丸藤は避けるとバックを取る。
  コブラ・クラッチの体勢に持っていくとグラウンドに持って行く。
  30分経過。
  近藤を起こすとダブル・アーム&レッグ・ロック・バック・ドロップ。
  カバーするもカウント2。
  頭部へのスプリングボード式ドロップ・キックを決める。
  コーナーにのせると雪崩式不知火を狙う。
  抵抗する近藤にヘッド・バッドを決めると雪崩式不知火。
  カバーするもカウント2。
  起こそうとする。
  近藤が不意をつきラリアットを放つ。
  丸藤は避けると不知火へ。
  近藤はキャッチするとバックパック・スタナー。
  両者ダウン。
  丸藤がバックを取る。
  近藤はロープを掴んで耐える。
  引き離されるも丸藤の頭を掴むと前に引っこ抜きコーナーにぶつける。
  ラリアットへ。
  丸藤がラリアットであわせる。
  近藤がもう1発狙う。
  丸藤がカウンターで腕を蹴りつける。
  近藤が耐えラリアット。
  ロープに走りラリアット。
  カバーするもカウントは2。
  コーナーに乗せると雪崩式スプラッシュ・マウンテンを狙う。
  丸藤は着地するとトラース・キック。
  35分経過。
  不知火・改を決める。
  カバーするもカウントは2。
  ならばとポール・シフトへ。
  近藤は防ぐとラリアット。
  近藤は丸藤を起こすと拳を握り吼える。
  丸藤が不意をつき丸め込みへ持って行こうとする。
  近藤が逆にその動きを利用し丸め込み。カウント2。
  近藤がラリアットへ。
  丸藤は受け流すと同時に前方回転の変形不知火。
  カバーするもカウントは2。
  スーパー・キックでコーナーに吹き飛ばす。
  スーパー・キック。
  近藤が崩れ落ちる。
  3発目のスーパー・キック。
  カバーするもカウントは2。
  スーパー・キックからポール・シフトで1,2,3!
  丸藤の防衛!
  試合後Jr勢がリングを取り囲む。
  丸藤はNOSAWAを指名する。


Dカミソリ十字架ボード+ α:伊東竜二vs.葛西純(11/29/09)
  葛西が入場。
  伊東は有刺鉄線付サボテンをもって入場。
  ゴングが鳴る。
  組むと伊東がコーナーの十字架に押し込もうとする。
  葛西が裏へ回る。
  十字架コーナーへ振ろうとする。
  伊東はスライディングで止まる。
  葛西が突進。
  かわされるも十字架の前で止まる。
  伊東がドロップ・キックへ。
  葛西が避ける。
  仕切りなおし。
  組むと葛西が裏に回る。
  十字架に押し込もうとする。
  伊東はバック・エルボーを入れてバックを取ると十字架に押し込もうとする。
  葛西はロープを掴んで耐える。
  バックを取る。
  スナップ・メアからチン・ロック。
  伊東が蹴り上げて逃れる。
  顔を突き合わせる。
  葛西が胸に張り手。
  伊東が張り手。
  葛西が張り手。
  伊東が張り手。
  葛西が蹴りを入れコーナーの十字架に振ろうとする。
  伊東がスライディングで場外に出る。
  葛西がスライディングで場外に出る。
  同時に伊東はリングに入る。
  エプロンに上がってきた葛西にドロップ・キック。
  スプリングボード式負六具・スプラッシュへ。
  葛西は避けると着地した伊東を鉄柱にぶつける。
  伊東が流血。
  観客席に投げる。
  鉄柱にぶつける。
  殴りつける。
  観客席に振ろうとする。
  伊東が振り返して突っ込ませる。
  リング下からテーブルを取り出し持っていく。
  テーブルを叩きつける。
  観客席をのぼっていく。
  テーブルを持って追い叩きつける。
  入場口前にテーブルを設置する。
  そこに寝かせる。
  入場口上からフロッグ・スプラッシュ。
  葛西を壁に叩きつける。
  下りていく。
  鉄柱にぶつける。
  リングに戻す。
  カバー。カウント2。
  ターン・バックルにぶつける。
  十字架に振ろうとする。
  葛西が降り返し伊東を十字架にぶつける。
  椅子を頭部に叩きつける。
  もう1発。
  カバーするもカウント2。
  ターン・バックルにぶつけ噛み付く。
  椅子を5,6脚中央に置く。
  椅子を伊東の頭部に叩きつける。
  座が外れずもう1回。
  伊東は耐え平然として見せる。
  葛西がさらに叩きつける。
  伊東が利かないと振り払う。
  葛西がすぐにジャーマン。カウント2。
  葛西が椅子を2脚中央に立てる。
  十字架を椅子の上にのせる。
  伊東のターン・バックルにぶつける。
  コーナーにのせ十字架へのスーパープレックスを狙う。
  伊東がこらえパンチを入れる。
  コーナー上から逃れパワー・ボムの体勢。
  葛西がロープを掴んで耐える。
  伊東はあきらめるも殴りつける。
  雪崩式ハリケーン・ラナで十字架に落とす。
  葛西は肩口が切れている。
  背中を蹴りつけていく。
  カバーするもカウント2。
  スピン・キック。
  踵落とし。
  胸に蹴り。
  ニー。
  フロント・スープレックス。カウント2。
  十字架の一部を中央に持ってくるとブレーン・バスターを狙う。
  葛西はこらえると蹴り。
  突進。
  伊東がカウンターでドロップ・トー・ホールド。
  顔面から十字架に3度叩きつける。
  葛西が流血。
  カバーするもカウント2。
  フィッシャーマンズ・スープレックス。
  カバーするもカウント2。
  ボディ・スラム。
  椅子を持ってコーナー上へ。
  葛西が殴りつけ肩車。
  コーナー上におかれた椅子の上に落とす。
  ダブル・アーム・フェイス・バスター。
  カバーするもカウント2。
  十字架の一部をコーナーに立てかける。
  ダブル・アームで持ち上げようとする。
  伊東が背中に担ぎ十字架の一部に叩きつける。
  側頭部蹴りにつなげカバー。カウント2。
  ボディ・スラム。
  有刺鉄線付サボテンをのせる。
  コーナーにのぼりフロッグ・スプラッシュ。
  カウントは2。
  葛西がエプロンに転がり出る。
  伊東はエプロンに出ると葛西を起こしエルボー。
  葛西が打ち返しエルボーの打ち合い。
  葛西がサミングをすると場外へのブレーン・バスター。
  アピール。
  椅子を数客重ねた所へブレーン・バスター。
  リング下からテーブルを出してくる。
  椅子で突き背中に叩きつける。
  テーブルを立てると寝かせる。
  テープで拘束する。
  観客席をとおり2階バルコニーに向かう。
  バルコニーからダイビング・ボディ・プレス。
  リングに戻しカバー。カウント2。
  パンチ。
  伊東もエルボーで打ち返し打ち合いに。
  葛西がパンチを左右。
  パンチを放つ。
  伊東は避けるとハイ・キック。
  座り込んだ葛西の胸に蹴り。
  起こすとドラゴン・スープレックス。カウントは2。
  ボディ・スラム。
  十字架の一部をのせる。
  残り5分。
  コーナー上からフロッグ・スプラッシュへ。
  葛西は避けるとラリアット。
  ダブル・アーム・フェイス・バスター。
  カバーするもカウント2。
  ボディ・スラム。
  十字架の一部をのせる。
  ゴーグルをつけコーナー上に。
  ダイビング・ボディ・プレスへ。
  伊東はのっている十字架を逆転してカウンター。
  場外に下りる。
  ゴミ箱を持ってリングに戻る。
  頭上で逆さにすると画鋲が伊東の体に降り注ぐ。
  画鋲の上へのバック・ドロップ。
  カバーするもカウント2。
  残り3分。
  画鋲の上へのダブル・アーム・フェイス・バスター。
  カバーするもカウント2。
  画鋲の上へのボディ・スラム。
  場外に下りると蛍光灯束を持ってくる。
  葛西の上にのせる。
  コーナーに上りフロッグ・スプラッシュ。
  カウントは2。
  十字架の一部を中央に持ってくる。
  そこへのジャーマンを狙う。
  残り1分。
  葛西がこらえ股間を後ろ蹴り。
  バックを取り返しジャーマンを狙う。
  伊東が股間を後ろ蹴り。
  ロープに走る。
  葛西が同ロープに走りラリアット。
  伊東がふらつく。
  葛西がロープに走りラリアット。
  伊東はまだ倒れない。
  葛西がロープに走りラリアット。
  十字架の上に倒れた伊東をカバー。カウント2。
  十字架の上へのブレーン・バスター。
  カバーするもカウント2。
  残り30秒。
  有刺鉄線付サボテンを十字架の上にのせる。
  そこにダブル・アーム・フェイス・バスターで1,2,3!
  葛西の勝利!
  葛西コールが怒る。
  葛西がマイク。
  11年間血を流してやってきて素晴らしい日が来たと言う。
  褒めるも嘘だぴょーん、という。
  そんな事してしまったら今日で終わるから、と言う。
  伊東はマイクを取ると楽しかったなぁ、と言う。
  しかし千倍悔しかったから絶対にこのままでは終わらせない、これが始まりだと言う。

試合結果

@小橋建太vs.佐々木健介(Noah 7/18/05)
AGHC王座戦:丸藤正道(ch)vs.KENTA(Noah 10/29/06)
B小橋建太復帰戦:小橋建太、高山善廣vs.三沢光晴、秋山準(Noah 12/2/07)
C世界Jr王座戦:丸藤正道 (ch)vs.近藤修司(全日本プロレス 11/3/08)
Dカミソリ十字架ボード+α:伊東竜二vs.葛西純(大日本プロレス 11/20/09)