WSU:Mercedes vs. Orsini Seriesの分析
名勝負 | ウイナー・テイクス・オール、ラダー・マッチ:エンジェル・オルシニ(All Guts,No Glory ch)vs.メルセデス・マルチネス(WSU ch)(WSU Final Chapter 1/27/11) |
好勝負 | WSU王座戦、フォールズ・カウント・エニウェア:エンジェル・オルシニ(ch)vs.メルセデス・マルチネス(Army of Us 6/21/08) WSU王座戦、60分アイアン・ウーマン・アンセンサード・マッチ:メルセデス・マルチネス(ch)vs.エンジェル・オルシニ(Iron Woman 6/6/09) |
@決勝:エンジェル・オルシニvs.メルセデス・マルチネス(Women's J Cup 3/22/08)
オルシニの奇襲からスタート。
オルシニのキャラの入り込みようは見事なもので引き込まれますね。
観客席にぶつけるなどハードな乱戦によって
リングに戻る頃には決勝にふさわしい消耗戦の様相。
試合時間が7分で技の攻防は余りありませんでしたが、
技以外の余白、演技力、意味づけ、スタイルの色づけといった
ドラマを生み出す要素には意外に見所がありました。
平均的な良試合。
AWSU王座戦、フォールズ・カウント・エニウェア:エンジェル・オルシニ(ch)vs.メルセデス・マルチネス(Army of Us 6/21/08)
序盤は意外にもレスリング。
じっくりとサブミッションの重みを伝えつつ、
スポットを一つ一つハードに見せて場外に移る前に雰囲気を作り上げました。
オルシニは身体的にはこの頃が一番充実している印象です。
場外では息が詰まりそうな乱戦。
オルシニの煽りからリングに戻ると
マルチネスがエネルギッシュな3アミーゴを決め盛り上がりました。
カウンターも冴えていて特別な関係になりえる2人である事がこの頃から感じさせます。
ここから本格的にFCA戦に突入。
階段に振って落としたり、会場中でなぐり合ったりします。
その乱戦にはECWのDNAが組み込まれている(オルシニはECW出身です)。
バルコニーから横のバルコニーに落とすなんていう一歩間違えば危ないスポットもあり
本当に会場中を使っているんだ、というダイナミズムがありますね。
最後はマルチネスの毅然とした強さが確立された中でオリシニがヘタレて騙し丸め込み。
両者お見事でした。
ぎりぎり好勝負。
BWSU王座戦:エンジェル・オルシニ(ch)vs.メルセデス・マルチネス(Push it to the Limit 10/10/08)
一つにテーマを絞らず
序盤から様々な攻防を織り交ぜています。
場外戦では相変わらず力強い乱戦を披露。
リングに戻れば再び打撃と技、疲労表現のための間が
バランス良く織り交ざったファイトになります。
マルチネスとオルシニは本当にスイングしますね。
ただ11分しか経っていないのに
15分時間切れというアナウンスをしてきたのには呆れる。
5分延長と高々にアナウンスしますが、
ほとんど延長時間とサバを読んだ時間が同じという・・・。
それはともかく延長の攻防も上質ではありました。
しかしここでも5分時間切れで、締りが若干悪かった読後感。
平均的な良試合。
CWSU王座戦、ケージ・マッチ:エンジェル・オルシニ(ch)vs.メルセデス・マルチネス(Poetic Injustice Caged 1/10/09)
ケージで制約を受けて直線的な押し引きになっている印象。
オルシニが脚攻めを加えて良質ではあるものの
その脚攻めの痛みで後半に深みを与える訳でもありません。
場外のピアースに邪魔されたメルセデスが
トップ・ロープからバック・ドロップを放つという1つ目のビッグ・スポット。
確かに迫力ありましたが、このビッグ・スポットの後を引き継ぐ事は出来ず。
オルシニも流血していてギアの上げ所なんですが
どうしても右肩上がりに過激化出来ないという女子の限界が露呈した形です。
再びメルセデスが脱出を狙うも今度はレインが場外で待ち構えています。
ならばとリング内のオルシニにケージ天辺からダイビング・ボディ・アタックを決めるのですが
意思疎通が出来ていなかったためレフェリーが脱出しようとする
オルシニを中央に戻してきて食らわせるという格好に・・・。
その後は一度メルセデスが脱出するもレフェリー気絶中で決着にはならず、
レインにケージ内に戻されケージに手錠でつながれ敗北というブックによるエンディングで幕引き。
試合後会場が暗転するとジャクリーンが登場しオルシニらを追い払いました。
2人の間の攻防に間違いがなく、ブックによる演出、スポットも豊富です。
しかし男女の壁が大きく立ちふさがった形。
まあまあ良い試合。
DWSU王座戦、タイトルvs.ヘア、ブル・ロープ・マッチ(レフェリー:アリシア):エンジェル・オルシニ(ch)vs.メルセデス・マルチネス(2nd Anniversary Show 3/7/09)
4つのコーナーに立ったら勝利ではなく
4つのコーナーにタッチしたらフォール、ギブ・アップさせる権利を得る事が出来る特殊ルールとなっています。
リアルなロープの押し引きから序盤の段階でオルシニが4コーナーをタッチ。
一方的に有利な状況でメルセデスを甚振る展開となります。
戦いが明確になりやりやすくなっている事は見て取れますが、
一つに焦点を絞らなくても魅せれるのがこの2人の関係性のはずです。
得意の場外戦に出るもカメラを遠方固定としていたために追い来れず、
画面にその際の写真をのせる、という苦肉の策・・・。
これは完全な段取りミスですね。
リングに戻ってからも特殊ルールのせいで勝敗に焦点が当てられず
ゆったりとした流れになってしまっています。
ブル・ロープを引っ張って鉄柱にぶつけていきクライマックスに突入するも
総じて特殊ルールにより不必要に形式的になってしまった事は否めなかった。
まあまあ良い試合。
EWSU王座戦:メルセデス・マルチネス(ch)vs.エンジェル・オルシニvs.レイン(4/11/09)
カード通りオルシニとレインが協力してメルセデスの王座を狙いに行く構図。
単純な展開ですが少なくともテンポは良いですね。
途中からレインとオルシニが仲間割れするもこの2人の攻防のレベルが低かったですね。
まあ基本的にメルセデスが王者らしく蹴散らしていくのが見所なので些末な事ですが。
少し悪い試合。
FWSU王座戦、60分アイアン・ウーマン・アンセンサード・マッチ:メルセデス・マルチネス(ch)vs.エンジェル・オルシニ(Iron Woman 6/6/09)
見間違いではありません。
このアイアン・ウーマン・マッチは30分ではなく60分で行われました。
試合内容は女子版HBKvs.ブレットといった所。
08年に比べるとオルシニから実態の伴ったレスリング力が失われています。
一方で強烈なキャラは健在ですが、そのキャラを使って煽ることもなく、
真摯にレスリングに向きあう事を選択しています。
しかしHBKvs.ブレットがそうであったように60分間持たせるというのは大変困難です。
ですから勝負論としての理は決して優れている訳ではありません。
最初の10分を見てもオルシニが脚狙いから腰狙いにシフトする形で
軽めとはいえ部位狙いが2回も出てきますし、
10分経過時には普通に試合している時と同じ疲労感で演出していました。
だからこそ60分アイアン・ウーマン・マッチという不可能と思われる形式に挑戦する、という体が強いです。
只驚嘆すべきはそれをやり遂げたという事です。
アンセンサード・ルール、つまりノーDQルールによる
凶器の段階的追加(竹刀、ゴミ箱、テーブル、ラダー)、
場外カウントのない場外戦(FCA戦で見せたバルコニー・スポットも再び)という補助を受けていたとはいえ
一定レベルの芯の通った戦いを、
飽きない時間内で見せ、
変えるべき時が来たら別の展開に移行する、
この基本を60分間しっかり守り通しました。
そしてこの試合はHBKvs.ブレットのように0-0のまま時間が過ぎていき
最後のテーブル葬でも決着がつかずサドンデスに突入します。
そして更に試合時間を10分重ね、約70分の試合として見せたのでした。
点で語れるような凄さ、アイディアはないものの
トップ・レスラーとしての矜持と集中力を持って取り組みました。
重ね重ね言いますが、まさに女子版HBKvs.ブレット。
文句なしに好勝負です。
G(エンフォーサー:ジェイミーD):エンジェル・オルシニvs.メルセデス・マルチネス(10/24/09)
アイアン・ウーマンに負けてオルシニは王座に挑戦できなくなりましたが、
王座関係なしにどちらが優れたレスラーなのか、
その質問の答えを出すために組まれた試合です。
というと期待は高まるのだけど試合前に
ジェイミーがでしゃばってきてエンフォーサーをやると言いだします。
そして両方に介入して試合をぶち壊し。
レフェリーが退場処分にするものの
土台を滅茶苦茶にされたせいで
雰囲気が落ち着かないまま攻防を繰り広げる羽目に。
そしてまたもや実時間で11分しかたっていないのに15分時間切れのアナウンス。
ジェイミーが退場してからわずか4分しかなかったですね。
こんなひどい筋書のために数え歌の1試合を浪費するとは・・・。
ひどい試合。
Hウイナー・テイクス・オール、ラダー・マッチ:エンジェル・オルシニ(All Guts,No Glory ch)vs.メルセデス・マルチネス(WSU ch)(WSU Final Chapter 1/27/11)
WSUの歴史に残る試合をメルセデスと残してきたものの
アイアン・ウーマン・マッチに敗北した事で挑戦権を失ったオルシニ。
メルセデスがすぐに王座を失えば再び挑戦できて問題ないのですが
メルセデスは何とこの試合までに33度防衛という超長期政権を築いたのでした。
業を煮やしたオルシニはタズのように自分でオール・ガッツ・ノー・グローリー王座を設立し王者を名乗り始めます。
このおかしな状況を打開すべく両者の王座を賭け、
最終決戦、ラダー・マッチで一年以上ぶりに再戦しよう、というのがこの試合。
Final Chapterの言葉に嘘偽りのない大河ドラマです。
試合はゴング開始と同時に両者がラダーを取りに行く展開で
最初からラダーの存在を認めての戦いとなります。
オルシニは攻防の妙やアイディア、ハイ・センスな試合構築こそ見られないのですが
アイアン・ウーマン・マッチのように全てを賭けて打ち込んでいます。
だからこそ全女のようなトップ・アスリートではなくとも、
基本的にラダー一段目から投げるような過激度であっても、
そして、あくまで彼女達が出来る過激度という一線を越えていなくても、
その試合は見るものの心を捉えて放ちません。
女子レスラーがラダー・マッチに挑むという過酷さを常識的な感覚で描いているため
序盤から疲労していますが全力を尽くしている故の絶妙のテンポで
時間を稼いでいると見ていて感じた事は1秒たりともありませんでした。
そこは流石アイアン・ウーマン・マッチで70分やってのけただけの事はありますね。
またアイアン・ウーマン・マッチでは影をひそめていた
ダーティ・ビッチなキャラが全開だったのも大きい。
見事に煽り立てその反応含めて動いて、よりオルシニの魅力を出していました。
メルセデスも復帰後鋭さは衰えてしまいましたが、
疲労感の見せ方の上手さは増しているし、
観客の期待に応えるだけでなく何をするのだろう?と思わせてインパクトを与える手法も使いこなすようになりました。
上述しましたが、この2人が本当に死力を尽くす。
これをもう少し掘り下げて話したい。
彼女達の世界観。
それは容易に揺らぎうるはずの世界観。
WWEのTLCを見れば彼女達がやれば事故を起こす事必死のスポットがいくつも起こっている。
それを男女の差と言い訳しようにも全女では90年にケージ上からダイビング攻撃を繰り出している始末。
余所の団体の事だから関係ない、と言うのは簡単ですが、
プロレスというのは仮装の世界だからこそ問題です。
小さな迷いが少しでもあればそれは演じる行動に出て試合に影響を与えます。
命が幾らあっても足りないぜ、と思うほど
死ぬ気で頑張る、という言葉は世界に溢れていますが、
雑念のない純度100%の心で全力を尽くす姿は一流のプロの世界でも少ない。
この試合において2人の世界は最初から最後まで揺るがず、
この世界の5スター・マッチをやってのけようという意気がある。
その意思の強さに、長与千草の姿がダブった。
一応リミッターを超えたスポットも2つある事も記しておきましょう。
エプロンと柵の上にのせたラダーへのダイビング・ボディ・プレスと
梁にぶら下がった相手へのラダー上からのスピアー。
どちらも負傷しておかしくない危険なスポットで、それだけの覚悟があった。
しかしこれは只2人の意気込みが他より強く形として現れただけの事。
こうして紙面上でその念の強さを伝えやすくするだけの事で、
これがあったから凄い、とかそういうレベルの試合ではない事はお話した通り。
この試合で2人はWSUが世界最高の団体で、
2人が世界最高のレスラーで、
世界最高の試合をやってのけた、と
100%偽りのない行動、態度、情熱で示して見せたのです。
女子版HBKvs.ラモンのラダー・マッチとして歴史に刻まれる38分の超大作です。
インディー、いや、どインディーと呼ぶ方が正確な団体で全てを含んだ試合が生まれました。
過激度が物足りないと感じる自らに現代プロレスの頸木を見ます。
それは良く考えられるべき事だけど完全に間違いだと否定すべきものでもない事を知っています。
それ故この試合が2011年に行われた事から補正をかけようとも思いましたが、
どうしても評価を下げる事が出来ないのです。
この試合には2人のレスラーとしての全てがある。
宣伝文句として大量に浪費される言葉だけれど、本当に全てがあるのです。
人のそういう瞬間が世に形として残る事は稀で
それを目にする事が出来るのがプロレスの幸せです。
見るものの不満やら何やらを傍目に
この試合は歴史的な名勝負として揺るぎなく聳えている。
余談ですがこれらの試合は大会のDVDで購入する他に、
Clickwrestleというサイトで1試合毎にオンライン・ダウンロードが可能です。
たった200円程を払うだけで素晴らしい試合が手に入るというのだから良い時代になったものです。
(執筆日:12/20/11)
注目試合の詳細
FWSU王座戦、60分アイアン・ウーマン・アンセンサード・マッチ:メルセデス・マルチネス(ch)vs.エンジェル・オルシニ(Iron Woman 6/6/09)
(敗者は相手の王者時代に二度と王座に挑戦できない)
メルセデスがコーナーに押し込み離れる。
ナックル・ロックからメルセデスがモンキー・フリップ。
ヘッド・ロック。
オルシニが押し上げアーム・ドラッグ。
メルセデスがハンマー・ロック。
オルシニが脚を取って倒し脚にニーを連打。
起き上がれないメルセデスの両足を引っ張りマットに叩き付ける。カウント2。
フロント・ヘッド・ロック。
起き上がったメルセデスにブレーン・バスター。カウント2。
メルセデスがエルボー連打。
チン・ロック。
オルシニが起き上がると後ろに体重をかけて潰す。
倒してカバー。カウント2。
ボディ・スラム。カウント2。
チン・ロック。
メルセデスがロープに走る。
クローズラインをかわすとハンマーで倒す。
起き上がらないオルシニをカバー。カウント2。
チョップ。
ロープに振りドロップ・キック。
たまらず場外に出たオルシニを殴りつける。
リングに戻ったオルシニをカバー。カウント2。
3アミーゴへ。
オルシニが3発目を防ぎニー。
ブレーン・バスター。
そのまま持ち上げようとするも耐えられる。
メルセデスが腹にパンチを入れDDT。
カバー。カウント2。
10分経過。
オルシニが顔をひっかく。
ヘッド・バッド。
コーナーで喉に足を押し当てる。
スナップ・メアから背中を蹴り。
バック・ブリーカー。カウント2。
アーム・ロック。
メルセデスがロープに逃げる。
カウント4で離す。
竹刀を持ってきて背中に叩き付ける。
カバーするもメルセデスがロープを掴む。
アイリッシュ・ウィップ。カウント2。
バタフライ・キック。
メルセデスはミュール・キックで逃れる。
背中に竹刀を叩き付ける。
腹を蹴りあげる。
竹刀を叩き付ける。
たまらず場外に出たオルシニを殴りつける。
ゴミ箱を手にする。
びびってオルシニがリングに逃げる。
場外に逃げる。
追ってきたメルセデスにゴミ箱を叩き付ける。カウント2。
ゴミ箱に叩き付けようとする。
メルセデスが逆に叩き付ける。
背中に叩き付ける。
チョップ。
背中、胸を蹴る。
喉を踏みつける。
20分経過。
オルシニが振り返して壁にぶつける。
メルセデスが振り返して扉にぶつける。
階段を上っていきバルコニーに到着。
チョップの打ち合い。
メルセデスが蹴りつける。
オルシニが横のバルコニーにメルセデスを落とす。
階段を下りていく。
外に出てベンチに叩き付ける。
氷水をかける。
メルセデスが振り返しトレーラーにぶつける。
荷台にのせる。
そこでボディ・スラム。カウント2。
会場に引っ張り殴りつける。
水を飲み、残りをダウンするオルシニにかける。
リングに戻しカバー。カウント2。
背中に竹刀を叩き付ける。
30分経過。
場外でテーブルを立てる。
リングに戻りバタフライ・クラッチ。
オルシニがジョー・ブリーカー。
エルボーで打ち倒しジャックナイフ。カウント2。
丸め込む。
カウント2で返されるもクローズライン。カウント2。
メルセデスがバックを取り返しジャーマン。
カバーにいく。カウント2。
ロープに振り担ぐ。
サモアン・ドロップはカウント2。
変形STF。
オルシニが顔をひっかいて逃れる。
竹刀を叩き付ける。
もう1発。
サイド・スラム。カウント2。
カバー。カウント2。
ブレーン・バスター。
起き上がるとロープに腕を巻きつけ引っ張る。
ロープに絡めた腕に竹刀を叩き付ける。
テーブルとラダーをリングに入れる。
ラダーの上に叩き付ける。
テーブルをコーナーに立てかける。
メルセデスが丸め込む。カウント2。
頭部を蹴りつける。
コーナーに立てかけたラダーにぶつける。カウント2。
ラダーを持ってダウンするオルシニを突く。
40分経過。
喉を踏みつける。
カバー。カウント2。
アッパーカート。
オルシニが振り返してコーナー・ラダーにぶつける。
ストンピング。
首4の字。
裏返して顔からマットに叩き付ける。
チョップ。
ロープに押し付ける。
ネック・ハンギング・ツリー・ボム。カウント2。
フルネルソン。
メルセデスは振りほどくとアーム・ドラッグ。
チョップ。
ロープに振りスパイン・バスター。カウント2。
3アミーゴ。カウント2。
ターン・バックルにぶつける。
コーナーにテーブルを立てかける。
ロープを使ってネック・ブリーカー。カウント2。
オルシニが場外に転がり出る。
メルセデスは追うと振り返して観客にぶつける。
リングに戻しカバー。カウント2。
オルシニがエルボー。
ダブル・チョップで倒す。カウント2。
50分経過。
オルシニがネック・ブリーカー。カウント2。
カバー。カウント2。
ボディ・スラムからレッグ・ドロップ。
もう1発。カウント2。
フロント・ネック・ロック。
耐えるメルセデスを殴りつける。カウント2。
ボディ・シザース。
丸め込むもカウント2。
背中を殴りつける。
ハンマー・ロック。
メルセデスが振りほどき殴りつける。
スリーパー。
オルシニがジョー・ブリーカーで逃れる。
メルセデスが起き上がれないオルシニをカバー。カウント2。
コーナー・ラダーに振ってぶつける。
リング中央に椅子を二脚立てその上にテーブルをのせる。
オルシニを起こしてチョップを打ち込んでいく。
胸を殴りまくる。
そしてテーブルへのフィッシャーマンズ・バスター。
カバーするもカウントは2。
残り1分。
もう1度カバーするもカウント2。
STFで締め上げるも時間切れ!
サドンデスに突入する!
マルチネスは起き上がると椅子へのブレーン・バスターを狙う。
オルシニが体勢を入れ替え椅子へのブレーン・バスター。
カバーしに行く。カウント2。
メルセデスの後頭部を何度もマットに叩き付ける。
カバー。カウント2。
アーム・ロック。ロープ・ブレイク。
腕にニーを叩き込み竹刀を叩き付ける。
たまらず場外に出たメルセデスをエプロンにぶつけリングに戻す。
ロープに振ろうとする。
振り返されたのでサンセット・フリップへ。
メルセデスがのがれドロップ・キック。
カバーしに行く。カウント2。
椅子で腹を突く。
椅子を喉に押し付ける。
カバー。カウント2。
オルシニが殴りつけスリーパー。
メルセデスは何とか起き上がるとコーナーを蹴って潰す。カウント2。
オルシニが喉を締める。
コンプリート・ショット。
カバー。カウント2。
ブレーン・バスターを狙う。
メルセデスが殴りつけニー連打。
殴りニーを連打。
そのまま足を抱えラダーへのフィッシャーマンズ・バスター。カウント3!
約70分の激闘の結果、メルセデスが防衛!
オルシニは自らベルトをメルセデスに渡す。
Hウイナー・テイクス・オール、ラダー・マッチ:エンジェル・オルシニ(All Guts,No Glory ch)vs.メルセデス・マルチネス(WSU ch)(WSU Final Chapter 1/27/11)
同時に場外に出る。
メルセデスがリングに戻りラダーを持ったオルシニにロープ越しに蹴り。
ラダーを引き入れようとする。
オルシニが逆に押してぶつける。
リングに入るとメルセデスの上にラダーを置きストンピング。
ボディ・スラムにレッグ・ドロップ。
そのまま首4の字。
メルセデスが反転させてのがれ頭部にストンピング。
ターン・バックルにぶつけチョップ。
オルシニがチョップ連発。
コーナーにぶつけクローズライン。
背中を蹴りつける。
ラダーを立て上っていく。
メルセデスが殴りつけバック・ドロップ。
ブレーン・バスター3連発へ。
3発目は脚をかけて潰される。
別のラダーを持ってくる。
コーナーの上にのせる。
オルシニがロープで勢いをつけてクローズライン。
担ぐとコーナー上のラダーにぶつけようとする。
メルセデスが後ろに逃れて押しラダーにぶつける。
場外に下りるとリング下から椅子を数脚取り出しリングに入れる。
立ててあったラダーをコーナーに立てかける。
喉に椅子を押し当てる。
コーナー・ラダーにぶつけようとする。
オルシニは防ぐとコーナー・ラダーへのモンキー・フリップ。
キャメル・クラッチ。
場外に落とす。
縄で首を絞め観客に見せつける。
フェンスにぶつけリングに戻す。
竹刀を持ってリングに戻り叩き付ける。
竹刀で首を絞めカメラに見せつける。
金属板を上にのせストンピング。
コーナー・ラダーに振ろうとする。
メルセデスが防ぎコーナー・ラダーへのスパイン・バスター。
オルシニはたまらず場外に転げ落ちる。
ロープにラダーを立てかける。
場外に下りオルシニに竹刀を叩き付ける。
竹刀で首を絞める。
柵に振ってぶつける。
柵の外に出たオルシニを観客席にぶつけ張り手。
蹴り飛ばす。
オルシニがショルダー・ブロック連発。
クローズラインで柵の内に落とす。
金属板を背中に叩き付ける。
リングに戻すとチン・ロック。
起き上がったメルセデスにロープ・ラダーへのボディ・スラム。
そのままラダーに横にするとセカンド・ロープからムーンサルト。
ムーンサルトにいくもかわされ自爆。
両者ダウン。
メルセデスが先に起き上がり殴りつける。
コーナー・ラダーにぶつける。
エプロンと柵の上にラダーを横にする。
リングに戻りダウンしたオルシニを椅子で突く。
椅子の上へのDDT。
場外に出すと先ほど横にしたラダーにぶつける。
オルシニが振り返して柵にぶつける。
柵の外に出たメルセデスを観客席にぶつける。
キャメル・クラッチ。
リングに戻す。
エプロンと柵の上にラダーを横にする。
リングに戻りフィッシャーマンズを狙う。
メルセデスが体勢を入れ替え椅子の上へのフィッシャーマンズ・バスター。
エプロンと柵の上に横にしたラダーの上にオルシニを寝かせる。
コーナーに上りダイビング・ボディ・プレス。
リングに戻りラダーを上っていく。
オルシニがリングに戻り捕まえる。
中段で殴りつける。
脚を引っ張って落とす。
別のラダーを横に立てる。
ストンピング。
ラダーを上っていく。
メルセデスが横のラダーを上っていく。
中盤で殴り合い。
オルシニが中断からネック・ブリーカー。
ラダーを上っていく。
ベルトに手を伸ばす。
メルセデスが殴りつけていく。
下りたオルシニの腹を蹴りあげる。
ラダーを上っていく。
オルシニが捕まえ、一段目からのシットダウン・パワー・ボム。
オルシニが起き上がりダウンするメルセデスを殴りつける。
フルネルソンで起こすと投げようとする。
メルセデスが振りほどきクローズラインへ。
オルシニがかわしジャーマン。
変形アングル・スラム。
ラダーを上っていく。
ベルトに手を伸ばす。
メルセデスが横のラダーに上り2段目からのネック・ブリーカー。
横のラダーをロープ際にどかしてから中央のラダーを上っていく。
ベルトを掴む。
オルシニがラダーを突き飛ばす。
メルセデスは梁にぶら下がる形。
オルシニがロープ際のラダーを上りスピアーで撃墜する。
メルセデスはたまらず場外に転がり落ちてダウン。
オルシニは場外に下りると椅子を叩き付ける。
喉に椅子を押し付ける。
リングに戻しコーナー上にのせる。
近くのラダーの上から殴りつけていく。
セカンド・ロープに立ったメルセデスが殴り返す。
両者ラダー3段目に足をかけなぐり合う。
メルセデスがラダー4段目のオルシニにフィッシャーマンズ・スープレックス。
オルシニの上にラダーを立てると上っていく。
そしてベルトを奪取する。
メルセデスが2冠王者に!
オルシニは起き上がると握手を求める。
応じたメルセデスとハグ。
メルセデスはマイクを取るとこれまで立ち上げから戦ってきた、
レスラー同士の集大成を見せれた、と言い、いつでも王座に挑戦してきて欲しい、と言う。
エンジェルもメルセデスを称える。
メルセデスは次期挑戦者のセリーナ・ディーブにメッセージを送る。
アリシアが現れメルセデスvs.セリーナの後でキャッシュを使うと宣言し心理戦を仕掛ける。
試合結果
@決勝:エンジェル・オルシニvs.メルセデス・マルチネス(優勝!)(Women's J Cup 3/22/08)AWSU王座戦、フォールズ・カウント・エニウェア:エンジェル・オルシニ(ch)vs.メルセデス・マルチネス(Army of Us 6/21/08)
BWSU王座戦:エンジェル・オルシニ(ch)vs.メルセデス・マルチネス(15分時間切れ→5分時間切れ)(Push it to the Limit 10/10/08)
CWSU王座戦、ケージ・マッチ:エンジェル・オルシニ(ch)vs.メルセデス・マルチネス(Poetic Injustice Caged 1/10/09)
DWSU王座戦、タイトルvs.ヘア、ブル・ロープ・マッチ(レフェリー:アリシア):エンジェル・オルシニ(ch)vs.メルセデス・マルチネス(新チャンピオン!)(2nd Anniversary Show 3/7/09)
EWSU王座戦:メルセデス・マルチネス(ch)vs.エンジェル・オルシニvs.レイン(4/11/09)
FWSU王座戦、60分アイアン・ウーマン・アンセンサード・マッチ:メルセデス・マルチネス(ch)vs.エンジェル・オルシニ(0-0→サドンデス)(Iron Woman 6/6/09)
G(エンフォーサー:ジェイミーD):エンジェル・オルシニvs.メルセデス・マルチネス(15分時間切れ)(10/24/09)
Hウイナー・テイクス・オール、ラダー・マッチ:エンジェル・オルシニ(All Guts,No Glory ch)vs.メルセデス・マルチネス(WSU ch)(統一チャンピオン!)(WSU Final Chapter 1/27/11)