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全日本プロレス/Noah:Kobashi vs. Taue Series part.2の分析


名勝負 なし
好勝負 #1コンテンダーシップ・リーグ・マッチ:田上明vs.小橋健太(全日本プロレス 7/24/95)

三冠王座戦:田上明(ch)vs.小橋健太(全日本プロレス 7/24/96)

⑫#1コンテンダーシップ・リーグ・マッチ:田上明vs.小橋健太(全日本プロレス 7/24/95)
 田上がカウンターで場外喉輪落とし。
 それぞれシーンを印象的なスポットを締めくくっているので
 一つ一つのステップ・アップの歩幅が大きく取れてます。

 場外を都度挟みながら、
 攻防も前回のそれを活かして発展させて、と
 積み上げ方式を大変効率的に運用しています。

 構築が武器になる田上の試合の中で
 小橋が上がるだけでない試合運びを見せたのも大きい。

 大技にディテールを加える受けで
 終盤もそれぞれの価値を上げ素晴らしい試合としました。

 ぎりぎり好勝負
 (執筆日:5/?/21)

⑬CC公式戦:田上明vs.小橋健太(全日本プロレス 3/22/96)
 収録なし?

⑭三冠王座戦:田上明(ch)vs.小橋健太(全日本プロレス 7/24/96)
 小橋がショルダー・タックルと見せかけドロップ・キック。
 田上も即座に仕掛け返す序盤は
 小橋未勝利とはいえこれまで幾多の30分時間切れ引き分けを重ねてきた
 この数え歌ならではのものに仕上がっています。
 組み合うと頭突きの打ち合いまでしてましたからね。

 小橋が耐えて首へのローリング袈裟斬りを連発。
 この殺意は凄まじいものがありましたね。

 中盤はアクション自体がオーソドックスなものに落ち着いてしまいますが、
 それを彩る感情の見せ方、語り方は特別なものがあります。

 田上のジャーマンで小橋がダウンし場外転落する等
 攻防もちょっとした工夫が利いていてこの試合の特別感を演出しています。

 後半に少し質にブレが出始めた所を
 小橋のダイビング・ギロチンをキーに得意技の天丼構成で
 しっかりと筋道を立てましたが、ロジカルな積み上げ構築が
 前半の情感豊かなドラマ性と相反している気がして個人的には少ししっくりこず。

 ただ以前見た時よりも印象は変わって十二分に楽しめる試合でした。

 ぎりぎり好勝負。
 (執筆日:5/?/21)

⑮CC1回戦:田上明vs.小橋健太(全日本プロレス 4/5/97)
 収録なし?

⑯三冠王座戦:小橋健太(ch)vs.田上明(全日本プロレス 9/11/98)
 田上は序盤のヘッド・ロック攻めから
 全編を通して積極的に攻めで試合に関与しにいきます。

 小橋も逆水平を頭部に打ち込んだりと
 いつになく切れている打撃を上手く使いこなして
 真っすぐ、それでいてアクセントをつけています。

 両者が自分の武器を前面に出しながら想像以上に緻密な一進一退。

 田上が断崖式のど輪落しを決めた後もう少し思い切って形成を寄せても良かったですね。

 小橋のムーンサルトが返される等印象的なシーンもありましたが、
 まだまだドラマチックに彩る余地はありました。

 文句なしに好勝負。
 (執筆日:3/?/21)

⑰CC1回戦:田上明vs.小橋健太(全日本プロレス 4/5/99)
 収録なし?

⑱田上明vs.小橋健太(Noah 11/24/02)

⑲GHCヘビー級王座戦:小橋建太(ch)vs.田上明(Noah 9/10/04)
 もう田上もすっかりロートルです。
 スタミナがないので仕方無しに小橋が引っ張るシーンが目立ちます。
 時間稼ぎにしか見えない脚攻めとか
 ダウンが多かったりと、ややぐだぐだです。
 迫力はありニーズは一応満たしてますけれど
 中々良い試合程度です。
 (執筆日:6/?/09)


注目試合の詳細

なし

試合結果

⑫#1コンテンダーシップ・リーグ・マッチ:田上明vs.小橋健太(30分時間切れ)(全日本プロレス 7/24/95)
⑬CC公式戦:田上明vs.小橋健太(30分時間切れ)(3/22/96)
⑭三冠王座戦:田上明(ch)vs.小橋健太(新チャンピオン!)(全日本プロレス 7/24/96)
⑮CC1回戦:田上明vs.小橋健太(全日本プロレス 4/5/97)
⑯三冠王座戦:小橋健太(ch)vs.田上明(全日本プロレス 9/11/98)
⑰CC1回戦:田上明vs.小橋健太(全日本プロレス 4/5/99)
⑱田上明vs.小橋健太(Noah 11/24/02)
⑲GHCヘビー級王座戦:小橋建太(ch)vs.田上明(Noah 9/10/04)