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WWE:Gargano vs. Ciampa Seriesの分析


名勝負 シカゴ・ストリート・ファイト:トマッソ・チャンパvs.ジョニー・ガルガーノ(WWE NXT Takeover:Chicago II 6/16/18)
好勝負 CWC1回戦:ジョニー・ガルガーノvs.トマッソ・チャンパ(WWE 6/23/16)

NXT王座戦、ラスト・マン・スタンディング:トマッソ・チャンパ(ch)vs.ジョニー・ガルガーノ(WWE NXT Takeover:Brooklyn IV 8/18/18)

ジョニー・ガルガーノvs.トマッソ・チャンパ(WWE NXT 4/8/20)

@ジョニー・ガルガーノvs.トマッソ・チャンパ(SWE 3/9/14)
 サブミッション・ベースに
 軽やかな演舞をポイントで織り交ぜる
 正統派な試合構成となっています。
 中盤はヒール・サイドのチャンパが主導権を握りますが、
 しっかり観客を見ながら間を空けることが出来ていますね。
 終盤は自分たちを知らない人が観ても
 攻防の流れと強烈なスポットで激しさが伝わる攻防。
 最後は20分時間切れという決着。
 出し惜しみない素晴らしい内容だっただけに
 やるなら残り時間何分のアナウンスぐらいしてあげても良かったですね。
 実時間より数分短めですし。
 好勝負に届かずも中々良い試合。
 (執筆日:6/?/17)

Aジョニー・ガルガーノvs.トマッソ・チャンパ(AAW 9/12/14)
 (後日)

Bジョニー・ガルガーノvs.トマッソ・チャンパ(ESW 6/20/15)
 (視聴できず)

Cジョニー・ガルガーノvs.トマッソ・チャンパ(PWG 6/26/15)
 (後日)

DCWC1回戦:ジョニー・ガルガーノvs.トマッソ・チャンパ(WWE 6/23/16)
 (放送日は8/3/16)
 NXTでタッグとして実績を作っている両者だけに
 CWCが始まって以来意味あるビッグ・マッチですね。
 時間がないので特殊なことではなくオーソドックスな手法を使ったいますが、
 そのスポット選びのセンス、最小限の手数で展開させる巧みさには唸らされる。
 そぎ落とされているからこそセンスが光ります。
 フローを感じさせる攻防の中、
 得意技に対するカウンター、
 エプロンでのチョップの打ち合い、と見所も多かった。
 フィニッシュも良かったですね。
 そして何よりこの試合は試合後の演出だと思いますね。
 まさかの敗北を喫したチャンパが1回握手を断って去ろうとするも
 何やってんだ俺はとリングに戻り、
 座り込んだガルガーノの横に座ると引き寄せてハグ。
 素晴らしくドラマチックなシーンで胸が熱くなりました。
 ぎりぎり好勝負。
 (執筆日:9/?/16)

Eシカゴ・ストリート・ファイト:トマッソ・チャンパvs.ジョニー・ガルガーノ(WWE NXT Takeover:Chicago II 6/16/18)
 双方が松葉杖を持って入場し、
 松葉杖チャンバラで始めるという
 ストーリーに沿った出だしを取ると
 場外に転じて看板攻撃に観客席ダイブと
 熱狂させるに十分なスポットで押します。
 過激で、同時にストーリー性が抜群。
 チャンパのヒールとして足を使って
 場を転換する、相手の技をリードする受けの技術、
 ガルガーノのポイントで求められる行動をする感知力、
 どちらも世界一流の極みです。
 チャンパが椅子をガルガーノの首にはめて
 鉄階段にぶつけたところで主導権の切り替えし。
 チャンパなストーン・コールドぶりと
 ガルガーノの絶対的フェイスが噛み合った強烈な引き込み。
 ただTシャツでの首絞めや手錠などは
 どれもしっかり演出すれば十分に煽れるものの
 詰め込みすぎて一つ一つがあっさりした感はある。
 その後のキャンバス剥ぎから板への投げは不発に終わらせて
 ごみ箱の蓋といった汎用的凶器に立ち戻るも
 感情的な連打で上手く見せ切り、
 トーン・ダウンした印象を与えなかったのは素晴らしい。
 入場ゲートに再び戦場を移すと
 ガルガーノが音響装置の上からテーブルに目掛けてシュバイン。
 これでチャンパは首にギブスをつけて担架で運ばれることに。
 ここでガルガーノが暴走して導かれるフィニッシュは
 構成の理に敵っているので悪くはないものの
 セキュリティとかも絡むせいでどうしてもスキットの印象が強く、
 観客が腰を下ろしてしまった中で
 この激戦の幕が閉じてしまったのは残念に思えます。
 最後で少し落としたものの再び歴史に残る試合をしました。
 ぎりぎり名勝負。
 (執筆日:/?/18)

FNXT王座戦、ラスト・マン・スタンディング:トマッソ・チャンパ(ch)vs.ジョニー・ガルガーノ(WWE NXT Takeover:Brooklyn IV 8/18/18)
 ガルガーノが仕掛けていきますが、
 手数押しで感情がやや遅れている印象。
 数え歌の最終局面にあることを考えるとやや物足りないか。
 チャンパが反撃してラフ度を引き上げると実況席葬に椅子攻撃。
 非常にハードな内容となります。
 ただ様々な凶器を数こなさなければいけないブックがやや脚を引っ張っている。
 そんなに数を用意しなくても
 この2人なら自分で考えられるし、
 必要以上に凶器に依存しなくても表現ができる。
 後半になるとキャンバスをはがし、
 この数え歌の代名詞の松葉杖、と
 前半とはまた印象度の異なるハードコアな攻防へ。
 カオスで破壊的なスポットで再加速に成功しました。
 最後はストーリー性が最高潮に高まりましたが、
 ガルガーノの攻撃性が暴走して自爆するというフィニッシュは
 字面では良いものの絵としては少し間抜けにも見えるのが残念、
 チャンパがせめてカウンターを決めた形にすれば
 また印象も違ったように思うのだが。
 最後で落としているが、それでも非常に面白かった。
 ぎりぎり好勝負。
 (執筆日:8/?/18)

Gジョニー・ガルガーノvs.トマッソ・チャンパ(WWE NXT 4/8/20)
 無観客試合。

 リアルを邪魔しない程度の映像演出を加えて、
 ドキュメンタリー・タッチに
 最大の抗争劇の終着点を彩ります。

 第3者関係なく、ただ2人の間だけの遺恨を清算する為に
 泥泥とした感情の基に痛めつけあっているのも
 この抗争のリアルさを表現できている。
 まさしく観客を必要としない戦いです。
 "無観客"試合として完成している。

 また、キャンディスを絡めた演出も素晴らしく、
 ヒールのはずのチャンパが同情心を呼び覚まし謝るシーンなど
 ドラマチックなシーンもあり、
 映像として非常に格好良いのは間違いありません。
 試合の"演出"として完成されている。

 一方でAJ vs.テイカーと違って墓場ではなくリングで(会場外乱闘もありますが)、
 プロレスのいつも通りに近い舞台装置でやっているにも関わらず、、
 トップ・レスラーの2人がやっているにも関わらず、
 ここには致命的な欠点があります。

 まずプライベートな闘争としての表現は良くても
 リアルに観る者を置いてけぼりの長すぎる試合です。
 椅子を使おうと部位を攻撃しようとテーブル葬しようと
 一次元的に相手を痛めつける、という点に集約されてしまいます。
 平たい攻防です。

 これが勝敗に結び付ければもう少し立体感が出たのでしょう。
 しかし36分経つまで一切フォールはなし。
 場外カウントも試合の成り立ち上存在しません。
 無観客"試合"として不完全です。

 更に益々ひどくしているのは今回工夫した映像演出です。
 各シーンをぶつ切りにしていて、
 トラック・シーンは特にひどかったですね。
 トラックの上に登り出して殴り、蹴り合うも
 全くトラックの上である必然性が皆無。
 トラックから下りた理由も意味不明。
 これはAJ vs.テイカーで屋根の上に登ったのとは全く違います。
 ナンセンス。
 演出が"試合"に不完全さを強制している。

 不完全完全燃焼試合。

 単一の試合として見るなら
 これは数え歌最高の絵にして
 数え歌最低のクオリティで、
 それこそ平均レベル、という評価も過言ではない。

 一方で、既成概念に囚われずに
 拡張させてモニュメントとして見ると
 それは断片的で不完全であるが故に
 それはOne Final Beatというモニュメントとしてエッジを利かせていて、
 ぎりぎり好勝負という評価もできます。

 間を取って評価を定めれる類のものでもないので難しいですが、
 美醜が融合した唯一無二の試合として
 その希少性を考慮してひとまず後者の評価を採用してリスト・アップ。
 (執筆日:4/?/20)

注目試合の詳細

なし

試合結果

@ジョニー・ガルガーノvs.トマッソ・チャンパ(20分時間切れ)(ESW 3/9/14)
Aジョニー・ガルガーノvs.トマッソ・チャンパ(AAW 9/12/14)
Bジョニー・ガルガーノvs.トマッソ・チャンパ(ESW 6/20/15)
Cジョニー・ガルガーノvs.トマッソ・チャンパ(PWG 6/26/15)
DCWC1回戦:ジョニー・ガルガーノvs.トマッソ・チャンパ(WWE 6/23/16)
Eシカゴ・ストリート・ファイト:トマッソ・チャンパvs.ジョニー・ガルガーノ(WWE NXT Takeover:Chicago II 6/16/18)
FNXT王座戦、ラスト・マン・スタンディング:トマッソ・チャンパ(ch)vs.ジョニー・ガルガーノ(WWE NXT Takeover:Brooklyn IV 8/18/18)
Gジョニー・ガルガーノvs.トマッソ・チャンパ(WWE NXT 4/8/20)