TOPコラム他スーパースター別出演映画一覧 →Big Daddy V出演の映画

Big Daddy V出演の映画



タイトル 奪還(原題Wrong Side of Town)(2010)
出演スパスタ RVD(主演)、バティスタ、ビッグ・ダディV
ストーリー  WWEなどで活躍する人気レスラー、ロブ・ヴァンダム主演によるハードアクション。退役後、静かな生活を送っていた元SEAL隊員のボビーは、L.A.ギャングのボス・セスの弟とトラブルを起こし、街中のギャングや汚職警官から命を狙われるはめに。(Tsutaya Discasより)
スパスタ活躍度 ★★☆☆☆
映画お勧め度 ☆☆☆☆☆
レビュー  ひどい、こいつはひどい。まずトラブルの本というのがセスの弟がクラブを訪れたボビーの奥さんに手を出そうとした事なんですが、失礼ながらこの奥さんが余りに美人とはかけ離れています。そしてボビーが助けた際にセスの弟はこけて自分の持っていたナイフが刺さって死亡。こんな間抜けな死に方でストーリーに引き込める訳がありません。
 そこからはセスがボビーに賞金をかけ、色々と襲われるのですが、ボビー自身のやっている事はというとただ家に帰ろうとしているだけ・・・。襲撃者はギャングと呼ぶのもはばかられる程の低能チンピラ共で、システマチックにボビーを追い詰めようとはしませんし、状況自体も独裁政権国家でもないのに無理がありすぎます。ついでにタイトルは奪還となっていますが、奪還しようとするのは映画が1時間過ぎて残り20分になってからです。原題はWrong Side of Townですからね。
 アクションですがエキストラが安っぽいですし、目玉のWWE勢も壊滅状態(一応役どころが良いから星2つつけているけど)。RVDは特殊部隊という設定が多少利いていてRVDらしい動きをプロレス時より劣化したクオリティで披露していますが、一番の問題は前半で脚を銃に撃たれるシナリオです。RVDにそんなセルが出来る訳ありません。アクション・シーンでは忘れて、それ以外ではわざとらしくびっこを引く事になっています。
 主役を押しのけてパッケージ前面に打ち出されたバティスタ。彼は元同僚として手助けをする役で出てきますが、笑ってしまう程銃が似合いません。体と銃の大きさがまるで釣り合っていないんだから。ようやく最後に肉弾戦を見せますが、プロレス的リアリティーで受けをやっているのが良くも悪くも見所となっています。攻めは全然駄目で特殊部隊とは思えぬ噛みつきなどを披露。これじゃあネイサン・ジョーンズの方が良い仕事しますよ・・・。
 まったくもって低レベルな作品です。