アントニオ猪木出演の映画
タイトル | ACACIA アカシア(2008) |
出演レスラー | アントニオ猪木 |
ストーリー | さびれた団地で穏やかに余生を過ごす元覆面プロレスラーの大魔神(アントニオ猪木)。彼は息子に充分な愛情を注げなかった悔いを胸の底に秘めて生きてきた。そんな彼の家に転がりこんできた少年、タクロウ(林凌雅)。母親に置き去りにされ、誰にも心を許さないタクロウが、大魔神の前ではなぜか素直になれた。あたたかな住人たち、そして函館の海とアカシアの木々に見守られ、束の間、親子のように暮らすふたり。かけがえのない時を重ねるうち、それぞれが本当の家族と再会し、過去の痛みを乗り越える勇気を手にしていく―――。
(Amazonより) |
スパスタ活躍度 | ★★★☆☆ |
映画お勧め度 | ★★★☆☆ |
レビュー | 猪木はまるで演技出来ていませんでしたが良かったですね。 というのも配役の妙という奴で猪木が猪木らしくあれば合格点を与えられる役所でしたから。 そして猪木がずっと猪木である事は皆さんご承知の通りなのです。 腹話術を操る北村、子役の林は良い縁起をしていましたね。 キャストが成功を収めている一方で 映画の構成に関してはドラマ仕立てが下手だなぁ、と感じさせます。 大魔神の背景をもう少し演出しながら明かす事は出来なかったのかと思わされますね。 舞台となる音楽、風景が美しくこの世とは隔絶された印象を受ける事と相まって 監督の夢の中に他人である観客が傍観する、ってのが適切な総評に思えます。 自分の頭の中を表現するのは良いけど観客の事も考えて作るべきです。 そういう意味では猪木の演技に興味がある方が滑り止めになってよい。 |
タイトル | スキージャンプ・ペア Road to Torino 2006〜(2006) |
出演レスラー | アントニオ猪木 |
ストーリー | 「あの長いスキージャンプの板に、ひとりで乗ってジャンプするのはもったいないと思いませんか?」 作者・真島理一郎のそんな発想から生まれた専門学校の卒業制作が、アニメーションの最高権威アヌシー国際アニメーションフェスティバル入選をはじめ、世界28か国の映画祭を虜にした恐るべき作品となった。 2006年トリノオリンピックを舞台に、架空の競技「スキージャンプ・ペア」で各国の強豪たちがしのぎを削る。パートナーを空中にぶら下げてジャンプする「イーグル」、空中抱擁「コアラ」など、ありえない技の数々が次々と披露されていく。スキージャンプ中継の基本的に変わらない画面割り、茂木淳一の淡々としつつ選び抜かれた言葉による実況がリアリティとバカバカしさを際だたせている。 (Amazonより) |
レスラー活躍度 | ★★☆☆☆ |
映画お勧め度 | ★★★★★ |
レビュー | 2人でスキー・ジャンプするというトンデモな競技を 凄く硬派なドキュメンタリー・タッチで語っていきます。 ナビゲーターに谷原を起用、実際のオリンピック出場者へもインタビューするという豪華な出演陣で、 再現映像やインタビューを挟んだテンポの良い構成は一級のドキュメンタリー構成です。 その一方でスキー・ジャンプ・ペア参加者が大真面目に語る話の内容はぶっ飛んでいるし、 実際に競技のシーンをどうするかと思ったら何とプレイステーション・レベルのCG映像で対応するという馬鹿っぷり。 B級映画としての遊びを本気で技術的に作品として仕立て上げた凄い作品。 日本のB級映画の金字塔といっても過言ではありません。 お勧め。 猪木も猪木しか務まらない役所で笑わせてくれます。 |
タイトル | がんばれ!ベアーズ 大旋風(1978) |
出演レスラー | アントニオ猪木 |
ストーリー | チビッコ野球チームベアーズが活躍するがんぱれ!ベアーズ′シリーズの第3弾目で、舞台を日本に移し、子供たち同士の友情や、大人たちとの交流を描く。製作はマイケル・リッチー、監督は「愛しのクローディン」のジョン・べリー、脚本はビル・ランカスター、撮影はジーン・ポリトと岡崎宏三、音楽はポール・チハラが各々担当。 |
レスラー活躍度 | ★★☆☆☆ |
映画お勧め度 | ☆☆☆☆☆ |
レビュー | このシリーズを初めて見たので何が売りになっているのか、この作品でそれがずれているのかどうか等は分かりません。しかしどうであれ駄作だという事だけが事実です。まず野球はベアーズが地方リーグ2位という事でか、トンネルは当たり前な光景。ドラマは技術ではなく心から生まれる物だけれども、心があれば野球に対して真摯に向かい合い、頑張っているはずで、それは必然的に技術が最低ラインを超えている事がその証明になる。こんな野球で異文化交流されたらたまったものではありません。 野球は駄目となるともう一つの要素となるのが異文化コメディーでしょう。しかし以前見た007のインパクトが強かったせいか曲解は控えめ。普通に観光目線が強すぎる気がしますね。 その点から言うと猪木や欽ちゃんが出てくる事に楽しみを見出すのが一番良い楽しみ方かもしれません。まあ猪木は本人役で出ているのですが対戦相手の空手チャンプが調印式で気張りすぎて欠場。結局、素人相手に戦い、子供達の乱入から負けるなんて茶番シーンとなっています。あの猪木がこんな役所を引き受けるなんて信じられないですね。 中核を占めるであろうはずの野球がなくなり、他の要素(子供達の魅力、マネージャーのどたばた、日本という異文化)もいまいちとあってはとても評価できる代物ではありません。 |
タイトル | コント55号水前寺清子の大勝負(1970) |
出演レスラー | アントニオ猪木 |
ストーリー | 九州島原の炭坑町。 粉田金市(萩本欽一)と片谷次郎(坂上二郎)は小さい時から喧嘩ばかりしていた。 成長してからも幼馴染の澄子を巡り、喧嘩がたえなかった。 昭和二十九年。金市、次郎、澄子は集団就職で上京する。 金市と次郎はそれぞれの道を進むも、つく仕事つく仕事どれも長続きしない。 2人は腐れ縁で偶然出会っては別れを繰り返していく。 2人は澄子にもプロポーズするが結局恋に破れる。 時はたち昭和四十六年、故郷で澄子の妹、清子の帰国リサイタルが開かれていた。 そこには今では三児の母親となった澄子と、泣きながら舞台の歌に聞き惚れている金市と次郎の姿があった。 |
レスラー活躍度 | ☆☆☆☆☆ |
映画お勧め度 | ★★★★☆ |
レビュー | 映画としてはコント55号による仕事を失 敗するコントの連続の合間に 澄子との恋物語と水前寺清子の演歌を挟むと言う簡単な構成ですけれども これが逆にこの4人を伸び伸びと活躍させていますね。 コント55号は流石一世を風靡しただけ合って息がぴったし。 素晴らしい掛け合いを見せてくれます。 ネタは時代が時代だけにベタなんだけど、十分面白ったです。 このコントの中でプロレス入りする件があり そこで猪木は実役として登場していますね。 水前寺清子の演歌も心に染み入るものがありますし 60年代らしい、ほんわか落ち着く、お笑い映画でした。 |