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WWE:Wrestle Fest '94の分析


名勝負 ブレット・ハート、オーエン・ハート対スタイナー・ブラザーズ(1/11/94)
好勝負 なし

約2時間5分です。

@ランディ・サベージ対リック・マーテル
 良いカードなんですがマーテルはヒールになって自分の良さを殺していますね。
 そもそもWWE向きではありませんでした。
 サベージもフット・ワークを特に使わず。
 悪い試合。

Aタッグ王座戦:マーティ・ジャネッティ、1-2-3-キッド(ch)対ヘッドシュリンカーズ
 キッドがHBKの代わりを務めると考えれば成功しそうなタッグですが
 ジャネッティが落ち目なために孤立役を引き受けたたりしてバランスがいまいち。
 ヘッドシュリンカーズも動きの鋭さを活かせていない試合運びです。
 交代劇にしてはインパクトにも欠ける。
 少し悪い試合。

Bアンダーテイカー対アダム・ボム
 ボムが何したって当時のテイカーのキャラはまったくリアクションしませんからね。
 短めにフィニッシュ。
 ひどい試合。

Cブレット・ハート、オーエン・ハート対スタイナー・ブラザーズ(1/11/94)
 知られざる名勝負の1つ。
 94年のブレットは異常な程1つ1つにまで全力を込めていたけれど
 それがオーエン、スタイナーズにまで感染。
 タッグ・ワークなんて頭の片隅に追いやると
 目の前の相手に集中して文字通り100%でぶつかりあいます。
 リアリスティックな技術、疲労をベースにして
 レスリングと投げが織り交ざる攻防を繰り広げました。
 スコットがロープ・ワーク、ムーブ開発で相当にスケールが大きかったのも驚きでしたね。
 タッグ・ワークはほとんど無いと言いましたが
 この性質の中ではこれしかない、という場外利用で主導を切り替えている上手さもありました。
 惜しまれるのは両者リングアウトという結果ですね。
 試合後に4人も納得していない事を示して殴り合い→落ち着いて握手を交わす、という絵を作って丸く収めていますが
 そういう表現で勝負していた内容ではないからそこは残念です。
 そこだけマイナスして文句なしに名勝負。 

Dヨコズナ対ミスター・パーフェクト
 ヨコズナは間を空けすぎ。
 パーフェクトも過剰に受けて助長させる。
 茶番なスカッシュ・マッチにも見える。
 ひどい試合。

EIC王座戦:ショーン・マイケルズ(ch)対レザー・ラモン
 ひとまずキャラのミックスは良いです。
 良い流れも生み出しています。
 しかし一部焦りすぎ流れを乱したり、
 場外に出ても柵すら使わず過激化のきっかけになりません。
 この頃のHBKはヘタレ・キャラのせいで物足りないですね。
 特にこの2人はラダー・マッチの印象が先行してしまうだけに余計そう感じます。
 まあまあ良い試合。

 ロウラーとブレットのスキット。

Fブレット・ハート対ディーゼル
 ディーゼルが中々力強い技を見せていますね。
 HBKをセコンドにつけていながらやや単調になってますが腰狙いで一環しています。
 ブレットはそこに良い変化をつけています。
 流石に後のPPVの試合と比べると格段に落ちるがまずまずでしょう。
 平均レベル。

総評
 フレアー対ファンク(I Quit)、ブレット対オーエン(Cage)のような真摯な気持ちが体に乗り移った名勝負が見られる。
 最近DVD化されてしまいましたけどね。
 (執筆日:5/22/10)
DVD Rating:★★☆☆☆

注目試合の詳細

Cブレット・ハート、オーエン・ハート対スタイナー・ブラザーズ
  ブレット対スコットで試合開始。
  スコットがタックル。
  ブレットが近くのロープを掴む。
  組むとブレットがファイヤーマンズ・キャリー。
  腕を取る。
  バックを取る。
  スコットがロープに逃げる。
  組むとスコットが脚を取って倒しレッグ・ロック。
  ブレットがスコットを倒そうとする。
  スコットが回転しフロント・ヘッド・ロック。
  起き上がったブレットにヘッド・ロック。
  締め上げて腰を落とさせる。
  ブレットは起き上がるとロープに振る。
  リープ・フロッグ。
  スコットがショルダー・タックル。
  ブレットが吹っ飛び場外に落ちる。
  リングに戻る。
  スコットが腕を取る。
  ブレットが腕を取り返す。
  スコットが取り返しロープに振る。
  持ち上げようとする。
  ブレットが後ろに逃れロール・アップ。
  カウント2で返されるも一本背負いで腕を取る。
  取り直してタッチ。
  オーエンが腕を取る。
  スコットがボディ・スラム。
  リックにタッチ。
  仕切りなおし。
  リックがタックル。
  バックを取ろうとする。
  両者回転してどちらも取り切れない。
  仕切りなおし。
  組むとリックが腕を取る。
  オーエンをロープに振ろうとする。
  オーエンが振り返しリープ・フロッグへ。
  リックがキャッチしパワー・スラム。
  エルボー・ドロップへ。
  オーエンは避けるとヘッド・ロック。
  リックがバック・ドロップ。
  カバーするもカウント2。
  腕を取る。
  オーエンが回転から取り直しヘッド・ロック。
  バック・ドロップに返されるも着地しジャーマン。カウント2。
  リックがオーエンの腕を取りタッチ。
  スコットがオーエンをロープに振ろうとする。
  オーエンが振り返しレッグ・ラリアット。
  カバー。カウント2。
  ノーザンライト。カウント2。
  ジャックナイフ固め。
  スコットがブリッジで起き上がり殴りつける。
  バタフライ・パワー・ボム。
  カバー。
  ブレットがカット。
  オーエンがタッチ。
  スコットがリックにタッチ。
  リックがブレットのバックを取り押し飛ばす。
  組むとリックが腕を取って倒す。
  腕にニー。
  ブレットは起き上がるとボディ・スラムへ。
  リックは食らうも離さず。
  リックは起き上がると腕にニー。
  肩をつけようとブレットの体を反転させていく。
  ブレットは戻すと起き上がる。
  ロープに振りキッチン・シンク。
  ヘッド・バッドで倒す。
  ボディ・スラム。
  ロープに走りエルボー・ドロップへ。
  リックは避けるとアーム・ロック。
  両肩をつけようと反転させていく。
  ブレットが耐え戻す。
  起き上がると顔に手を当てロープに振る。
  ドロップ・キック。
  DDT。
  レッグ・ドロップ。
  起こすと殴りつける。
  後頭部にエルボー。
  起こすと殴りつける。
  リックも殴り返す。
  ブレットが殴りつける。
  リックが殴り返そうとする。
  ブレットは避けるとスリーパー。
  リックの体が崩れる。
  レフェリー・チェックが入る。
  リックは3度目で腕を上げるとコーナーに押し込みぶつける。
  ブレットは離すもスリーパーを決めなおす。
  レフェリー・チェックが入る。
  リックは3度目で上げられずもそこでロープに崩れこむ。
  ロープ・ブレイク。
  ブレットがリックの腹に蹴り。
  起こすとパンチ。
  ブレーン・バスター。
  セカンド・ロープからエルボー・ドロップへ。
  リックがカウンターで蹴り上げる。
  コーナー上に上ると飛んでブルドッグ。
  カバー。カウントは2。
  リックはブレットをコーナーに前面からぶつける。
  カバー。カウント2。
  タッチ。
  スコットはブレットをロープに振るとウィンドミル・サイド・スラム。
  カバー。カウント2。
  ターン・バックルにぶつける。
  コーナーに振ろうとする。
  ブレットが振り返し突進。
  スコットはかわすと鉄柱に肩から激突させる。
  オーエンがブレットを心配して駆け寄る。
  スコットはブレットの髪を掴んでエプロンに引き上げる。
  リング内へのブレーン・バスターを狙う。
  ブレットは耐えると逆に場外へのブレーン・バスター。
  ブレットは場外に下りるとスコットを抱えエプロンにぶつける。
  リングに戻すとオーエンにタッチ。
  オーエンがスコットにボディ・スラム。
  コーナーに上り背中からダイビング・ボディ・プレス。
  カバー。カウント2。
  ガット・レンチ・スープレックス。
  カバー。カウント2。
  アブナミドル・ストレッチ。
  スコットがヒップ・トスに切り返す。
  オーエンがスコットをロープに振りベリー・トゥー・ベリー。
  自陣コーナーに振ってぶつけタッチ。
  ブレットがスコットの背中にストンピング。
  ロシアン・レッグ・スイープ。
  カバー。カウント2。
  タッチ。
  オーエンがスコットをロープに振る。
  ブレットがロープ越しにスコットを蹴り。
  オーエンがカバー。
  レフェリーがリングに入ろうとするリックを注意。
  その後でカウントしにいく。カウント2。
  オーエンがスコットをロープに振りドロップ・キックへ。
  スコットはロープを掴んで自爆させる。
  スコットが先にタッチ。
  リックはオーエンを殴りつける。
  ロープに振りバック・ブリーカー。
  カバー。カウント2。
  ボディ・スラム。
  腕を取って起こすとツームストン。
  カバー。カウント2。
  交代したスコットがオーエンにドラゴン・スープレックス。
  カバー。カウント2。
  タッチ。
  リックがオーエンをロープに振りフライング・クローズライン。
  エルボー・ドロップを決めカバー。カウント2。
  キャメル・クラッチ。
  離すとフロント・ヘッド・ロックを決めタッチ。
  スコットはオーエンにブレーン・バスターの要領で持ち上げるとドライバー。
  カバーするもブレットがカット。
  スコットがブレットを殴りつける。
  オーエンを場外に落とす。
  エプロンに上がってきたオーエンを殴りつける。
  ロープを引っ張ってリングに投げ入れようとする。
  オーエンが逆にロープを引っ張って場外に投げ落とす。
  オーエンが這いながら自陣に向かいタッチ。
  ブレットはスコットにアトミック・ドロップ。
  ロープに走りクローズライン。
  カバー。カウント2。
  バック・ブリーカー。
  セカンド・ロープからエルボー・ドロップ。
  カバー。カウント2。
  起こすとヘッド・バッドで倒す。
  カバー。カウント2。 
  シャープ・シューターを狙う。
  リックが入ってきてブレットを殴り倒す。
  オーエンがノー・タッチで入ってきてスコットにシャープ・シューターを狙う。
  リックが気づいて殴り飛ばす。
  スコットがオーエンを肩車する。
  リックがコーナー上へ。
  ブレットがリックの脚を引っ張りあがりきらせない。
  オーエンがスコットにヴィクトリー・ロール。カウントは2。
  オーエンがスコットにヘッド・ロック。
  スコットがオーエンをロープに振り伏せる。
  オーエンはスコットを飛び越えると殴りあっているブレットとリックに激突。
  ブレットとリックは場外に転落。
  スコットがコーナーに上りブレットにダブル・アックス。
  オーエンがリックにブランチャ。
  ダブル・カウントアウトが告げられる。
  スコットがブレットを柵に振ろうとする。
  ブレットが振り返し柵にぶつける。
  リックがオーエンを連れてリングに戻り殴り合い。
  オーエンが場外に転がり落ちる。
  ブレットがスコットにヘッド・バッド。
  他のレフェリーが現れブレットを引き離す。
  ブレット、オーエンが帰っていこうとする。
  スコットがマイクを取り引き分けを見るために観客はここに着たんじゃないと言う。
  ブレット、オーエンが戻りスタイナーズと殴り合い。
  レフェリーらが引き離す。
  それでも4人は突っかかっていく。
  レフェリーらが引き離す。
  スタイナーズが帰ろうとする。
  今度はブレットがマイク。
  スタイナーズが戻ってきて殴り合い。
  レフェリーらが押さえつけて何とか引き離す。
  落ち着いて握手を交わす。

試合結果

@ランディ・サベージvs.リック・マーテル
Aタッグ王座戦:マーティ・ジャネッティ、1-2-3-キッド(ch)vs.ヘッドシュリンカーズ(新チャンピオン!)
Bアンダーテイカーvs.アダム・ボム
Cブレット・ハート、オーエン・ハートvs.スタイナー・ブラザーズ(ダブル・カウントアウト)
Dヨコズナvs.ミスター・パーフェクト
EIC王座戦:ショーン・マイケルズ(ch)vs.レイザー・ラモン(DQ)
Fブレット・ハートvs.ディーゼル