TOPアメリカン・プロレスWWE 1997年 →WWE:Wrestlemania XIII 3/23/97

WWE:Wrestlemania XIII 3/23/97の分析


名勝負 サブミッション・マッチ(レフェリー:ケン・シャムロック):ブレット・ハート対スティーブ・オースチン
好勝負 なし

IC王座戦 後ロッキーの救出に父親ロッキー・ジョンソンが登場しました。
タッグ王座戦はひどい結末。

WWF王座戦はシッドの技のなさが目立つ。
WMのメインとしては失格。
一度IYH13でブレットをチャンピオンにしておいて
翌日シッドをチャンピオンにするなんて良く分からないですが
政治的駆け引きに巻き込まれての事でしょうか。
ともかくとして災い転じて福となす、で次の試合が生まれました。

Dサブミッション・マッチ(レフェリー:ケン・シャムロック):ブレット・ハート対スティーブ・オースチン
 ストーリー上アイ・クイットと言わせてやるという程ヒートしていて
 内容はサブミッション・マッチとストリート・ファイトの要素を混合させた物になりましたね。
 初手の不意打ちでの開始と観客席への雪崩れ込みによって一気にヒート・アップさせると同時に
 フット・ワークを使って柵、鉄柱、鉄階段など
 ほぼ全ての場を単発でありながら巧みに組み合わせて舞台を作り上げました。
 そのため序盤としては余りに一進一退過ぎますが
 非常に柔軟な土台となっています。
 中盤はブレットの脚攻めにオースチンの腰攻めです。
 ここでスタナーを使ったのが唯一ケチをつける場面ですね。
 ミリオン・ダラー・ドリームを捨てて
 必殺技が打撃系のスタナーになったとはいえ
 ここで使うのは非常に疑問を感じさせます。
 ブレットも通常技レベルの威力として対応していましたね。
 只この一極攻めからこの試合をオリジナルにしている
 ベビーフェイス/ヒールの揺らぎが表現されます。
 凶器の使い方、それに対する仕返しと止めるタイミングによって
 観客の観念が一進一退で揺さぶられます。
 そして絶妙の混濁の中で流血/サブミッション・マッチの特性を活かした
 お互いの気持ちをぶつけ合う最高の攻防を見せました。
 台本だけに依らないプロレス史上最も見事なダブル・ターンですね。
 アティテュード時代の幕開けです。
 歴史的な名勝負。
 (執筆日:10/1/09)

DVD Rating:★★☆☆☆

注目試合の詳細

Dサブミッション・マッチ(レフェリー:ケン・シャムロック):ブレット・ハート対スティーブ・オースチン
  ブレットが子供にサングラスをあげてリングに入ってくる。
  オースチンがいきなりタックルでマウント・パンチ。
  ブレットが体勢を入れ替えマウント・パンチ。
  もつれながら場外へ。
  殴りあう。
  オースチンが距離を置いて追ってきた所で蹴り。
  パンチを入れヘッド・ロック。
  ブレットが押して鉄柱にぶつける。
  柵へのブレーン・バスターを狙う。
  オースチンは耐えると逆に持ち上げ柵を跨ぐようにのせる。
  クローズライン。
  柵の外に出て柵にぶつける。
  観客席のフェンスにぶつけ蹴りつける。
  フェンスの上に落とす。
  ブレットが殴りフェンスにぶつける。
  フェンスを越え更に観客席の中へと入っていく。
  オースチンが階段上でパイル・ドライバーを狙う。
  ブレットがリバース・スープレックスに返す。
  殴りつけながら戻っていく。
  柵の内へと投げる。
  柵にのるとそこから殴りつける。
  鉄階段に振ってぶつけようとする。
  オースチンが振り返しぶつける。
  エプロンにのるとそこから飛びフォア・アームズ。
  鉄階段を持ってぶつけようとする。
  ブレットが蹴りつけ防ぐ。
  殴りつける。
  オースチンが倒れた状態ながらブレットのコスチュームを掴んで鉄柱にぶつける。
  リングに戻すと蹴りつけ手を踏みつける。
  ロープに振りショルダー・スルーを狙う。
  ブレットがネック・ブリーカーを決める。
  セカンド・ロープからエルボー・ドロップを決める。
  脚を掴むと回転して引っ張る。
  脚をロープに乗せるとヒップ・ドロップ。
  脚にエルボー・ドロップ。
  もう1発。
  脚を引っ張る。
  脚を殴りつける。
  脚を掴むと回転して引っ張る。
  脚を蹴りつけ倒す。
  脚をロープに乗せヒップ・ドロップへ。
  オースチンは避けるとスタナー。
  ブレットがオースチンの脚を蹴りつけ倒す。
  オースチンがブレットの顔に手を伸ばす。
  ブレットが脚を蹴りつけて倒す。
  鉄柱を使って4の字を決める。
  放すとリングに戻す。
  ゴングを入れ椅子を手にリングに入る。
  椅子の間に脚を挟む。
  コーナー上へ。
  オースチンは椅子を外すと立ち上がり椅子をブレットに叩きつける。
  ブレットの背中に椅子を叩きつける。
  抱えるとリングに叩きつける。
  アイリッシュ・ウィップ。
  ブレーン・バスター。
  セカンド・ロープからエルボー・ドロップ。
  両脚を掴むと腹に蹴り。
  ロシアン・レッグ・スイープから頭に脚をかけ腕を伸ばす。
  放すとボストン・クラブ。
  ブレットがロープを掴む。
  オースチンがシャープ・シューターを狙う。
  ブレットが顔を引っかき防ぐ。
  ブレットがオースチンの腹にパンチ。
  2発、3発と入れロープに走る。
  オースチンがかわすと同時に場外へ投げ捨てる。
  アピール。
  場外に下りると実況席横、タイム・キーパーなどが座っている場所に振ろうとする。
  ブレットが振り返すとオースチンは椅子に突っ込む。
  額を殴りつけ流血させる。
  柵にぶつける。
  起こすと殴りつける。
  鉄階段に叩きつける。
  殴りつけ鉄柱にぶつける。
  リングに戻し入る。
  後頭部にエルボー・ドロップ。
  頭部を蹴りつけ傷口を殴りつける。
  起こすとバック・ブリーカー。
  セカンド・ロープからエルボー・ドロップ。
  椅子を手にすると脚に突き下ろしていく。
  そしてシャープ・シューターを狙う。
  オースチンがサミングを決めて防ぐ。
  ブレットがオースチンを殴りつける。
  コーナーにもたれたオースチンを殴りつけていく。
  オースチンがブレットの股間を蹴りつける。
  オースチンは何とか起き上がるとブレットを起こしロープに振る。
  ブレットは正面からぶつかる。
  オースチンはブレットをコーナーにもたれさせストンピング連打。
  中指を立てて蹴りつける。
  コーナーに乗せるとスーパープレックスを決める。
  起こすとエプロンに出す。
  場外に降りコードを手にする。
  エプロンで起き上がろうとしているブレットの首にコードを巻きつけて締め上げる。
  ブレットがゴングを手にして叩きつける。
  オースチンの脚をつかんで倒すとシャープ・シューター。
  オースチンが何とか上半身を起こしていく。
  ブレットが耐え切れず倒れるもロックを放さない。
  体勢を立て直す。
  オースチンが上半身を起こそうとするもうっぷせてしまう。
  気絶した様子。
  シャムロックがレフェリー・ストップをかける!
  ブレットの勝利!
  ブレットがオースチンの脚を蹴りつける。
  シャープ・シューターを狙う。
  シャムロックが引き離して倒す。
  これ以上やるなら俺が相手だと構え。
  ブレットは相手にせず帰っていく。
  オースチンは起き上がるのを助けようとしたレフェリーに蹴りを入れスタナー。

試合結果

@エリミネーション・マッチ:ヘッド・バンガーズ対ゴッドウィンズ対ニュー・ブラックジャックス対ダグ・フューナス、フィル・ラフォン
AIC王座戦:ロッキー・メイビア(ch)対サルタン(後のリキシ)
BHHH対ゴールダスト
Cタッグ王座戦:オーエン・ハート、ブリティッシュ・ブルドッグ(ch)対ベイダー、マンカインド(ダブル・カウントアウト)
Dサブミッション・マッチ(レフェリー:ケン・シャムロック):ブレット・ハート対スティーブ・オースチン
Eシカゴ・ストリート・ファイト:L.O.D、アームド・ジョンソン対ネイション・オブ・ドミネーション
FWWF王座:サイコ・シッド(ch)対ジ・アンダーテイカー(新チャンピオン!)