TOPアメリカン・プロレスWWE 2020年 →WWE:NXT TakeOver: In Your House 6/7/20

WWE:NXT TakeOver: In Your House 6/7/20の分析


名勝負 なし
好勝負 フィン・ベイラーvs.ダイアン・プリースト

NXT女子王座戦:シャーロット・フレアー(ch)vs.リア・リプレイvs.イオ・シライ

@ミア・イム、ショーチ・ブラックハート、テーガン・ノックスvs.キャンディス・ラレー、ダコタ・カイ、ラクエル・ゴンザレス

Aフィン・ベイラーvs.ダイアン・プリースト
 ベイラーが不意打ちジョン・ウーからスタート。
 アスレチック性の高いアクションで、
 プリーストが鉄階段の上からエプロンにサイド・スラムを決める
 序盤/中盤のターニング・ポイントは印象的でした。

 プリーストが主導権を掴んでからの中盤も
 良い試合運びで2人の関係性が映えますね。
 プリーストの積極性にベイラーの受けの美学が融合しました。

 2人の形が崩れずアクションが発展。
 アクション優位で変化に乏しいきらいはあるものの
 最後に鉄階段に帰結させることで構築として完成されています。

 ぎりぎり好勝負。

Bノース・アメリカン王座戦:キース・リー(ch)vs.ジョニー・ガルガーノ
CNXT王座戦、バックロット・ブロウル:アダム・コール(ch)vs.ベルベティーン・ドリーム
Dキャリオン・クロスvs.トマッソ・チャンパ

ENXT女子王座戦:シャーロット・フレアー(ch)vs.リア・リプレイvs.イオ・シライ
 シャーロットがヒールとして狡さを見せつつ
 女王として君臨し試合を回します。
 
 リプレイはアトミコをかわされ自爆など
 体を張るなら腰の痛みを見せたりダメージ表現で魅せたかったところ。

 イオも中途半端なポジション。
 IYHのセット上からダイブしたりと、らしいスポットは多かったものの
 ヒールになってからのアメリカナイズされたアピール過多は
 イオのカリスマ性を活かしているとはいいきれない。
 かといってヒール・ワークも薄く、
 悪い意味でニュートラルな位置づけでいたね。

 ということで3ウェイで求められる
 各レスラーの機能分け、スタイル特化の面では課題あり。

 しかし単純なチェーン・アクションとしては
 3人全員のレベルの高さがしっかり出ているし、
 上記のセット上ダイブや竹刀スポットなど
 この面子として求められる名勝負ラインを目標値に置いています。

 結果的に名勝負には届きませんでしたが、
 それを目指して作っているのでメインとして満足度は高く、
 観客がリングサイドとの間のアクリル板を叩いて熱狂度を増していく激戦となりました。

 ぎりぎり好勝負。
 (執筆日:6/?/20)

DVD Rating:★★★☆☆

注目試合の詳細

なし

試合結果

@ミア・イム、ショーチ・ブラックハート、テーガン・ノックスvs.キャンディス・ラレー、ダコタ・カイ、ラクエル・ゴンザレス
Aフィン・ベイラーvs.ダイアン・プリースト
Bノース・アメリカン王座戦:キース・リー(ch)vs.ジョニー・ガルガーノ
CNXT王座戦、バックロット・ブロウル:アダム・コール(ch)vs.ベルベティーン・ドリーム
Dキャリオン・クロスvs.トマッソ・チャンパ
ENXT女子王座戦:シャーロット・フレアー(ch)vs.リア・リプレイvs.イオ・シライ(新チャンピオン!)