TOPアメリカン・プロレスWWE 2019年 →WWE:MITB 5/19/19

WWE:MITB 5/19/19の分析


名勝負 ユニバーサル王座戦:セス・ローリンズ(ch)vs.AJスタイルズ
好勝負 なし

@プレ・ショー:ウーソーズvs.ダニエル・ブライアン、ローワン

@ウイメンズMITBマッチ:ベイリーvs.カルメラvs.ダナ・ブルックvs.エンバー・ムーンvs.マンディ・ローズvs.ナオミvs.ナタリアvs.ニッキー・クロス
AUS王座戦:サモア・ジョー(ch)vs.レイ・ミステリオ
Bケージ・マッチ:シェイン・マクマホンvs.ザ・ミズ
Cクルーザー級王座戦:トニー・ニース(ch)vs.アリヤ・デヴァリ
DRaw女子王座戦:ベッキー・リンチ(ch)vs.レイシー・エヴァンス
ESD女子王座戦:ベッキー・リンチ(ch)vs.シャーロット
FSD女子王座戦(MITB行使):シャーロット(ch)vs.ベイリー
Gローマン・レインズvs.イライアス

Hユニバーサル王座戦:セス・ローリンズ(ch)vs.AJスタイルズ
 前回はWWEに入る前、NWA No Limitsの4/28/06。
 セスがインディーのトップ入りする前の若手時代でしたからね。
 一度怪我したとはいえ成熟したセスが何を見せてくれるか
 WWEファンだけでなくインディーファンとしても注目度の高いマッチアップです。

 まずは演舞自体で勝負せず、雰囲気作り。
 テンポ感の完成度が高いですね。
 AJが腹攻め。
 この間使いは2006年のAJにはなかった要素。
 豊かに場を転換して行く中で
 一部崩れる所はあるもしっかりフォローしている。
 ベテランの妙技を感じる一方で、
 ここぞの見せ場のムーブは若手並に鋭く、
 AJはこれまでにない程ハード・ヒットでしたね。
 セスも一歩も引かず、気力を伝える見事な表現でもって
 AJと真っ向から攻め合います。
 終盤は小技も利かせて目まぐるしいニアフォール合戦。
 必殺技の切り返し合いもあり、期待に十二分に応えました。
 ぎりぎり名勝負。

IWWE王座戦:コフィ・キングストン(ch)vs.ケヴィン・オーウェンス

JメンズMITBマッチ:アリvs.アンドレードvs.バーロン・コービンvs.ドリュー・マッキンタイアvs.フィン・ベイラーvs.ランディ・オートンvs.リコシェvs.サミ・ゼイン
 サミがストロウマンに襲撃された為、サミは欠場して試合開始。
 オートンが最初の乱戦を避けると、
 それぞれ実況席にバックドロップしていきます。
 スマートな役回りで面白いし、
 ラダー投入への流れとして新しい。
 ラダーが入ればそれぞれビッグ・バンプ。
 特にアリがベイラーに放ったラダー上から
 横に差し込んだラダーにサンセット・フリップ・パワー・ボムは凄かったですね。
 ベイラーの体が弾んでいた。
 ただスポットに反して展開付けに物足りなさ。
 マッキンとコービンが徒党を組んで
 リング制圧していますが、
 コービンが微妙で、ラダーの扱いももたついていましたね。
 また、出だしで試合をかき乱したオートンも
 失速して終盤の存在感は薄かった。

 そしてこの試合のケチのつけ所は
 皆さんご存知の通り最後のエンディングです。
 アリがベルトを取ろうとした所で
 レスナーが登場しMITBを掻っ攫っていきました。
 一応サミの代役枠で権利があるということでしょう。
 特別体を張る形式でまったく体を張らないレスナーが勝利する、というやるせなさ。
 サプライズ&リアル・ヒールという意味で理解できなくはないのですが、
 せめてアリの登っているラダーを倒すのではなくて、
 アリを引き摺り下ろすと同時にキャッチしてF5ぐらい見せてくれればと思います。
 そうすれば最悪の一歩手前で許容ラインぎりぎりに収まった印象です。
 内容自体は好勝負級なのですが、
 最悪すぎる最後で落として好勝負に少し届かず。

 (執筆日:5/?/19)
Rating:★★☆☆☆

注目試合の詳細

なし

試合結果

@プレ・ショー:ウーソーズvs.ダニエル・ブライアン、ローワン
@ウイメンズMITBマッチ:ベイリーvs.カルメラvs.ダナ・ブルックvs.エンバー・ムーンvs.マンディ・ローズvs.ナオミvs.ナタリアvs.ニッキー・クロス
AUS王座戦:サモア・ジョー(ch)vs.レイ・ミステリオ(新チャンピオン!)
Bケージ・マッチ:シェイン・マクマホンvs.ザ・ミズ
Cクルーザー級王座戦:トニー・ニース(ch)vs.アリヤ・デヴァリ
DRaw女子王座戦:ベッキー・リンチ(ch)vs.レイシー・エヴァンス
ESD女子王座戦:ベッキー・リンチ(ch)vs.シャーロット(新チャンピオン!)
FSD女子王座戦(MITB行使):シャーロット(ch)vs.ベイリー(新チャンピオン!)
Gローマン・レインズvs.イライアス
Hユニバーサル王座戦:セス・ローリンズ(ch)vs.AJスタイルズ
IWWE王座戦:コフィ・キングストン(ch)vs.ケヴィン・オーウェンス
JメンズMITBマッチ:アリvs.アンドレードvs.バーロン・コービンvs.ドリュー・マッキンタイアvs.フィン・ベイラーvs.ランディ・オートンvs.リコシェvs.ブロック・レスナー