TOPアメリカン・プロレスWWE 2011年→WWE:Elimination Chamber 2/20/11

WWE:Elimination Chamber 2/20/11の分析


名勝負 世界ヘビー級王座戦、エリミネーション・チェンバー:エッジ(ch)vs.レイ・ミステリオvs.ウェイド・バレットvs.ケインvs.ドリュー・マッキンタイア
好勝負 なし

@アルベルト・デル・リオvs.コフィ・キングストン
 まず序盤。
 複合要素を混ぜるのは良いが混ぜたことで何を生み出すつもりなのか。
 狙っていた姿は見えない。
 コフィはベースで打つリズムにテンポが欲しい所。
 デル・リオは初めてシングルを見る事になるが相手に対する攻め方には理が通っている。
 どんな場面にも対応できそうですが面白みを生むための+αの行動が今ひとつ。
 アーム・バーも一撃必殺としての見せ方を取っているので攻防も作りにくいですね。
 終盤は未来を見据えて攻防を配置していましたね。
 コフィ相手では不足ながらエッジ他となら重厚な物を生み出せし得る。
 最後にそれを感じさせたという点では一応成功か。
 平均レベル。
 
A世界ヘビー級王座戦、エリミネーション・チェンバー:エッジ(ch)vs.レイ・ミステリオvs.ウェイド・バレットvs.ケインvs.ドリュー・マッキンタイア
 面子からして記憶に残らない試合になるんだろうなと思っていた。
 確かにそれは現実になったけれど試合自体は驚異的な構造になっている。

 まずはエッジXミステリオ。
 意識を飛ばし格式を作り出す。
 最初の2人という立場に与えられた役割を理解している。
 相手の行動も良く見ている。
 素晴らしい事にこの2人は格式を生み出す意図を持ちながら
 チェーン、鉄床にまで手を出し、最初からECの戦いのシーンを作り出している。
 過激度とのバランスも取れていて見事なデュアル・ディメンションが成立している。
 
 3番手でバレット登場。
 様々な要因に取り囲まれるECという初めての環境にも関わらず狙いは明確で芯が通っている。
 見ていて分かりやすく、そしてカウント2を織り交ぜるテンポは見ていて心地よい。
 このシーン、エッジ、ミステリオも相変わらず素晴らしい働きをする。
 エッジはベテランとして、やられた際どれだけの距離を転がるかなど身の動かし方を分かっている。
 ミステリオとはWWE最高峰のタッグだった経験を活かして3ウェイ・スポットを生み出している。
 ミステリオは年をとった事を認め、今だからこそ出来る事で貢献する。
 大きな歯車として良い意味で619を安売りしている。
 ワン・フォー・オール。

 オール・フォー・ワン。
 4番手ケインの登場。
 暴れまわっているだけだがケインの技を食らいに行く3人の動きに注目。
 受け手側の能動性によってベストな形でアイディアは実現する。
 美しき管理プロレスのターン。
 ついでにバレットの拳も印象的で良い。

 5番手マッキン。
 空気の印象が強いマッキンだがこの試合では違う。
 ガラスの手助けこそあるものの登場後の一瞬で強烈なキャラ・アピールをし確立させた。
 だからこそバレットとの協力が1分もなかったとしてもそれは忘れ去られることなく事実として残り関係性の鎖は切れない。
 そしてベテラン3人がその関係性を利用する。
 残り5秒でも20秒でもなく10秒という絶妙なタイミングで全員がダウンする。

 最後のビッグ・ショー。
 間接的にビッグ・ショーをケインより上位に位置づける上手さ。
 直接的にしない事でお互いは傷をつけあわずにそれぞれのビッグ・マンとしての役割を果たす。
 ケインは脱落前にケインらしく仕返しをして両者ダウンで試合は最初のエッジ対ミステリオに収束する。

 最初にミステリオと一騎打ちした際ヒールがかった格好を気取ったエッジは
 ここにきてしらっとベビーフェイスとしての色香ある表情へとシフトさせている。
 お互いに死闘のダメージ表現で一致させた中、必殺技を返しあった後の攻防まで行う。

 試合という作品は実にシンメトリーである。
 それでいながら個というレスラーは実にオリジナルである。
 絶対的な欠点は冒頭で述べたように歴史から忘れ去られる運命である。
 この試合は完成され過ぎている。
 まるで不気味の谷のよう。
 しかしレスラーを責めるなかれ。
 谷を埋めるべきは団体の責任である。
 どんなに機能的で歯車的であろうとそこに意味性がある以上有機性は失われないものである。
 むしろ隠し味として滲み出て来るものである。
 そうならないのは団体がこの試合を縛りつけ閉じ込めたからである。
 Aという試合順、勝敗への無関心、PG縛り。
 無機質な白い檻。
 Poor Leno
 Where you'll be, I'll go
 Where you'll be, I'll know
 Where you'll be, I'll find you......

 Poor Leno
 Where you'll be, I'll go
 Where you'll be, I'll know
 Where you'll be, I'll find you.....

 Poor Leno
 Where you'll be, I'll go
 Where you'll be, I'll know
 Where you'll be, I'll find you

 Poor Leno
 Having to be told
 Being nine years old
 Means I'll always find you.

 Poor Leno
 Where you'll be, I'll go
 Where you'll be, I'll know
 Where you'll be, I'll find you

 Poor Leno
 Having to be told
 Being nine years old
 Means I'll always find you.
 ぎりぎり名勝負。


Bタッグ王座戦:サンティノ・マレラ、ウラジミール・コズロフ(ch)vs.ヒース・スレーター、ジャスティン・ガブリエル
 Correはやたらグラウンド・サブミッション使いますね。
 その理由は?
 確かに教科書の一節にはのっています。
 しかしそこにはスポットによってベース・ラインから飛び出したピークを戻し
 ベースライン全体を底上げするため、という理由がのっています。
 問題はCorreの2人がまったくスポットを生み出せていないという事です。
 一方の王者。
 今回マレラは気が緩んでいましたね。
 全編を通じてコメディー・キャラで戦いはありませんでした。
 メリハリをつけましょう。
 5分の中で構成を考えているしひどい試合って訳じゃない。
 しかしそれぐらい当たり前で褒める程ではない。
 悪い試合。

CWWE王座戦:ザ・ミズ(ch)vs.ジェリー・ロウラー
 予想以上にロウラーの年齢が響いていましたね。
 技の当たりがあそこまで弱々しいと拳も温存できない。
 ミズの対応も不十分でしたがあれにリアクションを取って退くのは王者として無理な話でしょう。
 ミズが支配しても血を流せないから観客を一気に引き込む手段はない。
 地道な作業になるもミズの貢献をロウラーが帳消しにしてリセット状態が続きます。
 しかしライリー退場のちょっと前から何とか立て直します。
 この状態でクオリティ上げるにはこの攻防をするしかないだろう、という物を適切に選択している。
 コールの天性のウザサも相まって何とか形をつけた格好でしょうか。
 悪くない試合。

D#1コンテンダーズ・エリミネーション・マッチ:ジョン・シナvs.ランディ・オートンvs.CMパンクvs.シェーマスvs.ジョン・モリソンvs.Rトゥルース
 まずはシェーマス。
 1年前と違い重い打撃とレスリングを見せていたのには感心しましたね。
 これだけ重厚感を出せるのなら本当にHHHの後継者になれるかもしれませんよ。
 モリソンは今回も引き続きフリーラン要素を反映。
 しかし試合の中核に立てませんね。
 序盤では今どこまで許される時間帯なのか分かっていないし、
 後半は完全にスポット要員となっています。
 TNAのフル・メタル・メイヘムを思わせるビッグ・スポットで最後の3人まで残るも邪魔者でしかありません。
 シナ、パンクと対等に立つ必要はないし、それは無理なのだろうけれどそこで歯車のままではいけませんね。
 結局関係性を築けたのは既に抗争を繰り広げたシェーマスとだけです。
 オートン。
 登場時に暴れすぎです。
 このシーン、Aのケインが暴れる場面とは根本的に違う点に注目すべきです。
 そのシーンこそ盛り上がりましたが後で尾を引いています。
 もう少し考えて試合しましょう。
 ただ好き勝手にやっている分活き活きしている方ではありますね。
 パンク。
 素晴らしい表情でアクシデントが起き1回脱落・復帰する台本を見事に演じました。
 試合運びも乗っていて終盤で首4の字を使いこなしたセンスには脱帽ですね。
 シナ。
 両方の責任ですがオートンとの特別性を確立させなかったのは惜しい。
 良い受けの移動など安定して仕事は出来ていますけどね。

 全般的に複数人数が入り乱れる中、アドリブでリズムをつけ混迷の面白さを生み出したり、
 全員ダウンを適切に繰り返してラスト激戦の雰囲気を醸したりと、
 良さが目立ち、悪い点はそんなに目立たない。
 しかしそれぞれ良さのレベルで言うとパンクを除いてそこまで高くない。
 それ故メインとして合格点丁度、中々良い試合という評価になる。
 
 ああそうそうトゥルースが残っていましたね。
 シナの友人も気取らず、あっさり敗北して何も後に残さない。
 これなら5人でやっているのと同じです。
 今大会のワースト・プレイヤー。

総評
 ECで試合数が限られ、また勝敗が80%確定していたのでそこまで良い大会ではないですね。
 しかしECはHIACと違って過激度とは違うベクトルが形式としての存在価値を出しているし、
 Aは地味に過去最高のECで必見の一品です。
 (執筆日:2/24/11)

DVD Rating:★★☆☆☆

注目試合の詳細

A世界ヘビー級王座戦、エリミネーション・チェンバー:エッジ(ch)vs.レイ・ミステリオvs.ウェイド・バレットvs.ケインvs.ドリュー・マッキンタイア
  エッジ対ミステリオでスタート。エッジはコーナーに押し込むとエルボー。ミステリオはロー・キック。エッジがロープに走ったミステリオにフラップジャッ ク。カウント2。ミステリオはコーナーに振り返されるもコーナーを使ってヘッド・シザース。エッジが突進してきたミステリオにショルダー・スルーを決め鉄 床に落とす。コーナーに上る。ミステリオが体勢を崩しリング内への雪崩式ハリケーン・ラナ。カウント2。外に連れていく。エッジが突き飛ばし何度もチェー ンにぶつける。ガラスにぶつける。リング内に入れカバー。カウント2。コーナーに振り突進。ミステリオがカウンターでドロップ・トー・ホールドを決めター ン・バックルにぶつける。
 3番手はバレット。エッジが突進してきたミステリオを打ち上げるとミステリオはコーナーで崩れこんだバレットにヒッ プ・ドロップ。エッジはミステリオを滑らせ鉄床に出す。バレットがエッジにブラックホール・スラム。カウント2。ビッグ・ショーに見せつけるように腕を挙 げる。ミステリオをリングに戻しハンマー・ロックしてのスラム。カウント2。コーナーに振ってぶつける。エッジをチェーンにぶつけリング内に戻す。カウン ト2。ロープに振る。ロープを掴んで止まったエッジに突進。エッジがロープを下げて鉄床に転落させる。ミステリオがエッジにドロップ・キックを決めコー ナー上へ。
鉄床にいるバレットが捕まえウェストランドの体勢。ミステリオがじたばたすると脚がリング内のエッジにぶつかる。チェーンを掴んで逃れ るとバレットを蹴り飛ばす。バレットが捕まえパワー・ボムを狙う。ミステリオは引き離されるもリング内へのハリケーン・ラナに切り返す。ドロップ・キック でロープにもたれさせる。619を狙う。エッジがカウンターでビッグ・ブーツ。
 4番手はケイン。3人に地獄突き。エッジをコーナーに振り突進。 エッジがカウンターで蹴りを決めセカンド・ロープから飛ぶ。ケインがカウンターで地獄突き。バレットをコーナーのエッジにぶつけまとめてクローズライン。 反対コーナーのミステリオにもクローズライン。エッジにビッグ・ブーツ。バレットにサイド・スラム。ミステリオが不意をついて側頭部に蹴り。カウント2。 エッジが、ケインが起き上がる前に頭部を蹴り飛ばす。カウント2。バレットが、ケインが起き上がる前に頭部を蹴り飛ばす。カウント2。エッジ、ミステリオ とバレットがクローズライン相打ち。ケインが最初に起き上がる。ミステリオを鉄床に出す。エッジにクローズラインを決め鉄床に出す。バレットを鉄床上で打 撃を入れる。バレットがケインを殴りつけチェーンにぶつけようとする。ケインが防ぎ逆にチェーンにぶつける。ミステリオがケインを殴りつけコーナーに上ろ うとする。ケインが強烈な地獄突きを叩きこむとミステリオは逆さ吊りに。エッジがミステリオにドロップ・キックを決めカバー。カウント2。ケインがバレッ トにクローズラインを決め鉄床に出す。
 5番手はマッキン。ミステリオを持ちあげるとガラスに投げて割る。ケインに殴りかかる。バレットと一緒に なってケインをチェーンにぶつけクローズラインで倒す。バレットがリング内に戻ろうとする。マッキンがロープを蹴りあげてロー・ブロー。バレットをガラス にぶつけ割る。エッジにマウント・パンチ。スナップ・スープレックスからカバー。カウント2。フューチャー・ショックDDTを狙う。エッジがDDTに切り 返す。エッジがスピアーの体勢。ケインが横から入り喉を掴む。掴んだままマッキンにビッグ・ブーツ。チョーク・スラムを狙う。エッジは後ろに逃れると押し 飛ばす。その先にいたミステリオがカウンターで低空ドロップ・キックを決めロープにもたれさせる。619へ。ケインがかわしクローズライン。エッジにビッ グ・ブーツ。ミステリオをコーナー越しにガラスにぶつける。マッキンがケインにフューチャーショックDDTを狙う。ケインがショルダー・スルーを決めると マッキンは鉄床のバレット
にぶつかる。エッジとケインがビッグ・ブーツ相打ち。全員ダウン。
 10秒が経ち最後のビッグ・ショー登場。 ビッグ・ショーがケイン、ミステリオに同時にクローズラインを決める。マッキン、ミステリオにも同時にクローズライン。エッジを鉄床に出す。ケインを鉄床 に出す。マッキンを鉄優香に出す。バレットに迫る。バレットは後ずさりし横に動きまわる。ビッグ・ショーが喉を掴み掴まえる。押し飛ばして後ろのガラスに ぶつけ割る。チェーンを登ろうとするバレットに張り手。腕がひっかかったバレットに張り手を連打。張チェーンをぶつけリング内に戻す。KOパンチ。カバー し1,2,3!バレット脱落!
 ミステリオがBOX上にのぼり休む。ケインがビッグ・ショーにダイビング・クローズライン。エッジが続けてダイビ ング・エルボー・ドロップ。カバーするも跳ね飛ばされる。マッキンがフューチャー・ショックDDT。カバーするもカウント2。ミステリオがBOX上に立 つ。そして飛びセントーン。カウントは2。ケインがビッグ・ショーを蹴り飛ばしロープにもたれさせる。ミステリオが619。エッジがスピアー。ミステリオ がコーナーに上ろうとする。ケインがエッジ、ミステリオを殴り飛ばす。そしてチョーク・スラムの構え。ビッグ・ショーにチョーク・スラムを決めカウント 3。ビッグ・ショー脱落!
 マッキンがコーナー上から飛びかかる。ケインが喉元を掴みチョーク・スラム。カウント3!マッキン脱落!
 ミ ステリオがコーナー上から飛びかかる。ケインが喉元を掴む。突進してきたエッジの喉元を掴む。エッジ、ミステリオが振り払い2人でロープに振る。ケインが ダブル・クローズライン。エッジを鉄床に出す。コーナーのミステリオに突進。ミステリオがカウンターで蹴り。突進。担がれるもDDTに持っていきカバー。 カウント2。スプリングボード式レッグ・ドロップもカウント2。起こそうとする。突き飛ばされるもロープに跳ね返って戻ってきて蹴りあげる。ロープに走り セカンド・ロープから飛ぶ。ケインが喉元を掴む。チョーク・スラムへ。ミステリオがヘッド・シザースに切り返しロープにもたれさせる。619。コーナー上 から飛びハリケーン・ラナを狙う。ケインが耐え持ち上げた所でエッジがスピアー。カバーしカウント3!ケイン脱落!
 ケインは起き上がるとエッジにビッグ・ブーツ。ミステリオにチョーク・スラム。エッジにチョーク・スラムを決めてから去っていく。両者ダウン。
  両者ロープを支えになんとか起き上がる。エッジがスピアーへ。ミステリオが飛び越え丸めこむ。カウント2。ミステリオがロープに走る。クローズラインをか わすとセカンド・ロープからクロス・ボディへ。エッジが体勢を入れ替える。カウント2。エッジがコーナーに振り突進。ミステリオがカウンターで蹴り。ボ ディ・シザースで飛び着きブルドッグ。カウント2。ミステリオがコーナーに上る。エッジが殴りつける。コーナーを登ろうとする。ミステリオがヘッド・バッ ドを叩きこんで落とす。コーナー上から飛びつく。エッジがライガー・ボムに切り返す。カウント2。ライガー・ボムを狙う。ミステリオがハリケーン・ラナに 切り返しロープにもたれさせる。619へ。エッジが受け止めて引き入れ変形テキサス・クローバー・リーフ。ミステリオがなんとか耐え丸めこむ。カウント 2。エッジがスピアーの構え。ミステリオが伏せてコーナーのターン・バックルに誤爆させロープに走る。エッジがカウンターでスピアー。カバーするもカウン トは2。エッジは信じられない表情。起こそうとする。ミステリオが腕を取り蹴りつけロープにもたれさせる。619。ロープにのりボディ・プレス。カウント は2。ミステリオが起き上がると同時にヘッド・シザース。619。コーナーに上ると飛ぶ。エッジがカウンターでスピアーを決めカウント3!エッジの防衛!
[Winner:エッジ(31:32)]
 試合後デル・リオが現れエッジを襲撃しアーム・バー。そこにクリスチャンが助けに現れる。2人で協力してデル・リオを追い払う。

試合結果

@アルベルト・デル・リオvs.コフィ・キングストン
A世界ヘビー級王座戦、エリミネーション・チェンバー:エッジ(ch)vs.レイ・ミステリオvs.ウェイド・バレットvs.ケインvs.ドリュー・マッキンタイア
Bタッグ王座戦:サンティノ・マレラ、ウラジミール・コズロフ(ch)vs.ヒース・スレーター、ジャスティン・ガブリエル(新チャンピオン!)
CWWE王座戦:ザ・ミズ(ch)vs.ジェリー・ロウラー
D#1コンテンダーズ・エリミネーション・マッチ:ジョン・シナvs.ランディ・オートンvs.CMパンクvs.シェーマスvs.ジョン・モリソンvs.Rトゥルース