TOPアメリカン・プロレスWCW 2000年→ WCW:Starrcade 12/17/00

WCW:Starrcade 12/17/00の分析


名勝負 なし
好勝負 #1コンテンダー・ラダー・マッチ:シャノン・ムーアvs.シェイン・ヘルムスvs.エヴァン・カラジャスvs.ジェイミー・ノーブルvs.ヤンvs.カズ・ハヤシ

今回の WCW版WMはハードコア色が強いものとなりました。

@#1コンテンダー・ラダー・マッチ:シャノン・ムーアvs.シェイン・ヘルムスvs.エヴァン・カラジャスvs.ジェイミー・ノーブルvs.ヤンvs.カズ・ハヤシ
 ややダメージ表現が適当だったり、技が雑であったりはします。
 また自分にスポット・ライトが当たってなければ適当に殴り合っていたり常に見られているという意識が足りません。
 これは当時の彼らのポジションを考えると
 そういう意識を彼らに持て、という方が厳しいでしょうけど。
 しかしWCWとは思えない程この試合は創造性に満ちています。
 何よりも彼らの特性、クルーザー級を武器にした内容で
 ラダーを3次元的に使う、という新たな手法を開発しました。
 これは本当に目からうろこが落ちましたよ。
 しっかり3タッグで動いていて序盤は心理戦、フィニッシュも3カウントの色と
 ラダー・マッチで難しい起承転結が出来ているのも好印象です。
 ぎりぎり好勝負。
 (執筆日:10/4/09)

Dアンビュランス・マッチ:マイク・オーサムvs.バン・バン・ビガロ
 このカードでこの形式となればハードな内容を期待してしまいますが
 オーサムの悪い癖、守りに回りすぎ、が出ました。
 ビガロは試合をコントロールしているものの
 アンビュランス・マッチの設計までは出来ず。
 只椅子やテーブル、救急車を使った面白いフィニッシュ(視界に入らない分唐突な印象も受けるが)があるので
 楽しめるハードコア・マッチになっています。
 平均より少し上。
 (執筆日:10/4/09)

8試合目は平均以上。
メインについては・・・もはや何も言うまい・・・
クルーザー級が底力を出して盛り立てているのに・・・ 
 (執筆日:?/?/07)
DVD Rating:★☆☆☆☆

注目試合の詳細

@#1コンテンダー・マッチ、ラダー・マッチ:シャノン・ムーアvs.シェイン・ヘルムスvs.エヴァン・カラジャスvs.ジェイミー・ノーブルvs.ヤンvs.カズ・ハヤシ

  最初は全員ちゃんとコーナーについている。
  ムーアとハヤシで試合開始。
  軽く攻防を入れる。
  ハヤシがテーズ・プレスにいくも失敗して頭から落ちるような形に。
  ハヤシがヘッド・シザースを決めればムーアがアーム・ドラッグを決める。
  ムーアが場外に出てラダーを取りに行こうとする。
  控えのカラジャスが襲いかかりリングに入れる。
  それぞれ交代しヘルムス対ヤン。
  じりじりとラダーがある側のロープに。
  ヘルムスが興味がないと一旦離れるもすぐに振り向きラダーへダッシュ。
  控えが一斉に殴りかかりに行くがヘルムスはすぐ戻り控え同士が小競り合いしている状態に。
  その隙にムーアとヘルムスはリングにラダーを入れて立てる。
  気づいたヤン、ハヤシがリングに戻りラダーを倒す。
  ムーア、ヘルムスにクローズラインを決めて落とす。
  ラダーを登っていく。
  ノーブル、カラジャスがリングに入り引き摺り下ろすと殴りつける。
  2人でラダーを持つと叩きつけようとする。
  ハヤシが伏せて避けるとヤンがラダー越しにドロップ・キック。
  ラダーの下敷きになった2人にハヤシがラ・ケプラーダ。
  ヘルムスが別のラダーを持って入ってくる。
  ヤンは場外に出てムーアを実況席に叩きつけている。
  ノーブル、カラジャスはラダーをコーナーのセカンド・ロープの上にのせる。
  ヘルムスを振ってぶつけようとする。
  ヘルムスは寸前で止まるとノーブルにクローズラインを狙うも避けられる。
  カラジャスがヘルムスに蹴りを入れ再び振る。
  ノーブルがドロップ・トー・ホールドを決めヘルムスをラダーにぶつける。
  ヤンがカラジャスにスピン・キックを狙う。
  カラジャスが避けてクローズラインを狙う。
  ヤンが避けて突進。
  ノーブル、カラジャスがラダーの上へのフラップジャックを決める。
  ノーブルが中央にラダーを立て登っていく。
  カラジャスはコーナーのセカンド・ロープにラダーをのせていたが
  気づくと引き摺り下ろして俺が勝つ方だという。
  ラダーを登っていく。
  ノーブルはカラジャスを引き摺り下ろし俺だといって口論。
  胸を突き合う。
  ヤンがノーブルの背後からミサイル・キックを決めカラジャスにぶつける。 
  コーナーに立てかけたラダーにノーブルを振ってぶつける。
  ムーアがリングに入りヤンにクローズラインを狙う。
  ヤンは避けると腹に百烈拳。
  ムーアはセカンド・ロープに横になったラダーに座る形に。
  ヤンが突進。
  ムーアはカウンターで蹴りを入れるとラダーの上に立ちクロス・ボディへ。
  ヤンがカウンターでバック・ブリーカー。
  セカンド・ロープの上のラダーに立つとコークスクリュー・ムーンサルト。
  ラダーを立てようとする。
  背後からヘルムスが殴りつけ場外に落とす。
  トペ・コンヒーロを決める。
  続けてハヤシがヘルムスに、カラジャスがハヤシにダイブ。
  ムーアがカラジャス、ハヤシにダイブ。
  ノーブルはダイブせずにラダーを登っていく。
  そして手を伸ばそうとするがヤンにラダーを倒され場外の群れの上に落下。
  ヤンは中央に立てたラダーに別のラダーを横に挟む。
  そこに登ろうとする。
  カラジャスがリングに入りバック・ドロップ。
  横になった部分に上る。
  ハヤシがスプリングボードで飛びつこうとする。
  カラジャスはキャッチするとそのままリングへのパワー・スラム。
  ムーアはスプリングボードで横になったラダーにのるとそこからカラジャスにフェイマサー。
  ヘルムスが中央のラダーを登っていく。
  ノーブルがコーナー上から横になったラダーに移る。
  それを見てヘルムスは横になったラダーに移ると殴りつけリングへのネック・ブリーカー。
  衝撃で横になったラダーは抜け落ちる。
  ムーアがラダーの間の空間越しにヤンにドロップ・キック。
  ラダーを中央ラダーの横に立てる。
  ヤンとムーアが横並びで殴りあいながら登っていく。
  ヤンの反対側にヘルムス、ムーアの反対側にノーブルが登っていく。
  頂上で殴りあいに。
  ノーブルがヘルムスにサンセット・フリップ・パワー・ボム。
  ムーアはヤンに殴り勝つとリバースDDT。
  ノーブルがラダーを登っていくがレイアが引き摺り下ろし鞭を叩きつける。
  カラジャスがレイアを場外に出す。
  リングに長い3脚目、4脚目のラダーが入る。
  カラジャスは長いラダーをコーナーに立てかける。
  その前にハヤシをバック・ブリーカーでダウンさせる。
  コーナーに立てかけたラダーを登っていく。
  ヤンがカラジャスに昇竜拳。
  アイコノクラズムで落としハヤシも補助。
  普通の長さのラダーを並べてコーナーに立てる。
  反対コーナーに長いラダーを立てて、その間に長いラダーを挟み台形の形をした構築物を作る。
  登ろうとするヤン、ハヤシをヘルムス、ムーアが殴りつけて下ろす。
  ハヤシを横になったラダーにぶつける。
  ヤンも同じようにぶつける。
  ムーアとヘルムスがラダーを登っていく。
  ノーブルはムーアを引き摺り下ろすとツームストン。
  カラジャスはヘルムスを引き摺り下ろすと蹴りつけていく。
  ノーブルがラダーを登っていき上半身を横になったラダー部分に上げようとする。
  ハヤシが先に横になったラダーの上に立つ。
  そしてノーブルを蹴り落とす。
  一息つこうと座る。
  カラジャスがラダーを登りハヤシの体を突いていく。
  ハヤシは後転する形で落下。
  カラジャスが横になったラダーに体を上げようとする。
  ヤンがラダーを先に登りきり蹴り飛ばすとカラジャスは落下しロープに激突。
  ヤンが横になったラダーの上に立つ。
  ヘルムスも横になったラダーに上がる。
  殴りあううちに体が下がる。
  ムーアが横になったラダーを掴むと逆上がりの要領でヤンを投げ落とす。
  ノーブルがラダーを登っている。
  ムーアは再び逆上がりの要領で横になったラダーに上がる。
  カラジャスがノーブルを投げ落とす。
  ヘルムスとムーアは立ち上がって構える。
  ハグすると2人で一緒に契約書を手にする。
  肩を貸しあいながら退場。

試合結果

@#1コンテンダー・ラダー・マッチ:シャノン・ムーアvs.シェイン・ヘルムスvs.エヴァン・カラジャスvs.ジェイミー・ノーブルvs.ヤンvs.カズ・ハヤシ
Aランス・ストームvs.ザ・キャット
Bハードコア王座戦:クロウバー(ch)vs.テリー・ファンク(新チャンピオン!)
Cクロニックvs.レノ、ビッグ・ヴィトー(ノー・コンテスト) 
Dアンビュランス・マッチ:マイク・オーサムvs.バン・バン・ビガロ
EUS王座戦:ジェネラル・レクション(ch)vs.シェイン・ダグラス
Fバンクハウス・ブロウル:ジェフ・ジャレット、ハリス・ブラザーズvs.フィルスリー・アニマルズ
Gタッグ王座戦:パーフェクト・イベント(ch)vs.ケビン・ナッシュ、DDP(新チャンピオン!)
HWCW王座戦:スコット・スタイナー(ch)vs.シッド・ヴィシャス