TOPアメリカン・プロレスUWF-TNA(House Show)→TNA:The Port City Shakedown! 8/10/06

TNA:The Port City Shakedown! 8/10/06の分析


名勝負 なし
好勝負 タッグ王座戦:AJスタイルズ、クリストファー・ダニエルズ (ch)vs.サモア・ジョー、ピティ・ウィリアムス

約1時間40分です。

@ナチュラルズvs.クリス・セイビン、ジェイ・リーサル
 ハウス・ショーだからとちょっと手抜きが目立つ試合。
 只ナチュラルズが小ずるい悪党を演じて
 オープニングに求められている雰囲気作りはちゃんとやっています。
 悪くない。

Aエリック・ヤングvs.ブラザー・ラント
 ファン・マッチ気味に軽く。
 悪い試合。
 最後はアビスが出てきてノー・コンテスト。
 アビスはリング・クルー相手に画鋲テーブル葬を披露。

Bジャームス・ギャングvs.ダイヤモンズ・イン・ザ・ラフ
 試合前のギャングのマイクは
 権利関係で一部伏せられています。
 試合はスキッパーが奮闘しギャングにしては見れる物に。
 少し悪い試合。

Cロン・キリングスvs.ボビー・ルード
 ルードがヘタレ・ヒールを好演。
 只キリングスはWhat's upと叫ぶしか能がないからなぁ。
 平均レベル。

Dタッグ王座戦:AJスタイルズ、クリストファー・ダニエルズ (ch)vs.サモア・ジョー、ピティ・ウィリアムス
 個人的にAJとダニエルズのタッグって失敗の印象があります。
 この2人が組むとまず相手がいませんからね。
 しかしながらピティとジョーならば話は別です。
 これならば、と見る方も期待が高まりますね。
 まずご心配されているであろう試合時間ですが
 ハウス・ショーとはいえメインなので
 しっかり19分もやってくれます。
 次に内容ですが
 AJとダニエルズは相変わらず上手いです。
 それぞれが余りに完成されていて
 タッグで高まる余地がない、面白みがない、
 っていうのが欠点ですが
 そちらはジョーとピティがしっかりカバー。
 凄い攻防があるとか
 画期的な展開だとかある訳じゃないんですけどね。
 1つ1つの動きが非常に充実していて
 控えの関わり具合も絶妙で完成度が高いですね。
 唯一惜しいのはこれもまたハウス・ショー仕様になっている事でしょうか。
 決して手抜きという意味ではありませんが
 全力を出してはいませんしXディビジョンとしての魅力も薄いです。
 しかしながらタッグの枠を活かさないタッグ・マッチとしては
 TNA一の出来じゃないでしょうかね。
 ぎりぎり好勝負です。
 このカードをPPVで見たかったなぁ。 

総評 
 メイン・オンリーながらAJ、ダニエルズのタッグのポテンシャルが最大限に発揮された試合なので  TNAファンなら押さえておきたい。
 (執筆日:4/20/08)
DVD Rating:★★☆☆☆

注目試合の詳細

Dタッグ王座戦:AJスタイルズ、クリストファー・ダニエルズ(ch)vs.サモア・ジョー、ピティ・ウィリアムス
 
  ピティ対ダニエルズで試合開始。
  軽くグラウンド・レスリング。
  ダニエルズがショルダー・タックル。
  伏せたピティを側転でかわしヘッド・ロック。
  ロープに走ったピティにヒップ・トス。
  ピティは場外に逃れ間を置く。
  戻るとロープ・ワークからヒップ・トスを狙う。
  防がれるも張り手を打ち逃げる。
  ジョーが立ちふさがり追わせない。
  ピティがリングに戻ると同時にヘッド・ロック。
  ロープに振られるやリープ・フロッグを読みダニエルズに張り手を狙う。
  ダニエルズが避けお返し。
  アーム・ドラッグ連発から腕を取る。
  ロープ・ワークへ。
  ジョーがチープ・ショットを決め交代。
  ピティとジョーがダニエルズをロープに振る。
  ダニエルズはロープを飛び越えて止まるとタッチ。
  ロープ・ワークからジョーがショルダー・タックルで吹き飛ばす。
  ロープ・ワークからAJがドロップ・キック。
  ブレーン・バスターを決めカバー。カウント2。
  ジョーはリープ・フロッグを狙ったAJをリングに叩きつけると交代。
  AJはピティにドロップ・キックを決めると交代。
  細かいタッチでピティを捕まえる。
  ダニエルズがアラビアン・プレス。
  ジョーがカット。
  合体技も決める。
  ジョーがリングに入り襲い掛かるもクローズライン+払い蹴りの餌食に。
  ダニエルズがエプロンのピティにサンセット・フリップ・パワー・ボムを狙う。
  ピティは防ぐとレッグ・ドロップ。
  レフェリーの注意をAJに逸らしている隙に
  ジョーがダニエルズを柵にぶつけオレ・キック。
  ダニエルズをリングに戻しカバー。カウント2。
  ダニエルズを捕まえるとジョーがコンビネーション・ニー・ドロップ。
  ピティが逆さ吊りにして股間踏みつけ国歌斉唱。
  ノー・タッチで交代する等タッグ力も冴えている。
  グラウンド・サブミッションを中心に攻める。
  ダニエルズはジョーのショルダー・スルーを着地するとコード・ブレイカー。
  両者ダウン。
  ダブル・タッチ。
  AJが勢い良く攻めかかりピティにガット・バスター。
  ジョーはAJを落とすとトペ・スイシーダを狙う。
  AJは同時にリングに戻るとトペ・コンヒーロ。
  ピティが続こうとする。
  ダニエルズが捕まえラスト・ライツへ!
  ピティがスナップ・メアに返しコーナー上へ。
  ダニエルズはピティの体勢を崩して逆さ吊りにするとアメリカ国歌斉唱。
  そしてエンジェルズ・ウィングへ!
  ジョーが入ってきてラリアット。
  ブサイクへの膝蹴りからセントーン。
  AJがジョーにスプリングボード式フォア・アームズ。
  ピティがAJにロシアン・レッグ・スイープからカナディアン・デストロイヤーへ!
  AJがリバース・スープレックスに返す。
  ピティがAJ目がけラリアット。
  AJが避けるとダニエルズが捕まえチョーク・スラム。
  BME!フロッグ・スプラッシュとつなげ1,2,3!
  AJ、ダニエルズの防衛!

試合結果

@ナチュラルズvs.クリス・セイビン、ジェイ・リーサル
Aエリック・ヤングvs.ブラザー・ラント(ノー・コンテスト)
Bジャームス・ギャングvs.ダイヤモンズ・イン・ザ・ラフ
Cロン・キリングスvs.ボビー・ルード
Dタッグ王座戦:AJスタイルズ、クリストファー・ダニエルズ (ch)vs.サモア・ジョー、ピティ・ウィリアムス