TOPアメリカン・プロレス個人物・特集DVD→TNA:Kurt Angle Champions Disc One

TNA:Kurt Angle Champions Disc Oneの分析


名勝負 なし
好勝負 なし

2枚、約6時間55分です。

試合と本編が混じっているのですが
都合上分けてレビューします。

1.Introduction
 TNAの登場シーンやジョーに喧嘩を売ったシーンが流されます。
 観客は大いに熱狂していますね。
2.Childhood
 子供の頃からアスリートとしての才能を開花させます。
 ライバル意識を出だしていた兄含め家族の事についても語っています。
3.A Champion Emerges
 数あるスポーツの中でもアマレスに興味を持ったカート。
 父親が亡くなるも悲しみを乗り越え、クラリオン大学。
 アマレス部に入部すると破竹の勢いで
 2回もナショナル・チャンピオンに輝きます。
4.Road to Gold
 96年、一生つき合うことになう首の怪我を負いながらもオリンピックに出場。
 怪我を負い敗北した相手にリベンジを果たし見事金メダルを獲得します。
5.Beyond the Gold
 オリンピック後何の職につくかを模索します。
 スポーツ・キャスターなどの道もありましたがプロレスラーになる事を決意。
 この頃知り合ったカレンと結婚します。
 他ヴィンスらに抱いた第一印象など。
6.A Legend is Made
 プロレスでも大成したカート。
 アマレスからプロレスへの適応など成功の秘訣を語ります。
 しかしハード・スケジュールで体はぼろぼろになります。
 そして解雇を言い渡されるビンスとの会談について語ります。
7.Kurt comes to TNA
 WWEから解雇されたカートはTNAと契約。
 その経緯やTNAを選んだ理由について語っています。
 他、衝撃の登場を演出するために情報を隠し通した事にも触れています。
8.Kurt impact on TNA
 カートが如何に素晴らしいレスラーであるか関係者が語ります。
 またTNAに与えた影響について。
9.Angle's Time
 8の続きのような話。
10.Kurt Angle in MMA
 WWE時代から興味を持っていたMMAのためのトレーニングを始めます。
 体に爆弾を抱えているもののアマレスのテクを駆使すれば
 MMAでもやっていけるのではないか、とその可能性と豊富を語っています。
11.The Future
 それぞれカートの未来を予想。
 カート自身は「失われつつあるクラシックな物をTNAで見せたい。
 また契約が切れた後はUFCなどでMMAをしたい。
 そして何より良き父でありたい」と語っています。
 
@カート・アングルvs.サモア・ジョー(Genesis 11/19/06)
とにかくこの試合の不満は試合時間でしょう。
 カートがインディーに慣れていないから、と言い訳するのでしょうが
 だからこそ試合時間をじっくり与え試合中に向上させて欲しい、と反論しましょう。
 大きな部分でしか変化できず、必殺技を返す、という単純な盛り上げ策に走っています。
 しかしカートのTNAデビューという信じられない出来事に対する雰囲気は最高。
 組んだだけでThis is Awesomeチャントが起きています。
 カートが結構な流血をしたのも後押ししましたね。
 まあまあ良い試合ぐらいの内容ながら
 観客がぐっと押し上げ、好勝負に届かずも中々良い試合です。
 (執筆日:5/9/10) 

A30分アイアンマン・マッチ:サモア・ジョーvs.カート・アングル(Final Resolution 1/14/07)
ベーシックなプロレスという安全策でスタート。
 >何故これを初戦でやらないんでしょう。
 そしてストレートに技を一方的に出し進めます。 
 >手が合わない解決策が諦めとは何たる事でしょう。
 再設定による必殺技による計5本に及ぶ奪い合い。
 >1,2試合目で必殺技の攻防を売りにじっくりやっただけに再設定を簡単に受け入れる事は出来ません。
 それに最終決着戦ですからね。
 TNA信者にさえ無理に熱狂しよう、という節が見られた残念な構築でした。
 いきなりジョーと抗争させるのは良いアイディアだと思うけど余りに試合の計画が出来ていませんでしたね。
 まあまあ良い試合。
 (執筆日:5/9/10)

BTNA王座戦、キング・オブ・ザ・マウンテン・マッチ:クリスチャン・ケイジvs.サモア・ジョーvs.カート・アングルvs.AJスタイルズvs.クリス・ハリス(Slammiversary 6/17/07)
 ポスターの絵にもなって復帰するはずだったJJの代わりにハリスが出場。
 それでも過去最高の面子。
 これで良い試合ができなければ定番から外すべき。
 さて試合の方はなぜか中核がハリスで
 相変わらずファン・マッチの枠を出ない。
 フォール後でなければベルトを掛ける権利がないという新ルールが追加されていて
 より1つ1つのフォールをちゃんと演出しているが、
 勝利条件が狭くなり盛り上がりにやや欠ける。
 AJはなんでこんなに体を張らされてるんだろう。
 まあそれなりに質も高く面白くはありました。
 好勝負に少し届かず。

 (執筆日:1/7/09)
DVD Rating:★★★☆☆

注目試合の詳細

@カート・アングル対サモア・ジョー 
  
  組み合っただけで観客からはThis is Awesomeコール。
  カートはベリー・トゥー・ベリーを決めるとクローズラインでジョーを落とす。
  ジョーはカートを引きずり出すと柵に向って思い切り振付ける。
  カートの突進を避け鉄柱に激突させるとトペ・スイシーダで追撃。
  勢いをつけ鉄階段にぶつけ流血させる。
  ジョーは容赦なく傷口を攻撃していく。 
  カートをコーナーに乗せる。
  カートは抵抗してフェイス・ロック。
  ジョーはカートを持ち上げるもカートはDDTに返す。
  カバーするもカウント2。
  カートはジャーマン3連発からカバー。カウント2。
  ならばとアングル・スラムへ!
  ジョーはアーム・ドラッグに返すとハイ・ニー。
  コーナーに乗せ延髄切り。そしてマッスル・バスター!
  カバーするもカウントは2!
  カートはスリーパーを防ぐとアングル・スラム!
  カバーするもカウントは2!
  肩ひもをとりアンクル・ロックへ!
  ジョーは体を反転させるスリーパーに切りかす! 
  カートは食らったままアンクル・ロックを決めてスリーパーを解く!
  ジョーは回転してアンクル・ロックを外す!
  カートはジョーの突進を避けるとアングル・スラム!
  もう一度肩ひもを外しアンクル・ロック!
  脚を巻きつけタップを奪う!
  遂にジョーの連勝記録がストップ!
  ジョーはカートの力を認め再戦を求め手を差し出す。
  カートは握手すると見せかけ応じない。


A30分アイアン・マッチ:サモア・ジョー対カート・アングル

  ジョーのパワーにてこずるカートは間を外し作戦を練る。
  グラウンドに持ち込むがジョーも対抗してくる。
  再び間を外し今度はフライング・ショルダー・タックルでジョーを倒す。
  アッパーカートを叩き込んでいくもジョーのクローズライン一発で形勢逆転。
  カートはロープ・ブレイク時に襲い掛かる。
  脚を蹴りつけベリー・トゥー・ベリー。
  バック・ドロップからカバーする。カウント2。
  ジョーは執拗なグラウンド・ヘッド・ロックで意識朦朧としている。
  カートが一方的に攻めブレーン・バスターを狙う。
  ジョーは耐え逆にブレーン・バスター。
  カートを場外に落とすと体力を回復させトペ・スイシーダ。
  パワー・スラムからカバー。カウント2。
  カートはコーナーへの攻撃を避けジャーマン。
  ジョーは反撃するとマッスル・バスターへ!
  カートが丸め込みに返す。
  ジョーは防いでスリーパー!
  タップしジョーが先取!
  残り17分。
  カートはジョーをグラウンド・ヘッド・ロックで弱らせるとオリンピック・スラムへ!
  ジョーはアーム・ドラッグに返す。
  ジョーは膝蹴りからスリーパーへ!
  カートはアンクル・ロックに切り返す!
  タップを奪い1対1のタイ。
  残り14分。
  カートはジョーの脚を蹴りつけグラウンド・ヘッド・ロック。
  弱ったと見るやオリンピック・スラムに行く!
  ジョーは逃れるもアーム・ドラッグに返そうとして失敗。
  すかさずカートがカバー。カウント2。
  カートはブレーン・バスターを防ぐとアンクル・ロック!
  タップを奪いこれで2対1!
  残り10分。
  ジョーが反撃し膝蹴り。
  そしてマッスル・バスターへ!
  カートは丸め込みに返す。カウントは2。
  カートがオリンピック・スラムを決めカバー!カウントは2!
  カートは肩ひもを外すとアンクル・ロック!
  ジョーは回転して逃れるとマッスル・バスター!
  カバーし1,2,3!
  2対2に!
  残り7分。
  ジョーは脚を引き摺りながらもカートを殴りつけていく。
  カートは脚攻めからアンクル・ロック!
  ジョーは蹴り飛ばして逃れる。
  カートがダブル・アックスへ。
  ジョーは受け止めると投げ飛ばそうとする。
  カートは反転し丸め込むと1,2,3!
  これで3対2!
  残り4分。
  後が無いジョーはカートに攻め込んで行くも、やはり脚が痛む様子。
  ジョーはコーナーへの攻撃をSTOに返すとカートをコーナー上に載せる。
  カートは逃れるとジョーの脚を取り鉄柱に叩きつけていく。
  ジョーは耐えるカートに延髄切りを決めマッスル・バスター!
  カバーするもカートの脚がロープにかかる!
  残り1分!
  カートがアンクル・ロックを狙う!
  ジョーは蹴飛ばすとスリーパーを狙う!
  カートの抵抗を受け変更しアンクル・ロックを決める!
  カートがタップするもその直前で時間切れ!
  3対2でカートの勝利!


BTNA王座戦、キング・オブ・ザ・マウンテン・マッチ:クリスチャン・ケイジ対サモア・ジョー対カート・アングル対AJスタイルズ対クリス・ハリス

  今回からフォール後でなければラダーに登ってベルトをかける権利がないというルールが出来ている。
  徒党を組むクリスチャンとAJが優位。
  AJがクリスチャンのために寝てカバーさせるもカートがカット。
  AJが自分のために寝てくれとクリスチャンに頼むもクリスチャンははぐらかす。
  ならばとAJが丸め込む。
  仲間割れになりかけるもハリスが襲い掛かってきたので再び結束。
  ジョーはAJを捕らえると振り飛ばして柵にぶつける。
  ジョーがクリスチャンに攻めいる。
  ハリスはジョーを投げ落としカートにぶつける。
  クリスチャンと必殺技を狙いあうも不発。
  ハリスはAJのトルネードDDTを防ぐとカタトニックで1,2,3! 
  ジョーはラダーをクリスチャン、ハリスに投げつける。
  カートはジョーのフェイス・ウォッシュを防ぐとジャーマン3連発。
  カートがクリスチャンにアンクル・ロック。
  同時にジョーがクリスチャンにスリーパー。
  AJ、ハリスがカットする。
  クリスチャンはエプロンに橋渡しにしたブレーン・バスターを狙うも
  防がれ体勢を崩し股間を強打。
  AJがハリス、ジョーに得意技を決めカートにスタイルズ・クラッシュを狙う。
  カートがアンクル・ロックに切り返す。
  AJは蹴り飛ばして逃れる。
  ハリスのショルダー・スルーを食らってAJはラダーに横たわるクリスチャンの上に落下。
  ハリスがラダーを登っていく。
  カートが捕らえオリンピック・スラムで1,2,3!
  ジョーが3人に得意技を決めて行きAJにマッスル・バスター。
  カバーするもカートがカット。
  カートの攻撃がレフェリーに誤爆。
  ジョーがスリーパーに捕らえタップさせるもレフェリーは気絶中。
  クリスチャンはジョーにラダーをぶつけるとレフェリーを起こしカートをカバーで1,2,3!
  クリスチャンがラダーを登っていく。
  ジョーが反対側を登りラダー上からエース・クラッシャー。
  ハリスがラダーを登っていく。 
  追ってきたジョーをベルトで殴りつける。
  クリスチャンも投げ落とす。
  しかしAJのスプリングボード式ドロップ・キックでラダーを倒される。
  AJはペナルティBOXの上に立つ。
  ジョーもBOXの上に登る。
  AJがブレーン・バスターを狙う。
  ジョーは防ぐとスリーパー。
  AJはロー・ブローで逃れる。
  しかし実況席の上に投げ落とされる! 
  ハリスとクリスチャンがBOXの上に登る。
  クリスチャンをフェイス・バスターでリングの上に落とす。
  そこからリング内のカートにダイビング・クローズライン。
  ハリスがラダーを登っていく。
  クリスチャンはラダーを倒して妨害。
  ラダーを登っていく。
  カートが追いかけラダー上でのアンクル・ロック。
  クリスチャンが逃れベルトを叩きつける。
  しかしカートは落ちない。
  カートがベルトを奪い取る。
  そこにハリスがクリスチャンにコーナー上からスピアー。
  カートがベルトを掛け新TNAチャンピオンに!
  ジョーが握手を求める。
  カートは応じずオリンピック・スラム。

試合結果

@カート・アングルvs.サモア・ジョー(Genesis 11/19/06)
A30分アイアンマン・マッチ:サモア・ジョーvs.カート・アングル(3-2)(Final Resolution 1/14/07)
BTNA王座戦、キング・オブ・ザ・マウンテン・マッチ:クリスチャン・ケイジvs.サモア・ジョーvs.カート・アングル(新チャンピオン!)vs.AJスタイルズvs.クリス・ハリス(Slammiversary 6/17/07)