PPV 名 |
ROH:Tyler Black's Greatest Matches |
ベ スト・マッチ |
ブライアン・ダニエルソンvs.タイラー・ブラック(New Horizons 7/26/08)→詳細 タッグ王座戦:ジミー・ジェイコブス、タイラー・ブラック(ch)vs.ケビン・スティーン、エル・ジェネリコ(Driven 9/19/08)→詳細 |
グッ ド・マッチ |
ブライアン・ダニエルソンvs.タイラー・ブラック(Episode
18 7/25/09)→詳細 ROH 王座戦:ナイジェル・マッギネス(ch)vs.タイラー・ブラック(Take No Prisoners 3/16/08)→詳細 ROH 王座戦、4コーナー・エリミネーション・マッチ:ナイジェル・マッギネス(ch)vs.ブライアン・ダニエルソンvs.タイラー・ブラックvs.クラウディオ・カスタニョーリ(Death before Dishonor VI 8/2/08)→詳細 |
レビュー |
1枚、約2時間55分です。 Fade to Black 9/10/10と同梱。 前半はFade to BlackのBonusとして収録されています。 @タッ グ王座戦:ブリスコ・ブラザーズ(ch)vs.ジミー・ジェイコブス、タイラー・ブラック(Final Battle 12/30/07)→詳 細 これまた入り方がいけない。 いきなり場外に行ってランプへのダブル・ヒップ・トスで ジェイコブスが明らかにオーバーすぎる大ダメージでダウン。 その間にタイラーを捕らえてドゥームス・デイ・ラナ狙いまでいってしまうのだから。 最後の王座引渡しで輝きを取り戻すかと思いきやブリスコ兄弟の低迷は変わっていませんでした。 只途中からは立ち直って良い感じの一進一退の攻防を見せてくれた。 最後も最終戦らしく、過剰表現で盛り立てて幕。 この2タッグならもっと良い試合ができるのは明白だが 一応合格点を与えられる中々良い試合でした。 ブリスコ兄弟は07年本当に頑張ってくれたのでしばらく休養してリフレッシュしたら。 (執筆日:2/24/08) Aブライアン・ダニエルソンvs.タイラー・ブラック(Episode 18 7/25/09)→詳細 HDnetの目玉抗争とされたアメドラ対タイラー。 タイラーのアメドラ越えという結末から、ひとまずの最終戦と位置づけられるであろう試合です。 アメドラは気合が入っていますね。 ヒール寄りに立ち 挑発による様式的な雰囲気作りと サブミッションの引きずり込みによる緊張感作りを同時に成し遂げています。 また一貫した首攻めの中でスリーパーで仕掛けを施しました。 こういう幾つもの仕掛けと時流を掴んだ動かし方で思いのままに試合を作り上げました。 システマチック過ぎるきらいはありますが只々見事です。 タイラーも素直にそれを補佐する形で動けているのと 連撃のリズムの良さなど良い働きを見せていますね。 問題はタイラーのアメドラ越えという結末を取っているものの アメドラの見ている高みがタイラーのそれより遥か上にある事ですね。 しかしこの数え歌の中ではTOPに位置づけされる。 文句なしにグッド・マッチ。 (執筆日:10/2/09) Bブ ライアン・ダニエルソンvs.タイラー・ブラックvs.ケニー・オメガ(Bound by Hate 11/8/08)→詳細 アメドラ対タイラーの新黄金カードに オメガという異分子が混じって爆発的化学反応が起こるかと思いきや 良くも悪くも”実直”という表現がふさわしい試合になりましたね。 1人が場外でリングでは1対1というのが基本で、 3人での絡みは主に人間関係の表現というWWEスタイルが繰り広げられます。 両要素とも上手くいっておりオーバー・リアクション気味のオメガは面白い。 終盤は3ウェイならではの激しい攻防の手前、 ダンスの一抜け時を思わせる所で終わったのでややあっけないかな。 ワン・オブ・ゼムの域を抜け出ませんでしたけれども オメガがこの2人に比類する事を証明したという意味では大きい。 グッド・マッチに少し届かず。 (執筆日:1/9/09) @ROH 王座戦:ナイジェル・マッギネス(ch)vs.タイラー・ブラック(Take No Prisoners 3/16/08)→詳細 こちらはセミと違い中盤までビッグ・マッチ感、新鮮味がないのが惜しい。 なぜかと考えるに防衛戦が少ない、 完成している腕攻めを多用しすぎているためでしょうね。 結構つなぎ的なカードもあるのでそういう所で自重して欲しいな、と。 取り敢えずクオリティは高かったので良いんですけどね。 さてこの試合の目玉はクライマックスです。 この9分間、まさに神がかっていました。 壮絶な打ち合いでも力を尽くした攻防でもなく ナイジェルの各必殺技、得意技をタイラーがことごとく返していく、って内容なんですけどね。 ほんと頭で考えるとすぐにやりすぎ、 王者なのにダメージ値が低すぎと分かるのですが それでもタイラーのシンデレラ・ストーリーと相まって 観る者を引き込む魅力、サムシングに満ち溢れていましたね。 文句なしにグッド・マッチ。 (執筆日:7/9/08) Aリラックスド・ルールズ:ジミー・ジェイコブス、タイラー・ブラックvs.ブリスコ・ブラザーズ(Supercard of Honor III 3/29/08)→詳細 前半はDbDVN1を思わせる観客席での乱闘。 ニュー・ジャックを彷彿とさせるテーブル葬を挟みます。 後半はリングに入る訳ですが リアルにダメージが大きかったかマークが最後以外参加せず このせいでタッグの醍醐味が薄れたのは少し残念ですね。 また前半ですがBの凶器の位置づけが古典的であるのに比べると この試合はとにかく椅子攻撃は軽く飛び交います。 同大会に入れるとしても試合順で離すなりの対処をして欲しかったですね。 しかしながら全体的に楽しめる一戦だったと思います。 フィニッシュも丸藤のアレを流用して素晴らしかったですし。 中々良い試合です。 (執筆日:5/25/08) Bブライアン・ダニエルソンvs.タイラー・ブラック(New Horizons 7/26/08)→詳細 アメドラとタイラー、3度目の対決。 前回のレビューで「次回は名勝負を見せてくれるだろうと大いに期待を抱かせますね。」 と言ったけれどやってくれましたよ。 まずアメドラがキラー猪木ばりの”内の表現力”に ”外の表現力”を融合させた事で非常に高い凝縮度を実現しており (日本公演でも同等とは言えないまでも見せていましたね) 緊迫感と、言い方が変だが、神秘性に満ちた試合に仕上げています。 これがラフ・ファイト、タイラーの首攻め、ヒール・ムーブ (タイラーはこの3つを上手く織り交ぜ完成度を更に上げていました) といった側面と絶妙に合致し試合は激しさというアスペクトを得ます。 ターン・バックル崩壊というアクシデントが多分に影響して クライマックスの技の攻防としては限界領域に到達しませんでしたが これはこれで背景として大いに雰囲気を高める事に貢献しているし素晴らしい。 ぎりぎりベスト・マッチ。 これは是非ともタイラーがフェニックス・スプラッシュを使えなかったから負けたんだと言い訳して ドラゴン対タイラーIVに持ち込むストーリー・ラインを希望です。 (執筆日:11/3/08) CROH 王座戦、4コーナー・エリミネーション・マッチ:ナイジェル・マッギネス(ch)vs.ブライアン・ダニエルソンvs.タイラー・ブラックvs.クラウディオ・カスタニョーリ(Death before Dishonor VI 8/2/08)→詳細 6通りの組み合わせの内4通り以上で 客を呼び込めるという豪華なカードが今夜のメイン・イベント。 起。 4コーナー・マッチ。 弱っている相手には威勢よく飛び出し、反撃されるとすぐ逃げるという、 ヘタレ・キャラを持つナイジェルが中心となり 他の3人は1回も自らタッチしないという尖った内容です。 承。 4ウェイ。 場外ダウンしている選手と入れ替わりながら1対1で進め 要所では4人が入り乱れて攻防を繰り広げます。 転。 ストーリー。 ROH退団の噂もあったCCがヒール・ターンというサプライズでフォールを奪ったアメドラを道連れに。 結。 シングル。 Take No Prisonerで実績のあるナイジェル対タイラーで締めくくります。 タイラーの成長によりナイジェルを追い込むシーンが追加されていますし 粘るシーンもより説得力を帯びています。 非常に盛り上がった素晴らしいシーンです。 総合すると文句なしにグッド・マッチ。 ビッグ・イベントにふさわしいメインでした・・・ で終えたい所ですが敢えて注文をつけたい。 それはこの試合がそれぞれの要素の良い所取りして くっつけた安全策に過ぎないって事。 この素晴らしい攻防と緩急のついた試合運びは (それ故起承のルールが合致しないのは問題ではない) 誰でもできる物ではないけれども、その高みにいるからこそ挑戦して欲しいなと思うのですよ。 せめて起承を4コーナーか4ウェイで統一してチャレンジしてくれていたら。 このためにベスト・マッチと言うには躊躇してしまいますね。 (執筆日:11/2/08) Dタッグ王座戦:ジミー・ジェイコブス、タイラー・ブラック(ch)vs.ケビン・スティーン、エル・ジェネリコ(Driven 9/19/08)→詳細 ブラインド・タッチ、連携技、チープ・ショット。 コーナー上の相手への邪魔・・・と テンポ良くタッグならではのスポットで序盤を作り上げると 中盤のタッチできるかできないかの孤立シーンでは 場外への投げ捨てを繰り返すという面白い仕掛けを持っています。 来るぞ、来るぞと溜めて交代に成功するといきなりトペコンで起爆。 これで幕を開けた終盤もまたハイ・クオリティでした。 数あるタッグ・チームの中でもこういうつながっていく攻防という手法においてはスティーンネリコが最も優れていますね。 ROHファンが待ち望んだ歓喜の瞬間にふさわしい内容でした。 ぎりぎりベスト・マッチです。 (執筆日:12/20/08) 総評。 こちらを目的で購入する価値のある充実の内容。 期間が集中している所を見ると第2弾もありえるのかな。 (執筆日:12/3/09) |
DVD Rating |
★★★☆☆ |
試合カード |
勝敗付はこちら |
1 |
タッ グ王座戦:ブリスコ・ブラザーズ(ch)vs.ジミー・ジェイコブス、タイラー・ブラック(Final
Battle 12/30/07)→詳 細 |
2 |
ブライアン・ダニエルソンvs.タイラー・ブラック(Episode 18 7/25/09)→詳細 |
3 |
ブ ライアン・ダニエルソンvs.タイラー・ブラックvs.ケニー・オメガ(Bound by Hate 11/8/08)→詳細 |
4 |
ROH 王座戦:ナイジェル・マッギネス(ch)vs.タイラー・ブラック(Take No Prisoners 3/16/08)→詳細 |
5 |
リラックスド・ルールズ:ジミー・ジェイコブス、タイラー・ブラックvs.ブリスコ・ブラザーズ(Supercard of Honor III 3/29/08)→詳細 |
6 |
ブライアン・ダニエルソンvs.タイラー・ブラック(New Horizons 7/26/08)→詳細 |
7 |
ROH 王座戦、4コーナー・エリミネーション・マッチ:ナイジェル・マッギネス(ch)vs.ブライアン・ダニエルソンvs.タイラー・ブラックvs.クラウディオ・カスタニョーリ(Death before Dishonor VI 8/2/08)→詳細 |
8 |
タッグ王座戦:ジミー・ジェイコブス、タイラー・ブラック(ch)vs.ケビン・スティーン、エル・ジェネリコ(Driven 9/19/08)→詳細 |
勝 敗付試合カード(勝者が赤字) |
1 |
タッ グ王座戦:ブリスコ・ブラザーズ(ch)vs.ジミー・ジェイコブス、タイラー・ブラック(新チャンピオン!)(Final Battle 12/30/07)→詳 細 |
2 |
ブライアン・ダニエルソンvs.タイラー・ブラック(Episode
18 7/25/09)→詳細 |
3 |
ブ ライアン・ダニエルソンvs.タイラー・ブラックvs.ケニー・オメガ(Bound by Hate 11/8/08)→詳細 |
4 |
ROH 王座戦:ナイジェル・マッギネス(ch)vs.タイラー・ブラック(Take No Prisoners 3/16/08)→詳細 |
5 |
リラックスド・ルールズ:ジミー・ジェイコブス、タイラー・ブラックvs.ブリスコ・ブラザーズ(Supercard of Honor III 3/29/08)→詳細 |
6 |
ブライアン・ダニエルソンvs.タイラー・ブラック(New Horizons 7/26/08)→詳細 |
7 |
ROH 王座戦、4コーナー・エリミネーション・マッチ:ナイジェル・マッギネス(ch)vs.ブライアン・ダニエルソンvs.タイラー・ブラックvs.クラウディオ・カスタニョーリ(Death before Dishonor VI 8/2/08)→詳細 |
8 |
タッグ王座戦:ジミー・ジェイコブス、タイラー・ブラック(ch)vs.ケビン・スティーン、エル・ジェネリコ(新チャンピオン!)(Driven 9/19/08)→詳細 |