PPV 名 |
ROH:ROH on HDNet Volume.1 |
ベ スト・マッチ |
なし |
グッ ド・マッチ |
タッグ王座戦、テーブルズ・アー・リーガル:ケビン・スティーン、エル・ジェネリコ(ch)対アメリカン・ウルヴス(Episode
11 5/30/09)→詳細 ROH王座戦:ジェリー・リン(ch)対オースチン・エリーズ対タイラー・ブラック対ブライアン・ダニエルソン(Episode 12 6/6/09)→詳細 |
レビュー |
1枚、約3時間5分です。 @タイラー・ブラックvs.ジミー・ジェイコブス(Episode 1 3/21/09) ジェイコブスは乱戦が出来るが攻防が弱く、 タイラーは攻防は出来るが乱戦が出来ない。 そんな感じでどちらも長所に対して相手の能力が不足していて 良いことは良いが特別なレベルにならない状況です。 Episode 1のメインだが、あくまでTVで決着戦という中で 上手い事フィニッシュ含め着地させてきたとは思うけどね。 まあまあ良い試合。 Aブライアン・ダニエルソンvs.オースチン・エリーズ(Episode 3 4/4/09) エリーズが目の前の勝負を捨てているので序盤はやる気がないように見えていますね。 しかしそれがヒール的思考と分かると、アメドラと対比的に映って面白くなります。 ハード・ヒットも見せてステージを上げた後は必殺技の応酬。 スリリングやエキサイティングとは少しずれているものの地味に面白い攻防になっています。 中々良い試合。 Bオースチン・エリーズvs.ケニー・オメガ(Episode 4 4/11/09) エリーズがノラリクラリではない素早い動きで オメガの伸びのある動きを上回って見せます。 その後でリーズが支配して構築。 余りに活き活きしているのでブーイングを送るのを忘れて笑ってしまう程ですね。 終盤はそれぞれ技を畳みかけ過ぎですし、 エリーズがオメガを切り捨てた印象を残しますが、 4月の段階ではクオリティが上がらなくてもこういう物にするのは正解です。 無理に身の丈に合わぬ激戦を気取るよりずっと良い。 平均的な良試合。 Cブライアン・ダニエルソンvs.タイラー・ブラック(Episode 6 4/25/09)→詳細 TV放送を意識した内容でしたね。 切り返しはタイラーが着地してみせる等の物が主で 張り手といった挑発も良く見られました。 高値安定でアメドラのセンスも所々に出ている。 しかし、確かにTVで見せる最初の物としては これで正解かもしれませんが、このカードにはもっと密度の濃い物を期待してしまう。 グッド・マッチに届かずも中々良い試合。 (執筆日:6/16/09) Dロデリック・ストロングvs.オースチン・エリーズ(Episode 7 5/2/09) チョップを焦点にしてしていますね。 エリーズがことごとく避けたり、ストロングが軽く腕を痛めながらも我慢してチョップを放ち盛り返したり。 1つに題目を絞った分それにかける集中力が増していて、その主導権争いは面白いものがあります。 終盤の得意技の応酬も良いですね。 ただHDNet特有の観客の反応に影響されたか技と技の間の密度がやや薄れているように見えました。 平均的な良試合。 Eブライアン・ダニエルソンvs.タイラー・ブラック(Episode 8 5/9/09)→詳細 早くも組まれた再戦。 敢えて待ちを挟んで焦らしたり 前戦を軽くだぶらせながら攻防を入れたりしていますね。 タイラーの魅力を引き出す流れ・溜めも強くなっています。 しかしアメドラが十分に技種を出し切っていないにもかかわらず ダブル・カウントアウトというフィニッシュに持っていったので 何か1サムシング足りないですね。 グッド・マッチにわずかに届かず。 (執筆日:6/16/09) Fタッグ王座戦:ケビン・スティーン、エル・ジェネリコ(ch)vs.ケニー・キング、リェット・タイタス(Episode 9 5/16/09) テンポは良い。 ただそれ以上は特にいう事もないお手軽な内容。 最後はスティーンネリコが派手な技を重ねて盛り上がっています。 平均より少し上。 Gジェイ・ブリスコvs.ケニー・キングvs.ケニー・オメガ(Episode 10 5/23/10) ジェイが気迫と強さを見せて試合をリード。 ケニーもバイ・プレイヤーぶりを発揮し、 オメガもそのキャラに合った見せ場で貢献しています。 3ウェイ的な独創性よりも気持ちが前面に出た内容でしたね。 平均的な良試合。 Hタッグ王座戦、テーブルズ・アー・リーガル:ケビン・スティーン、エル・ジェネリコ(ch)対アメリカン・ウルヴス(Episode 11 5/30/09)→詳細 まずは乱戦。 エドワーズが反撃を試みてやられているのに対し リチャーズはやられる一方だったのが軽く課題ですが 定番の入り方で良いですよ。 乱戦は一気にテンションを持っていけますし一方が押す展開なので 早い段階でテーブルを持ってくる事ができました。 ここでテーブルにぶつける、という ありそうでなかった前段階を踏み、 更にテーブル葬前にしっかり攻防を入れてくるのだけど ここにコーナーへのエクスプロイダーと低空ドロップ・キックを持ってくる、 このセンスが素晴らしいですね。 狙っていたのか分からないのだけど 割れるも残っていたテーブルにニー・クラッシャーを決めたのも最高です。 これで一気にハードコアと脚攻めが対等の見せ場となった。 その後もテーブル含めたハイ・スポットに 死角から切り込んでくるのはトルネードのハードコア形式にありながら まさしくスティーンネリコのタッグだし 多量のテーブルをキーに構築していくのもウルヴスのそれでしょう。 13分とは思えない壮絶な内容でした。 文句なしにグッド・マッチ。 (執筆日:6/16/09) IROH王座戦:ジェリー・リン(ch)対オースチン・エリーズ対タイラー・ブラック対ブライアン・ダニエルソン(Episode 12 6/6/09)→詳細 まず本当に4ウェイです。 TV放送で思い切った事をしましたね。 握手から一気に動かしていったのは妙手。 リングで2人が戦う、という 4ウェイのベース・ラインに持って行きました。 第3者の入り方、入らせない方法も良いです。 ジャスト・タイミングって訳じゃなく軽く気だるさがあるけれど それは残念ながらリンが原因でしょう。 他と調整してついていくのに必死で 王者としての姿を見せるには至らず。 良くやったほうだとは思いますけどね。 今回試合を構築する上で重要な役割を果たしたのがエリーズと複数人スポットでした。 エリーズは光るキャラで注目を集めてペース・ダウンで試合を動かし、 また1ムーブ+そのムーブを活かした1ムーブという セットでテンポの足がかりを作りました。 複数スポットは徐々に利いてきますね。 終盤はブリッジで起き上がろうとするのをラ・ケプラーダで潰したり ダウンした2人の上に雪崩式バック・ドロップなど かなりインパクトあるシーンも飛び出しました。 Aのエンドを利用したシーンや工夫したフィニッシュも素晴らしかったです。 文句なしにグッド・マッチ。 (執筆日:6/17/09) 総評 遂に出たHDNetの特集物です。 ボリューム、期間共に良い内容だと思います。 多少むらがあるのでVol.2以降は必ずしも同じようにせず調整してくれれば。 (執筆日:7/11/10) |
DVD Rating |
★★★☆☆ |
試合カード |
勝敗付はこちら |
1 |
タイラー・ブラックvs.ジミー・ジェイコブス(Episode 1 3/21/09) |
2 |
ブライアン・ダニエルソンvs.オースチン・エリーズ(Episode 3 4/4/09) |
3 |
オースチン・エリーズvs.ケニー・オメガ(Episode 4 4/11/09) |
4 |
ブライアン・ダニエルソンvs.タイラー・ブラック(Episode 6 4/25/09)→詳細 |
5 |
ロデリック・ストロングvs.オースチン・エリーズ(Episode 7 5/2/09) |
6 |
ブライアン・ダニエルソンvs.タイラー・ブラック(Episode 8 5/9/09)→詳細 |
7 |
タッグ王座戦:ケビン・スティーン、エル・ジェネリコ(ch)vs.ケニー・キング、リェット・タイタス(Episode
9 5/16/09) |
8 |
ジェイ・ブリスコvs.ケニー・キングvs.ケニー・オメガ(Episode 10
5/23/10) |
9 |
タッグ王座戦、テーブルズ・アー・リーガル:ケビン・スティーン、エル・ジェネリコ(ch)対アメリカン・ウルヴス(Episode
11 5/30/09)→詳細 |
10 |
ROH王座戦:ジェリー・リン(ch)対オースチン・エリーズ対タイラー・ブラック対ブライアン・ダニエルソン(Episode
12 6/6/09)→詳細 |
勝 敗付試合カード(勝者が赤字) |
1 |
タイラー・ブラックvs.ジミー・ジェイコブス(Episode 1 3/21/09) |
2 |
ブライアン・ダニエルソンvs.オースチン・エリーズ(Episode 3 4/4/09) |
3 |
オースチン・エリーズvs.ケニー・オメガ(Episode 4 4/11/09) |
4 |
ブライアン・ダニエルソンvs.タイラー・ブラック(20分時間切れ)(Episode 6 4/25/09)→詳細 |
5 |
ロデリック・ストロングvs.オースチン・エリーズ(Episode 7 5/2/09) |
6 |
ブライアン・ダニエルソンvs.タイラー・ブラック(ダブル・リングアウト)(Episode 8 5/9/09)→詳細 |
7 |
タッグ王座戦:ケビン・スティーン、エル・ジェネリコ(ch)vs.ケニー・キング、リェット・タイタス(Episode
9 5/16/09) |
8 |
ジェイ・ブリスコvs.ケニー・キングvs.ケニー・オメガ(Episode 10 5/23/10) |
9 |
タッグ王座戦、テーブルズ・アー・リーガル:ケビン・スティーン、エル・ジェネリコ(ch)対アメリカン・ウルヴス(新チャンピオン!)(Episode 11 5/30/09)→詳細 |
10 |
ROH王座戦:ジェリー・リン(ch)対オースチン・エリーズ対タイラー・ブラック対ブライアン・ダニエルソン(Episode
12 6/6/09)→詳細 |