レビュー
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約2時間30分です。
The Best of Nigel Mcguinnessを同梱。
@予選:コルト・カバナvs.リェット・タイタス
タイタス側もヘタレるという事の本質を理解していないとは思うが
それにつけこみ自分のお遊びで終わらせるカバナもカバナである。
最後はゴングを絡めてフィニッシュ。
悪い試合。
A予選:クラウディオ・カスタニョーリvs.グリズリー・レッドウッド
CCがいくら対軽量級用スタイルに長けているからといって
レッドウッドでは善戦するだけ違和感が増し狙いは成立しない。
1分以内に決めるべき。
悪い試合。
B予選:ケビン・スティーンvs.カイル・オライリー
オライリーは大物相手になると積極性が落ちますね。
ジェネリコ戦に向けてアピールする意味合いも含むので
スティーンは余り余裕を与えず相手の価値向上にまで気を使う事もありませんでした。
悪くない試合。
試合後コリノがもう十分だとスティーンを落ち着かせる。
スティーンはジェネリコのマスクを被った観客を本物と勘違いする程イカレている。
C予選:スティーブ・コリノvs.アダム・コール
体格、キャリア、スタイルの差がある。
それがストーリーになるでもなく淡々と試合は進む。
そして許容できる空気を生み出す事が出来ないままアップセットの演出が始まる。
悪い試合。
試合後2人でコールを痛めつけているとジェネリコが登場。
しかしテーブルへのみちのくドライバーを食らってしまう。
D予選:クリス・ヒーローvs.エディ・エドワーズ
一進一退を行い、ちょっとしたスパイスを加えている点でよい試合ではある。
しかしライト・テイストで最後もトペからセコンドにぶつけてのフィニッシュです。
エドワーズがトペで負傷したのでそれ以上高めようと思っても無理だったでしょうけどね。
まあまあ良い試合。
E予選:ケニー・キングvs.エル・ジェネリコ
ジェネリコは先程のテーブル葬で腹を痛めている状況。
その状況下でジェネリコは痛みをこらえ、ケニーは集中攻撃を食らわせる。
2人共やるべき事をやっているが、その行為が語るのは当事ではない1種のストーリー。
悪くない試合。
Fトライアル・シリーズ第3戦:アンディ・リッジvs.ホミサイド
ホミサイドもトライアルを受けるべきだと思いますが・・・。
この試合、第1,2戦より少しばかりましではある。
しかしそれはホミサイドが空気にフィットさせこそすれ相手を余り見ていなくて
そこが偶然リッジの気持ちが入る余地になったからです。
偶然の産物。
ホミサイドの評価は揺るがない。
悪くない試合。
Gクリストファー・ダニエルズ、ブリスコ・ブラザーズvs.ロデリック・ストロング、マイケル・エレイン、ザック・ゴーウェン
ストロング組はトリオをそつなくこなしていますね。
ザックも片足というハンデの中で良くやっていると思いますよ。
個々の機微に関してはダニエルズ側が相手を上手く調整して生み出しています。
まあまあ良い試合でした。
HSotF決勝:リェット・タイタスvs.クラウディオ・カスタニョーリvs.ケビン・スティーンvs.アダム・コールvs.エディ・エドワーズvs.ケニー・キング
試合前のジェネリコ襲撃によりスティーンがいきなり脱落。
エドワーズは傷めた場所が右腕のために
相手が反撃しない事が不思議になるぐらい弱い攻めが出来ないし、
優勝に値する力量の持ち主がCC1人だけになってしまいます。
そのCCですが、試合の大枠を任されたのが彼ではなくANEだったために
2人に攻められたら沈黙してしまう程度の暴れ方しか出来ずリミッターをかけられています。
そういう訳で試合の最大の面白さはANEとROHで何の実績もないコールによって生み出されています。
安定していて良かったけれどSotF決勝がオープニング・タッグの劣化版とはね。
脱落も効果は弱め。
CCがコール、タイタスをほぼ一発で仕留めてしまい、
またCC自身の脱落はエドワーズ介入からのケニーのフィニッシャ一発。
上記にも書きましたがCCの価値は高められていなかった。
そして最後はケニーXエドワーズという信じられない顔合わせに。
一応エドワーズが最後に奮起しヘッド・バッドを使うなどドラマチックに軽くまとめました。
その程度のドラマで十分な程中身が薄かったという事でもありますけど・・・。
過去最低レベルのSotF。
エドワーズの負傷に伴い筋書きを変えるべきでした。
まあまあ良い試合。
総評。
ROHとは思えないひどさ。定番大会なのにおまけの存在に絶対的に依存している。
(執筆日:1/9/11)
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