PPV 名 |
ROH:Epic Encounter III 3/20/10 |
ベ スト・マッチ |
なし |
グッ ド・マッチ |
ケニー・オメガ対デイビー・リチャーズ→詳細 |
レビュー |
1枚、約2時間35分です。 ストロング欠場によりエリーズ、キングとの3本勝負が無くなったタイラーはエリーズとのシングルを要求する。 エリーズが拒否し、ケニーの不意打ちから2人でリンチ。 それぞれジェイ、タイタス、タイソンと加わる。 ラスチェが現れた所でエリーズが後1人加えて4対4で試合してやると言う。 @ハウス・オブ・トゥルース対フラットライナーズ フラットライナーズが余り大きさを売りにしていないのもあるし、 エイブルが自らのパワー・ファイターと思っている節もあって 存在する体格差を十分に処理できず混濁している。 全然見れるが悪い試合。 Aケビン・スティーン対プレイヤー・ドス ドスが連続で場所を変えながらムーブを打ち、勢いのあるスタート。 それをスティーンが強烈な大技一発で止める。 間でヒールを振舞って大技一発スタイルのまま試合を構築していきます。 終盤、ドスの雪崩式ドラゴン・スープレックスを打つような反撃には違和感を覚えますが 予想以上に見応えのある内容になっています。 まあまあ良い試合。 BTV王座戦:エディ・エドワーズ(ch)対ピティ・ウィリアムス 試合前のマイク・アピールでタイトル戦に。 ピティは相変わらず喉越しさわやかながら印象に残らない動きです。 どれも同じような溜めから技が決まるのも一因になっているでしょうね。 中途半端な試合を量産しているのでリセットしたい所です。 原点に戻ってチーム・カナダでも組んで見る? エドワーズは良いものの王者としては素直すぎる構築な嫌いがありました。 平均より少し上。 Cタイラー・ブラック、ジェイ・ブリスコ、ラスチェ・ブラウン、タイソン・デュークス対オースチン・エリーズ、ケニー・キング、リェット・タイタス、アダム・ピアース 困ったときはブッカー自ら出陣と言えば格好は良いけどピアースだからねぇ。 それはさておき試合はピアースを味方に迎えたエリーズ軍が4人揃って道化に徹します。 そうなると一番活躍するのはラスチェで、 タイラーとエリーズの絡みなんてどうでも良い状況になっています。 それはどうかと思うが8人タッグらしくクオリティは足し算で満たしているし楽しめる内容になっている。 まあまあ良い試合。 Dスティーブ・コリノ対コルト・カバナ カバナが第3者で通常試合のルールを守っている事を考えれば その範囲で良くやった乱戦だと思いますね。 所々の表現や動きには感心しました。 このストーリーのワン・オブ・ゼムなので、こじんまりしているしスティーン乱入でエンドです。 平均レベル。 Eクリス・ヒーロー対エル・ジェネリコ 立体的に魅せる一方で細やかな攻防に意味を持たせている。 変調が変調とは思えない程2人の攻防はスイングしてフィットしています。 内容の前半からエルボー解禁&クライマックスでジェネリコを甚振る、という構造によって雰囲気の後半と2段構えにもなっていますね。 新しい必殺技、ストレッチ・プラグを披露するにふさわしい内容でもある。 見事な試合でした。 グッド・マッチに届かずも中々良い試合。 試合後スティーンが現れジェネリコに椅子を叩きつけて見ろ、と言う。 ためらうジェネリコにコリノが襲撃。 カバナが襲いかかると2人は退散していく。 Fケニー・オメガ対デイビー・リチャーズ→詳細 1ヶ月も立っていないし別団体なので 基本的な材料はほとんど使いまわしていますね。 だから違いから説明しましょう。 基幹部分は完全に劣っています。 この先にやる事が見えていないし、 見せ方を意識する余りリアリティーが無い間もある。 リチャーズの攻めと一致しない受けや、 観客のSTOP、波動拳に対するリアクションの薄さ。 火花を散らしながらもその気持ちに100%なりきれていないので 構築を考えている事が体に出たり、ヘッド・バッドの叩き込み方が微妙になったりする。 一方で良いのはROHスタイルだという事です。 サブミッションの落とし、丸め込みの応酬というベーシックな物を押さえ、 その上で名勝負になりえるようなハードコア要素を仕掛けとして組み込む。 フェンスを使って下地に過激化のDNAを埋め込み 観客席へのダイブ、カウント19のテーブル・スポットと成長させて クライマックスではエネルギーを集結させ開花させる。 欠点が利点を侵食しているし、あそこまでしてのフィニッシュは納得がいかないので PWGより下位に位置しますがエピックを感じさせる内容でした。 ぎりぎりグッド・マッチ。 総評。 不調と欠場のマイナスがかけ合わさってたまたま+に転じ 試合順が適正に並び替えられた結果だけど良い大会である事は紛れも無い事実。 (執筆日:5/22/10) |
DVD Rating |
★★★☆☆ |
試合カード |
勝敗付はこちら |
1 |
ハウス・オブ・トゥルース対フラットライナーズ |
2 |
ケビン・スティーン対プレイヤー・ドス |
3 |
TV王座戦:エディ・エドワーズ(ch)対ピティ・ウィリアムス |
4 |
タイラー・ブラック、ジェイ・ブリスコ、ラスチェ・ブラウン、タイソン・デュークス対オースチン・エリーズ、ケニー・キング、リェット・タイタス、アダム・ピアース |
5 |
スティーブ・コリノ対コルト・カバナ |
6 |
クリス・ヒーロー対エル・ジェネリコ |
7 |
ケニー・オメガ対デイビー・リチャーズ→詳細 |
勝 敗付試合カード(勝者が赤字) |
1 |
ハウス・オブ・トゥルース対フラットライナーズ |
2 |
ケビン・スティーン対プレイヤー・ドス |
3 |
TV王座戦:エディ・エドワーズ(ch)対ピティ・ウィリアムス |
4 |
タイラー・ブラック、ジェイ・ブリスコ、ラスチェ・ブラウン、タイソン・デュークス対オースチン・エリーズ、ケニー・キング、リェット・タイタス、アダム・ピアース |
5 |
スティーブ・コリノ対コルト・カバナ(DQ) |
6 |
クリス・ヒーロー対エル・ジェネリコ |
7 |
ケニー・オメガ対デイビー・リチャーズ→詳細 |