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PPV 名
ROH:Civil Warfare 5/7/10
ベ スト・マッチ
なし
グッ ド・マッチ
なし
レビュー
1枚、約2時間55分です。

@10ミニッツ・ハント:エディ・エドワーズvs.ボビー・デンプシー
 エドワーズのアピールするための試合のはずが
 太ったデンプシーがヘッド・シザースなどをするという面白さが売りになっている内容に。
 これならデンプシーが練習生相手にやればよいことで。
 ひどい試合。

Aクラウディオ・カスタニョーリvs.ジェイ・ブリスコ
 綿密な絡みからCCの第2撃への速さやジェイの間など良い物を生み出していますが
 シングルとして上げていくには
 CCがもっと力強くならなければならないし、
 ジェイは成長して立派になったけれどそれをフィットしなおして対比的にスケール・アップさせなければならない。
 まあまあ良い試合。
 試合後敗北に納得いかぬCCがヒーローと共にジェイをリンチ。
 マークが現われ2人にダイブを決め、そのまま次の試合へ。

Bクリス・ヒーローvs.マーク・ブリスコ
 ダイブから始めたもののその始め方はヒーローの相手を黙らせるスタイルと相性悪し。
 マークも最近はシングル的にタッグを捉えているけれど
 実際のシングルとなると足りない要素があって歪な部分も生まれている。
 Aと逆に並べた方が内容は良くなったかもしれない。
 平均レベル。
 試合後ジェイがヒーローを襲撃、逃げていくKOWにマイク・アピール。

Cロデリック・ストロングvs.エリック・スティーブンス
 ストロングが精力的に動き回った結果、
 所々でスティーブンスの良さが出ていますね。
 乱戦スタイルや腹に狙いを絞った重い攻めなど。
 ただやはり人を食ったヒール・キャラは攻撃性を弱めているし、
 全盛期とは比べるべくもなく、また数え歌とも呼べない。
 ストロングが実際にエネルギーを消費するスタイルなので
 これぐらいの波及効果は予想を超えるものではありません。
 平均的な良試合。

Dケニー・キングvs.コルト・カバナ
 カバナが只スナップ・メアを決めただけで良い反応が起きていますが
 そうやって楽しむしかないのが今のカバナのきつい所です。
 キングも雰囲気に飲み込まれて+1ではない余計な装飾に過ぎない動きを見せたりと低調。
 最後はスティーンが乱入してエンドです。
 少し悪い試合。
 レフェリーらがカバナを退場させた後、スティーンがマイク・アピール。

Eケビン・スティーンvs.クリストファー・ダニエルズ
 スティーンが観客を煽ったのは良い物の
 自分の土俵ではないダニエルズまでチャントを要求する始末。
 腕攻めというテクニカルな部分までスティーンが受け持つので
 ダニエルズは独自の魅力を出せず、それどころか逆にシンプルなスタイルの弱さが出ていますね。
 今回はダニエルズの復帰戦なのである程度許容されるけど
 最後もカバナが絡んでのフィニッシュだし、期待を下回ったと言わざるを得ない。
 まあまあ良い試合です。

Fタイラー・ブラック、デリリウスvs.オースチン・エリーズ、リェット・タイタス
 試合前にマイク・アピールをしたようにエリーズはデリリウスを恐れている設定。
 そうなるとデリリウスより格上のタイラーとの絡みはもはやROH王座戦レベルにはなりえないし、
 デリリウス相手には馬鹿馬鹿しい程逃げまくった結果、自分をタイタス以下に貶めている。
 試合にラインを通そうとすればするる程ズレていて
 ファン・マッチ・クオリティにしかなっていない、とてもメインとは名乗れぬ試合。
 平均より少し上。


@キングス・オブ・レスリングvs.ザ・セット
 スカッシュ・マッチにしかならないカードなのにダラダラやりすぎです。
 ただKOWの独創性が分かる動きもそこそこある。
 悪い試合。

Aエディ・エドワーズvs.ケビン・スティーン(Episode #2)
 やっている事事態には特に目をひく物はないが
 一進一退の入れ方は意外に良いし、
 支配している時も細かい所に配慮していてケチをつけようがない。
 まあまあ良い試合。

Bクリス・ヒーローvs.ケニー・オメガ(Episode #7)
 オメガがバネの非常に利いた動きを見せています。
 実に躍動感がありますね。
 ただ5分しかなく、ヒーローがローデッド・エルボー一発であっさり勝利した印象になっているのが残念でした。
 それ故、後に改めて組まれたのでしょうね。
 まあまあ良い試合。

Cアメリカン・ウルヴスvs.オレンジ・キャシディー、レスリー・バタースコッチ(Episode #8)
 まったく苦労することなくスカッシュ。

Dケビン・スティーン、ジェイ・ブリスコvs.エディ・エドワーズ、クリス・ヒーロー(Episode #6)
 不意打ちスタートからカオスな雰囲気を持続させながらジェイの孤立へ。
 今から見るとKOWとウルヴスのタッグという事でより興味深いヒーロー、エドワーズですが、
 そこまで突き詰めてないものの面白い可能性を見せましたね。
 一方のスティーンとジェイはタッチ数が少なくタッグとしてはいまいち。
 ジェイはセコンドについたマーク関連の攻防が目立っていますし、 
 スティーンは1人でリングを任せるには膝が悪くそこまで爆発させられてはいません。
 しかしクオリティ以上に楽しめる試合でした。
 平均的な良試合。


総評。
 どう組み替えたって最後の盛り上がりを生み出す事の出来ないラインナップ。
 そういう事で特典がついていますが、HDnetのDVDに入らなかった物だし・・・。
 
(執筆日:7/8/10)
DVD Rating
☆☆☆☆


試合カード
勝敗付はこちら
1
10ミニッツ・ハント:エディ・エドワーズvs.ボビー・デンプシー

クラウディオ・カスタニョーリvs.ジェイ・ブリスコ

クリス・ヒーローvs.マーク・ブリスコ

ロデリック・ストロングvs.エリック・スティーブンス

ケニー・キングvs.コルト・カバナ

ケビン・スティーンvs.クリストファー・ダニエルズ

タイラー・ブラック、デリリウスvs.オースチン・エリーズ、リェット・タイタス

キングス・オブ・レスリングvs.ザ・セット

エディ・エドワーズvs.ケビン・スティーン(Episode #2)

クリス・ヒーローvs.ケニー・オメガ(Episode #7)

アメリカン・ウルヴスvs.オレンジ・キャシディー、レスリー・バタースコッチ(Episode #8)

ケビン・スティーン、ジェイ・ブリスコvs.エディ・エドワーズ、クリス・ヒーロー(Episode #6)


〜〜注:以下はネタバレ・ページ 〜〜 







試合レビュー:
 
なし





勝 敗付試合カード(勝者が赤字)
1
10ミニッツ・ハント:エディ・エドワーズvs.ボビー・デンプシー

クラウディオ・カスタニョーリvs.ジェイ・ブリスコ

クリス・ヒーローvs.マーク・ブリスコ

ロデリック・ストロングvs.エリック・スティーブンス

ケニー・キングvs.コルト・カバナ(DQ)

ケビン・スティーンvs.クリストファー・ダニエルズ

タイラー・ブラック、デリリウスvs.オースチン・エリーズ、リェット・タイタス

キングス・オブ・レスリングvs.ザ・セット

エディ・エドワーズvs.ケビン・スティーン(Episode #2)

クリス・ヒーローvs.ケニー・オメガ(Episode #7)

アメリカン・ウルヴスvs.オレンジ・キャシディー、レスリー・バタースコッチ(Episode #8)

ケビン・スティーン、ジェイ・ブリスコvs.エディ・エドワーズ、クリス・ヒーロー(Episode #6)

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