レビュー
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１枚、約２時間５０分です。
Death before Dishonor VIIIに同梱されています。
①デリリウスvs.アーネスト･オザイリス
アーネストの反撃がまるで効果的でなく
時間がかかる程２人にとって良くない結果を生んでいます。
悪い試合。
②10ミニッツ・ハント：エディ・エドワーズvs.タイソン・デュークス
1分毎に試合時間をアナウンスする割には一般的なテンポで飛ばすつもりはないですね。
エドワーズはロープを絡めて印象付けたムーブから脚攻めを開始しますが、
そんなに脚攻めは強くなく、タイソンが粘っている印象を与える事には成功していない。
という事で丸め込みフィニッシュの意味もありません。
少し悪い試合。
③コルト･カバナvs.ショーン･デバリ
カバナが軽く見ながらも良いテンポでスタート。
デバリはセコンドの援護を受け適切に試合を運んでいます。
ちゃんと見れる内容でしたがナナが最後にリングに入ってきたのはダメ。
あれは普通にデバリから焦点を奪っていてマイナスの効果です。
悪くない試合。
④ロデリック･ストロングvs.ピー･ウィー
ストロングがぶっきらぼうな攻め。
ヒール予告の風味付けなら良い事だが、試合としては軽く放置しています。
ピー･ウィーも対ハイ･フライヤーで何とか試合が出来る、という状況だったので、少し悪い試合に。
リチャーズが欠場になったにしても、もう少しまともな相手を用意すべきだったのでは。
⑤キングス･オブ･レスリングvs.アップ・イン・スモーク
Chikara以外では初対決でしょうか。
基本的にどちらも良い仕事をしていますが、
攻防が全体に与える影響量が理想より低すぎます。
ROHという舞台ではこのカードの格差を許容する土壌がありません。
まあまあ良い試合。
⑥オースチン･エリーズvs.ケニー･オメガ
エリーズはそこまでの力を注いでおらず、フット･ワークが足りません。
一方でオメガも試合を任された割には効率が思った程良くないですね。
前回の好勝負の残像に負けまくったという印象しか残らない。
平均より少し上。
試合後ANEがオメガに襲いかかる。
そこにブリスコズが現われ次の試合へ。
⑦ブリスコ・ブラザーズvs.オール・ナイト・エクスプレス
余り良い関係になく全体も適当な枠組みです。
エリーズがそのままセコンドとして働いていましたが、
この程度なら別にエリーズがわざわざ関わって中途半端な状態にならなくても・・・、という感じ。
悪くない試合。
⑧タイラー･ブラックvs.スティーブ･コリノ
コリノはリズムにのりながら攻防を重ねる事は出来ず、
ストーリー･テリングで勝負する選手ですからね。
タイラーがWWEでいけるのか見るには打ってつけの選手です。
さて実際どうだったかと言うとストーリーのセット･アップに関してはコリノに頼る部分が大きかったですね。
しかしダメージ表現はぴったりに調節していますし、
必殺技一発での決着に合わせた終盤も作れていました。
ある程度長く、大きなプッシュをすればWWEでも一定の成果を収めそうな印象を与えれた内容。
平均的な良試合。
①タイラー・ブラックvs.デイビー・リチャーズ
ようやくシングルでROHのメイン・イベントに出ることができたリチャーズ。
先輩としてしっかりと試合を作り上げていますが
最初の心理戦含めもう少し単純な方法でやっても良いのでは、と思いますね。
一つ一つの重みで勝負できるレスラーだと思いますので。
期待していたものには今一歩届かないものの
若手同士、試行錯誤を重ねてメイン・イベントのクオリティまで持っていったのは評価できる。
グッド・マッチには届かずも中々良い試合。
（執筆日：4/26/09）
総評。
おまけになるのも納得の惨憺たる内容。
（執筆日：9/28/10）
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