PPV 名 |
ROH:From the Ashes 3/26/10 |
ベ スト・マッチ |
なし |
グッ ド・マッチ |
タッグ王座戦:ブリスコ・ブラザーズ(ch)対アメリカン・ウルヴス→詳細 |
レビュー |
1枚、約2時間55分です。 @6マン・メイヘム:コルト・カバナ対ジョニー・グッドタイム対ラスチェ・ブラウン対ジョーイ・ライアン対ヒューマン・トルネード対ショーン・デバリ スポット・フェストに向いている形式ですが技の難度、展開のスピードはそこまでではないですね。 普通にそこいらの飛び業師を集めた方がお手軽な気がします。 それはともかく爆発こそしないものの、じわじわと大会の下地にはなるという点でオープニングとしてはまずくない。 少し悪い試合。 Aキング・オブ・レスリング対スコット・ロスト、スコーピオ・スカイ KOWのアピール・マッチの色合いが強いですね。 CCの孤立はわざとかと思える程だし、クライマックスは求める方向性が崩れている。 しかし楽しめる内容にはなっています。 平均レベル。 Bアレックス・コズロフ対ロッキー・ロメロ FBの再戦ですが、彼らがより自分らしさを出せていますね。 ロメロは情熱的でシュート・サブミッションの使い所は的を得ている。 コズロフはノリが良い観客を相手にCMLLで磨いた煽り能力を披露しています。 短めの時間ながらそこにルチャの熱気が詰まった内容で面白かったですね。 平均的な良試合。 Cネクロ・ブッチャー対バイソン・スミス 場外乱闘が主な内容。 カメラ・ワーク含め雰囲気は出ていたけれども 強さを売りにするスミスが試合放棄なんてフィニッシュでは誰も納得しない。 悪い試合。 Dケビン・スティーン対ケニー・オメガ シンプルなレスリングからまったりペースで進めていきます。 小難しくしなくてもばっちり見せ場を生んでいますね。 スティーンが腕攻めから試合を自分の色に染め上げますが オメガがその中で何か通じる物があったようで独創的な攻防が生まれていきます。 まだまだ向上の余地はあるもののこのカードが数え歌かと思わせるような特別な閃きを含んでいる。 中々良い試合。 Eスティーブ・コリノ対エル・ジェネリコ 序盤はウィップを多用して爽快に始め、中盤はコリノが観客を支配。 観客の反応の良さのおかげもあるけど たいした事して無いのに上手くこのクオリティまで持って言ったな、という内容です。 平均レベル。 Fタイラー・ブラック対オースチン・エリーズ 安定した流れでインパクトを生み出しているし、ハードに技を打ち込んでいます。 ただコンパクトにする必要性に迫られている中で、 既存のテンプレートの範囲内の完全縮小Verになってしまった、というイメージは払拭できないですね。 サニーのお色気攻撃&丸め込みフィニッシュがこの試合のオリジナル・ポイントと言われても・・・。 平均的な良試合。 試合後エリーズはタイラーの腕を攻撃。 そこにストロングが登場。エリーズと協力するかにも見えたがエリーズを排除して試合へ。 Gタイラー・ブラック対ロデリック・ストロング ストロングが疲弊しているタイラーの腕を攻めたので追い詰めるのかと思いきや タイラーが結構早めに反撃します。 ストロングがベビーフェイスですものね。 しかし連戦の流れをもう少し活かす方策が欲しかったです。 Fと順番を入れ替えても良かったかもしれない。 ロープ・ブレイクの見逃しからのフィニッシュはストーリーとしては良いが やはりこんなこじんまりとした内容にこのカードを消費してマンネリ化を加速させて良いのか、という疑問は残る。 まあまあ良い試合。 HノーDQ:ジェリー・リン対ケニー・キング フェンスを使う事で前回より激しさを増した事を印象づけていますね。 凶器をひたすら攻防のために使うように憎しみ成分がまだ足りないですが、 リンらしさの出たハードコア・マッチになっている、という点で面白い。 まあまあ良い試合。 Iタッグ王座戦:ブリスコ・ブラザーズ(ch)対アメリカン・ウルヴス→詳細 動きのキレ、連携技に頼らずに ゆっくり間を取り時間をかけて土台を作ります。 ジェイへの脚攻め、フェンス外へのジャーマンでジェイ除外、による2連孤立もまた 型を活かすのではなく観客の時間感覚に働きかける。 シングルとしてのスター性からタッグに入るのが最近のブリスコズの傾向ですね。 1つ1つの動きの意味合い、シーンごとの働きは弱いものの 全体的にはブリスコズの狙いは成功している。 スリリングではないものの上手く分断して1対1の見せ場で十分な攻防を見せています。 ファイティング・スピリットで避け合いを絡めていたのも面白いですね。 27分ですが40分ぐらいの良い疲労感を残す好勝負。 ぎりぎりグッド・マッチです。 総評。 タイラーがこの位置でこのクオリティという事に何の不満も湧き上がってこないのはアレだが 大会としてはカード順のバランスが良く、 スティーン対オメガという思わぬ良い試合もあったりしてROHらしい満足感をもらえる大会となっている。 (執筆日:5/22/10) |
DVD Rating |
★★★☆☆ |
試合カード |
勝敗付はこちら |
1 |
6マン・メイヘム:コルト・カバナ対ジョニー・グッドタイム対ラスチェ・ブラウン対ジョーイ・ライアン対ヒューマン・トルネード対ショーン・デバリ |
2 |
キング・オブ・レスリング対スコット・ロスト、スコーピオ・スカイ |
3 |
アレックス・コズロフ対ロッキー・ロメロ |
4 |
ネクロ・ブッチャー対バイソン・スミス |
5 |
ケビン・スティーン対ケニー・オメガ |
6 |
スティーブ・コリノ対エル・ジェネリコ |
7 |
タイラー・ブラック対オースチン・エリーズ |
8 |
タイラー・ブラック対ロデリック・ストロング |
9 |
ノーDQ:ジェリー・リン対ケニー・キング |
10 |
タッグ王座戦:ブリスコ・ブラザーズ(ch)対アメリカン・ウルヴス→詳細 |
勝 敗付試合カード(勝者が赤字) |
1 |
6マン・メイヘム:コルト・カバナ対ジョニー・グッドタイム対ラスチェ・ブラウン対ジョーイ・ライアン対ヒューマン・トルネード対ショーン・デバリ |
2 |
キング・オブ・レスリング対スコット・ロスト、スコーピオ・スカイ |
3 |
アレックス・コズロフ対ロッキー・ロメロ |
4 |
ネクロ・ブッチャー対バイソン・スミス(カウントアウト) |
5 |
ケビン・スティーン対ケニー・オメガ |
6 |
スティーブ・コリノ対エル・ジェネリコ |
7 |
タイラー・ブラック対オースチン・エリーズ |
8 |
タイラー・ブラック対ロデリック・ストロング |
9 |
ノーDQ:ジェリー・リン対ケニー・キング |
10 |
タッグ王座戦:ブリスコ・ブラザーズ(ch)対アメリカン・ウルヴス→詳細 |