PPV 名 |
ROH:Violent Tendencies 6/26/09 |
ベ スト・マッチ |
なし |
グッ ド・マッチ |
タッグ王座戦:アメリカン・ウルヴス(ch)対KENTA、ロデリック・ストロング→詳細 |
雑 感 |
1枚、約3時間です。 KENTAが持ってきた三沢の遺影に対し改めての10カウント・ゴング。 @グリズリー・レッドウッド対サイラス・ヤング サイラスは悪くなかったように思えるが 中途半端な所で丸め込みフィニッシュ。 いちゃもんつけれるんじゃないかという速いカウントというおまけつき。 悪い試合。 Aブレント・オルブライト、エリック・スティーブンス対ケニー・キング、リェット・タイタス もはやオルブライト、スティーブンスはキング、タイタスに追い越されましたね。 悪くは無いけど向上が全然見られない。 展開の抑揚が弱く可も無く不可も無くの攻防が見れるだけ。 平均レベル。 フレアーが登場し、挨拶。 Bナイジェル・マッギネス対クラウディオ・カスタニョーリ 復帰戦となるナイジェルは腕攻め含め軽くテクニックを見せていきます。 CCも腕攻めで対抗するも最近の不調がそのまま出て空気。 カウント18、カウント19、カウント20という3連続で場外を使うクライマックスも微妙すぎる。 少し悪い試合。 Cエル・ジェネリコ、ケビン・スティーン対ジョシュ・レイモンド、クリスチャン・エイブル スティーンネリコは前日に亡くなったマイコーのSmooth Criminalで入場。 試合ですが前半は特に長所の無いエイブルが出る事が多く スティーンネリコが観客を盛り上げながら一方的に作っていますね。 後半はジョシュが良い働きを見せていましたが ROHデビューとあって余裕が無かったので本領発揮とまではいかず。 しかしスタンディング相手にSSPしたりと印象づけたので一応合格点でしょう。 そして意外にポイントだったのがマネージャーのトゥルース・マルティニ。 IWAで見た気がする程度のレスラーですが 胡散臭い格好から繰り出される派手なリアクションは素晴らしい。 天職を見つけましたね。 また呼んで欲しいですね。 エイブルはサイラス・ヤング等と適当に挿げ替えて欲しいですが。 まあまあ良い試合。 D6マン・メイヘム:オースチン・エリーズ対ラスチェ・ブラウン対サミ・カリハン対デリリウス対ジョーイ・ライアン対ピティ・ウィリアムス ピティが久しぶりの参戦ですが組まれたのはこんなカード。 ROH王者になったばかりのエリーズ含め微妙な待遇ですね。 試合はライアンとエリーズが髭タッグを組んでいますがたいした事はなく それぞれが見せ場を披露していく淡々とした構築です。 ラスチェはヒール色を消して怪物キャラとして暴れてましたね。 勝利すると挑戦権が得られる設定でピティへの応援という形で一応ひきつける物があったのは救い。 平均レベル。 Eディーロ・ブラウン対コルト・カバナ ディーロのゆったりした間の中で ファン・マッチ仕様とも言い切れない中途半端で緩い内容が行われます。 最後はズルして頂きでフィニッシュ。 少し悪い試合。 Fタッグ王座戦:アメリカン・ウルヴス(ch)対KENTA、ロデリック・ストロング→詳細 期待通りのハード・ヒッティングから 予期せぬKENTA、ストロングのシンクロまで。 基本のタッグ・ワークを初めとして連携技や1対2の攻防も見せます。 またフィニッシャーになりえる技の攻防が多いように、 かなり白熱したクライマックスになっています。 一言で言えばオールラウンド・グレート。 しかし逆に他でもない、それが問題です。 広い範囲を高水準でカバーし、 しかもそれがどちらのタッグもとなると両者の魅力が引き立てられません。 張り合いという意識が無いと、もしくは比べられない極方のレベルに達していないと厳しく ダンスのステップが上手く踏めないんですね。 そして同時ハイ・キックでダブル・ダウンになったにもかかわらず ダブル・タッチではなく、孤立相手にしがみつくも蹴られてタッチされる、というスポットにつなげたように これもある、あれもある、だから凄いという構築思考は短絡的で余り好ましくないですね。 ぎりぎりグッド・マッチと認めざるを得ない、と言わせる程凄く、一方で好みではない試合でした。 Gケージ・マッチ:ジミー・ジェイコブス対タイラー・ブラック ファースト・ブロッド戦も実質キャンセルされて 何の実績もないまま決着戦です。 それを考えるとケージを跨ぐ際に襲いかかったのは失敗です。 とにかく舞台を作り上げる事を意識しなければならなかった。 乱戦の難しさを考慮しても、こういう表現力を要求される場面においては やはりタイラーは弱くジェイコブスによって次第に空気が出来ていく次第です。 タイラーも普通と違ってケージ攻撃を挟む等意識はしているんですけどね。 ジェイコブスが釘を使い、髪を食う、という常軌を逸したカリスマ表現を見せた所で ようやく舞台が整いました。 ここからはタイラーが得意の攻防で押す事ができます。 挽回と行きたい所でしたがケージ外の攻防は面白くてもいらないし釘で差しあうシーンも唐突。 最後に出てくるテーブルの使い方も弱い。 コーナーへの立てかけを選択したジェイコブスにしろ KOした後でテーブルにのせケージを登ったタイラーにしろ結果が見えている訳ですからね。 試合後、黒服の無数の男達がケージに群がり入っていくシーンは素晴らしく これで1ランク・アップでまあまあ良い試合。 ジェイコブスはThe Revolution livesと言うと 続いてテリー・ファンクばりにForeverと叫び、 男達に担ぎ上げられたまま退場です。 @クリス・ヒーロー対フランキー・ザ・モブスター(4/17/09) ヒーローの退屈な打撃スタイルの上 フランキーは投げさせてもらっている感ありありの攻撃しか印象にのこらず。 かつて注目していた選手だったんだけどねぇ。 悪い試合。 総評。 ナイジェルの復帰、ピティの参戦、ジェイコブスのラスト・マッチ。 しかし中身はいまいちで傷心のKENTAに救われたという状況です。 (執筆日:9/11/09) |
DVD Rating |
★☆☆☆☆ |
試合カード |
勝敗付はこちら |
1 |
グリズリー・レッドウッド対サイラス・ヤング |
2 |
ブレント・オルブライト、エリック・スティーブンス対ケニー・キング、リェット・タイタス |
3 |
ナイジェル・マッギネス対クラウディオ・カスタニョーリ |
4 |
エル・ジェネリコ、ケビン・スティーン対ジョシュ・レイモンド、クリスチャン・エイブル |
5 |
6マン・メイヘム:オースチン・エリーズ対ラスチェ・ブラウン対サミ・カリハン対デリリウス対ジョーイ・ライアン対ピティ・ウィリアムス |
6 |
ディーロ・ブラウン対コルト・カバナ |
7 |
タッグ王座戦:アメリカン・ウルヴス(ch)対KENTA、ロデリック・ストロング→詳細 |
8 |
ケージ・マッチ:ジミー・ジェイコブス対タイラー・ブラック |
1 |
クリス・ヒーロー対フランキー・ザ・モブスター(4/17/09) |
勝 敗付試合カード(勝者が赤字) |
1 |
グリズリー・レッドウッド対サイラス・ヤング |
2 |
ブレント・オルブライト、エリック・スティーブンス対ケニー・キング、リェット・タイタス |
3 |
ナイジェル・マッギネス対クラウディオ・カスタニョーリ(ダブル・カウントアウト) |
4 |
エル・ジェネリコ、ケビン・スティーン対ジョシュ・レイモンド、クリスチャン・エイブル |
5 |
6マン・メイヘム:オースチン・エリーズ対ラスチェ・ブラウン対サミ・カリハン対デリリウス対ジョーイ・ライアン対ピティ・ウィリアムス |
6 |
ディーロ・ブラウン対コルト・カバナ |
7 |
タッグ王座戦:アメリカン・ウルヴス(ch)対KENTA、ロデリック・ストロング→詳細 |
8 |
ケージ・マッチ:ジミー・ジェイコブス対タイラー・ブラック |
1 |
クリス・ヒーロー対フランキー・ザ・モブスター(4/17/09) |