PPV 名 |
ROH:Supercard of Honor IV 4/3/09 |
ベ スト・マッチ |
GHC Jr王座戦:KENTA(ch)対デイビー・リチャーズ→詳細 |
グッ ド・マッチ |
なし |
雑 感 |
1枚約3時間10分です。 @エリック・スティーブンス対リェット・タイタス 一進一退を見せたけどそれじゃあ駄目なのがこの組み合わせでしょう。 スティーブンスはどうにか復活しないものか。 少し悪い試合。 Aクリス・ヒーロー、エディ・エドワーズ、インコグニト対ケビン・スティーン、ジェイ・ブリスコ、マグノ インコグニトとマグノが顔を合わせてさあ始まりだと思ったらトップ・ロープが外れるというアクシデント。 シングルならまだしもトリオでロープ・ワークが使えないのはきつかったですね。 スティーンがいつものように脚攻めを食らったり ルチャドールセカンド・ロープを使ってスプリングボードを見せたりして形にはしてのけました。 悪くない試合。 Bロデリック・ストロング対中嶋勝彦 基本は真っ向からのぶつかり合いで捻りは少なく Noahを思わせるような内容になっています。 中嶋が脚を攻めた結果、ストロングは痛みに耐えながらバック・ブリーカーを打つことになる、 というのは面白かったけれど10分切りの中では上手く活かせず。 最後も連続打ちというフィニッシュですし。 まあまあ良い試合。 Cカマラ対ボビー・デンプシー カマラがS&Sとして登場!?と思ったけれど デンプシーがシャツを脱ぐとカマラと同じペイントがされていて意気投合。 ハガドーンを2人で叩きのめして仲良く去る、というものでした。 ついでに言っておくとキムチーつきです。 D4コーナー・マッチ:エル・ジェネリコ対クラウディオ・カスタニョーリ対ブルー・デーモンJr対ブレント・オルブライト 一応NWA王者という肩書きを持つデーモンに当たり障りのない見せ場を与え、 CCとオルブライトの悪くは無いけど不完全燃焼な絡みで試合を作りました。 試合として狙い所が低い内容です。 悪くない試合だけど・・・。 Eブライアン・ダニエルソン対アレックス・コズロフ デーモンより上という適切な評価を受けたコズロフ。 普段と違いターゲット層の女性が少なめな状況でも CMLLで鍛えられた見得の切り方は中々のもの。 最近見得に凝っているアメドラと共に観客をのせていきました。 帽子や国旗を終盤で使うなど教科書に反した構築でしたが 雰囲気で攻めるスペシャル・マッチとしては正解です。 平均的な良試合。 Fコルト・カバナ対ディーロ・ブラウン ヒールになってからのディーロはいまいち魅力がない。 ヒールですから切る側でコントロールするのだけど そこでインディー/メジャーのスタイルの違いから噛み合わなくなっています。 ブラインド・タップや隠し凶器の見せ方も不満が残る。 少し悪い試合。 GGHC Jr王座戦:KENTA(ch)対デイビー・リチャーズ→詳細 リチャーズの出世作再び。 端的に言うとKENTA対中嶋を再現した凄い試合です。 しかし大きな違いがありますね。 それはこの試合にはまだ伸びる可能性が残っている、という事。 試合時間は20分無いですし決まってない技もまだあるので 打ち合いをすれば更なる熱狂も生み出せたでしょう。 かといってKENTA対中嶋に劣るかといえば否、クオリティが同じ分むしろ上です。 では代わりに何がクオリティをそこまで押し上げたかと言うと・・・ ノリにノッっているリチャーズが日本に欠ける構築論という意識を持ち込んだため、 各シーンに対してそれを象徴する1ムーブが存在するんですね。 KENTAへのヒール的反応、観客への働きかけを含めて 的確且つ力強くピッケルを打ち込み岩壁を看破しました。 リチャーズのシングル・ベスト。 ぎりぎりベスト・マッチです。 Hジミー・ジェイコブス、オースチン・エリーズ対タイラー・ブラック、ネクロ・ブッチャー エリーズ、ジェイコブスの、協力はするんだけど 所々で意思疎通ができてなかったりして、というタッグは面白い。 他も良いシーンはあるんだけど 過熱してというより譲る形でテーブルを使ったりと突き抜けなかった印象が残りました。 平均より少し上。 IROH王座戦:ナイジェル・マッギネス(ch)対ジェリー・リン→詳細 前日同様ナイジェルの腕の状態が悪く 構築が希薄になりがちな状況の中で ナイジェルが前日以上の意気で王者としての生き様を見せました。 只同時にリンがロンドン・ダンジョンを使って腕攻めまでするのはやり過ぎじゃないかという感想も抱きました。 もしリンじゃなければナイジェルにリアルな痛みでもって痛みを表現させなくても 王座交代劇を演出できたのではないでしょうか。 中々良い試合。 @エルニー・オサイラス対グリズリー・レッドウッド(4/4/09) 茶番。ダーク・マッチでもこの内容は駄目でしょう。 ひどすぎる試合です。 総評。 半分くらいは低調という前にカード自体を見直すべきだと思います。 しかしGが名勝負になったのには2,3年前のROHを彷彿とさせる感覚を覚えました。 王座交代劇もありましたし名前負けしない良い大会でしょう。 (執筆日:7/19/09) |
DVD Rating |
★★☆☆☆ |
試合カード |
勝敗付はこちら |
1 |
エリック・スティーブンス対リェット・タイタス |
2 |
クリス・ヒーロー、エディ・エドワーズ、インコグニト対ケビン・スティーン、ジェイ・ブリスコ、マグノ |
3 |
ロデリック・ストロング対中嶋勝彦 |
4 |
カマラ対ボビー・デンプシー |
5 |
4コーナー・マッチ:エル・ジェネリコ対クラウディオ・カスタニョーリ対ブルー・デーモンJr対ブレント・オルブライト |
6 |
ブライアン・ダニエルソン対アレックス・コズロフ |
7 |
コルト・カバナ対ディーロ・ブラウン |
8 |
GHC Jr王座戦:KENTA(ch)対デイビー・リチャーズ→詳細 |
9 |
ジミー・ジェイコブス、オースチン・エリーズ対タイラー・ブラック、ネクロ・ブッチャー |
10 |
ROH王座戦:ナイジェル・マッギネス(ch)対ジェリー・リン→詳細 |
1 |
エルニー・オサイラス対グリズリー・レッドウッド(4/4/09) |
勝 敗付試合カード(勝者が赤字) |
1 |
エリック・スティーブンス対リェット・タイタス |
2 |
クリス・ヒーロー、エディ・エドワーズ、インコグニト対ケビン・スティーン、ジェイ・ブリスコ、マグノ |
3 |
ロデリック・ストロング対中嶋勝彦 |
4 |
カマラ対ボビー・デンプシー |
5 |
4コーナー・マッチ:エル・ジェネリコ対クラウディオ・カスタニョーリ対ブルー・デーモンJr対ブレント・オルブライト |
6 |
ブライアン・ダニエルソン対アレックス・コズロフ |
7 |
コルト・カバナ対ディーロ・ブラウン |
8 |
GHC Jr王座戦:KENTA(ch)対デイビー・リチャーズ→詳細 |
9 |
ジミー・ジェイコブス、オースチン・エリーズ対タイラー・ブラック、ネクロ・ブッチャー |
10 |
ROH王座戦:ナイジェル・マッギネス(ch)対ジェリー・リン(新チャンピオン!)→詳細 |
1 |
エルニー・オサイラス対グリズリー・レッドウッド(4/4/09) |