PPV 名 |
ROH:Survival of the Fittest 10/10/09 |
ベ スト・マッチ |
なし |
グッ ド・マッチ |
決勝:デリリウス対コルト・カバナ対ロデリック・ストロング対タイラー・ブラック対クラウディオ・カスタニョーリ対クリス・ヒーロー→詳細 |
雑 感 |
1枚、約3時間5分です。 コルネットがデリリウスにシード権を与える。 @ヤング・バックス対ハウス・オブ・トゥルース HOFは自分のスタイルを出しているが その代償として相手の魅力のスピード感を殺しているようではまだまだ。 もう少し良い試合が出来るはずなんだけどねぇ。 最後にマルティニが見事な落下芸を見せています。 平均レベル。 A予選:ケビン・スティーン対コルト・カバナ 誰にでも出来るコメディーから緩過ぎる戦いへ。 予選という事を考えても驚くほど締まらないまま終了。 ひどすぎる試合。 B予選:リェット・タイタス対ロデリック・ストロング ストロングの受けが不必要に大きく、 バック・ブリーカーを不必要に早く切ってくる。 タイタスは波風立てず。 クオリティ・アップもダウンもしない。 悪い試合。 C予選:タイラー・ブラック対ケニー・キング タイラーが不意打ちしてスタートするが キングがリンを欠場させたなんて忘れてしまったし 復讐を代行する程親しかったっけ、という事でおいてけぼり。 その後も遅速の試合運びで 多少攻防の面で前の試合よりはましになっている、という程度。 少し悪い試合。 D予選:ピティ・ウィリアムス対クラウディオ・カスタニョーリ CC対軽量級の形だが、かつてのそれ程輝いていないし、 ピティは軽量級からピティになる程の技力を見せれず。 技、攻防の配置をもう少し濃淡ばらけさせたかったですね。 平均より少し上。 E予選:クリス・ヒーロー対ケニー・オメガ 初め繊細な意識の攻防が見られて期待させられたものの オメガが早い段階から重く受け、 ヒーローが第2段階の支配への移行を上手く進めれずでレベルが上がらず。 そのまま予選で軽めにね、という意図に従ってあっさりフィニッシュ。 平均レベル。 Fブリスコ・ブラザーズ対デイビー・リチャーズ、オースチン・エリーズ 王座戦が内定しているリチャーズとエリーズの関係を描く。 リチャーズのストレートなスタイルと エリーズの便乗、介入を中心としたスタイルで対比を描きながらね。 しかしこの2人をある程度タッグとして機能させる上で 接点を持たせるものだから対比は思ったより強くなく、 ブリスコズ不在でストーリーを語っている部分もある。 かつてはこういうカードを組んでも好勝負になったものだけどねぇ。 特別なレベルにはならず。 平均的な良試合。 G決勝:デリリウス対コルト・カバナ対ロデリック・ストロング対タイラー・ブラック対クラウディオ・カスタニョーリ対クリス・ヒーロー→詳細 序盤は全員が意識を統一させ心地よいリズムで進めます。 KOWはわざとらしくも見応えのある対決を見せますし、 カバナは復帰後初めてテクニカルに相手を翻弄しました。 ただリズム優先のせいもあって本命ストロング、勢力としてのKOW、ジョーカーのデリリウスという キャラ立てが少し物足りなかったですね。 まあ元々問題を抱えた面子ですけど・・・。 2人脱落させた後は控えも入っての乱戦を挟みヒーローをスケール・アップしていきます。 しかしそのヒーローはラストに残れず脱落。 ヒーローを倒して更なるステージでラストの激突、という狙いは分かりますが タイラーには荷が重かったですね。 技を流れで使うために使い回し感が強いタイラーでは そのステージのままヒーローとラストを迎えた方が良かったように思います。 そもそも論を言うと何故に今更タイラーを優勝させるの?、となってしまいますが・・・。 そのストロングとタイラーの戦いですが 決して悪かった訳ではなくて必殺技を返して極限で勝負する攻防なので ドラマチックでかなり盛り上がっていました。 ただ最後の中途半端なカウント3を生んでしまった フェニックス・スプラッシュを入れるかどうかの議論はやはりストロングの方が正しい。 あの3発目までの流れからすれば、吼え方も含め不十分。 それこそ観客のストロング支持からも感じ取れたはずです。 今でもシンデレラ・ボーイだと錯覚として安穏と構えているようだと困ります。 どれもポテンシャルの80%といった所だが 様々な要素がしっかりと絡んで作り上げられたメイン・イベント。 カードから予想していた以上に重厚感があり、その復活を喜ばせる。 ぎりぎりグッド・マッチ。 @ボビー・デンプシー、カイル・オライリー、リコシェット対アーロン・スコット、トミー・マーサー、ショーン・シュルツ いつものプレ・マッチに比べ豪華なカードだけど オーソドックスでレベルを高める事なくあっさり終了。 悪い試合です。 総評。 いくら予選といっても軽すぎるというライン・ナップ。 ちょっとやそっとでは悪い大会という印象を覆せない感じでしたが メインで見事ひっくり返して見せました。 (執筆日:2/13/09) |
DVD Rating |
★☆☆☆☆ |
試合カード |
勝敗付はこちら |
1 |
ヤング・バックス対ハウス・オブ・トゥルース |
2 |
予選:ケビン・スティーン対コルト・カバナ |
3 |
予選:リェット・タイタス対ロデリック・ストロング |
4 |
予選:タイラー・ブラック対ケニー・キング |
5 |
予選:ピティ・ウィリアムス対クラウディオ・カスタニョーリ |
6 |
予選:クリス・ヒーロー対ケニー・オメガ |
7 |
ブリスコ・ブラザーズ対デイビー・リチャーズ、オースチン・エリーズ |
8 |
決勝:デリリウス対コルト・カバナ対ロデリック・ストロング対タイラー・ブラック対クラウディオ・カスタニョーリ対クリス・ヒーロー→詳細 |
9 |
ボビー・デンプシー、カイル・オライリー、リコシェット対アーロン・スコット、トミー・マーサー、ショーン・シュルツ |
勝 敗付試合カード(勝者が赤字) |
1 |
ヤング・バックス対ハウス・オブ・トゥルース |
2 |
予選:ケビン・スティーン対コルト・カバナ |
3 |
予選:リェット・タイタス対ロデリック・ストロング |
4 |
予選:タイラー・ブラック対ケニー・キング |
5 |
予選:ピティ・ウィリアムス対クラウディオ・カスタニョーリ |
6 |
予選:クリス・ヒーロー対ケニー・オメガ |
7 |
ブリスコ・ブラザーズ対デイビー・リチャーズ、オースチン・エリーズ |
8 |
決勝:デリリウス対コルト・カバナ対ロデリック・ストロング対タイラー・ブラック(優勝!)対クラウディオ・カスタニョーリ対クリス・ヒーロー→詳細 |
9 |
ボビー・デンプシー、カイル・オライリー、リコシェット対アーロン・スコット、トミー・マーサー、ショーン・シュルツ |