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PPV 名
ROH:Injustice II 1/17/09
ベ スト・マッチ
なし
グッ ド・マッチ
ROH王座戦:ナイジェル・マッギネス(ch)対タイラー・ブラック→詳細
雑 感
約2時間40分です。

@ブレント・オルブライト対リェット・タイタス
 体格差を考えるとタイタスは攻め過ぎなのだけれど
 それを感じさせない程精力的に動いていましたね。
 只ハーフネルソン・スープレックス1発で一気にひっくり返す、というフィニッシュは・・・。
 ありっちゃありなんだけど下手すればそれまでを否定するようにも受け取れます。
 悪くない試合。

A
4コーナー・サバイバル:ネクロ・ブッチャー対デリリウス対ダミアン・ウェイン対ショーン・デニー
 デリリウス対ネクロ対その他で適当にやっています。
 悪い試合。

 今夜王座に挑戦する予定のエリーズにリングでインタビュー。
 エリーズはファンを非難しこんな場所で王座には挑戦しないといってインタビュアーを殴りつける。
 タイラーが現れ、ならば俺が挑戦させてもらうと言う。
 ジェイコブスがタイラーを襲撃するもジェイが助け出し、マイク後3ウェイ・マッチを行う事に。
 
B3ウェイ・マッチ:オースチン・エリーズ対ジェイ・ブリスコ対ジミー・ジェイコブス
 エリーズとジェイコブスがいつ激突するのかと期待させながら
 ジェイ対エリーズ、ジェイコブスをベースとして貫くという内容。
 ストーリーに重きがあり、そのエリーズとジェイコブスの関係は今後に引っ張った形なので
 いまいち広げようがなく面白みに欠けますね。
 平均レベル。 

Cランバージャック・ストラップ・マッチ:アメリカン・ウルヴス対ロデリック・ストロング、エリック・スティーブンス
 場外に落ちかけてエプロンに落ちるなど下準備がしっかりできています。
 これは既に定石としてあるんですよ。
 問題は次の手として落ちてやられるしかない、
 つまりそれを1回しか展開させられない、という事でした。
 しかし今回は落ちてストラップで叩かれ戻る、から
 落ちて逃げ回るも捕まり叩かれる、というリアクションの変化で
 更にもう1回展開させてきた。
 しかもそれを利用してランバージャック巻き添えのトペコンというスポットと
 それに付属させてどさくさまぎれの椅子攻撃によるフィニッシュに持っていく。
 素晴らしい創造力です。
 11分と短いのが残念ですけれども
 ランバージャック・マッチの可能性を探る上で
 1つの基準となる高い完成度を誇っています。
 中々良い試合。

Dグリズリー・レッドウッド対クリス・エスカバー
 バイソン・スミスなんかのために
 このカードがこの位置にきてしまう。
 ひどい試合。

Eブライアン・ダニエルソン対ジェリー・リン
 前回はRVDを除けばリンのベストかと思わせるような試合でした。
 そのきっかけとなった異形の構造は今回断片的に崩されています。
 そこにいつもの工夫した攻防が挿入されたかと思えば
 あっちでは絶妙の緩急が、こっちでは中々の間が繰り出される。
 良い所どりした内容で決して散漫な印象はないのだけど
 それらを結ぶ根幹の部分がもう少し太ければな、とは思いますね。
 前回には劣るが立派な内容です。
 グッド・マッチに少し届かず。

FROH王座戦:ナイジェル・マッギネス(ch)対タイラー・ブラック→詳細
 タイラーはスタイルでいうと決して長時間を得意とする方ではないと思っていただけに
 改めてそのセンス、実力には感嘆しました。
 只同時にナイジェル対タイラーというカードの行き詰まりも感じない訳じゃない。
 最初に場外メインという見慣れぬ攻防を持ってきて、
 その後の展開も外部者の登場スポットX2、退場スポットに頼っている。
 また疑惑の試合時間も50分弱ですからね。
 これはこれで素晴らしい構築だけれど
 ナイジェルのピュア王者時代の経験を活かせばより豊かな内容にできたのでは、と思われます。

 ぎりぎりグッド・マッチ。
 

総評。
 C、E、Fの3試合は見応えがあります。
 他をもう少し力をいれてくれたらと思いますけど。
 (執筆日:4/25/09)

DVD Rating
★★☆☆☆


試合カード
勝敗付はこちら
1
ブレント・オルブライト対リェット・タイタス

4コーナー・サバイバル:ネクロ・ブッチャー対デリリウス対ダミアン・ウェイン対ショーン・デニー

3ウェイ・マッチ:オースチン・エリーズ対ジェイ・ブリスコ対ジミー・ジェイコブス

ランバージャック・ストラップ・マッチ:アメリカン・ウルヴス対ロデリック・ストロング、エリック・スティーブンス

グリズリー・レッドウッド対クリス・エスカバー

ブライアン・ダニエルソン対ジェリー・リン

ROH王座戦:ナイジェル・マッギネス(ch)対タイラー・ブラック→詳細


〜〜注:以下はネタバレ・ページ 〜〜 







試合レビュー:
 ROH王座戦:ナイジェル・マッギネス(ch)対タイラー・ブラック

  
  握手を交わすがナイジェルはタイラーが背を向くなり襲いかかる。
  場外に出すとフェンスにぶつける。
  顔にニーを押し当てる。
  カウントを切ると顔を張り挑発。
  タイラーが張り返しにじりよる。
  ナイジェルは後ずさりしながらも不意をついて蹴りつけるとフェンスにぶつける。
  鉄柱にぶつける。
  リングに戻って観客にアピール。
  タイラーはエプロンに上がるとスプリングボード式ドロップ・キックで落とす。
  場外に下りるとナイジェルをフェンスにぶつける。
  エプロンにもぶつける。
  角の椅子に座らせると10カウント・パンチ。
  ボディ・スラムを決める。
  フェンスにぶつける。
  鉄柱にもぶつける。
  フェンスの外に出す。
  殴りチョップを打つ。
  ナイジェルはふらつきながらショルダー・ブロック。
  フェンスの中にタイラーを戻す。
  タイラーは殴りつけるとフェンスにのってダイビング・クローズライン。
  ナイジェルをフェンスの中に戻し、リングに戻る。
  ナイジェルはマイクを取るとお前なんか挑戦者に値しないといって帰ろうとする。
  アメドラが入場口に現れ俺と戦いたくなかったらリングに戻れという。
  タイラーがナイジェルに襲いかかりリングに戻す。
  ロープに振りバック・エルボー。
  カバーするもカウント2。
  コーナーにぶつけショルダー・ブロック。
  ナイジェルが蹴り。
  タイラーが殴りつける。
  コーナーに振りクローズライン。
  スナップ・メアを決めるとセカンド・ロープから飛びつきネック・ブリーカー。
  カバーするもカウント2。
  殴りつける。
  ナイジェルがフォア・アームズ。
  タイラーが殴りつけコーナーに逆さ吊りにする。
  コーナーから走ってドロップ・キックでカバー。カウント2。
  ナイジェルがサミング。
  場外に落とすとフェンスにもたれさせる。
  突進。
  タイラーがカウンターで蹴りを入れる。
  10分経過。
  リングの中に入れるとショルダー・ブロック。
  ロープ越しに飛んでレッグ・ラリアット。
  カバーするもカウント2。
  チン・ロック。
  ナイジェルは起き上がるとエルボーをいれロープに走る。
  タイラーがグラウンド・ヘッド・ロックを決める。
  ナイジェルがグラウンド・ヘッド・シザースに返す。
  タイラーが倒立からドロップ・キック。
  カバーするもカウント2。
  起こそうとする。
  ナイジェルが腕を捻って倒す。
  もう1回。
  ハンマー・ロックを決めて腕を蹴りつける。
  アーム・ロック。
  タイラーがロープに脚をかける。
  フォア・アームズの打ち合い。
  ナイジェルが腕にフォア・アームズを決めるとタイラーが崩れ落ちる。
  顔に足を押し当てる。
  変形ストラングル・ホールド。
  体を起こそうとしたタイラーを倒そうとする。
  その動きを利用してタイラーはハンマー・ロックに返す。
  ナイジェルがロープを掴む。
  ナイジェルがサミング。
  手を踏みつけるともう片方の腕を取りバタフライ・ロック。
  脚の下に通しポーズを取ってみせる。
  馬鹿にするように蹴りつける。
  タイラーが起き上がりチョップ。
  ふらふらになりながら殴りつける。
  ナイジェルがフォア・アームズ1発で倒しカバー。カウント2。
  腕を取りニーを落として挟む。
  変形バタフライ・ロックを決め背を反らす。
  離す。
  タイラーが不意をついて脚を取るとマウント・パンチ。
  ナイジェルは逃れるとコーナーに振り突進。
  タイラーはコーナーを使って裏に回るとロープに走る。
  ショルダー・スルーを狙ったナイジェルを飛び越えるとスナップ・メアから背中を蹴りつける。
  喉を踏み潰す。
  20分経過。
  ナイジェルがたまらず場外へ。
  タイラーが後を追う。
  ナイジェルは近づいてきたタイラーを蹴りつけると鉄柱にぶつける。
  倒れているタイラーの写真を取る。
  リングに戻す。
  場外のテーブルの上にほうり捨てる。
  レフェリーがダウンしたタイラーの状態をチェックしている。
  タイラーがレフェリーの肩を借り退場して行く。
  それを見てナイジェルは良い気なものでマイク・アピール。
  タイラーは入場口前で止まると何とかリングに戻ってくる。
  ナイジェルがカバー。カウント2。
  ロープを往復しラリアット。
  カバーするもカウントは2。
  コーナーに乗せようとする。
  耐えられたのでフォア・アームズを決め突進。
  タイラーはかわすとフォア・アームズ。
  ロープに走りビッグ・ブーツ。
  バック・ドロップを決めカバー。カウント2。
  ラ・ケプラーダへ。
  避けられるも着地してスタンディング・シューティングスター・プレス。カウント2。
  コーナー上へ。
  ナイジェルがタイラーの体勢を崩しスーパープレックス。
  カバーするもカウントは2。
  起こそうとする。
  ジョー・ブリーカーを食らうもそれを利用してリバウンド・ラリアットへ。
  タイラーが避けネック・ブリーカー。
  カバーするもカウント2。
  起こそうとする。
  ナイジェルが両脚を取って倒すとタイラーは後頭部をロープにうちつける。
  ナイジェルはタイラーの体をエプロンに出し場外へのタワー・オブ・ロンドン。
  場外で両者ダウン。
  カウント16でナイジェルがリングに戻る。
  カウント17でタイラーもリングに戻る。
  ナイジェルはタイラーを起こすとロープを往復。
  タイラーがペイレイ・キックを決める。
  コーナー上へ。
  ジェイコブスが現れる。
  タイラーはそれに気を取られて動きが止まる。
  レフェリーがジェイコブスを押さえている裏からエリーズがリングに入ってきてタイラーを突き落とす。
  場外でブレーン・バスターを決める。
  レフェリーがエリーズを注意しに言っている裏でリンが現れナイジェルにクレイドル・パイル・ドライバー。
  エリーズ、ジェイコブスがリンに襲いかかる。
  30分経過。
  ジェイも入ってきて4人で乱闘。
  ウルヴスも入ってくる。
  ストロング、スティーブンス、オルブライトまで。
  アメドラが入ってくる。
  お前ら全員に王座挑戦の権利があるとアピール。
  ジェイコブスがアメドラに襲いかかる。
  場外で乱闘している群れにリンとジェイがトペコン。
  オルブライトがコーナー上からトペ・アトミコ。
  観客席に移るとそこにアメドラがスプリングボード式ボディ・アタック。
  乱入者はそのまま観客席裏へとフェード・アウト。
  試合を再開するというアナウンスが入る。
  タイラーは足を踏み鳴らすと突進しフォア・アームズ。
  コーナーに振ると足を踏み鳴らし突進。
  ショルダー・スルーを食らうもエプロンに着地しハイ・キック。
  コーナー上へ。
  ナイジェルがロー・ブロー。
  タワー・オブ・ロンドンを狙う。
  タイラーは逃れるとプロキシズム。
  カバーするもカウントは2。
  両者ダウン。
  タイラーはエプロンに出て起き上がるとスプリングボード式クローズラインへ。
  避けられるも着地しペイレイ・キック。
  スプリングボード式クローズラインを決めカバー。カウント2。
  タイラーがナイジェルを担ぎ上げる。
  逃れられるもバック・エルボーをいれロープに走る。
  ナイジェルがカウンターでラリアットを決めカバー。カウント2。
  タイラーにロープを跨がせる。
  ダイビング・ラリアットへ。
  避けられるもバック・チョップを入れる。
  コーナーに横私にするとエプロンへのタワー・オブ・ロンドン。
  両者場外でダウン。
  カウント17でナイジェルがリングに戻る。
  カウント19でタイラーがリングに戻る。
  40分経過。
  ナイジェルがタイラーの背中を蹴りつける。
  何度も蹴りつける。
  ロンドン・ダンジョンに捕らえる。
  タイラーがロープに脚をかける。
  タイラーを起こすとコーナーにのせる。
  タワー・オブ・ロンドン。
  ロンドン・ダンジョン。
  タイラーは体勢を変えると蹴り上げる。
  ナイジェルがそれを利用してリバウンド・ラリアット。
  カバーするもタイラーの脚がロープにかかる。
  タイラーの顔に張り手。
  起こしてもう1発。
  3発目。
  タイラーが張り手を打ち返し張り手の打ち合いに。
  タイラーは連続で決めるとひっくり返った所でスクール・ボーイ。
  カウント2で返されるも側頭部を蹴りつける。
  何とかカバーにいく。カウントは2。
  タイラーは起き上がったナイジェルにゴッド・ラスト・ギフト。カウントは2。
  もう1発狙う。
  ナイジェルがスモール・パッケージ。カウントは2。
  タイラーはビッグ・ブーツを決めるとフェニックス・スプラッシュへ。
  ナイジェルは避けて自爆させるとカバー。カウントは2。
  コーナー上へ。
  タイラーがナイジェルの体勢を崩しデッドリー・ドライブ。
  フロッグ・スプラッシュを決めるもカウントは2。
  パワー・ボムを狙う。
  耐えるナイジェルの背中を殴りつけ持ち上げようとする。
  ナイジェルが逃れてラリアットへ。
  タイラーは一回転して体勢を戻すとコーナーへのパワー・ボム。
  スーパー・キックにつなげる。
  カバーしようと這っていく。
  その時ゴングが鳴る。
  タイム・リミット・ドローが告げられる!
  (途中の乱闘などを含めての実時間では49分程)
  5分延長チャントが起きる。
  タイラーも5分延長を求める。
  ナイジェルは拒否して逃げて行く。



勝 敗付試合カード(勝者が赤字)
1
ブレント・オルブライト対リェット・タイタス

4コーナー・サバイバル:ネクロ・ブッチャー対デリリウス対ダミアン・ウェイン対ショーン・デニー

3ウェイ・マッチ:オースチン・エリーズ対ジェイ・ブリスコ対ジミー・ジェイコブス

ランバージャック・ストラップ・マッチ:アメリカン・ウルヴス対ロデリック・ストロング、エリック・スティーブンス

グリズリー・レッドウッド対クリス・エスカバー(ノー・コンテスト)

ブライアン・ダニエルソン対ジェリー・リン

ROH王座戦:ナイジェル・マッギネス(ch)対タイラー・ブラック(60分?時間切れ引き分け)詳細

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