PPV 名 |
ROH:Glory by Honor VIII The Final Countdown 9/26/09 |
ベ スト・マッチ |
なし |
グッ ド・マッチ |
ナイジェル・マッギネス対ブライアン・ダニエルソン→詳細 |
雑 感 |
2枚、約5時間です。 @リェット・タイタス対コルト・カバナ 場違い感の絶えない内容。 今のカバナならタイタスの方が上です。 悪い試合。 Aダーク・シティ・ファイト・クラブ対チーチ&クラウディー DCFCのスタイル・イメージが両タッグに喚起させたのは プロレスはでかい奴がするもの、という一昔前の偏見。 両者共そんな意識はないであろうに そういう+αのスカッシュ・マッチになってしまうのが恐い所です。 体格差を見せているけれどもネガティブな源泉から。 悪くない試合。 Bクラウディオ・カスタニョーリ対ケニー・オメガ CCが引き離そうとし、オメガが追いつこうとする中で それぞれの力が引き出される良い相乗効果がある。 ただ両者のベストかというとそうではなく CCはもっと大きく動かせるはずだし、 オメガは不必要に軽快感を出そうとする場面が見られましたね。 まあまあ良い試合。 ブレットの挨拶。 Cデリリウス対ソンジェイ・ダット対グリズリー・レッドウッド対ロデリック・ストロング デリリウスはソンジェイに遺恨をもってつっかかり、 ソンジェイはペースを落とし、 レッドウッドはストロング相手に活躍、 そのストロングは良いタイミングで切り込む。 全員が役割を果たしていて間違いなく良い試合なんですが、 素直に喜べないのはストロングがこんな面子と良い試合しているべき存在ではないからで・・・。 まあまあ良い試合。 Dタッグ王座戦、ラダー・ウォーII:アメリカン・ウルヴス(ch)対ケビン・スティーン、エル・ジェネリコ エドワーズは休むべきだったなぁ。 攻めも受身も満足に取れず、遺恨表現にも水を差している。 脚を引っ張り過ぎているだけだから その姿に心を動かされる事もない。 漫画なら回想を差し込んで素晴らしい話になったでしょうが、 プロレスは何だかんだ言ってその試合だけで提供できる形になってないと駄目なんだよなぁ。 怪我をして出てきたエドワーズは 能力の劣る凡庸なレスラーと同然で、 仮に3人と同じく過激な事をしても共感はしなかったでしょう。 ゴングが鳴ればエドワーズがこの1年素晴らしい活躍なんて何の意味もないんです。 厳しい事だけどね。 しかしゴングが鳴る前ならそれは意味がある。 例え直前で中止になろうと、それで半年後になろうと ファンは非難せず、楽しみに待っていてくれる、 それが彼がこれまでやってきた事の報酬であり、意味です。 だから休んで良かったんだよ。 ほんとにね。 試合としてはラダーとテーブル3脚がセットされる、という おかしな状況を作り出し、そこから残りの3人が体を張ったので それなりには面白くラダー・マッチならぬラダー・ウォーの雰囲気は出ている。 平均的な良試合。 Eクリス・ヒーロー対エディ・キングストン 観客の支持を受けていない時のキングストンの試合は実につまらない。 ハード・ヒッティングがどうした、というつまらない打撃戦が延々と続きます。 それでも他団体で数え歌になっているカードなんだから もう少ししっかりした物が見たかったなぁ。 悪くない試合。 FROH王座戦:オースチン・エリーズ(ch)対ピティ・ウィリアムス エリーズはヒール王者になってから物足りない内容が多いけど その中でも最たる物になってしまったのはピティの負う所も大きい。 TNAでTVプロレスを体験しているのだからもう少し上手く対応すべきでした。 観客のTwinkies 遊びをやめさせる事が出来ないなんて情けないじゃないか。 平均レベル。 Gブリスコ・ブラザーズ対ヤング・バックス 観客が静まり返っているせいで レスラーがこれで良いのか、と迷ってしまって リズムに小さな漣が立ってしまっている。 そんな中ですから相手のやりたい事を外す攻防を使わないで 単純に持ちうる力を素直にぶつけ合う方がのっていけたように思いますね。 基本的には両者共に高レベルなタッグ力を発揮できた内容ではあるけど・・・。 中々良い試合。 Hナイジェル・マッギネス対ブライアン・ダニエルソン→詳細 どうしても数え歌には憑き物が落ちてしまう時が来る。 それを既に迎えた状態で、最終戦を行うのは難しいものです。 RVD対リンしかり。 しかし何とかこの2人はエキシビション・マッチの体裁を取る事で答えを見つけました。 感傷を良し、としそれを含みながら彼らは数え歌を振り返る。 リスト・ロック戻しから始まり、ナイジェルがアメドラに対抗して取り入れた動き。 ナイジェルのカウントアウト狙い。 鉄柱での攻防。 ランニング・ヘッド・バッド。 キャトル・ミューティレーションとロンドン・ダンジョンの切り返しあいetc。 総集編故に大分端折っていて、持ち技が簡単に決まっていく様子には肩透かしも感じるけれども 自分達の戦いを冷静に考察し、描いた、大変クレバーなフェアウェル・マッチです。 これまでの数え歌が脳裏に刻み込まれている程この試合は面白くなる。 ぎりぎりグッド・マッチ。 @ROH、ピュア王座戦:ブライアン・ダニエルソン(ROH ch)対ナイジェル・マッギネス(Pure ch)(Weekend of Champions Night Two 4/29/06)→詳細 お互いが意識しているのが伝わってくるダブル・タイトル戦にふさわしい立ち振る舞い後 まず最初に魅せたのはアメドラ。 執拗なヘッド・ロック、クラバートです。 動かして戻す、鉄板のオールド・スクール・ネタですが ロープを使わずに変化もさせているというのは意欲的な挑戦であり見事な出来栄えでした。 続いてはナイジェル。 これまでの王座政権で開発したピュア・ルールを活かした戦法と 後のROH王者時代の礎となる腕攻めを見せました。 格下という事を意識させながら、それでいて肉薄していく。 狙い通りです。 これで大きく稼ぐと共にラインが出来たので 後はそれに沿ってぴったしの攻防を配置して 最高のストーリーを描いてきた。 構築はそれぞれが得意とする試合構築を大きく組み合わせただけだという事と 筋書きの強い終わり方からしてまだ序章の段階ではありますが この瞬間ナイジェルとアメドラの黄金カードは生まれました。 文句なしにグッド・マッチ。 (執筆日:5/4/09) ナイジェルとアメドラのインタビューなどを収録。 総評。 09年にしては唯一の、と思うぐらい強力なカードを並べてきました。 しかしエドワーズが負傷し、ゲストが思ったほどの仕事が出来ず。 観客の質も悪し、でミッド・カードの落ち込みが痛かったですね。 メインにまで微妙な雰囲気が持続しなかったのが救いです。 まずまずの大会。 (執筆日:2/14/10) |
DVD Rating |
★★☆☆☆ |
試合カード |
勝敗付はこちら |
1 |
リェット・タイタス対コルト・カバナ |
2 |
ダーク・シティ・ファイト・クラブ対チーチ&クラウディー |
3 |
クラウディオ・カスタニョーリ対ケニー・オメガ |
4 |
デリリウス対ソンジェイ・ダット対グリズリー・レッドウッド対ロデリック・ストロング |
5 |
タッグ王座戦、ラダー・ウォーII:アメリカン・ウルヴス(ch)対ケビン・スティーン、エル・ジェネリコ |
6 |
クリス・ヒーロー対エディ・キングストン |
7 |
ROH王座戦:オースチン・エリーズ(ch)対ピティ・ウィリアムス |
8 |
ブリスコ・ブラザーズ対ヤング・バックス |
9 |
ナイジェル・マッギネス対ブライアン・ダニエルソン→詳細 |
1 |
ROH、ピュア王座戦:ブライアン・ダニエルソン(ROH ch)対ナイジェル・マッギネス(Pure
ch)(Weekend of Champions Night Two 4/29/06)→詳細 |
勝 敗付試合カード(勝者が赤字) |
1 |
リェット・タイタス対コルト・カバナ |
2 |
ダーク・シティ・ファイト・クラブ対チーチ&クラウディー |
3 |
クラウディオ・カスタニョーリ対ケニー・オメガ |
4 |
デリリウス対ソンジェイ・ダット対グリズリー・レッドウッド対ロデリック・ストロング |
5 |
タッグ王座戦、ラダー・ウォーII:アメリカン・ウルヴス(ch)対ケビン・スティーン、エル・ジェネリコ |
6 |
クリス・ヒーロー対エディ・キングストン |
7 |
ROH王座戦:オースチン・エリーズ(ch)対ピティ・ウィリアムス |
8 |
ブリスコ・ブラザーズ対ヤング・バックス |
9 |
ナイジェル・マッギネス対ブライアン・ダニエルソン→詳細 |
1 |
ROH、ピュア王座戦:ブライアン・ダニエルソン(ROH ch)対ナイジェル・マッギネス(Pure ch)(カウントアウト)(Weekend of Champions
Night Two 4/29/06)→詳細 |