PPV 名 |
ROH:Final Countdown Tour:Boston 9/25/09 |
ベ スト・マッチ |
なし |
グッ ド・マッチ |
ブライアン・ダニエルソン対デイビー・リチャーズ→詳細 |
雑 感 |
1枚、約2時間50分です。 @ヤング・バックス対チーチ&クラウディー 軽妙なテンポで技と切り返しが繰り出されます。 チーチ&クラウディーは久しぶりの参戦でしたが 意欲的な動きと加速させるテクニックは素晴らしかったですね。 連携技の攻撃と防御が上手く織り交ぜられていて 中身もあるし盛り上がりもした上質のオープニング。 今度はもう少し時間を与えてやって欲しいですね。 中々良い試合。 Aデリリウス対ソンジェイ・ダット リング下に隠れるシーンなどは長くてだれ、 コーナー・ワークは使い方が悪くてスピードにのれない。 ソンジェイはもう使えないですね。 ひどい試合。 試合後ソンジェイがデイジーに無理やりキスしてキャメル・クラッチ。 Bクラウディオ・カスタニョーリ対ピティ・ウィリアムス対エル・ジェネリコ対クリス・ヒーロー カードから期待された通りCCとヒーローが結託し KOWとして面白いように試合を動かしてくれます。 場外に1人を孤立させる戦法を主に使っていましたね。 それ故若干ベビーフェイス/ヒール同士で協力的過ぎると感じる事もしばしばありましたけど。 ピティは1対2スポットで目立っていましたね。 ジェネリコは良くも悪くも影で支えてました。 4ウェイの良さが出た内容で平均的な良試合。 ブレットが登場し挨拶。 Cエニシング・ゴーズ:エディ・エドワーズ対ケビン・スティーン 乱闘しながら現われた2人。 殴り合いのリズムが良くなかったのですが その内にエドワーズが肩を負傷してしまう、というアクシデント。 続行する事になったのですが 技以外の動きがまったく出来なくなっていまいちな内容。 翌日Ladder War IIを控えている事を考えると 敢えてこの試合を切って少しでも悪化しないようにしても良かったが エドワーズのプロ意識がそれを許さず。 そのプロ意識がこれを良い試合にしたなら報われたんですが・・・。 そもそもこの試合を組んだのも微妙です。 ジェネリコと違い、リチャーズはアメドラ戦を控えていて顔を見せないので 翌日のセット・アップというより翌日はどうでも良い印象を与えてしまいます。 Dダーク・シティ・ファイト・クラブ対アレックス・ペイン、ボビー・デンプシー DCFCの攻撃が気持ちののった重い物である事は伝わるが 相手がこの2人ではスカッシュ・マッチも同然。 そこにまだ人気のあるデンプシーの活躍シーンがおまけ程度についています。 Eロデリック・ストロング対ナイジェル・マッギネス かけた間がしっかり効果をあげている攻防ですね。 ただ大きなターニング・ポイントや ここぞでのストレートなぶつかり合いがないので 盛り上がってはいるもののそれが積み重なって更に盛り上がる、という事はない。 一応満足すべきクオリティ。 平均的な良試合です。 Fオースチン・エリーズ、リェット・タイタス対コルト・カバナ、ケニー・オメガ 全員通じる所があるので道化的な要素が加わっても 試合の筋から逸れる事なく進んでいきますね。 良い試合だったけれどセミ、ROH王者が絡んだ試合としては重み不足。 カバナ、オメガに王座挑戦への意気込みを見せて欲しかったですね。 まあまあ良い試合。 Gブライアン・ダニエルソン対デイビー・リチャーズ→詳細 アメドラは最近序盤が淡白になる傾向が出ていますが 今回は仕切りながらもストーリーが続いていきます。 また単なる試合だけに収まらない、 リチャーズを自分の領域、地位にまで持ってこようという狙いもありますね。 DNA構造のように2人の違いを見せるようでいて共通する部分に戻してくる。 アメドラのセルに支えられた 一極攻めの攻防が試合の重みを増していきます。 やや長ったらしい展開になりましたが 断崖式ベリー・トゥー・ベリーが出るほど 激しい攻防に発展し力の限りを出し尽くしました。 素晴らしい内容でしたが絶対的に名勝負ではありません。 信じられない程にリチャーズの立ち位置がおかしいのです。 序盤は些細な事で苛立ち余裕がなく器が小さく見えます。 観客への挑発が多く、それで間を空けすぎです。 カウント19ぎりぎりで戻るシーンがありますが ヒールがやっても効果的ではありませんね。 明らかに試合の狙いからして、 (試合後のマイクはヒール色一切無しですし) リチャーズはベビー・フェイスであるべきでした。 もしヒール・ムーブを使うとしてもあくまで勝つための物だけにとどめるべきで 本当にヒールとしてのアピールなんかいらなかった。 そしてリチャーズのアメドラ越えという結果ですが ファイナル・カウントダウンと銘打って6連敗させている訳ですから まあ、ありがたみがありませんね。 リチャーズの驚異的な粘り見ても自分の中で盛り上がらなかったですから。 アメドラは4年前から頂点に立っていて、 そのレベルで進化(原義通りで上位への意はないが)してきたという厳然たる事実が 意図せざるとも立ちふさがった印象をこの試合にも受けましたね。 彼を超える、というのは実に難しい。 ぎりぎりグッド・マッチではないから、という ややネガティブな意味も入った文句なしにグッド・マッチ。 @トマッソ・シアンパ対グリズリー・レッドウッド 丸め込みでフィニッシュというのが批判点になる程レベルが低い。 ひどい試合。 総評。 負傷により3試合が捨て試合になったけれど 他は最近に比べると高いレベルで揃っています。 メインもMOTYになる、Best in the Worldが引き継がれる、という期待が余りにも大きすぎたのはありますし。 (執筆日:11/25/09) |
DVD Rating |
★★★☆☆ |
試合カード |
勝敗付はこちら |
1 |
ヤング・バックス対チーチ&クラウディー |
2 |
デリリウス対ソンジェイ・ダット |
3 |
クラウディオ・カスタニョーリ対ピティ・ウィリアムス対エル・ジェネリコ対クリス・ヒーロー |
4 |
エニシング・ゴーズ:エディ・エドワーズ対ケビン・スティーン |
5 |
ダーク・シティ・ファイト・クラブ対アレックス・ペイン、ボビー・デンプシー |
6 |
ロデリック・ストロング対ナイジェル・マッギネス |
7 |
オースチン・エリーズ、リェット・タイタス対コルト・カバナ、ケニー・オメガ |
8 |
ブライアン・ダニエルソン対デイビー・リチャーズ→詳細 |
1 |
トマッソ・シアンパ対グリズリー・レッドウッド |
勝 敗付試合カード(勝者が赤字) |
1 |
ヤング・バックス対チーチ&クラウディー |
2 |
デリリウス対ソンジェイ・ダット |
3 |
クラウディオ・カスタニョーリ対ピティ・ウィリアムス対エル・ジェネリコ対クリス・ヒーロー |
4 |
エニシング・ゴーズ:エディ・エドワーズ対ケビン・スティーン |
5 |
ダーク・シティ・ファイト・クラブ対アレックス・ペイン、ボビー・デンプシー |
6 |
ロデリック・ストロング対ナイジェル・マッギネス |
7 |
オースチン・エリーズ、リェット・タイタス対コルト・カバナ、ケニー・オメガ |
8 |
ブライアン・ダニエルソン対デイビー・リチャーズ→詳細 |
1 |
トマッソ・シアンパ対グリズリー・レッドウッド |