ROH 09年のレ ビューに戻る TOPに戻る

PPV 名
ROH:Death before Dishonor VII:Night Two 7/25/09
ベ スト・マッチ
なし
グッ ド・マッチ
なし
レビュー
1枚、約2時間55分です。

@ケビン・スティーン、エル・ジェネリコ対スーパー・スマッシュ・ブラザーズ
 スティーンの立ち振る舞いにより実力で劣るSSBの奮闘が印象づけられましたね。
 SSBの配分がやや大きくなっているので緩みも生まれていますが
 クライマックスはSSBの合体技とスティーンネリコの構築、両方の良さが出ています。
 クライマックスを延ばしてSSB勝利の番狂わせとなった訳ですが
 今大会のラインナップから見るとオープニングじゃない方が良かったかもしれない。
 まあまあ良い試合。

Aバイソン・スミス対フランキー・ザ・モブスター
 最初こそ動ける長身のぶつかり合いを見せましたが
 すぐに2人の試合運びの悪さが出て動ける所を見せたスポットが浮いてます。
 そしてレフェリー絡みのフィニッシュは馬鹿馬鹿しい。
 悪い試合。

B
#1コンテンダー・ガントレット・マッチ:ジェリー・リン対ディーロ・ブラウン対ソンジェイ・ダット対ジミー・レイブ対ネクロ・ブッチャー対デイビー・リチャーズ
 入場順は左から。
 リン、ディーロ、ソンジェイの3人はガントレット・マッチを意識した
 速いペースの中攻防を繰り広げていて良いですね。
 特にリンはそこでその技を持ってくるか、と目を見張る物がありました。
 レイブ対リンは瞬殺できなかった後に体力差のある攻防がいまいちで結果、中途半端。
 ネクロ対レイブの定番カードは何も無いままネクロのカウントアウト。
 最後のリチャーズ対レイブ。
 7分しかない中で形に持っていきれなかった部分もありますが
 気持ちのぶつけ合いと外し、腕狙いと脚狙い、でラストに求められる物は見せました。
 只レイブ、ネクロを外した方がガントレット・マッチとしてより良い物になったという印象は変わらず。
 まあまあ良い試合。

 フレアーの挨拶。

Cヨーロピアン・ルールズ:クラウディオ・カスタニョーリ対ブレント・オルブライト
 宙ぶらりの投げが出て、小さな攻防まで噛み合いません。
 途中でストーリーが出てくるが、試合自体が退屈なので特に救いにもなりません。
 ヨーロピアン・ルールズ含め自分で重みをなくしている感じ。
 少し悪い試合。
 試合後エンバシーが現れオルブライトをリンチするもカバナ軍が追い払う。

Dタイラー・ブラック対タイソン・デュックス
 タイソンは昨日負傷したナイジェルの代理。
 タイラーが柵の上に落ち、場外で投げられる等
 前半は受けで作り、後半は攻めに回って作りました。
 次期ROH王者対デビュー選手としては綺麗に作りすぎな気もするが
 予想に反して捨て試合にはならず。
 平均レベル。

EノーDQ:ジョーイ・ライアン対コルト・カバナ
 カバナのアピールによりノーDQになりましたが
 その理由は前日ライアンがレフェリーの目を盗んで反則したからであって
 ライアンを痛めつけたいから、というものではありません。
 そのためカバナの緩いキャラは健在。
 ライアンが凶器を使おうとすればカバナが防いで元に戻す、という内容になっています。
 これっぽっちもハードコアではないけれど
 スポットに意味はあるし、受けも良く上質のファン・マッチ。
 まあまあ良い試合でした。

 エリーズが登場。
 オメガを呼ぶと、観客が望んでいるお前とのタイトル戦をやってやる、と言う。
 しかし今夜ではない、と言うとタイタス、キングが加わりリンチ。
 ブリスコズが現れリングから追い出す。
 オメガがならば今夜は6人タッグだと言って試合に。

Fケニー・オメガ、ブリスコ・ブラザーズ対オースチン・エリーズ、ケニー・キング、リェット・タイタス
 エリーズ軍は良いですね。
 エリーズ1人とキング、タイタス2人で動き尚且つトリオとしても連動している。
 理想的です。
 一方のブリスコズは終盤までエリーズ軍に働かせすぎ。
 オメガの位置づけも中途半端で
 エリーズから動いてできる分は対抗馬の扱いにしているが一本筋を通すには不十分。
 クライマックスは素晴らしかったですが
 噂されていたエリーズ対オメガを先延ばしにした
 DbDの試合としてはもう一頑張り欲しい。
 中々良い試合。

Gランス・ストーム対クリス・ヒーロー
 ヒーローはベーシックなレスリング内容に終始。
 鋭い打撃も押さえています。
 終盤は予想より長く、良く一進一退を生み出すな、と感心しました。
 普通に良い試合です。
 しかしその程度の試合ができるレスラーならごまんといるのがROH。
 そこを抜け出そうと皆切磋琢磨している中で
 実質リタイア状態にもかかわらずいきなりメインを取るのですからねぇ。
 何か特別な物を見せなければならない。
 それは当然ゲスト、メジャー・レスラーとしての大物ぶりだったのでしょうが
 ヒーローはスウィニーを失って小悪党要素が無くなっているし、
 カリスマ化しているので寝かせるには惜しいという事でランスが敗北するブック・・・。
 試合後のランスのマイク、「これが引退試合となるなら
 こんな素晴らしい団体、素晴らしい観客の中行えて光栄だ」、
 は素晴らしかったけれど一押し足りません。
 まあまあ良い試合です。


総評。
 今年はDbDの名に釣り合わない凡庸なる内容。
 はなから大大会のために用意したカードが見られず非難されてしかるべきかと。
 
(執筆日:10/18/09)
DVD Rating
☆☆☆☆


試合カード
勝敗付はこちら
1
ケビン・スティーン、エル・ジェネリコ対スーパー・スマッシュ・ブラザーズ

バイソン・スミス対フランキー・ザ・モブスター

#1コンテンダー・ガントレット・マッチ:ジェリー・リン対ディーロ・ブラウン対ソンジェイ・ダット対ジミー・レイブ対ネクロ・ブッチャー対デイビー・リチャーズ

ヨーロピアン・ルールズ:クラウディオ・カスタニョーリ対ブレント・オルブライト

タイラー・ブラック対タイソン・デュックス

ノーDQ:ジョーイ・ライアン対コルト・カバナ

ケニー・オメガ、ブリスコ・ブラザーズ対オースチン・エリーズ、ケニー・キング、リェット・タイタス

ランス・ストーム対クリス・ヒーロー


〜〜注:以下はネタバレ・ページ 〜〜 







試合レビュー:
 なし



  

勝 敗付試合カード(勝者が赤字)
1
ケビン・スティーン、エル・ジェネリコ対スーパー・スマッシュ・ブラザーズ

バイソン・スミス対フランキー・ザ・モブスター(DQ)

#1コンテンダー・ガントレット・マッチ:ジェリー・リン対ディーロ・ブラウン対ソンジェイ・ダット対ジミー・レイブ対ネクロ・ブッチャー対デイビー・リチャーズ

ヨーロピアン・ルールズ:クラウディオ・カスタニョーリ対ブレント・オルブライト

タイラー・ブラック対タイソン・デュックス

ノーDQ:ジョーイ・ライアン対コルト・カバナ

ケニー・オメガ、ブリスコ・ブラザーズ対オースチン・エリーズ、ケニー・キング、リェット・タイタス

ランス・ストーム対クリス・ヒーロー

ROH 09年のレ ビューに戻る TOPに戻る