PPV 名 |
ROH:Aries vs. Richards 11/13/09 |
ベ スト・マッチ |
なし |
グッ ド・マッチ |
ROH王座戦:オースチン・エリーズ(ch)対デイビー・リチャーズ→詳細 |
雑 感 |
1枚、約2時間55分です。 @ブリスコ・ブラザーズ対ハウス・オブ・トゥルース ジョシュが独特の道化チックな間を取り戻していますね。 ブリスコズもまずまずの動き。 オープニングという事で時間は十分にもらえなかったが もう少し上の位置で再戦が見たい、と思わせる事には成功している。 平均より少し上。 Aタイラー・ブラック対クラウディオ・カスタニョーリ 脚攻めをする訳ではないのにドラゴン・スクリューが、 CC対軽量級をする訳ではないのに肩にのってからの技が見られます。 ある意味意欲的とも言えるのだけど(だから決して悪い試合ではない) そのどれを取っても勢いを生み出せていないのが凄い不調っぷり。 平均レベル。 Bエリック・スティーブンス、ジョーイ・ライアン対スーパー・スマッシュ・ブラザーズ 技のSSB、だらだらと支配するエンバシーと 特色を挙げる程優れてない両者がそのままぶつかり、そのまま見所のない試合に。 悪い試合。 C中嶋勝彦対ケニー・オメガ 中嶋はジャーマンを序盤で決めたと思ったら その後の場外戦でだらだらしたり、 はたまた必要ないのに脚を攻めたりと無駄に手広くやっていますね。 しかし21歳とは思えぬ支配欲で試合を調律しているので ボリュームがあるにも関わらず試合の中に押し込めています。 この試合を見ていてオートン対コフィを思い出しました。 オメガをコフィとなぞらえるのはあながち間違ってない気がするなぁ。 今のオメガの試合には終盤のボーダー・ラインが引き上げられているので クライマックスも盛り上がっています。 中々良い試合。 Dケニー・キング、リェット・タイタス対コルト・カバナ、デリリウス 序盤はキング、タイタスが何も出来ず好きにやられます。 現段階の実力の差からしたらこれはいけませんね。 その後のしっかりデリリウスを孤立させるテクも台無しになる。 終盤もカバナ、デリリウスがやりたい放題台気味でしたね。 悪い試合。 Eロデリック・ストロング対クリス・ヒーロー やや溜めて始まる割りに何もなし。 ストロングはどれぐらいの試合にしたいのか見えない事が最近ありますね。 しっかりと試合は作れているし、攻防もあるが ハード・ヒッティングで鳴らした過去の同一カードの影は無く 終盤の攻防も妙に熱が無かったです。 まあまあ良い試合。 Fケビン・スティーン、エル・ジェネリコ対ヤング・バックス スティーンは状態の悪さから強キャラ扱いになってます。 凸凹タッグにするという可能性もあったように思うが ジェネリコでそこまで軽快にやりすぎるとタッグとして乖離するとの危機感があるのかジェネリコは抑え目な印象。 Yバックスも多少の影響があったか、はたまた彼ら自身の問題か、 いつものようなスピード感、らしさがまったくありませんでしたね。 後半になるとそれなりにスティーンの居所もできて貢献しているが トップ・タッグ同士の戦いではなかったですね。 これを決めないと満足させられないだろう、という意図で繰り出されるブレーン・バスタァァァーが悲しい。 平均より少し上。 GROH王座戦:オースチン・エリーズ(ch)対デイビー・リチャーズ→詳細 エリーズの試合前の声明が良いですね。 リチャーズがヒールをしないよう釘を刺すと同時に 自分のエゴイストっぷりをアピールしています。 序盤は相手の得意技を避け流れを呼び込ませない攻防。 王者が板についてきたエリーズが一歩だけ(二歩はいかず)上をいき、 均衡状態でありながら雄弁に語ります。 アメドラ対リチャーズとは別の形ながらストーリーが表現される。 エリーズはへなちょこな攻めですが腹中心で理が通っている。 途中から追加される脚攻めもそうで、二重のラインで確実に蓄積していますね。 ただへなちょこはへなちょこ。 その足りない部分をリチャーズに補って欲しかったですね。 この大一番に試合に集中して挑んでいるけれども 対比的にエネルギッシュな部分を出せたかというと否。 40分を超える時間設定で濃度が薄れるのは仕方ないのだけれどもね。 またそれを助長したのはヒール同士で普段手を合わせないためか攻防の面で合ってない部分があった事。 残念ながらこれは最後まで改善できませんでしたね。 試合構築はスローながら確実に積み上げる内容。 エスカレーターは無いが、 スローさがうっとうしく感じ始めるぎりぎりで問題を解決し、 その性質を利用してステージを上げていく。 連撃で凌ぎ勝ったエリーズが最後にリチャーズのスタンスを認め完結させたのも素晴らしかったですね。 名勝負とするか悩む所だけれども 20分を超えれば試合時間が直接的な評価理由にはならないと思うので 文句なしにグッド・マッチ。 総評。 メインは期待通りアメドラ対リチャーズと並び立つ試合に。 しかしE、Fは期待外れだし、1マッチ興行と言える。 (執筆日:2/27/09) |
DVD Rating |
★☆☆☆☆ |
試合カード |
勝敗付はこちら |
1 |
ブリスコ・ブラザーズ対ハウス・オブ・トゥルース |
2 |
タイラー・ブラック対クラウディオ・カスタニョーリ |
3 |
エリック・スティーブンス、ジョーイ・ライアン対スーパー・スマッシュ・ブラザーズ |
4 |
中嶋勝彦対ケニー・オメガ |
5 |
ケニー・キング、リェット・タイタス対コルト・カバナ、デリリウス |
6 |
ロデリック・ストロング対クリス・ヒーロー |
7 |
ケビン・スティーン、エル・ジェネリコ対ヤング・バックス |
8 |
ROH王座戦:オースチン・エリーズ(ch)対デイビー・リチャーズ→詳細 |
勝 敗付試合カード(勝者が赤字) |
1 |
ブリスコ・ブラザーズ対ハウス・オブ・トゥルース |
2 |
タイラー・ブラック対クラウディオ・カスタニョーリ |
3 |
エリック・スティーブンス、ジョーイ・ライアン対スーパー・スマッシュ・ブラザーズ |
4 |
中嶋勝彦対ケニー・オメガ |
5 |
ケニー・キング、リェット・タイタス対コルト・カバナ、デリリウス |
6 |
ロデリック・ストロング対クリス・ヒーロー |
7 |
ケビン・スティーン、エル・ジェネリコ対ヤング・バックス |
8 |
ROH王座戦:オースチン・エリーズ(ch)対デイビー・リチャーズ→詳細 |